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第69話 大人の対応
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そして清香はその日の予定を変更し、朝食を済ませて早々に外出して近くのカフェに友人の朋美を呼び出した。そして一通り語り終えてから、ぐったりとテーブルに突っ伏して呻く。
「……という事があったのよ。ごめんね? 急に呼び出したりして。聡さんに向かって、こんな恥ずかしい話できないし」
そんな気疲れしている清香を眺めた朋美は、心底同情する視線を向けた。
「恋愛初心者のあんたには、朝から刺激が強い内容だったかもしれないわね……」
「本当に。平然とあんな事、口にしないで欲しい。今日は本当は、真澄さんと色々話をするつもりだったのに、真澄さんが起き出して来た時、どんな顔をすれば良いのか分からなくなって、発作的に飛び出して来ちゃったわよ」
そう言ってから清香がのろのろと体を起こしてカップに手を伸ばした時、ブレンドを飲んでいた朋美がしみじみと言い出した。
「だけどあれね」
「何?」
「清人さんって、以前からあんたに関してはちょっとお馬鹿さんだと思ってたけど、真澄さんに関しては相当お馬鹿さんだったのね。ちょっと真澄さんが気の毒だわ」
その言葉に、清香は再びテーブルに突っ伏して呻いた。
「……お兄ちゃんの名誉の為に、力一杯否定したいけど、否定できない所が辛いわ」
「無理に否定しなくても良いわよ。ところでどうするの?」
「どうするって、何が?」
意味不明の問い掛けに、思わず起き上がってキョトンとしながら尋ねると、朋美はすこぶる真面目な顔付きで指摘してきた。
「そんな調子で、清人さん達に所構わず目の前でイチャイチャされたら、あんたの神経が保たないんじゃない? 今夜は私の家に泊まれば? 清香だったら、家族全員で歓迎するし」
その申し出を、清香は笑って手を振りながら断った。
「朋美、幾らなんでも、お兄ちゃん達は分別のある大人だよ? そんな所構わずに、イチャついたりはしないって。さすがにお兄ちゃんの部屋を覗こうなんて思わないから、そんな心配しなくても大丈夫だから」
「そうかしらねぇ……。まあ、ともかく、兄離れ出来そうなのは良かったわね。今日は一日気分転換に付き合うわよ? これを飲み終わったらボウリングにでも行ってから買い物をして、食事して、ネイルサロンにでも行かない?」
「行く行く、今日一日付き合って!」
「はいはい」
嬉々としてプランに食い付いてきた清香に苦笑いしつつ、朋美は(あの清人さんが、そんなに大人しくしてるかしらね?)と密かに考え込んでいた。
そして夕刻、清香はお土産にケーキを三つ買い求めて自宅へと戻った。そして玄関から奥へと進むと、リビングの方から男女の声が聞こえてきた為、清香は笑顔で足を進める。
(良かった、真澄さん、起きてるんだ。って当然だよね? もう夕方だし。一緒にケーキを食べようっと!)
嬉しくなりながら、清香は殆ど何も考えずに勢い良くリビングのドアを開け、中に居るであろう清人と真澄に帰宅の挨拶をした。
「たっだいま~! お兄ちゃん、真澄さん! ケーキを買って来たから一緒、に……」
「さっ、清香ちゃんっ!? ああああのっ! こっ、これはっ!」
「お帰り、清香。下拵えは済んでいるから、夕飯はすぐ準備できるから、ちょっと待っていてくれ」
挨拶の途中で不自然に言葉を途切れさせた清香の視線の先では、清香の方に顔を向けないまま狼狽しまくった声で真澄が何か弁解しようとし、その一方で清人が飄々と挨拶を返してくる。
清人がソファーに座っているのは当然だとしても、何故かその膝の上を跨ぐ状態で真澄がフレアースカートを広げて清人と向き合う形で座っていた。更にブラウスが中途半端に脱がされ、それで手首から肘にかけてを後ろ手に縛られて拘束されている上、半身下着姿の状態であり、とてもまともとは言えない状態を目にして、清香の顔が盛大に引き攣る。
「お兄ちゃん? 何やってるのか聞いても良い?」
清香が静かに、幾分冷え冷えとする声をかけると、清人は真澄の腰を掴んだまま、その肩越しに真顔で告げた。
「それが……、真澄はすこぶる真面目で、明るいうちからやれないと言うから、普段と違うシチュエーションにすれば、案外燃えるかもと思っ」
「ばっ、馬鹿ぁぁぁ---っ!!」
「ぐっ!」
「…………」
清香の目の前で、拘束されたままの真澄が泣き叫びながら清人に頭突きを食らわせ、ガコッと鈍い音がしてから真澄は無言で清人の肩越しに、ソファーの背もたれに顔を埋めた。そして目の前で展開されたあまりの光景に、清香が絶句する。
(あ、真澄さんが自爆した……。何か今、凄い音がしたけど大丈夫かな?)
