夢見る頃を過ぎても

篠原皐月

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第4話 広がる波紋 

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 聡と清人の間で、あまり建設的とは言い難い話し合いが持たれた翌日。夜になって相手が帰宅し、落ち着いたであろう頃合いを見計らって、清香はかなり期待しながら自室から聡に電話をかけた。そして挨拶もそこそこに、本題を切り出す。

「それで聡さん。昨日、お兄ちゃんは何て言ってたんですか? 私の知り合いで好みに合致しそうな人が居たら、どんどん紹介しようかと思ってるんだけど」
 弾んだ声の清香とは裏腹に、何故か聡が慎重な言い回しで答える。
「清香さん、一応簡単に兄さんとの話の流れを説明した上で、俺と父さんの私見を加えるけど、良いかな?」
「勿論、構いませんけど? 早速心当たりの女性を、おじさまから紹介して貰えるんですか?」
 不思議に思って問い返したが、聡は益々沈鬱な声音になって伝えてきた。

「そうじゃ無いんだけど。実は兄さんがこれまで付き合ってきた女性達には、特に共通する傾向とかは無くて……」
 それからファイルの中身と存在の事は慎重に伏せながら、一連の話を一通り伝えるという、聡にとってはかなりの苦行となった時間が経過した。
 そして何とか清人にとって別格な三人の話をし、その二人目に該当すると思われる女性の名前と、その根拠を述べた途端、それまで大人しく聡の話に相槌を打っていた清香が、携帯電話片手に、素っ頓狂な叫び声を上げる。

「うえぇぇぇっ!? ちょっと待って聡さんっ!! それって! だって! はあぁぁっ!? エイプリルフールはもうとっくに過ぎてるわよっ!!」
 夜のしじまを引き裂くが如くの、その非常識な叫び声に、清人が何事かと、清香の部屋に駆け込んで来た。

「清香、どうした!? 今、凄い変な声が聞こえたが?」
「はぅぁっ!?」
 今まさに話題にしていた人物の乱入に、清香は完全に思考が停止し、携帯を耳元に当てたまま清人の方に向き直って、パクパクと無意味に口を動かした。
 その姿を見た清人は最初は呆気にとられたものの、清香が手にしている携帯電話を見て両眼を細め、物騒な気配を醸し出し始める。

「清香、ひょっとして電話の相手はあいつか? 一体何を言われた」
 その冷酷過ぎる響きに清香は漸く我に返り、必死に弁解を始めた。
「ああああのっ! 何でも無い、じゃなくて、無くは無いけどお兄ちゃんには関係無い、とも一概に言えないかもしれないけど」
「清香?」
 しどろもどろに言葉を絞り出す清香を、清人はどこか疑念を含んだ眼差しで見やったが、清香は携帯を耳から離し、両手を体の前で重ねて、深々と兄に向かって一礼した。

「と、とにかく! 私が勝手に驚いて騒いだだけだから、気にしないで欲しいの。お騒がせしました! 本当に申し訳ありません!」
「そうか? それなら良いんだが」
 まだ何となく納得しかねる顔付きながらも、清人はそれ以上は追及せず、大人しく引き上げて行った。そして清人が廊下にも居ない事をドアから顔を覗かせて確認した清香は、滅多に使わないドアの鍵を閉め、急いでそこから一番遠いと思われる窓際まで行ってから、再び携帯電話を取り上げる。

「聡さんっ! いきなりとんでもない内容を口にしないで! 思わず奇声を上げて、お兄ちゃんに不審がられちゃったわ!」
 開口一番文句を言うと、相手も電話越しに状況は把握できていた様で、神妙に謝ってきた。

「ごめん、悪かった。でもそこまで驚く内容かな? 確かに俺も父さんに指摘された時、意外な話で驚いたけど」
「だってお兄ちゃんが真澄さんを? 有り得ないから……」
 そんな事を口にして、我知らず眉を寄せた清香の耳に、聡の困惑した声が伝わってきた。

「俺は二人の関係を良く知らないけど、清香さんから見てそんなに仲が悪いの? 二人が一緒にいるのを見たのは大学祭の時、一度きりなんだ。確かに微妙な雰囲気だったけど、酷く仲が悪いって感じでは無かったと思うけど」
 そう言われた清香は考え込みながら、先程の自分が口にした台詞についての、補足説明を加えた。

「誤解しないで欲しいんですが、決して仲が悪いわけじゃ無いですよ? 無いですけど……、強いて言えば親友とか好敵手とかって関係が、あの二人には一番しっくりくる様な気がします。あの二人の間に、恋愛感情って存在するのかな?」
「ああ、そういう関係なら、何となく納得できるな……」
 最後は疑問形になった言葉に聡が同意を返すと、清香は最大の疑問を聡にぶつけた。

