クッキング無双  (不定期更新)

tukumo

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第一章 クッキング無双への一歩

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 翌朝、βに洗濯と妹の実験室の、掃除を頼んでいる間に朝食を三人でとる。
 今日の朝食は、3種のチーズをブレンドしたMIX蒸しパンと、コーンポタージュと、妹の開発した飲料を添えて‥

「なにこれ?」よく解んないが、全体真っ黄色の飲料缶を渡された。

「ふふ、これはねスパークエナジードリンク!飲むと強制的に、8時間はぱっちり目が冴えて、行動できるよ!」

 感電スパークねえ‥

「カネリさんはもう、飲んだりしました?」

「実は試作段階を、何度か試飲しましたが‥これはもう完成品なので、心臓がとまったりしませんよ‥」

「あ、はい‥(そういえば、昨夜帰ったとき呂律が回ってなかったのは、麻痺してたのか‥ワインでも呑んだのかと思ってた‥)じゃあ、完成品なら頂いてみようかな。」

 プシュッと缶を空けて飲んでみる
「‥!?おお、舌がピリッとするけれど、のどごし良くて飲みやすいね。それと、肩凝りがよくなったような?」

「そのエナジードリンクはね、飲む電気治療としても役立つんだよ、お兄ちゃん」

「これ、まだ販売するの先なんだよな?」

「うーん、来週辺りには出回るよ。どうして?」

「いや、何時も世話になっているダラル爺さんにあげたいなあって。」

 なんだかんだ15年間、一番身近で助けてくれた人は、ダラル爺さんなんだよなあ、、、

「成る程成る程、いいじゃない!確か、ダラルお爺ちゃんと、農業仲間の情報網は、帝都に一役変われているんだよね?ねえ、カネリちゃん?」

「ええ師匠、うちのお爺ちゃんに、私の帝都でのやらかしが筒抜けでしたから‥侮れません。」

 爺さんの話では、カネリさんのご家族皆知っていたって事は黙っておこう‥

「よし、お兄ちゃん。ダラルお爺ちゃんや農家の皆さんにこれを、宣伝してきてね!」

 わあ凄いや、1ダースが十箱も‥

「解った。試飲して貰って、帝都中で宣伝して貰ってくる!」マジックリングの空間を作るとその中に、スパークエナジードリンクを詰め込む。

「マスター、家事を終わセマシタ‥お供シマス」

「うん一緒に宣伝しに行こうか。そうだ、今日は学校行くんだっけ?」

「うん!ようやく満足行く発明品を、たくさん開発したし、たまには出席しておかないとね。助手のカネリちゃんも連れてくから、お昼ごはんは作らなくていいからね。」

「了解。カネリさん、これ昼食代‥売店で好きなの買ってください。」銅貨、数十枚を渡す。

「有り難うございます!」

「じゃあ、お兄ちゃん私達も行くから。」

「おう、気をつけてな行ってらっ~しゃい!」

「「いってきまーす!」」
 時に実験体に、時にはこき使われているようだが、まあ仲の良い姉妹みたいで微笑ましいなあ。

「じゃあ、β行こうか」

「ハイ」


 ~帝都農業区域~

 この畑作業をしている方も、集まりやすいように農家の皆さんが催し物を開催する際に話し合う、集会所にできるだけの人を集めた、、、

「シモツキ。それで、儂らに何をして貰いたいんじゃ?」

 マジックリングの空間から、スパークエナジードリンクの入ったケースを取り出した。

「お集まりの皆様に、来週に発売する予定のこの((スパークエナジードリンク))を、試飲して戴きたくて声を掛けさせて貰いました。なんと、このドリンクを飲むと、体の内側からじんわり電気治療をしてくれるの効果もあります!日頃農場で汗水流して働く皆様にどうか、発売される前にその効果をいち早く試して戴きたくて、本日ご紹介させて貰いました~!」


「ほう‥では一口飲んでみようかのう。発売されるなら、もう安全性は確保してあるんじゃろう?」

「流石ダラル爺さん!考案者の妹はカネリさんに投与して、微調整を繰り返し‥安心、安全なドリンクを完成させました!」

「儂の孫は大丈夫なのか?」
「うん、ぴんぴんしてるよ!今日も妹の付き添いで学校へ行ってるよ」
「そうかまあ孫も働いているなら良いか‥」
 
 ダラル爺さんを筆頭に、皆が試飲する。

「「「「おおおおおぉ!!」」」」
 結果、余程重症になるに連れて効果が早く現れ、確実に効くようだ。

「よし、儂らそれ買うぞ!」

「毎度あり~!市場に出回るのは来週なので、宣伝をお願いします。」

 よし、うまくいったし次は怪我をした冒険者のお見舞いへ、レッツゴー!


 ~帝都総合病院~

 受付「あのう‥2ヶ月入院している冒険者の見舞いに来たのですが。」

「あ、シモツキ様ですか!?大ファンなんです!握手して貰っても宜しいでしょうか?」

「あ、はい」看護婦の要望に答えた。
「キャーッ!もう暫くこの手を洗いません!」
 いや、看護婦として働くなら洗えよ‥

「あのうそれで‥」「あ、すみません私ったら」

 303号室の部屋か、エレベーターで行くか‥

 チーンガララ‥

「えーと303‥ここかあ、βは此処で待ってて貰えるかな?」

「御意、何者も通サセマセン」

 医療関係者は通そう?

 軽く部屋をノックして入る。

「すみません‥あなた方が帝王様に、半ば無理やりクエストに、参加させられた冒険者ですか?」

「ああそうだ」「まったく‥酷い目にあったぜ」

「パーティーは御二人で、あの群れの討伐に参加させられたんですねえ‥申し遅れました。Dランク冒険者のシモツキと申します」

「ああ、これはご丁寧に‥俺らはCランク鮮血の月ブラッドムーンでリーダーのモックだ。」

「それで、鮮血の月ブラッドムーンモックの腐れ縁でパーティーを組んでいるナットだ。あんた確か‥伝説の戦闘料理人のシモツキだろう?」

「ああ、何処かで見た顔だと思えば‥ギルドが騒がしくなる原因のシモツキかwどうした?見舞いなんてしてくれて嬉しいが、お前も忙しいだろうに。」


 先輩達は、俺のことを気遣ってくれるだなんて優しいなあ。

「実は、先輩方の怪我を回復魔法で、治して差し上げようと思いまして‥ほら、2ヶ月も入院させられると復帰するのに苦労されるでしょう?」

「「マジで?助かる!」」

「ではいきますよ聖なる雨ホーリーレイン!!」彼らの傷はあっという間に癒えた‥

「「おお!!マジで?まじで完治してる!」」

 二人は喜びでお互い抱き合う

「あーでもシモツキ、今持ち合わせなくてだな」

「ちょっと割りのいいクエストに参加して、すぐ謝礼は渡すからな!」

「いえ無料ですよ?お互い命を掛ける冒険者ですし、それに先輩方にはもっと、活躍して貰いたいですので。」

「「オロローンお前って奴は!困ったら俺達に言えよなあ!グスッ」」

「はい!では、俺は‥帰りますね」

 たまには助けることも大事だよね~

「あのう‥私も治して貰えませんでしょうか?」
「あ、おらも‥」「あたいも!」
「儂も!」

「皆さん、一列に並んでください~回復魔法を掛けますよ~。」


 結果、入院患者半数を全回復してしまった為、院長から出禁宣告を言い渡されたのであった‥


 ~市場~

「マスター、2時の方角ヨリ帝王サマガきまス」

「!?本当だ、全速力で向かってくるね‥」

「処シマスか?」

「今のところは様子見で。」

 帝王と合流

「やあシモツキ殿!君の今朝からの活躍を知ってもう、余は今一番興奮しておるぞ!!」

 早いなあ流石農業のネットワーク

「後は病院で入院患者の半数を回復させ、院長に出禁食らわれたとか‥シモツキ殿らしい!だが、その院長には出禁を解除して貰ったからのう。安心してまた出向くが良い!」


 帝王さま暴走してないかな?

「いやあ、帝王様のお陰で無事、緊急時に病院に行けますよ!感謝します。」

「うむ!余が勝手にやったことだ、因みに少々記録に残させて貰ったから。早速布教するからのう?」

「げ‥いえ、まあそれくらいなら‥構いません。度が過ぎていなければ、なにも申し上げませんよ」

 帝王様のうっきうきなその表情、この程度ならもう許容範囲ですよ‥

「ふう‥これで一日一度日課のシモツキ殿との交流ができたな、余は城へ帰る。宰相に怒られるからな!」

「あ、はいまたお会いしましょう」

 手を振って別れた


 市場ではとくにめぼしい物は買わず帰宅。

 夕飯の支度をβとしていると‥

「ただいま~!」「ただいま戻りました」

 妹とカネリさんが帰ってきた

「二人ともお帰り、お風呂沸かしてあるから先に入りな~!」「「はーい」」



 ~閑話休題~

 今晩の食事は白米、お化けワカメと豆腐が入ったみそ汁、黄金秋刀魚の塩焼き、年月草の御浸しだ「「「いただきます」」」

 ふふふ‥作った料理を美味しそうに食べて貰えるのが幸せだなあ。


「お兄ちゃん宣伝の方はどう?上手く行った?」

「そりゃあもう、大盛況でね‥帝王様も昼間の市場でお会いした際にはもう、知っていたよ」

「流石ですね我が帝国の王は‥あ、シモツキさんご飯おかわりいいですか?」

「勿論、小盛り?中盛り?大盛り?」

「大盛りで!!」

 こりゃあ、作ったかい本当にあるから料理はやめられないぜ!


「マスター」
「どうしたβ?」
「ワタシは、マスターに仕えサセテモラッテ幸セデス」
「それは俺の方もさ。毎日賑やかでβも含めて、皆と心のそこから笑えるから幸せさ!」


 日々の暮らしは、交流で成り立っているんだ‥この国に生まれてたくさんの人と出会えて、本当に恵まれてるよ。

 皆、有り難う。
 
 親父、お袋‥俺達兄妹は毎日が賑やかだよ。
 たまには‥天から時折、様子を見てくれよな。
 化けてでて、俺らに交ざってばか騒ぎするのはいつでも大歓迎だからな!
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