93 / 106
巨星のビディーゴ
しおりを挟む
助けを求めてオレはパーティーのリーダーを見る。
「やめておけ、ビディーゴ」
珍しくオレの意を汲んでくれたルシッドが短く言った。
ところがここでヤムトが余計な事を言う。
「まあ大丈夫ではないか、カズなら」
いやいやいやいや、何一つ大丈夫な事なんてないからな。
名前こそ覚えてなかったが、オレはこのビディーゴって戦士の事はギルドで何度も見かけていた。
たしか疾風の剣にこそ劣るものの、高い級の実力者たちで構成されたパーティーの戦士だったはずだ。
それが何でルシッドたちのパーティーに参加しているのかは分からないが、ルシッドやヤムトに次ぐ実力者であることは間違いない。
要するにオレが大丈夫でいられる確率はほぼゼロだということだ。
「なあに、すぐに済むさ。それにこいつをシージニアに行かせたくないんなら、骨の数本でも砕いてやれば行けなくなるだろ?」
ビディーゴは髭面をニヤリと歪める。口調の軽さとは裏腹に目が興奮で爛々と輝いていて野性味がある。こいつが言う骨の数本は脅しではなく本気だ。
「なるほど」
「おいルシッド、何がなるほどだ。納得してんじゃねえよ」
仕方ない、ここは何とかヤムトに縋って大丈夫じゃないことを分かってもらおう。
そう考えて顔を巡らせると、獣人はすでに戸口から外に出た所だった。
「何をしている。店の中では他の者に迷惑がかかるぞ」
怪訝そうな顔で振り返りヤムトは言う。
「さっさと済ませてよね」
ため息を吐きながらレミックも立ち上がる。
「ちょっと待てって。オレはやらねえ……っ」
言い終わらないうちにビディーゴに二の腕を掴まれた。
そのまま力任せに引き上げられる。
「ほら立てよ」
「いってえっ」
持ち上げられてというよりも激痛のせいでオレは思わず立ち上がった。
「お、なんだケンカか?」
「〝巨星〟ビディーゴじゃないか」
「捕まってるのは腰抜けか」
オレたちの様子に気付いた酔客たちがガヤガヤし始めた。
痛いやら恥ずかしいやらで顔が熱くなる。ビディーゴの手を振り払って、オレは逃げるように戸口へと向かう。
ビディーゴは嘲るような笑い声を上げながら悠々と後から歩いてくる。
くそっ、何でオレがこんな目に。このままダッシュして逃げてしまいたい。
だけど、ぞろぞろと集まり始めた野次馬たちを見て、それもムリだと悟る。
この状況で逃げ出せばボコされるよりも恥になる。
以前なら腰抜けの称号も全く気にならなかったが、トヨケたちの仕事に参加する以上、そんな評判がたてばパーティーの迷惑になってしまう。いや本音をいえばそんなカッコ悪いことはトヨケに知られたくない。
「人畜無害な隣人に突然ケンカを吹っかけるのがお前んトコの方針か?」
野次馬たちに混じってのんびりと外に出てきたルシッドにせめてもの憎まれ口を叩いてやる。
ルシッドは何かを言いたそうな素振りで口を開いたが、そのままひと呼吸黙った後「早くやれ」とだけ言った。
ギルド前の通りで嫌々ながらもビディーゴに対峙した。
いつまでも背中を向けていたら後ろからやられる可能性も高い。
周囲を野次馬が取り囲んだ。
T字路の交点の横棒側にギルドは建っていて、建物前の道はちょっとした広場ほどのスペースがある。ギルドの酒場で揉め事が起きた場合はたいていここで決闘が行われた。
もちろん通行の邪魔にはなるが、決闘騒ぎは度々起きるので道を利用する人たちも、もう折り込み済みのような感じだ。
改めて見るとヤバい相手だ。
背格好はヤムトやモリと似たような感じだが、腕の太さはあいつら以上かも知れない。
少なくとも顔の凶暴さは獣人のヤムト以上だ。まあそれは個人的な見解だが。オレ犬好きだし。
フルプレートでこそないが、肩当てや腰回りなど要所要所に金属が使われた防護箇所の広い革鎧を着込んでいて、オレの攻撃が効きそうな隙は一ミリもない。
何よりヤバそうなのがその両手で構えたフレイルだ。
長い棍の先にトゲトゲ付きのデカい鉄球が短い鎖で繋げられている。
いわゆるモーニングスターというヤツだが、通常のそれよりも棍が長く、鉄球にいたってはたまに見かけるヤツの倍ぐらいのサイズがある。オレだったら振り回すどころか持ち上げるだけでも一苦労しそうだ。
「って、それ使うのかよ!」