「でも聡さん。お兄ちゃんが真澄さんを好きだとして、どうして今まで告白とかしていないんですか?」
 すると聡は再び言い難そうに言葉を濁す。
「それは……、まあ、ちょっと色々微妙な問題が有るんじゃないかと」
「微妙な問題って?」
「それはちょっと横に置いておいて、実際の二人の関係の確認と今後の方針を相談する為に、今度浩一さんと話す機会を設けて貰えないかな?」
「浩一さんと?」
 いきなり横道に逸れた話に清香は面食らったが、聡は淡々と話を続けた。

「ああ。何と言っても浩一さんは、真澄さんの弟である事に加えて、兄さんの親友でもあるだろう? 清香さんが気付いて無い事も、何か感じてるかもしれないし。ひょっとしたらこの推理を否定するような事実も、知っているかもしれないから」
 台詞の最後に、聡のささやかな願望が込められていたが、清香はそれには気が付かずに笑顔で同意した。

「それはそうですね! 確かに付き合いも長いし、色々知っていそう」
「だから浩一さんに、兄さんと真澄さんには内密にして貰った上で、俺と会って貰える様に連絡を付けて貰えないかな? なるべく都合は向こうに合わせるから。俺の携帯番号を教えて貰っても構わないし」
「分かりました。早速連絡してみます。浩一さんから了解が貰えたら、こちらから連絡しますね?」
「ああ、待ってるから」
 そんな調子で話が纏まり、清香は上機嫌で会話を終わらせた。そして時刻を確認して、まだそれ程遅い時間ではない事を確認すると、善は急げとばかりに携帯のアドレス帳を開く。

「さて、浩一さんに連絡を」
 そうして電話をかけようとした清香だったが、何を思ったかふと手の動きを止めて考え込んだ。

「う~ん、相談するにしても……、お兄ちゃんの好きな人が真澄さんで無かった場合でも、そのままお兄ちゃんの結婚相手について相談をする事になるんだから、この際二度手間を省く為にも、浩一さんだけじゃなくて皆にも声をかけた方が良いんじゃないかな?」
 そんな自問自答をした清香は、あっさりと結論を出した。

「よし! お兄ちゃんと真澄さんには秘密厳守で、皆に声をかけようっと! そうなると、修さんに場所を貸して貰おうかな? 幸ちゃんの顔も見たいしね~、決~めたっと!」
 そうして早速自分の考えを実行に移した清香のせいで、益々事が大きくなってしまった事を、聡はこの時点で知る由も無かった。

 ※※※

「ここ、だよな……」
 清香に衝撃を与えた電話をかけた翌週、聡は仕事帰りに彼女から指定された時間に、指定された店の前に辿り着いた。

「しかし、詳しくは聞くのを忘れてたが、《小料理屋 くらた》って。今考えると、確か倉田さんが小料理屋をやってると、大学祭の時に聞いた覚えが」
 表に準備中の札がかかり、のれんは店内に仕舞われている様だが、ガラス戸から漏れる灯りで中に人が居るのは分かり、そこはかとなく感じる嫌な予感を振り払う様に、聡は引き戸に手をかけて中に入った。その途端かけられた声に、聡は思わず項垂れる。

「おっ、聡君、久し振り!」
「遅いぞ? 呼びつけた本人が最後ってのは、どういう了見だ?」
「まあまあ、それだけ有望視されてこき使われてるって事だろ?」
「未だに姉貴発送のチョコで、課長さんにいびられてんのかな?」
「悲しき宮仕えって奴だよな~」
 口々にそんな事を言って、グラス片手に座敷席でケラケラ笑っている面々を認めて、聡は本気で回れ右してこのまま帰りたくなった。

(やっぱり、勢揃いしてる。しかも……)
 そして本来この場に存在する筈も無い人物から、礼儀正しい挨拶を受ける。

「今晩は、聡さん。お久しぶりです」
「どうも。ご無沙汰してます」
 座布団にきちんと正座して軽く頭を下げて来た恭子に、流石に聡も礼を返した。

(従兄達はともかく、どうして川島さんまでこの場に居るんだ? それに肝心の清香さんの姿が見えないし)
 聡が頭の中を疑問符で一杯にしていると、店の奥の方から物音がしたと思ったら、付き当たりの扉を開けて清香が出て来た。そして恭子や浩一に促されて座敷に上がろうとしていた聡に気付いて、嬉しそうに駆け寄って来る。

「あ、聡さん! お疲れ様です。今、二階に幸ちゃんの顔を見に行ってたんです。聡さんも見ませんか? とっても可愛いんですよ?」
「みゆきちゃん?」
「先月産まれた、修さんと奈津美さんの娘さんです。ここの二階に修さん一家が住んでるんですよ」
 初めて耳にする名前に聡が首を傾げると、清香が説明を加えた。それを聞いて座り込んでいる面々の中に修を見つけ、軽く頭を下げて祝いを述べる。

「そう言えば……。娘さんのご誕生おめでとうございます、倉田さん」
「ありがとう、聡君」
「知らなかったものですみません、今度改めてお祝いを持参します」
「気を遣わなくて良いよ? 君には知らせていなかったし。ああ、祝いは寄越さなくて良いし、幸の顔を見るのは構わないが、…………俺の娘に手は出すなよ?」
「出しませんから」
 修の手に酒の入ったグラスは握られているが、一見まともに見える為、酔っているかどうかの判別は聡には出来なかった。しかしある意味血迷っているらしく、そのまま聡に絡んでくる。

「何だと? お前、俺の幸のどこが不満だ?」
「生後1ヶ月の乳児に、手を出すも何も無いでしょうがっ!?」
「じゃあ年頃になったら手を出すってのか?」
「……あのですね」
 身を乗り出しつつ本気で凄んでくる修に、(酔ってるのか単なる子煩悩なのか、どっちなんだ?)と呆れて溜息を吐くと、流石に周囲が宥めにかかった。

「おい、親バカ子煩悩も良い加減にしろよ?」
「そうそう。悪いね、聡君。こいつ、幸ちゃんが産まれてから、ずっとこんな調子でさ」
「さっきも俺達相手に触るなだの、変な目で見るなだの言いたい放題で、奈津美さんに怒られまくってね」
「ほら、遠慮しないで座って座って」
「はぁ」
 そうして両者宥められ、何とか穏便に繋げた座卓を囲んで腰を下ろしてから、聡は隣に座った清香に囁いた。

「あの、清香さん? 話す相手は浩一さんだけかと思ってたんだけど、どうしてこの顔触れになっているのかな?」
 その聡の疑問に対する清香の答えは、至って明確な物だった。

「だって聡さんの予測通りでも違っていても、どのみち皆には協力を仰ぐ事になるかと思ったし、川島さんはお兄ちゃんとは仕事上での付き合いが長いから、第三者の目から色々意見貰えるかと思って」
「……なるほどね」
 その囁きを清香の隣で聞き咎めた恭子が、不思議そうに口を挟んでくる。

「確かにこの面子の中では、私は第三者という事になりますけど。今夜はどういう話し合いの場なんですか?」
「清香さんから聞いていませんか?」
「はい、全く。先生に内緒で相談したい事があるから付き合って欲しいと言われて、ここに来たら清香ちゃんの従兄の皆さんが勢揃いしていて驚いた位ですし。どういう事? 清香ちゃん」
「ええっと、それはですね……。聡さん?」
 真顔で問いかけてきた恭子から清香は視線を逸らし、幾分困った様に聡を見上げた。それに苦笑してみせてから、聡が話を引き継ぐ。

「じゃあ、今回皆さんに集まって頂いた理由を、俺から説明させて貰います。そもそもの事の起こりは、清香さんの誕生日に兄さんが発言した内容なんですが……」

 それから聡は、清香に語って聞かせた清人との一連のやり取りと、父との話し合いの結果を順を追って説明した。その間その場の者達は、修が準備しておいた料理と酒を味わいながら、時折「清人さんらしい」とか「なるほどな~」とか感想を漏らすものの、茶々を入れる事も無く大人しく聞き入る。
 そして聡は思ったよりスムーズに話が進んだ事に安堵しながら、核心に触れた。 

「と言うわけで、俺が兄さんから聞き出した内容を父に伝えたところ、兄さんが他の女性達とは一線を画している三人の女性のうち、二人目が気になると言い出しまして。兄さんはその女性の事が好きなんじゃないかと言うんです。皆さんはこの話だけ聞いて、誰の事か分かりますか?」
「はあ?」
「誰って……」
「だって清人さんだって、それ以降会ってないんだろ?」
「それだけじゃなんとも……」
「俺達が分かるわけないだろ」
「真澄さんだろう?」
「真澄さんですよね?」
 殆どの者当惑する中、それまで静かに話を聞いていた友之と恭子が、当然の如く口にした台詞に、それ以外の者達は揃って仰天した。

「はい、そうで…………、は? どうしてそんな断定口調で」
「えぇぇぇっ!? 友之さん、恭子さん! どうしてそんな事断言できるのっ!?」
「聡君、それは本当か!? 友之も川島さんも、どうしてそんな!」
「ちょっと待て!」
「何だそれはっ!」
「げっ、マジかよっ!」
「有り得ねぇぇっ!!」
 思わず頷きかけた聡は度肝を抜かれて絶句し、他の者達の驚愕の叫びが上がる中、渦中の二人は互いの顔を見合わせて首を傾げる。

「皆揃って、どうしてそんなに驚くんだ?」
「確かに、ちょっと分かりにくいかもしれませんけど」
 そこでその場全員の困惑と戸惑いを代弁するが如く、清香が盛大に喚いた。

「だって! 私だって聡さんに言われるまで、考えもしなかったものっ! お兄ちゃんが真澄さんを好きだって言う根拠は何!? 二人とも、この際洗いざらい聞かせてっ!!」
 鬼気迫る顔付きで訴えられた友之と恭子は、再び何とも言えない表情で顔を見合わせた。
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