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第40話 私の勇者様
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「よくぞ、よくぞ来た! 【天翼】の!」
「あははは! 策も弄せず来るとは愚かなり!」
着いて早々、熱烈に歓迎されたアキは微妙な表情をする。
薄暗い建設現場の中央に椅子に縛られたマリアを中心に据え、8人の男女が笑っていた。
明らかな嘲笑だが、アキの心に怒りは沸かない。
なぜならアキはこの8人のことを知らないからだ。もしくは忘れたままなのだろう。
「えーっと……とりあえず誰ですか? あ、そっちの人は聞きましたけど」
アキはザルドルと名乗った大男を見つつ、頬を掻いてはにかむ。
すると、背は低いが分厚い筋肉を見せる男が棘付き鉄球をその場に叩きつけた。
「なんだと!? 俺たちを忘れたか!」
「ならば名乗ってやろうぞ!」
「応とも!」
威勢のいい掛け声と共に、8人はそれぞれの得物を掲げる。
「我は地砕のザルドル成り!」
「旋風のセルヴァーン!」
「雷祝のレイミュール……!」
「火舞のネレーオだ!」
「水蛇のブルーナッ!」
「山崩のダールトンだぁ!」
「沢奏のシルヴィーナですわ」
「白天のヴェネリオ」
順に名乗る彼らの姿は、それぞれ何かしらの別の生物が混ざったような異形だ。
「「「我ら、オクトレアス王国の八英傑! 覚悟せよ! 【天翼の勇者】よ!」」」
「わぁ、すごーい」
全員で声を揃えた圧巻の名乗りに、アキは思わず手を叩いて称賛した。
そんなアキにマリアが呆れたようにため息をつく。
「こやつらはお前に恨みがあるそうだぞ。私はそのための生餌だそうだ」
「ごめん。どうしてマリアなんだろうね」
「……なぜだろうな」
マリアは目を閉じて口を閉じた。
その様子に首を傾げていると、一番偉そうな男――セルヴァーンといったか――が前に出てくる。
「どうやらその様子では自分の女すらも忘れたようだな」
「ぼくの……女?」
瞬間、アキはズキリと頭痛を感じた。
それと共に、閉じた瞼の裏に涙を流す少女の顔がフラッシュバックする。
数時間ほど前に倒した魔物から出てきた宝玉を砕いたときのような、衝撃だ。
そんなアキに気づいていないのか、セルヴァーンは話を続けている。
「まさか別の世界に逃がしていたとは。ククッ……使用人どもの体に聞いてもわからぬはずだ」
その言葉に、マリアがはっとしてヴェネリオを睨みつけた。
「貴様ら、まさか……」
「なに、多少痛めつけただけだ。死体はネレーオの炎で焼いた。よって【天翼】を匿った罪も浄化されたであろう」
「下衆どもが……!」
ギリっと歯を食いしばったマリアがそう声を低くする。
アキはそのやり取りを聞きつつ、鼓動と共に走る頭の痛みに耐えていた。
異世界に逃がした少女。彼女の髪の色は金髪だった。そして、まだ今のアキよりも年下だったはずだ。
だが、アキはそのとき、何歳だったか。アキは異世界でどれくらいの年月を過ごしただろうか。そして何を成しただろうか。何を背負わされただろうか。何に追われていたのだろうか。なぜアキたちはあの地下室に逃げ込んだのだろうか。
アキを召喚した王国。覚えている限り、召喚されて数年は穏やかな平和があったはずだ。だが、今、王国の英傑を名乗る彼らがアキを狙うのはなぜだろうか。纏っている衣装からして王国でも高位の戦士たちのようだが、アキはその顔に見覚えがない。顔などどうでもよかったのだろうか。戦った相手の名など覚えている余裕もなかったのだろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。
大切なのは、最も考えるべきは、少女のことだ。
アキが異世界で何年もを過ごしたのにも関わらず、そしてこの世界で25年の時が過ぎていたにも関わらず、あのバスの事故が起きたときとなんら変わらない年齢で帰ってきたのならば。
それはその逆もあり得るということだ。
「ぐっ……。ううっ……!」
頭痛が酷くなる。耳鳴りもする。頭の中で何かが――点と点が無理矢理に繋ぎ合わされるように線が蠢く感覚に、アキは膝をつく。
そんな中でも、アキはマリアの薄く笑う顔から目が離せなかった。