鎧の上から攻撃する場合や外皮の硬い魔物に使う武器だ。オレに使うなんてオーバーキルが過ぎる。
「手加減はしてやるよ」
全然手加減しなさそうな笑みでビディーゴが言った。
「それ当ったら手加減してもしなくても死ぬから。いや掠ってもオレ死ぬから」
「運頼みだな」
短く言い放つと、ビディーゴは右脇に棍を構えながら一気に距離を詰めてきた。巨体に似合わず速い。
「わっ、ちょっと待て」
決闘といえば普通はレフェリーの「始め」の合図で始めるもんじゃないのか。卑怯者だ。
オレは慌てて、というかビビって反射的にバックステップを踏む。
すでに間合いに入られている上に予想以上にビディーゴの踏み込みが鋭く、こちらは剣を抜くことさえできない。
ビディーゴが棍を振るった。右手のみで。
あんな重そうな物を片手で扱えるなんて思いもしない。
片手で振る事でリーチが大幅に伸びており、これは完全に当たる一撃だ。
うなりを上げたトゲトゲ鉄球は、オレの左肩を砕きつつ肋骨ごと心臓を潰す軌道で振り下ろされた。
「ひえっ」
オレは情けない悲鳴を上げながらも、だいたい来るであろうという鉄球のコースを予測して、半身になりつつ軌道の外側へと逃げる。
間一髪で当たらない。
オレの胸の前を過ぎ去った鉄球は地面を粉砕した。
舗装などされていない踏み固められただけの土道だったが、その土が粉々に砕けて舞い上がる。信じられない威力だ。
オレが避けた事が意外だったようで、ビディーゴは一瞬その深い彫りの奥の目を丸くした。
だが次の瞬間には鉄球を引き戻し、頭上でくるりと一周させると第二撃を放ってくる。
やはり距離を取らせてはくれない。
こんなもの万が一にも食らうわけにはいかない。
脳天目掛けて真っすぐに降りてくる鉄球から逃れようと、オレは跳んだ。前に向かって。ヤツの足の間に向かって。
ヘッドスライディングのように頭から跳び込み、股の間を擦り抜け、前転して起き上がる。
背後を取った。
股間を蹴り上げようかと思ったが、ほとんど間を置かずビィデーゴが身体を返す気配。左回り。攻撃と攻撃の繋ぎが速い。
横薙ぎの一撃。
「ひいっ」
しゃがんだ。頭上を鉄球が過ぎる。
しゃがんだ勢いからバネのようにカエル跳び。ビディーゴに向かって遮二無二肩から体当たりをかます。
重い鉄球と棍を振り回した直後だ。さすがにオレ程度のショルダータックルでも体勢を崩した。だが足りない。倒れるところまでいかない。
それを見越してオレは足を掛けにかかっている。
自分の右足で相手の右足を内から刈る。
剣も抜いていないオレには攻撃手段がほとんどない。
昔、というか前世に、学校の体育の授業で数回柔道を習ったことがある。
短い授業時間内でのことだし、オレに運動神経がなかった事もありほとんどモノにはなっていない。
だけど動きとしてシンプルな小内刈りは何となく覚えていた。
でも動きを覚えていただけだった。
ビディーゴの体勢が崩れている状態で足もしっかりと掛かった。それでもヤツの足腰と体幹の方が強かった。やはり倒れない。
ビディーゴはすんでの所で踏みとどまり、勢い良く上体を戻した。
だいたい、おおよそ、この位置でこのぐらい。
オレは身体を反転する。
ビディーゴの胸の前で交差している金属の肩当てを止めるベルトを掴む。
相手の股の間にお尻を潜り込ませるように沈む。
相手が体勢を戻す勢いを利用して背中に背負う。
手にしたベルトを引きつつ、曲げていた足を伸展する。
体格差と勢いとタイミングが一致し、ほとんど手応えもないまま、巨体はくるりと宙を舞った。これまた体育の授業で動きを覚えただけの背負い投げだ。
ビディーゴは綺麗に背中から地面に叩きつけられた。
野次馬からどよめく声が上がった。
装備の重さから派手な音が上がったが、それほどのダメージはないはずだ。
だけど不幸なことに、投げられている途中で手放してしまったらしいモーニングスターの鉄球が落ちてきた。
仰向けになったビディーゴの顔に。
「あー」
オレは思わず間抜けな声を漏らした。
自然落下なのでそれほどの威力はない、と思いたい。ごしゃって音したけど。
だけどトゲトゲはあるし重たいしで、トドメの一撃にはなったようだ。ビディーゴは動かなくなった。
「なるほど」
ルシッドが言ったのが聞こえた。
「やめておけ、ビディーゴ」
