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序
六つのモリサマ
こない谷には、六つのモリサマがおるんや
モリサマをお祀りしたら、ちゃあんと村を守ってくれはる
うちの村は雷は落ちんし流行り病にかかることもなかったわ
シズメのモリサマには大田植えにむすめを嫁に出してな
夏の土用にはトンド場からフチヤマのモリサマまで列出してムシブルイ(虫振るい)や
ヒヤケ(日照り)の時は、ジョウサンのモリサマでヒフリ(火振り)して雨をもろうて
刈り入れの前には初穂の焼き米をドタのモリサマに供えなあかん
赤飯やアブラゲを炊いた時は木の葉に乗せてマルツカのモリサマに供えてよう拝むんやで
暮れの晦日には、カンジョのモリサマの木に縄をかけてまた来年も村を守ってくださいってお願いするんや
そやけどモリサマはこわいとこでもあるんやで
モリサマは触らんところや
お参り以外でモリサマに入ったらあかんし、モリサマの木からは枝ひとつでも取ったらあかんで
もしモリサマを怒らせたら火事が出たり怪我したりするからな
モリサマの木ぃ切って、祟りでようけ不幸を出した家もあるんや
モリサマをお祀りしたら、ちゃあんと村を守ってくれはる
うちの村は雷は落ちんし流行り病にかかることもなかったわ
シズメのモリサマには大田植えにむすめを嫁に出してな
夏の土用にはトンド場からフチヤマのモリサマまで列出してムシブルイ(虫振るい)や
ヒヤケ(日照り)の時は、ジョウサンのモリサマでヒフリ(火振り)して雨をもろうて
刈り入れの前には初穂の焼き米をドタのモリサマに供えなあかん
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もしモリサマを怒らせたら火事が出たり怪我したりするからな
モリサマの木ぃ切って、祟りでようけ不幸を出した家もあるんや
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