クルスの調べ

緋霧

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一章

第12話 カルナ

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 残りの3日は特に何の問題もなくただひたすらに道を歩いた。
 ガルガッタもそうだが、ほとんど馬車には乗らなかったので、ニルヴァとカーラには相当呆れられた。
 しかしそのおかげで道中ではガルガッタさんからドワーフについて色々と聞くことができた。
 ドワーフは前世でのイメージ通り、鍛冶に長けている種族で戦闘能力も高い。腕力が地族の中では飛びぬけているので、重量級の武器を主に扱う。魔力を持ってはいるがその扱いは苦手。鉱山付近に住み、ドワーフ自ら鉱石を採掘しそれを加工して武器や防具などを作っている。
 エスニール山脈は刃物の主な材料となるベルマ鋼という金属の採掘地なのだという。だからドワーフはエスニール山脈の麓に街を作ったんだろう。
 ガルガッタはファルシオスにいる知り合いに会いに行ってルワノフに帰る途中なのだそうだ。普段はルワノフで武器・防具屋を経営しているらしく、ルワノフに来たらぜひ顔を出してくれと言ってくれた。
 私は神術師なので剣や防具の類にはあまり縁はなさそうだけれども、もしそういうものが必要になったらぜひ行こう。

 カルナは、街道から遠目に見てもその壮大さがわかった。ベリシアの首都だけあって、シスタスの比ではない。まず門扉の大きさから言って違うし、聳え立つ壁も高い。
 中に入ればまず目に付くのは巨大な城。あそこにベリシアの国王がいるのだろう。街並みはシスタスと同様に、ゴシック調の建物が多いようだ。メインの大通り沿いにはシスタス同様、ガラス張りのショーウィンドウのお店が多い。
 門にほど近い、噴水がある広場で馬車は停まった。お金は先払いしてあるので、護衛と御者以外はその場ですぐ解散となる。
 私は色々と迷惑をかけたであろうニルヴァとカーラにお礼を言って別れ、ガルガッタに近くのギルドまでの道を聞いた。ガルガッタは豪快に笑いながらギルドまで案内してやる、と申し出てくれた。
 ギルドはメインの大通りから一本入った通り沿いにあった。この辺はシスタスと同じだ。だがギルドの規模は大きく、シスタスの2倍はある。シスタスに2つギルドがあったことを思うと、カルナには4つか5つくらいありそうだ。依頼の数も相当違うのだろう。
 ガルガッタはさらにおすすめの宿も教えてくれた。ギルドにほど近い場所にある、この街の大きさにしてはこじんまりとした風貌の建物だった。1泊銀貨3枚。こじんまりとしているからと言って、別に安いわけではないようだ。まぁ、他の宿の値段を知らないので、カルナにしては安いのかもしれないけれども。
 ルワノフに向かうためにカルナから定期便に乗るというガルガッタは、出発が3日後だということで、よければそれまでの間でカルナを案内すると言ってくれた。これだけ広い街だ、土地勘もないのでお言葉に甘えることにした。
 今日はカルナについたばかりでもあり、もうすぐ日が暮れる時分なのでそのまま宿の食堂で食事を摂り、休んだ。食事はガルガッタが奢ってくれた。気前がいい。
 久しぶりのお風呂に、久しぶりのフカフカなベッド。夜はさすがにぐっすりだった。

 朝、ガルガッタと共に朝食を摂り、宿を出発した。
 まず初めに向かったのはギルド。"ベリシアギルド カルナ南支部"と書いてある。ここはカルナの南のようだ。
 ギルドに入るとまず目に付くのが人の多さ。色々な人が壁に張られた依頼や、机に置かれた依頼に目を通している。奥にカウンターがあるのはシスタスと同様だが、その近くにある階段を行き来する人も多い。

「E~Cランクあたりの依頼が1階だな。それ以上の依頼は2階や3階だ」

「なるほど」

 ではここで依頼を見ている人たちはCランクまでの人たちがほとんどだということか。そうは見えないような屈強な人たちも多く見える。

「シエル。もし本当にデッドラインの遠征依頼を受けるならこれだ」

 ガルガッタが1枚の紙を手渡してきた。

 依頼主:ベリシア騎士団 
 内容:デッドラインのモンスター討伐
 ランク:Dランク以上
 期間:3ヶ月(住み込み、食事有)
 定員:32名
 報酬:白金貨9枚
 報酬ポイント:10000

 出発日は1ヶ月後。ちょうど今は募集期間のようだ。

「これはここ南支部でしか受付していないが、人気だからな。まだ先のことに思うかもしれないが募集しているうちに申し込んだ方がいい」

 これを逃すと次は3か月後ということになるのだろう。ならばガルガッタの言う通り、今ここで申し込んでおいた方がいい。

「そうですね。そうします。ちょっと行ってきますね」

 募集の紙とギルドカードを受付に持って行くと、受付の人が1枚の紙を手渡してきた。
 注意事項や依頼の概要などが書かれている。

「依頼は受理されました。もしキャンセルなどございましたら5日前までにお願いいたします。無断でキャンセルされますと減点になりポイントによっては降格になりますのでお気を付けください」

 降格…そんなのあるのか。怖い。
 ガルガッタにそのことを言うと、直前になって怖気づいて集合場所に来なくなる人がちらほらいたための措置だと教えてくれた。
 確かに32人とずいぶん中途半端な募集人数だ。何かの意味があるんだろうし、命を落とす可能性があるくらい危険な依頼だ、急に人が欠けると困るのだろう。

「1ヶ月ここで過ごすなら1ヶ月契約の宿をとったほうがいいぞ。その方が安く済む。いいところを教えてやろう」

 ガルガッタが言う。
 前世でいうアパートみたいな感じかな。そういう契約もできるのはありがたい。

「ありがとうございます。お願いします」

 その宿はギルドからほど近い場所にあった。宿の隣には風呂屋がある。なるほど、この世界にも銭湯があるんだ。
 宿リン・デュール。見た目は他の宿屋と変わらない。料金形態が月単位なだけで、中もきっと普通の宿と同じような感じなのだろう。
 中に入り料金を聞いてみると、1ヶ月金貨6枚とのことだった。今取っている宿が1泊銀貨3枚なので、1ヶ月あたり金貨3枚も安い。今ちょうど空いているというので、さっそく今日からこの宿に泊まることにしよう。

 その後、おいしくて安い食事処、日用品店、武器・防具店、保存食や食材が売っているスーパーみたいな店など色々と教えてくれた。
 なにせ広い街なので歩くのにも時間がかかり、店を見てまわるだけで1日が終わる。と言ってもほとんどが南ギルドの周辺なのでこの街全体を見てまわるとなると何日かかるのだろう。

 次の日、ガルガッタはまず診療所に案内してくれた。
 この世界の診療所は2種類ある。
 1つは里でルザリー先生がやっていたような、外科専門の診療所。ちなみに治癒術が使えない医者のことをこの世界では医術師と言うらしい。もう1つは治癒術師がやっている、術で何でも治しちゃう系の診療所だ。
 そう聞くと、わざわざ麻酔して縫ったりするような医術師の診療所に行かなくても、治癒術師がやっている方の診療所に行けばいいのでは、と思うかもしれないが、治癒術師の診療はびっくりするほどの高額請求をされるという。
 もともと治癒術というのは天族が得意とするもので、地族で使えるのはヒューマのほんの一握りしかいない。加えて、ヒューマが治癒術を使うには相当の神力消費が必要であり、1人が診れる患者の人数にも限りがある。だから通常は医術師の診療所に行き、命に係わるような怪我や病気にかかった場合には治癒術の診療所に行くのが一般的らしい。確かに、命に代わるものはないのだから、死ぬかもしれないとなれば高額であろうとも治癒術師のところに行くしかない。ちゃんと住み分けができているってことだろうか。
 前世でやっていたゲームではどれもこれも大体回復魔法でパッと治せてきたので、なぜこの部分だけこの世界はそうじゃないのかと甚だ疑問だ。
 それだけ、命は重いということか。

 次に向かったのは城。この国の国王がいる場所であり、中枢だ。しかしガルガッタはドワーフだからベリシアの国政には詳しくない、ということでただ単に城を眺めて終わった。
 城はこの街の中心に位置し、その周りは富裕層の居住区となっている。中心に行くほど位の高い者が住んでいるというわけだ。
 この時点で昼をだいぶ過ぎていた。ここまで来るのにも時間がかかったので帰るのにも時間がかかる。適当に食料を買い出したりしつつ、軽い昼食を食べてギルド周辺まで戻ってきたときには日が暮れていた。
 明日にはカルナを立つガルガッタと最後の夕食を共にする。

「ガルガッタさん、本当にお世話になりました」

「いいってことよ!お前さんがいてくれたおかげで道中もここでも退屈せずにすんだわい」

 いつものように豪快に笑う。
 ガルガッタは現在200歳くらいらしい。ドワーフの寿命は300年程と聞いているので、ヒューマで言ったら50代くらいか。
 エルフは20代中ごろで体の成長は止まるが、ドワーフはそうではないみたいだ。年相応に見える。
 ガルガッタには長く生きてきた経験からいろいろな話を聞かせてもらえた。ほとんどはドワーフのことだったが、冒険者をしていた頃の武勇伝などこれからの旅が楽しみになるような内容もあった。いつか私も冒険者として語れる内容を持って、ガルガッタに会いに行きたい。
 お互いに元気で、また会おうと別れを惜しみつつ、ルワノフでの居住地が記載された紙を受け取り宿へと戻った。

 明日からどうしよう。さすがに1ヶ月何もしないというわけにもいかない。出発は正式には1ヶ月と5日後。1ヶ月依頼を受けられる余裕はある。堅実にそれをこなすか、どこかの討伐依頼に臨時パーティーを組んで出てみるか。といっても臨時パーティーは組んだことがない。どうやって募集すればいいのかわからないし、集まるまでどれくらいかかるかわからない。
 気が早いかもしれないが、仲間を探すとしたら臨時で組んだ人たちの中から、ってなるのが一般的みたいだし、もし今気の合う仲間が見つかったとしても私は1ヶ月後に遠征依頼へと行かなければならない。
 まぁ、キャンセルして一緒に地道にポイントを稼ぐという手もあるかもしれないけれど、とりあえず早い段階でCランクには上がりたい。仲間探しは遠征依頼が終わってからゆっくりとでいい。

 というわけでまた1ヶ月契約の小料理屋の厨房依頼を受けた。私は異世界に来て一体何をしているのだろう。本格的に料理人修行をしている気分だ。
 今回は1ヶ月契約で宿を借りているし、そもそも小料理屋も宿を併設していないので通勤だ。宿から30分ほど歩くが、通えない距離ではない。
 調理はもうあらかたできるので、即戦力として働くことができている。冒険者を目指していると言ったら驚かれたくらいだ。
 ギルドの依頼は多岐に渡るので、みながみな冒険者とは限らずこういう街依頼をメインに受ける人も多いことから、私もそうなのだと思われたらしい。
 確かに里を出てからというもの荷物運びやら店番やら厨房スタッフしかやってこなかったからな。もう異世界で立派に職を得られていると言っても過言ではない。

 カルナでの料理人生活3週間目の終わり、オーナーから荷物を知り合いの元に届けてほしいと頼まれた。
 店からも私が泊まっている宿からも遠く、だいぶ歩かなければならない場所だが、その代わり16時に仕事を上がらせてもらえた。のんびりと散歩がてら行ってみよう。
 その場所は、南西の城壁近くにあった。ここまで来るのに2時間くらい歩いただろうか。もう日もだいぶ落ちて辺りは薄暗い。
 この辺は店も少なく、居住区になっているのだろう。時間も相まって人通りもほとんどない。
 オーナーの知り合いの家を訪ねると、40代くらいの男性が出てきた。名をヒューバート・バルミンド。その顔に覚えがないので店には来たことがない人だと思う。