そんな風に呆然としている清香の前で、清人が右手で額を押さえつつ、恨みがましく呟いた。
「……おい、今のは流石にちょっとキツかったぞ、真澄」
「誰のせいだと思ってるのよ!」
恥ずかしいのか、背もたれ部分に突っ伏したまま涙声で真澄が反論した所で、清香が冷静に口を挟んだ。
「お兄ちゃん。そういう事は真澄さんが言う通り、暗くなってからにして。もう時期が時期だから、あと一時間すれば暗くなるわよ。あまりしつこいと、結婚早々に離婚されるわよ? ……私、真澄さんの味方だから、そんな事になったら老後の面倒なんか見てあげないから」
そんな事を冷たく宣言されて、清人は不承不承頷いた。
「……分かった。暗くなるまでは止めておく」
「あ、ありがとう、清香ちゃん」
如何にも安堵した様に礼を述べる真澄の声が聞こえたが、ここで清香は心を鬼にしてテーブルに持参したケーキの箱を置き、一気に言ってのけた。
「それで、実は今日、朋美からパジャマパーティーの誘いがあって、着替えその他を取りに、戻って来ただけなの。明日の夕方まで帰らないから宜しく。そういうわけで、これはお土産です。食べる時間があったら食べて下さい。それではお邪魔しました。ごゆっくり。おやすみなさい。行って来ます」
そう言って、色々な挨拶を纏めて手早く済ませ、踵を返した清香の背中に、切実な真澄の引き止める声と、どこか嬉しそうな清人の声がかけられる。
「え? ちょっと清香ちゃん!? お願いだからちょっと待って!!」
「清香、朋美さんの家の人達に宜しくな」
それらの声には応えず、清香は黙ったままリビングを出て自室に入り、手早く荷物を纏めた。そしてリビングから漏れ聞こえてくる声を意識的に無視し、靴を履いて玄関から出る。そしてマンションの廊下に出た所で、漸く人心地がついた清香は、溜め息を吐いてから携帯電話で朋美に連絡を入れた。
「もしもし、朋美? 清香だけど」
「どうしたのよ。さっき別れたばかりなのに」
「あのね? 悪いんだけど、やっぱり今夜泊めて貰えない?」
かなり恐縮しながら清香が口にした内容に、朋美が静かに問い返す。
「……清人さん、やっぱり相当なお馬鹿さんだったの?」
「お馬鹿さん以前に、一歩間違えたら変態だわ」
冷たく清香が断言すると、電話の向こうで朋美が爆笑する声が聞こえた。そして何とか笑いを抑え、明るく言ってくる。
「心配しなくても大丈夫よ。多分そんな事になるんじゃないかな~と思って、もうあんたの分も含めて夕飯を準備してるわ。遠慮なく来なさいよ」
「ありがとう。ごめんね? 朋美」
「いいって。それより今夜は『バカップルのギリギリ境界線。どこまでなら公害認定されないか?』について熱く語り明かさない?」
「うん、何かちょっとそんな気分だわ。じゃあ今から行くね?」
そうして話を終わらせて携帯電話をバッグにしまい込んだ清香は、自宅玄関を振り返り、そこを眺めながら小さく呟く。
「……ごめんね真澄さん、頑張って。私やっぱり自分が可愛いから、神経をすり減らしたくないの。もし万が一夫婦喧嘩したら、私は絶対、真澄さんの味方だからね」
そう言って、やって来たエレベーターにそそくさと乗り込んだ清香は、一階のボタンを押してその場から姿を消した。
「……という事があったのよ。ごめんね? 急に呼び出したりして。聡さんに向かって、こんな恥ずかしい話できないし」
そんな気疲れしている清香を眺めた朋美は、心底同情する視線を向けた。
「恋愛初心者のあんたには、朝から刺激が強い内容だったかもしれないわね……」
「本当に。平然とあんな事、口にしないで欲しい。今日は本当は、真澄さんと色々話をするつもりだったのに、真澄さんが起き出して来た時、どんな顔をすれば良いのか分からなくなって、発作的に飛び出して来ちゃったわよ」
そう言ってから清香がのろのろと体を起こしてカップに手を伸ばした時、ブレンドを飲んでいた朋美がしみじみと言い出した。
「だけどあれね」
「何?」
「清人さんって、以前からあんたに関してはちょっとお馬鹿さんだと思ってたけど、真澄さんに関しては相当お馬鹿さんだったのね。ちょっと真澄さんが気の毒だわ」
その言葉に、清香は再びテーブルに突っ伏して呻いた。
「……お兄ちゃんの名誉の為に、力一杯否定したいけど、否定できない所が辛いわ」
「無理に否定しなくても良いわよ。ところでどうするの?」
「どうするって、何が?」
意味不明の問い掛けに、思わず起き上がってキョトンとしながら尋ねると、朋美はすこぶる真面目な顔付きで指摘してきた。
「そんな調子で、清人さん達に所構わず目の前でイチャイチャされたら、あんたの神経が保たないんじゃない? 今夜は私の家に泊まれば? 清香だったら、家族全員で歓迎するし」
その申し出を、清香は笑って手を振りながら断った。
「朋美、幾らなんでも、お兄ちゃん達は分別のある大人だよ? そんな所構わずに、イチャついたりはしないって。さすがにお兄ちゃんの部屋を覗こうなんて思わないから、そんな心配しなくても大丈夫だから」
「そうかしらねぇ……。まあ、ともかく、兄離れ出来そうなのは良かったわね。今日は一日気分転換に付き合うわよ? これを飲み終わったらボウリングにでも行ってから買い物をして、食事して、ネイルサロンにでも行かない?」
「行く行く、今日一日付き合って!」
「はいはい」
嬉々としてプランに食い付いてきた清香に苦笑いしつつ、朋美は(あの清人さんが、そんなに大人しくしてるかしらね?)と密かに考え込んでいた。
そして夕刻、清香はお土産にケーキを三つ買い求めて自宅へと戻った。そして玄関から奥へと進むと、リビングの方から男女の声が聞こえてきた為、清香は笑顔で足を進める。
(良かった、真澄さん、起きてるんだ。って当然だよね? もう夕方だし。一緒にケーキを食べようっと!)
嬉しくなりながら、清香は殆ど何も考えずに勢い良くリビングのドアを開け、中に居るであろう清人と真澄に帰宅の挨拶をした。
「たっだいま~! お兄ちゃん、真澄さん! ケーキを買って来たから一緒、に……」
「さっ、清香ちゃんっ!? ああああのっ! こっ、これはっ!」
「お帰り、清香。下拵えは済んでいるから、夕飯はすぐ準備できるから、ちょっと待っていてくれ」
挨拶の途中で不自然に言葉を途切れさせた清香の視線の先では、清香の方に顔を向けないまま狼狽しまくった声で真澄が何か弁解しようとし、その一方で清人が飄々と挨拶を返してくる。
清人がソファーに座っているのは当然だとしても、何故かその膝の上を跨ぐ状態で真澄がフレアースカートを広げて清人と向き合う形で座っていた。更にブラウスが中途半端に脱がされ、それで手首から肘にかけてを後ろ手に縛られて拘束されている上、半身下着姿の状態であり、とてもまともとは言えない状態を目にして、清香の顔が盛大に引き攣る。
「お兄ちゃん? 何やってるのか聞いても良い?」
清香が静かに、幾分冷え冷えとする声をかけると、清人は真澄の腰を掴んだまま、その肩越しに真顔で告げた。
「それが……、真澄はすこぶる真面目で、明るいうちからやれないと言うから、普段と違うシチュエーションにすれば、案外燃えるかもと思っ」
「ばっ、馬鹿ぁぁぁ---っ!!」
「ぐっ!」
「…………」
清香の目の前で、拘束されたままの真澄が泣き叫びながら清人に頭突きを食らわせ、ガコッと鈍い音がしてから真澄は無言で清人の肩越しに、ソファーの背もたれに顔を埋めた。そして目の前で展開されたあまりの光景に、清香が絶句する。
(あ、真澄さんが自爆した……。何か今、凄い音がしたけど大丈夫かな?)