ソフィアが彼女を気に入った理由。アキが【B】から彼女を守った際に湧き出た感情。そして、今まさに開かれんとされる記憶の扉。
これまでに思い出した記憶はアキ自身が取り戻したものではない。この感じる痛みで、そうわかる。アキは今、自分自身の力で奪われた記憶を取り戻そうとしていた。
そして――頭の中で何かが弾ける。
パタタ、と地面に赤い雫が落ちた。それはアキの鼻から垂れたもので、しかし、それを意に介さず、アキはマリアに向かって手を伸ばす。
あのとき、屋敷の地下室で最後に呼べなかった名前を、アキは呟いた。
「……ステラ?」
アキの呟きに、場が静まり返る。
そんな中、マリアがこちらを見て、少し寂しそうに――そして嬉しそうに微笑んだあと、口を開いた。
「……やっと思い出したの? 私の勇者様」
「……っ!」
アキはその言葉にたじろぐ。
そして、拳を握りしめて――。
「ソフィア。戦闘用意」
『Yes。マスタ』
――アキは霊翼を展開した。
◇ ◇ ◇
セルヴァーンは急激に温度を下げたかのような冷たく、重い殺気に口端を吊り上げる。
「ッ!?」
「こやつ……!」
他の英傑たちが各々に構える中、セルヴァーンも長剣を抜いた。
「そうだ! それでこそ【天翼】の勇者……! 我らの待ち望んだ最強の敵よ……!」
手に入れた力の全てをぶつけることのできる仇敵に、高揚を抑えられず叫ぶ。
だが、それを遮るものがあった。笑い声だ。
それはこの場で最も力のない者から発せられていた。
捕らえた銀髪の少女だ。
「……なにがおかしい?」
場の空気を壊されたことに、セルヴァーンは苛立ちながら問う。
「くっくっく……! あっはっはっは! なにがおかしいかだと? はっはっは! わざわざこの私が私であるとアキに明らかにしておいて、これが笑わずにいられるか!」
「なにを――」
高笑いをしていた少女は顔を下ろしてにやりと笑った。そして、まるで死の宣告をするように、見開いた目で言う。
「貴様らは選択を誤った」
少女が言い切ったそのとき、ポトリと何かが落ちた。
いや、それだけではない。今まで入口に立っていた【天翼】がいない。否、少女の傍らに立っていたのだ。
「ぁ?」
声を出したのは、シルヴィーナだった。――正確に言えば、地面に落ちたシルヴィーナの頭部がそう音を発したのである。
「あははは! 策も弄せず来るとは愚かなり!」
着いて早々、熱烈に歓迎されたアキは微妙な表情をする。
薄暗い建設現場の中央に椅子に縛られたマリアを中心に据え、8人の男女が笑っていた。
明らかな嘲笑だが、アキの心に怒りは沸かない。
なぜならアキはこの8人のことを知らないからだ。もしくは忘れたままなのだろう。
「えーっと……とりあえず誰ですか? あ、そっちの人は聞きましたけど」
アキはザルドルと名乗った大男を見つつ、頬を掻いてはにかむ。
すると、背は低いが分厚い筋肉を見せる男が棘付き鉄球をその場に叩きつけた。
「なんだと!? 俺たちを忘れたか!」
「ならば名乗ってやろうぞ!」
「応とも!」
威勢のいい掛け声と共に、8人はそれぞれの得物を掲げる。
「我は地砕のザルドル成り!」
「旋風のセルヴァーン!」
「雷祝のレイミュール……!」
「火舞のネレーオだ!」
「水蛇のブルーナッ!」
「山崩のダールトンだぁ!」
「沢奏のシルヴィーナですわ」
「白天のヴェネリオ」
順に名乗る彼らの姿は、それぞれ何かしらの別の生物が混ざったような異形だ。
「「「我ら、オクトレアス王国の八英傑! 覚悟せよ! 【天翼の勇者】よ!」」」
「わぁ、すごーい」
全員で声を揃えた圧巻の名乗りに、アキは思わず手を叩いて称賛した。
そんなアキにマリアが呆れたようにため息をつく。
「こやつらはお前に恨みがあるそうだぞ。私はそのための生餌だそうだ」
「ごめん。どうしてマリアなんだろうね」
「……なぜだろうな」
マリアは目を閉じて口を閉じた。
その様子に首を傾げていると、一番偉そうな男――セルヴァーンといったか――が前に出てくる。
「どうやらその様子では自分の女すらも忘れたようだな」
「ぼくの……女?」
瞬間、アキはズキリと頭痛を感じた。
それと共に、閉じた瞼の裏に涙を流す少女の顔がフラッシュバックする。
数時間ほど前に倒した魔物から出てきた宝玉を砕いたときのような、衝撃だ。
