しずめ

山程ある

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新書【現代日本の狐憑き――民俗信仰と精神症状のはざまで】 著:伊佐 和太

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まえがき

第1章:憑き物の始原
1-1:憑依という現象――人間と異物の境界
1-2:世界各国の憑き物信仰の類似と差異
1-3:日本の憑き物伝承の源流――記紀に見られる憑き物
1-4:神の顕現か妖か――「力」の性質をめぐって

第2章:歴史の中の憑き物
2-1:平安・鎌倉時代の「もののけ」記述
2-2:戦国大名の兵法と神仏の加護
2-3:近世文学における「憑き物騒動」と社会不安
2-4:文明開化の「迷信」撲滅運動と排除される憑き物
2-5:戦後の民間信仰と憑き物文化の変質

第3章:民俗信仰と「憑き物筋」
3-1:「狐持ち」の家系と村落内差別
3-2:憑き物と経済的繁栄の相関
3-3:年中行事の中に見られる憑き物の気配
3-4:家の境界/村の境界から袖を引くもの

第4章:宗教はどう憑き物に対峙してきたか
4-1:神道の「祓い」と「清め」
4-2:仏教の教えと修験道の「加持祈祷」
4-3:世界の宗教の憑き物落とし
4-4:カルト――まじないの現代的変容

第5章:現代の憑き物事例
5-1:ケース①:都市のオフィスに現れた「狐付きOL」
5-2:ケース②:インターネットフォークロアと“祟りの神棚”
5-3:ケース③:鎮守の森を失った町の狐憑き事件
5-4:ケース④:事故物件に住みついていた座敷童
5-5:ケース⑤:SNSの増えていくフォロワー

第6章:精神医学と狐憑き――憑き物は消えたか?
6-1:「狐憑き」は病か、文化か
6-2:憑依状態と統合失調症の症状
6-3:臨床現場からの証言と戸惑い
6-4:憑かれた者をどう扱うか――倫理と実利

終章:境界に棲むもの
終-1:見えないモノの肌触り
終-2:「あちら」と「こちら」を結ぶ言葉
終-3:記憶される怪異、忘れられる信仰
終-4:なぜ、いま憑き物を語るのか――現代、未来の狐憑き

あとがき

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