珍しくオレの意を汲んでくれたルシッドが短く言った。
ところがここでヤムトが余計な事を言う。
「まあ大丈夫ではないか、カズなら」
いやいやいやいや、何一つ大丈夫な事なんてないからな。
名前こそ覚えてなかったが、オレはこのビディーゴって戦士の事はギルドで何度も見かけていた。
たしか疾風の剣にこそ劣るものの、高い級の実力者たちで構成されたパーティーの戦士だったはずだ。
それが何でルシッドたちのパーティーに参加しているのかは分からないが、ルシッドやヤムトに次ぐ実力者であることは間違いない。
要するにオレが大丈夫でいられる確率はほぼゼロだということだ。
「なあに、すぐに済むさ。それにこいつをシージニアに行かせたくないんなら、骨の数本でも砕いてやれば行けなくなるだろ?」
ビディーゴは髭面をニヤリと歪める。口調の軽さとは裏腹に目が興奮で爛々と輝いていて野性味がある。こいつが言う骨の数本は脅しではなく本気だ。
「なるほど」
「おいルシッド、何がなるほどだ。納得してんじゃねえよ」
仕方ない、ここは何とかヤムトに縋って大丈夫じゃないことを分かってもらおう。
そう考えて顔を巡らせると、獣人はすでに戸口から外に出た所だった。
「何をしている。店の中では他の者に迷惑がかかるぞ」
怪訝そうな顔で振り返りヤムトは言う。
「さっさと済ませてよね」
ため息を吐きながらレミックも立ち上がる。
「ちょっと待てって。オレはやらねえ……っ」
言い終わらないうちにビディーゴに二の腕を掴まれた。
そのまま力任せに引き上げられる。
「ほら立てよ」
「いってえっ」
持ち上げられてというよりも激痛のせいでオレは思わず立ち上がった。
「お、なんだケンカか?」
「〝巨星〟ビディーゴじゃないか」
「捕まってるのは腰抜けか」
オレたちの様子に気付いた酔客たちがガヤガヤし始めた。
痛いやら恥ずかしいやらで顔が熱くなる。ビディーゴの手を振り払って、オレは逃げるように戸口へと向かう。
ビディーゴは嘲るような笑い声を上げながら悠々と後から歩いてくる。
くそっ、何でオレがこんな目に。このままダッシュして逃げてしまいたい。
だけど、ぞろぞろと集まり始めた野次馬たちを見て、それもムリだと悟る。
この状況で逃げ出せばボコされるよりも恥になる。
以前なら腰抜けの称号も全く気にならなかったが、トヨケたちの仕事に参加する以上、そんな評判がたてばパーティーの迷惑になってしまう。いや本音をいえばそんなカッコ悪いことはトヨケに知られたくない。
「人畜無害な隣人に突然ケンカを吹っかけるのがお前んトコの方針か?」
野次馬たちに混じってのんびりと外に出てきたルシッドにせめてもの憎まれ口を叩いてやる。
ルシッドは何かを言いたそうな素振りで口を開いたが、そのままひと呼吸黙った後「早くやれ」とだけ言った。
ギルド前の通りで嫌々ながらもビディーゴに対峙した。
いつまでも背中を向けていたら後ろからやられる可能性も高い。
周囲を野次馬が取り囲んだ。
T字路の交点の横棒側にギルドは建っていて、建物前の道はちょっとした広場ほどのスペースがある。ギルドの酒場で揉め事が起きた場合はたいていここで決闘が行われた。
もちろん通行の邪魔にはなるが、決闘騒ぎは度々起きるので道を利用する人たちも、もう折り込み済みのような感じだ。
改めて見るとヤバい相手だ。
背格好はヤムトやモリと似たような感じだが、腕の太さはあいつら以上かも知れない。
少なくとも顔の凶暴さは獣人のヤムト以上だ。まあそれは個人的な見解だが。オレ犬好きだし。
フルプレートでこそないが、肩当てや腰回りなど要所要所に金属が使われた防護箇所の広い革鎧を着込んでいて、オレの攻撃が効きそうな隙は一ミリもない。
何よりヤバそうなのがその両手で構えたフレイルだ。
長い棍の先にトゲトゲ付きのデカい鉄球が短い鎖で繋げられている。
いわゆるモーニングスターというヤツだが、通常のそれよりも棍が長く、鉄球にいたってはたまに見かけるヤツの倍ぐらいのサイズがある。オレだったら振り回すどころか持ち上げるだけでも一苦労しそうだ。
「って、それ使うのかよ!」
鎧の上から攻撃する場合や外皮の硬い魔物に使う武器だ。オレに使うなんてオーバーキルが過ぎる。
「手加減はしてやるよ」
