神様のせいで異世界に引っ越すことになったので、神子の力で好きにさせてもらいます。

ももなんばん

文字の大きさ
33 / 34

ドルゴと借金

しおりを挟む
 今日は、朝から早めに行動する。朝食後はドルゴの家に行き今後どうするかよく話し合うためである。
朝食はルナがお肉お肉というのでベーコンエッグにするそれとパン、ルナのベーコンは厚切りで、隣から視線を感じ見てみるとうらやましそうに厚切りのベーコンを見ているラークがいた。
男の子だもんね、私に合わせて食事出してら足らなかったのかも。申し訳なく思い厚切りベーコンを増やす。
それを卵と焼いてお皿に、パンはラークが準備してくれたのでそのままテーブルまで運んでもらう。
朝食の席で自分のお皿のベーコンの厚みを見てどこかラークの目がキラキラしているように感じられた、気のせいかお耳もピクピク動いてるような、何とも癒される空間が出来上がった。
ルナは堂々とテーブルにのぼり自分の皿を見ている、ベーコンの厚みに満足したのかこちらも耳をピクピクしている。
そういえば、今更ではあるがラークはルナのことを特に訊ねてきたことがない、ルナも相変わらず食事の時以外は誰かがいると、ラークであっても肩の上に乗っている。不思議に思尋ねると、
「ラークはルナを見ても驚かないね?ミラクルキャットて知ってる?」
「知ってるし、驚いたが色々と驚くことに忙しくてな、あの頃は」
なんか遠い目をして言ってるが、そんなに日にち立ってないからね?
しかし、考えてみればルナのことは特に紹介したことはない、ルナは相変わらず人がいると話さないしどうするかルナに尋ねたほうがいいかな?
とりあえず朝食を終えてから、ルナを肩に乗せて自分の部屋に移動する。
「ルナはさ、ラークの前でも話さないけど、このまま秘密にしておきたいの?」
「いや、どうでもいいな」
どうでもいいのか・・・。
「えーとじゃぁ、今更だけどラークにちゃんと紹介するね、出来たらエミリーさんとジャンさんにも紹介できたらいいなぁ」
「奴隷契約した者にはいっても問題ないだろ、だがそれ以外の者にはよく考えて決めるのだな」
反対はされなかったが、特に賛成という訳でもないらしい。
とりあえずラークにだけは紹介しておこうと、出かける準備をして部屋から出た。
ラークも準備ができているようでリビングのソファーに座って待っている。
そこにラークとは反対の席に座わり、
「今更だけど紹介するね、エンジェルキャットのルナちゃんです、今後もよろしくね。」
「わしがミラクルキャットと羨望されるルナである、楽にせよ」
「ミラクルキャットて話すんですね。これからもよろしくお願いします」
やたら尊大なルナに対し、結構普通に受け入れるラークという面白い場面になってしまった。
だが、紹介は無事終わったので、早速出かけることにする。
「じゃぁ、少し早いけどドルゴのところに行きましょう?」
そうしてドルゴの家に着いたときはまだ早い時間だったがちゃんと起きて身支度もできていた、聞いたら朝食もとったのことで話し合いをすぐにも始めることになった。
まずは、お金のことをはっきりさせないと、
「ドルゴさん、まずは言いにくいことですがお金のことをはっきりさせておきたくて、話してくれるかな?」
おおむね、前回聞いた話と変わらなかった、日本だったらどうにかなったかもしれないが、この世界では意味がない。なぜそんなところで借りたのか?言いたいことは沢山あるがとりあえず残額を聞く。
「実は、よくわからないけど利息がどんどん増えていくんだ。でも今なら家を渡しさえすれば300万ラナで必ずたりるはずなんだ」
何故そんなところで借りたのか?なんどでも言いたい・・・
どんどん利息が増えていくなど完全に悪徳金貸し業者ではないか。
「本当に300万ラナで足りるんでしょうね?それ以上になるとこっちも厳しいわよ。」
ただでさえ、ラークより高いのに。心の中で付け足す。
「昼前に相手の人が来るからその人に詳しく聞いてくれ、その前にやっておかなくてはならないことがあるんだ!ユリナさんに手伝ってもらいたい」
何を手伝うのか聞いてみるとお店の中の道具をできるだけ回収したいとのことだった。高額になる鉱石なんかは持っていかれてしまったようだが普通の鉱石などはそのまま残っている、また使い慣れた道具がいいと言ってどうしてもと、言われて借金の担保は家と土地だけなのだから残す必要もないなと思いなおし手伝うことにした。
片っ端から、アイテムボックスに詰めていく。鉱石、道具、参考書、ドルゴの私物もついでに、せっかくなので、相手の人間が来るまでに、お通しする部屋以外の家具もすべて収納してしまった。
ちょっとやりすぎたかなと思ったけど、残しても仕方がないのでいつか、活用できればいいなと思いとりあえずお客様を通す部屋以外はすべてマジックボックスに収納した。
その後ドルゴと話し合い、返済が間違いなく行われたと証明する方法があるのか尋ねると証文があるのでそれは大丈夫だと言われて少し安心した。
確認など丁度終わったころに尋ねてきた人がいた予想どおり悪徳金貸し業者の人だった。
見た感じ悪徳商人に見えるおっさんだった。
とりあえず、残った客室のソファをすすめ、向かいの席にドルゴと私が座る、ソファの後にラークが立っていた。
 おっさんはちらりとこちらを見たが、特に気にすることなく話始めた。
「そろそろ期限になりますが準備のほうはできておりますか?」
「ああ、店は手放すことにした。残りの残金も支払いの予定はできてる、だから以前持って行った武器と防具を返してくれ。あれは客に渡す大切なものだ。」
「支払いの予定ができたのですか?店の分を差し引いても280万ラナは必要ですが?」
どこか馬鹿にしたように言うおっさんはちらりとこちらを見る。
「そちらのお嬢さんが払ってくださるとでも?」
いかにも馬鹿にされたので私も黙っているのはやめた。
「そうですね、ドルゴさんには、今後も私たちの武器を作ってもらわなくてはなりませんので、支払いは私がさせていただきます。」
おっさんは、フンッと笑ったかと思うと
「店は抵当に入っているので今後武器を作る子はできないのではありませんか?」
「それは、あなたには関係のないことです。支払いは私が行いますので請求書をお願いします。それと、武器と防具の返却もです。」
少し強く言えば相手もやっと本気だとわかったのか何かごちゃごちゃ言っていたがすべてスルーして、おかねっを払いますのでお引き取りくださいと言い続ける。
根負けしたおっさんが、
「分かりました。ではお支払いをお願いします。そして、今日中に出て行ってもらいますよ。」
どこか勝ち誇っているおっさんに、
「分かりました、今日中に出ていきますのでそちらこそきちんと支払いが終わったとわかるように証文を残してもらいます。」
この証文も契約魔法の一種の様なので今後の為に勉強しておこうと思った、もし今回証文が無かったらこのおっさんと見つめ合うことになったかもしれないと思うとうんざりする。
金額を確認すると280万ラナに少し届かないくらいだった。お金を払ってお別れしたかったので少しせかし気味に支払いをする。
すると用紙を出してきてドルゴと何やら話している、最後には用紙燃えて無くなった。あれが証文だったのだろう。
無事、返済が終わり、おっさんが返って行ったので最後にこの部屋の家具をすべてアイテムボックスにいれて店を後にする、とりあえず貸家に行き一休みすることにした。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ
ファンタジー
 アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。

アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身

にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。  姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~

タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。 時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま! 「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」 ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは―― 公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!? おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。 「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」 精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!

処理中です...