「ご苦労様。遅い時間に申し訳ないね。あいつも人使いが荒いみたいで。遠かっただろう」

 その男性はにこやかに迎え入れてくれた。

「大丈夫です。これが預かったものです」

「あぁ、どうも」

「では、失礼します」

「ちょっと待って」

 荷物を手渡して帰ろうと思ったら引き留められた。なんだろう。

「この辺りは治安もあまりよくないから暗い道を通る時はちゃんと道を照らして歩かないと危ない。光の触媒をあげようか?」

「あ、大丈夫です。火の神術で周りを照らして帰りますので」

 確かにこの辺りは路地裏と呼ばれるような道も多く夜道を1人で歩くには危ない。
 家から漏れる光を頼りにしようと思っていたけれど、忠告通りちゃんと自分の周りを照らして帰った方がよさそうだ。

「そうか。気を付けて帰るんだよ」

「お気遣い感謝します。では、これで」

 来た道を引き返す。
 今はまだ家からの光がそこかしこから漏れ出ているので先が見えないほど暗くはない。本当に真っ暗になってしまう前に人通りが多いところまで出たい。
 30分ほど歩いただろうか。ここからは時計が見えないので正確にはわからないのだけれど、先ほどよりもだいぶ暗くなってきた。そろそろ自分の周辺を照らそう。

 手の平に人魂のように炎を浮かべるイメージを体に伝える。
 伝えようと、した。

「っ!?」

 突然後ろから誰かに羽交い絞めにされた。
 え、なに、状況がわからない。
 誰かが背後から迫ってきた気配もしなかった。
 何者かの腕が、私の首を強い力で締めている。息が苦しくて声が出せない。両手でその腕を緩めようとしてもビクともしない。苦しさから逃れようと体が勝手にあばれる。しかし私を押さえるその力は強い。私も男の体で力が弱くはないはずなのに、不利な体勢から抜け出すことができない。

「これ以上暴れるなら殺す。声を出しても殺す」

 耳元で低い声がした。
 恐怖で体が震える。私は抵抗をやめた。できなかった、と言ったほうが正しいかもしれない。
 抵抗をやめた私を見て、男が短剣を取り出した。首に回した腕を解き、その剣を私の首筋にあてる。チリッとした痛みが走った。

「お前が無詠唱で術を放つよりも俺がお前の喉を掻き切るほうが早い。無駄な抵抗はせずについてきてもらおう」

 無詠唱と言えども、瞬間的にノーアクションで術を放つことはできない。術は手に神力を集めて手から放出される。離れた相手の頭上に岩石を出現させる場合でも、その源は自分の手から放出される。つまり出現させたい位置の直線状に手をかざさなければ相手の頭上に術を配置することはできない。その行動が終わる前に、この男は私を殺せると言っているのだろう。
 素直に男に従いつつ考えを巡らせる。どうやってこの状況を打破するか。体は恐怖で震えあがっているというのに、意外にも頭は冷静を保てている。そうでなければ本気で命が危ういと本能が察知しているんだろうか。
 この男は先ほどの言葉通り、少しでも私が怪しい素振りを見せれば躊躇いもなく私を殺すのだろう。
 それができるだけの実力を持っているこの男が、私をこうしてどこかへ連れて行こうとしている。つまり、今の段階では素直に従ってさえいれば、命を取られることはないということは確定事項だ。そもそもここで逃げようとしても私の実力では不可能なこともまた、確定事項である。
 この男は私を一体どこへ連れて行くつもりなのだろう。先ほど通ってきた道とは違う道を歩かされているので、どこへ向かっているのかもわからない。
 現状逃げ出す術がないとすると、連れて行かれた先で逃亡手段を考えなければならない。しかしもしその場所でもこの男が私の側にいた場合、私に逃げ出すチャンスはやってこない。

 これはもしかしなくても、詰みってやつ?
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