14 / 35
下痢サー
しおりを挟む
サーは朝仕事行く前に必ずトイレに行く。
これは長年のサーのルーティンなのである。
これはとあるサーの一日。
サーは焦って朝食を食べている、今日はいつもより少し準備が遅れてしまっていたのだ。
「行ってきます」息子の多網が学校に向かう。
いつもは自分が先に家を出るのだが。
「急がなきゃ」
サーの頭にトイレがよぎる、時間がなくても、どんだけモノが出なくても、このルーティンはやってしまう。
全く出る気配はなかったが、とりあえずトイレに入り便座に座り、ホッと一息、行ってきます、なのである。
ガタンゴトンガタンゴトン
サーの中では電車の椅子に座れたらラッキー、もし角の位置に座れたなら超ラッキーなのである。
ちなみに今日はスタンディングアンラッキーであったそうな。
その時だった、サーの表情が一変する。
「ぐぎぎぎぎっ」
腹がっ、顔が歪む。
ムンクの叫びも真っ青である。
うっ、トイレに行きたい。
何故さっき行った時に出なかった?我が老廃物達よ!!
電車で立っているのが落ち着かず、変な姿勢になる、クネクネクネ、変身芋虫サー。
そんな時に満員電車、電車は揺られ~~
何度も駅に止まる度に降りようかと思ったが、遅刻は出来ない。
サーは頑張った、踏ん張った、地団駄踏んだった。
波が去った瞬間は、一瞬聖地に辿り着いた様なそんな感覚になるのだが、すぐに次の波を怖れて身体は強ばる。
「くっ、くる奴がくるっ」
こんなBGMが頭に流れる「大波がくるぞう~~、耐えろ、耐えろ、じゃなきゃ車内は糞まみれだぞぅ~~」(どんなBGMじゃ)
ガタンゴトンガタンゴトン電車は揺られ~
はひゅ、はひゅ、サーの腹も揺られ~
「きっ来たっ、こっこれはデカイ波だっ」
歯を食いしばり、姿勢はダンゴムシが丸くなる瞬間の様な型になっている。
耐えろ耐えるんじゃ~サーよ!自らを鼓舞した。
耐えられなきゃ、ズボンは糞まみれだぞ。
こんな時、周りの人の会話が妙に耳につく。
「昨日あの番組みた?」
「みたみた、CM多すぎじゃない」
「ぐぎぎぎぎっ」真横で凄まじい形相を浮かべる男を見て、学生は黙り込んでしまった。
「ひいいいっ」
ようやく仕事場の最寄り駅に到着
男は鉄砲玉の如し、電車から飛び出した。
ビュウオンッ、階段を走りかけ降りる、その姿はまさに疾風
トイレ発見
バッ、男は叫んだ「ぬおおおっ」
トイレ行列
なんでこんなに人気があるんだよおおおっトイレめええっ。
ちきしょおおおっ、こんな人気者ならもっと作ってくれ!
男は走り改札内を出た、こうなりゃ職場のトイレじゃ~~。
「はひゅ、はひゅ、はっ、へっ、ホッ、ぐぎぎぎぎっ」
男は便器を思った、世界中の誰よりも。
便器様~~っ
会社のトイレが視界に入る。
「ようやく出会える、あの方に!!」
「はひゅっ、はひゅっ」
トイレの入り口の扉を開けるとそこには部長が
「ぶっ、部長」
「君、あの書類出来てるかな?」
「あっ、えっ、そのっ」今それどころじゃ無いんだよ、漏れそうなんじゃ。
目の前に誰よりも恋い焦がれた便器様がいらっしゃると言うのに。
何故っ、はっ、はやく ぐぎぎぎぎっ。
便器の部屋の扉は開き、姿まで見えると言うのに。
「あっ、それはですね、またのっ後ほど」
凄まじい形相になっている
部長も、この顔に一瞬ひるんだが
「なんだねその顔は、後ほどじゃなくて、出来てるのかね?」
ブチッ「それどころじゃねえんだよ、こっちは漏らすか漏らさないかなんじゃ、糞ぶちまけるぞ」
と叫びたかったが、さすがにそれは出来なかった。
「出来ております」
「ならはやめに提出してくれよ」
部長は去って行く。
サーの顔は光輝く
「やった、憧れの便器様っ」
その時だった。
ガチャ
後から来た人が入っていった。
ビチャッ
チ~~~~~~~ンッ
これは長年のサーのルーティンなのである。
これはとあるサーの一日。
サーは焦って朝食を食べている、今日はいつもより少し準備が遅れてしまっていたのだ。
「行ってきます」息子の多網が学校に向かう。
いつもは自分が先に家を出るのだが。
「急がなきゃ」
サーの頭にトイレがよぎる、時間がなくても、どんだけモノが出なくても、このルーティンはやってしまう。
全く出る気配はなかったが、とりあえずトイレに入り便座に座り、ホッと一息、行ってきます、なのである。
ガタンゴトンガタンゴトン
サーの中では電車の椅子に座れたらラッキー、もし角の位置に座れたなら超ラッキーなのである。
ちなみに今日はスタンディングアンラッキーであったそうな。
その時だった、サーの表情が一変する。
「ぐぎぎぎぎっ」
腹がっ、顔が歪む。
ムンクの叫びも真っ青である。
うっ、トイレに行きたい。
何故さっき行った時に出なかった?我が老廃物達よ!!