そんな風に呆然としている清香の前で、清人が右手で額を押さえつつ、恨みがましく呟いた。
「……おい、今のは流石にちょっとキツかったぞ、真澄」
「誰のせいだと思ってるのよ!」
恥ずかしいのか、背もたれ部分に突っ伏したまま涙声で真澄が反論した所で、清香が冷静に口を挟んだ。
「お兄ちゃん。そういう事は真澄さんが言う通り、暗くなってからにして。もう時期が時期だから、あと一時間すれば暗くなるわよ。あまりしつこいと、結婚早々に離婚されるわよ? ……私、真澄さんの味方だから、そんな事になったら老後の面倒なんか見てあげないから」
そんな事を冷たく宣言されて、清人は不承不承頷いた。
「……分かった。暗くなるまでは止めておく」
「あ、ありがとう、清香ちゃん」
如何にも安堵した様に礼を述べる真澄の声が聞こえたが、ここで清香は心を鬼にしてテーブルに持参したケーキの箱を置き、一気に言ってのけた。
「それで、実は今日、朋美からパジャマパーティーの誘いがあって、着替えその他を取りに、戻って来ただけなの。明日の夕方まで帰らないから宜しく。そういうわけで、これはお土産です。食べる時間があったら食べて下さい。それではお邪魔しました。ごゆっくり。おやすみなさい。行って来ます」
そう言って、色々な挨拶を纏めて手早く済ませ、踵を返した清香の背中に、切実な真澄の引き止める声と、どこか嬉しそうな清人の声がかけられる。
「え? ちょっと清香ちゃん!? お願いだからちょっと待って!!」
「清香、朋美さんの家の人達に宜しくな」
それらの声には応えず、清香は黙ったままリビングを出て自室に入り、手早く荷物を纏めた。そしてリビングから漏れ聞こえてくる声を意識的に無視し、靴を履いて玄関から出る。そしてマンションの廊下に出た所で、漸く人心地がついた清香は、溜め息を吐いてから携帯電話で朋美に連絡を入れた。
「もしもし、朋美? 清香だけど」
「どうしたのよ。さっき別れたばかりなのに」
「あのね? 悪いんだけど、やっぱり今夜泊めて貰えない?」
かなり恐縮しながら清香が口にした内容に、朋美が静かに問い返す。
「……清人さん、やっぱり相当なお馬鹿さんだったの?」
「お馬鹿さん以前に、一歩間違えたら変態だわ」
冷たく清香が断言すると、電話の向こうで朋美が爆笑する声が聞こえた。そして何とか笑いを抑え、明るく言ってくる。
「心配しなくても大丈夫よ。多分そんな事になるんじゃないかな~と思って、もうあんたの分も含めて夕飯を準備してるわ。遠慮なく来なさいよ」
「ありがとう。ごめんね? 朋美」
「いいって。それより今夜は『バカップルのギリギリ境界線。どこまでなら公害認定されないか?』について熱く語り明かさない?」
「うん、何かちょっとそんな気分だわ。じゃあ今から行くね?」
そうして話を終わらせて携帯電話をバッグにしまい込んだ清香は、自宅玄関を振り返り、そこを眺めながら小さく呟く。
「……ごめんね真澄さん、頑張って。私やっぱり自分が可愛いから、神経をすり減らしたくないの。もし万が一夫婦喧嘩したら、私は絶対、真澄さんの味方だからね」
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