そんなアキに気づいていないのか、セルヴァーンは話を続けている。
「まさか別の世界に逃がしていたとは。ククッ……使用人どもの体に聞いてもわからぬはずだ」
その言葉に、マリアがはっとしてヴェネリオを睨みつけた。
「貴様ら、まさか……」
「なに、多少痛めつけただけだ。死体はネレーオの炎で焼いた。よって【天翼】を匿った罪も浄化されたであろう」
「下衆どもが……!」
ギリっと歯を食いしばったマリアがそう声を低くする。
アキはそのやり取りを聞きつつ、鼓動と共に走る頭の痛みに耐えていた。
異世界に逃がした少女。彼女の髪の色は金髪だった。そして、まだ今のアキよりも年下だったはずだ。
だが、アキはそのとき、何歳だったか。アキは異世界でどれくらいの年月を過ごしただろうか。そして何を成しただろうか。何を背負わされただろうか。何に追われていたのだろうか。なぜアキたちはあの地下室に逃げ込んだのだろうか。
アキを召喚した王国。覚えている限り、召喚されて数年は穏やかな平和があったはずだ。だが、今、王国の英傑を名乗る彼らがアキを狙うのはなぜだろうか。纏っている衣装からして王国でも高位の戦士たちのようだが、アキはその顔に見覚えがない。顔などどうでもよかったのだろうか。戦った相手の名など覚えている余裕もなかったのだろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。
大切なのは、最も考えるべきは、少女のことだ。
アキが異世界で何年もを過ごしたのにも関わらず、そしてこの世界で25年の時が過ぎていたにも関わらず、あのバスの事故が起きたときとなんら変わらない年齢で帰ってきたのならば。
それはその逆もあり得るということだ。
「ぐっ……。ううっ……!」
頭痛が酷くなる。耳鳴りもする。頭の中で何かが――点と点が無理矢理に繋ぎ合わされるように線が蠢く感覚に、アキは膝をつく。
そんな中でも、アキはマリアの薄く笑う顔から目が離せなかった。
ソフィアが彼女を気に入った理由。アキが【B】から彼女を守った際に湧き出た感情。そして、今まさに開かれんとされる記憶の扉。
これまでに思い出した記憶はアキ自身が取り戻したものではない。この感じる痛みで、そうわかる。アキは今、自分自身の力で奪われた記憶を取り戻そうとしていた。
そして――頭の中で何かが弾ける。
パタタ、と地面に赤い雫が落ちた。それはアキの鼻から垂れたもので、しかし、それを意に介さず、アキはマリアに向かって手を伸ばす。
あのとき、屋敷の地下室で最後に呼べなかった名前を、アキは呟いた。
「……ステラ?」
アキの呟きに、場が静まり返る。
そんな中、マリアがこちらを見て、少し寂しそうに――そして嬉しそうに微笑んだあと、口を開いた。
「……やっと思い出したの? 私の勇者様」
「……っ!」
アキはその言葉にたじろぐ。
そして、拳を握りしめて――。
「ソフィア。戦闘用意」
『Yes。マスタ』
――アキは霊翼を展開した。
◇ ◇ ◇
セルヴァーンは急激に温度を下げたかのような冷たく、重い殺気に口端を吊り上げる。
「ッ!?」
「こやつ……!」
他の英傑たちが各々に構える中、セルヴァーンも長剣を抜いた。
「そうだ! それでこそ【天翼】の勇者……! 我らの待ち望んだ最強の敵よ……!」
手に入れた力の全てをぶつけることのできる仇敵に、高揚を抑えられず叫ぶ。
だが、それを遮るものがあった。笑い声だ。
それはこの場で最も力のない者から発せられていた。
捕らえた銀髪の少女だ。
「……なにがおかしい?」
場の空気を壊されたことに、セルヴァーンは苛立ちながら問う。
「くっくっく……! あっはっはっは! なにがおかしいかだと? はっはっは! わざわざこの私が私であるとアキに明らかにしておいて、これが笑わずにいられるか!」
「なにを――」
高笑いをしていた少女は顔を下ろしてにやりと笑った。そして、まるで死の宣告をするように、見開いた目で言う。
「貴様らは選択を誤った」
少女が言い切ったそのとき、ポトリと何かが落ちた。
いや、それだけではない。今まで入口に立っていた【天翼】がいない。否、少女の傍らに立っていたのだ。
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