電車で立っているのが落ち着かず、変な姿勢になる、クネクネクネ、変身芋虫サー。
そんな時に満員電車、電車は揺られ~~
何度も駅に止まる度に降りようかと思ったが、遅刻は出来ない。
サーは頑張った、踏ん張った、地団駄踏んだった。
波が去った瞬間は、一瞬聖地に辿り着いた様なそんな感覚になるのだが、すぐに次の波を怖れて身体は強ばる。
「くっ、くる奴がくるっ」
こんなBGMが頭に流れる「大波がくるぞう~~、耐えろ、耐えろ、じゃなきゃ車内は糞まみれだぞぅ~~」(どんなBGMじゃ)
ガタンゴトンガタンゴトン電車は揺られ~
はひゅ、はひゅ、サーの腹も揺られ~
「きっ来たっ、こっこれはデカイ波だっ」
歯を食いしばり、姿勢はダンゴムシが丸くなる瞬間の様な型になっている。
耐えろ耐えるんじゃ~サーよ!自らを鼓舞した。
耐えられなきゃ、ズボンは糞まみれだぞ。
こんな時、周りの人の会話が妙に耳につく。
「昨日あの番組みた?」
「みたみた、CM多すぎじゃない」
「ぐぎぎぎぎっ」真横で凄まじい形相を浮かべる男を見て、学生は黙り込んでしまった。
「ひいいいっ」
ようやく仕事場の最寄り駅に到着
男は鉄砲玉の如し、電車から飛び出した。
ビュウオンッ、階段を走りかけ降りる、その姿はまさに疾風
トイレ発見
バッ、男は叫んだ「ぬおおおっ」
トイレ行列
なんでこんなに人気があるんだよおおおっトイレめええっ。
ちきしょおおおっ、こんな人気者ならもっと作ってくれ!
男は走り改札内を出た、こうなりゃ職場のトイレじゃ~~。
「はひゅ、はひゅ、はっ、へっ、ホッ、ぐぎぎぎぎっ」
男は便器を思った、世界中の誰よりも。
便器様~~っ
会社のトイレが視界に入る。
「ようやく出会える、あの方に!!」
「はひゅっ、はひゅっ」
トイレの入り口の扉を開けるとそこには部長が
「ぶっ、部長」
「君、あの書類出来てるかな?」
「あっ、えっ、そのっ」今それどころじゃ無いんだよ、漏れそうなんじゃ。
目の前に誰よりも恋い焦がれた便器様がいらっしゃると言うのに。
何故っ、はっ、はやく ぐぎぎぎぎっ。
便器の部屋の扉は開き、姿まで見えると言うのに。
「あっ、それはですね、またのっ後ほど」
凄まじい形相になっている
部長も、この顔に一瞬ひるんだが
「なんだねその顔は、後ほどじゃなくて、出来てるのかね?」
ブチッ「それどころじゃねえんだよ、こっちは漏らすか漏らさないかなんじゃ、糞ぶちまけるぞ」
と叫びたかったが、さすがにそれは出来なかった。
「出来ております」
「ならはやめに提出してくれよ」
部長は去って行く。
サーの顔は光輝く
「やった、憧れの便器様っ」
その時だった。
ガチャ
後から来た人が入っていった。
ビチャッ
チ~~~~~~~ンッ
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる