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那須隼人7
レビュー
泥の庭の家の敷地を出て、レンズを付けたままのカメラをバッグにしまうと、代わりにスマートフォンを取り出した。
改めて地図アプリで、道順を確認する。徒歩で十三分の距離だ。
道順を確認したついでに、鏡池公園に付けられたレビューを読んだ。
平均評価は★3.4
それほど悪くないのが意外だった。
★★★★☆
「住宅街の端っこにある落ち着いた池の公園です。
水鳥が多くて、冬はカモがたくさん来ます。
私は見たことがないけどカワセミもいるそうです。
池のまわりをぐるっと歩ける遊歩道もあります。
一周ゆっくり歩いて7、8分ぐらいなので散歩にちょうどいいです」
★★★☆☆
「いくつかベンチがあるので、天気の良い日に。座ってぼーっと池を眺めるのが気持ち良い。子ども向けの遊具などはなく、大人向けの静かな公園という感じ。駐車場なし」
★★★★☆
「水面がとてもきれいで、風のない日は鏡みたいに空や後ろの山がそのまま映ります。写真スポットとしておすすめ」
地域の人に愛されている普通の公園だ。
モリサマや、しずめのことが書かれたレビューなど一つもない。今この町には古くから住んでいる住民の方が少ないらしいので、かつての村のことなど知らないのも当然だ。
道順も頭に入れたので画面を閉じようと思った。その前に、何気なくレビューを一番下までスクロールした。
レビューは高評価順に並んでおり、下の方は低評価レビューになる。
★3や4のレビューばかりが続く中、最後に二つだけ★1のレビューがあった。
★☆☆☆☆
「特に何もない公園と池です。
整備されていて安全だと思います。
でも、日が落ちてからはあまり行かない方がいいかもしれません」
★☆☆☆☆
「景色は悪くないですが、
水面をずっと見ていると気分が悪くなりました。
私の体質には合わなかったようです」
意味があるのかないのかも分からないレビューだ。日が落ちてからは行かない方がいい理由は書かれていないし、体質に合うという表現もいまいちピンとこない。
しかし、良いレビューばかりの中で、これらだけがネガティブな評価だったことで、何となく隼人の心に引っ掛かった。
――いや、何でもモリサマに結び付けすぎか
隼人は、無意識のうちにシズメの森に向かうことを少しでも遅らせようとしているのではないかと、自分自身を疑った。
今さらここで、答えの出ないことを考えていても意味はない。肩のカメラバッグのストラップを掛け直して、隼人は歩き出した。
改めて地図アプリで、道順を確認する。徒歩で十三分の距離だ。
道順を確認したついでに、鏡池公園に付けられたレビューを読んだ。
平均評価は★3.4
それほど悪くないのが意外だった。
★★★★☆
「住宅街の端っこにある落ち着いた池の公園です。
水鳥が多くて、冬はカモがたくさん来ます。
私は見たことがないけどカワセミもいるそうです。
池のまわりをぐるっと歩ける遊歩道もあります。
一周ゆっくり歩いて7、8分ぐらいなので散歩にちょうどいいです」
★★★☆☆
「いくつかベンチがあるので、天気の良い日に。座ってぼーっと池を眺めるのが気持ち良い。子ども向けの遊具などはなく、大人向けの静かな公園という感じ。駐車場なし」
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道順も頭に入れたので画面を閉じようと思った。その前に、何気なくレビューを一番下までスクロールした。
レビューは高評価順に並んでおり、下の方は低評価レビューになる。
★3や4のレビューばかりが続く中、最後に二つだけ★1のレビューがあった。
★☆☆☆☆
「特に何もない公園と池です。
整備されていて安全だと思います。
でも、日が落ちてからはあまり行かない方がいいかもしれません」
★☆☆☆☆
「景色は悪くないですが、
水面をずっと見ていると気分が悪くなりました。
私の体質には合わなかったようです」
意味があるのかないのかも分からないレビューだ。日が落ちてからは行かない方がいい理由は書かれていないし、体質に合うという表現もいまいちピンとこない。
しかし、良いレビューばかりの中で、これらだけがネガティブな評価だったことで、何となく隼人の心に引っ掛かった。
――いや、何でもモリサマに結び付けすぎか
隼人は、無意識のうちにシズメの森に向かうことを少しでも遅らせようとしているのではないかと、自分自身を疑った。
今さらここで、答えの出ないことを考えていても意味はない。肩のカメラバッグのストラップを掛け直して、隼人は歩き出した。
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