全然手加減しなさそうな笑みでビディーゴが言った。
「それ当ったら手加減してもしなくても死ぬから。いや掠ってもオレ死ぬから」
「運頼みだな」
短く言い放つと、ビディーゴは右脇に棍を構えながら一気に距離を詰めてきた。巨体に似合わず速い。
「わっ、ちょっと待て」
決闘といえば普通はレフェリーの「始め」の合図で始めるもんじゃないのか。卑怯者だ。
オレは慌てて、というかビビって反射的にバックステップを踏む。
すでに間合いに入られている上に予想以上にビディーゴの踏み込みが鋭く、こちらは剣を抜くことさえできない。
ビディーゴが棍を振るった。右手のみで。
あんな重そうな物を片手で扱えるなんて思いもしない。
片手で振る事でリーチが大幅に伸びており、これは完全に当たる一撃だ。
うなりを上げたトゲトゲ鉄球は、オレの左肩を砕きつつ肋骨ごと心臓を潰す軌道で振り下ろされた。
「ひえっ」
オレは情けない悲鳴を上げながらも、だいたい来るであろうという鉄球のコースを予測して、半身になりつつ軌道の外側へと逃げる。
間一髪で当たらない。
オレの胸の前を過ぎ去った鉄球は地面を粉砕した。
舗装などされていない踏み固められただけの土道だったが、その土が粉々に砕けて舞い上がる。信じられない威力だ。
オレが避けた事が意外だったようで、ビディーゴは一瞬その深い彫りの奥の目を丸くした。
だが次の瞬間には鉄球を引き戻し、頭上でくるりと一周させると第二撃を放ってくる。
やはり距離を取らせてはくれない。
こんなもの万が一にも食らうわけにはいかない。
脳天目掛けて真っすぐに降りてくる鉄球から逃れようと、オレは跳んだ。前に向かって。ヤツの足の間に向かって。
ヘッドスライディングのように頭から跳び込み、股の間を擦り抜け、前転して起き上がる。
背後を取った。
股間を蹴り上げようかと思ったが、ほとんど間を置かずビィデーゴが身体を返す気配。左回り。攻撃と攻撃の繋ぎが速い。
横薙ぎの一撃。
「ひいっ」
しゃがんだ。頭上を鉄球が過ぎる。
しゃがんだ勢いからバネのようにカエル跳び。ビディーゴに向かって遮二無二肩から体当たりをかます。
重い鉄球と棍を振り回した直後だ。さすがにオレ程度のショルダータックルでも体勢を崩した。だが足りない。倒れるところまでいかない。
それを見越してオレは足を掛けにかかっている。
自分の右足で相手の右足を内から刈る。
剣も抜いていないオレには攻撃手段がほとんどない。
昔、というか前世に、学校の体育の授業で数回柔道を習ったことがある。
短い授業時間内でのことだし、オレに運動神経がなかった事もありほとんどモノにはなっていない。
だけど動きとしてシンプルな小内刈りは何となく覚えていた。
でも動きを覚えていただけだった。
ビディーゴの体勢が崩れている状態で足もしっかりと掛かった。それでもヤツの足腰と体幹の方が強かった。やはり倒れない。
ビディーゴはすんでの所で踏みとどまり、勢い良く上体を戻した。
だいたい、おおよそ、この位置でこのぐらい。
オレは身体を反転する。
ビディーゴの胸の前で交差している金属の肩当てを止めるベルトを掴む。
相手の股の間にお尻を潜り込ませるように沈む。
相手が体勢を戻す勢いを利用して背中に背負う。
手にしたベルトを引きつつ、曲げていた足を伸展する。
体格差と勢いとタイミングが一致し、ほとんど手応えもないまま、巨体はくるりと宙を舞った。これまた体育の授業で動きを覚えただけの背負い投げだ。
ビディーゴは綺麗に背中から地面に叩きつけられた。
野次馬からどよめく声が上がった。
装備の重さから派手な音が上がったが、それほどのダメージはないはずだ。
だけど不幸なことに、投げられている途中で手放してしまったらしいモーニングスターの鉄球が落ちてきた。
仰向けになったビディーゴの顔に。
「あー」
オレは思わず間抜けな声を漏らした。
自然落下なのでそれほどの威力はない、と思いたい。ごしゃって音したけど。
だけどトゲトゲはあるし重たいしで、トドメの一撃にはなったようだ。ビディーゴは動かなくなった。
「なるほど」
ルシッドが言ったのが聞こえた。
0
あなたにおすすめの小説
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる