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~ 出発 ~
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僕は平八郎さんに住まわせてもらってる家に帰ってきた。
この分じゃ、なんかしら仕事はありそうだ、少しホッとした。すぐにでもおっかあ達に仕送りしなきゃ。
「ただいま」
部屋に戻ると、真堂丸は部屋に座り目をつむっていた。
ああしてると何か強くなるのかな?
そんな事を考え、見つめていると真堂丸の目が突然開く
「おいっ」
「はいっ?」
「金が欲しいと言ってたな?」
「そうですね」
「手を組まないか?」
「えっ?」僕は、真堂丸からの意外な提案に少し驚いた。
「分前は半分ずつ、お前が依頼を探し、俺がそれを解決する」
思ってもみなかった提案だった。
でも何だか僕は面白そうな気がして
「分かりました」と返事する。
話はすぐに決まった。
全くあてのない僕は、太一さん達ならこの手の話に詳しそうだと思い、彼らがいつも決まって飲み食いする場所へ。
すぐさま太一さんを発見し、僕はさっそく聞いてみることに。
「そんなことなら俺にお任せ下さい、実は自分達も同じような商売をしてまして、兄貴達なら あっしらの商売場所に依頼募集かけさせてもらいやす」
すんなりと話は決まり、さっそくお願いすることにした。
その後、その場所を見せてもらうことに。
そこは普通の小さい藁葺き(わらぶ)屋根の小屋、いろんな問題を抱え困った人々が助けを求めに来る場所であった。
そこで大体の依頼の相場などを教えてもらった。
食堂などで朝から晩まで働いて、十同という収入にくらべその額は破格だった ひとつの報酬解決 最低、百同
後は話によって決めるとのこと。
「まあ、あっしらみたいなのには決まりはないんで、自由に値段も決めればいいと思いやす」
「もしかしたら兄貴たちなら、これでも大丈夫かもしれない」
そう言い、太一は何かを引き出しから取り出した。
それは、真っ黒の冊子
「これはあっしらには手におえない依頼が挟んであるんです、解決して欲しい、倒して欲しい相手というのがどうにも厄介な奴らや、一筋縄ではいかないもので、あっしらはこれらを黒の依頼と呼んでます」
「黒の依頼」
「兄貴達なら大丈夫かもしれないが、迂闊には手をださないほうがいい、あっしらもこの道は長い、何人も命を落とした同業者も見てる、選ぶ時は気をつけて、あっしに聞いてくれれば何でも答えますんで」
「ありがとう太一さん、とっても心強いです」
太一は、文太に感謝されたのがとても嬉しかった。
自分が、この人の役に立てるなんて
自分の気持ちの変わりように驚き、また嬉しくもあった太一であった。
「良かったら、その黒の依頼持って行ってみると良い、それこそ真の兄貴なら、自分達以上に知ってるかもしれない」
「ありがとう、そうしてみます」
その時だった
ガラッ扉が開き
「お願いします、助けて下さい」
「どうした?」太一は言った
「私の全財産をあげます、ですから大帝国の幹部の、この男を殺してください」
その名を聞いた瞬間太一の態度は豹変した 「馬鹿言うんじゃねえ、どこの馬鹿がそんな依頼を受けるか?国中どこまわったってそんな奴はいねえよ」
男は泣きながら出て行った
「なかには、ああいう依頼する阿呆がいるんですよ、あんな連中に手をだしたら最後、奴らには数がいる 反乱因子としてすぐに目をつけられやられる、彼らにはどんな事があっても手をだしちゃあいけねえ、例え真の兄貴が強いとしたって、数にはかなわねぇ 依頼は慎重に選ぶこと、この商売で生き抜く術ですよ」
「一応、兄貴達の宣伝もこちらにしときやす、普通はひとつの小屋場所に二組の依頼先がある、なんてあり得ないんですが兄貴達なら構わない、依頼が来たら、こちらから伝えに行きますよ」
「どうも」
話は、すんなりと決まり
後は依頼が来るのを待つだけになった。
なんだか、 話はとんとんびょうしに決まった。
しかし、この黒の依頼の書、一体どんな依頼があるんだろう、僕には想像するだけで恐ろしい。
正直、真堂丸に見せるかどうか悩んでいた。僕の想像だと真堂丸はきっとこの依頼から探すだろう、だけど彼を危険な目に合わせたくないというのが僕の本音でもあった。
これは隠しとこうかな?どうしよう。
でも、真堂丸が突然僕にそんな話を持ちかけるなんてどうしたんだろう?
お金が必要になったのかな?
少し話してから、これを見せるか見せないか決めよう。
もし彼にお金が必要な、なんらかの理由があるならこれを見せたほうがいいと思ったからだ。
僕は家に着いた、平八郎さんの子供の喜一が優しく出迎えてくれる。
あー癒されるんだよな、この笑顔。
真堂丸は、まだ目をつむりじっと部屋に座っていた。
「あの、話はなんとかなりました。太一さんが依頼きたら教えてくれるって、それより、こんな提案するなんて急を要するお金が必要になったんですか?」
「別に」真堂丸は目をつむったまま返事をした。
僕は決めた、黒の依頼は見せるのをよそう。
その時だった
外から声が
「兄貴達、良い依頼舞い込みましたぜ」太一だった
「えっ早速、本当ですか?」
「悪い話じゃないですぜ、お金はなんと400同」
「えっ、そんなに?」
「相手はチンピラの山賊」
「ただ、この依頼は山を越え歩いてここから二日くらいの離れた村、そして相手の数が少し多いから、あっしらもこの依頼にのるつもりです。つまり四人の仕事 兄貴達どうしやす?来ますか?」
「真堂丸どうする?」
「良いだろう、支度をしろ」
「はいっ」
ついに僕たち二人の初めての依頼
なんだか、心に緊張もあるけど、ワクワクしていた。
なにより人助けが出来るのが嬉しかった。
これで、その村は救われるんだ。
日の明るいうち四人は集まり、さっそく僕らは、その村に向かう事に。ふぅー緊張のため息をついてしまった。
それを見た太一が「この程度の依頼ならこわくもないっすよ、簡単簡単、ましてや真の兄貴や道来さんもいる」余裕の様子
その言葉で何だか少し安心した。
「この山賊なら、狼泊のがよっぽどおそろしい相手だ」と道来
「身体大丈夫なんですか?」
「なに、もう歩けるからな」
道来はいきなり頭を下げた。
「二人にちゃんと礼をしてなかったからな こないだは救われた本当にありがとう」
「あっしも」と太一も頭を下げた。
「そんな、律儀に大丈夫ですよ、まあ僕はほんと、なにもしてないですけど」
真堂丸はそそくさと歩いている
そんな真堂丸の態度を見て道来はうっすら微笑んだ。
和やかに始まった依頼
しかし、僕らはまだ誰も知らなかった
この道中にあんな事件に巻き込まれる事になるとは、まだ誰も知る由も無かったのだ。
この分じゃ、なんかしら仕事はありそうだ、少しホッとした。すぐにでもおっかあ達に仕送りしなきゃ。
「ただいま」
部屋に戻ると、真堂丸は部屋に座り目をつむっていた。
ああしてると何か強くなるのかな?
そんな事を考え、見つめていると真堂丸の目が突然開く
「おいっ」
「はいっ?」
「金が欲しいと言ってたな?」
「そうですね」
「手を組まないか?」
「えっ?」僕は、真堂丸からの意外な提案に少し驚いた。
「分前は半分ずつ、お前が依頼を探し、俺がそれを解決する」
思ってもみなかった提案だった。
でも何だか僕は面白そうな気がして
「分かりました」と返事する。
話はすぐに決まった。
全くあてのない僕は、太一さん達ならこの手の話に詳しそうだと思い、彼らがいつも決まって飲み食いする場所へ。
すぐさま太一さんを発見し、僕はさっそく聞いてみることに。
「そんなことなら俺にお任せ下さい、実は自分達も同じような商売をしてまして、兄貴達なら あっしらの商売場所に依頼募集かけさせてもらいやす」
すんなりと話は決まり、さっそくお願いすることにした。
その後、その場所を見せてもらうことに。
そこは普通の小さい藁葺き(わらぶ)屋根の小屋、いろんな問題を抱え困った人々が助けを求めに来る場所であった。
そこで大体の依頼の相場などを教えてもらった。
食堂などで朝から晩まで働いて、十同という収入にくらべその額は破格だった ひとつの報酬解決 最低、百同
後は話によって決めるとのこと。
「まあ、あっしらみたいなのには決まりはないんで、自由に値段も決めればいいと思いやす」
「もしかしたら兄貴たちなら、これでも大丈夫かもしれない」
そう言い、太一は何かを引き出しから取り出した。
それは、真っ黒の冊子
「これはあっしらには手におえない依頼が挟んであるんです、解決して欲しい、倒して欲しい相手というのがどうにも厄介な奴らや、一筋縄ではいかないもので、あっしらはこれらを黒の依頼と呼んでます」
「黒の依頼」
「兄貴達なら大丈夫かもしれないが、迂闊には手をださないほうがいい、あっしらもこの道は長い、何人も命を落とした同業者も見てる、選ぶ時は気をつけて、あっしに聞いてくれれば何でも答えますんで」
「ありがとう太一さん、とっても心強いです」
太一は、文太に感謝されたのがとても嬉しかった。
自分が、この人の役に立てるなんて
自分の気持ちの変わりように驚き、また嬉しくもあった太一であった。
「良かったら、その黒の依頼持って行ってみると良い、それこそ真の兄貴なら、自分達以上に知ってるかもしれない」
「ありがとう、そうしてみます」
その時だった
ガラッ扉が開き
「お願いします、助けて下さい」
「どうした?」太一は言った
「私の全財産をあげます、ですから大帝国の幹部の、この男を殺してください」
その名を聞いた瞬間太一の態度は豹変した 「馬鹿言うんじゃねえ、どこの馬鹿がそんな依頼を受けるか?国中どこまわったってそんな奴はいねえよ」
男は泣きながら出て行った
「なかには、ああいう依頼する阿呆がいるんですよ、あんな連中に手をだしたら最後、奴らには数がいる 反乱因子としてすぐに目をつけられやられる、彼らにはどんな事があっても手をだしちゃあいけねえ、例え真の兄貴が強いとしたって、数にはかなわねぇ 依頼は慎重に選ぶこと、この商売で生き抜く術ですよ」
「一応、兄貴達の宣伝もこちらにしときやす、普通はひとつの小屋場所に二組の依頼先がある、なんてあり得ないんですが兄貴達なら構わない、依頼が来たら、こちらから伝えに行きますよ」
「どうも」
話は、すんなりと決まり
後は依頼が来るのを待つだけになった。
なんだか、 話はとんとんびょうしに決まった。
しかし、この黒の依頼の書、一体どんな依頼があるんだろう、僕には想像するだけで恐ろしい。
正直、真堂丸に見せるかどうか悩んでいた。僕の想像だと真堂丸はきっとこの依頼から探すだろう、だけど彼を危険な目に合わせたくないというのが僕の本音でもあった。
これは隠しとこうかな?どうしよう。
でも、真堂丸が突然僕にそんな話を持ちかけるなんてどうしたんだろう?
お金が必要になったのかな?
少し話してから、これを見せるか見せないか決めよう。
もし彼にお金が必要な、なんらかの理由があるならこれを見せたほうがいいと思ったからだ。
僕は家に着いた、平八郎さんの子供の喜一が優しく出迎えてくれる。
あー癒されるんだよな、この笑顔。
真堂丸は、まだ目をつむりじっと部屋に座っていた。
「あの、話はなんとかなりました。太一さんが依頼きたら教えてくれるって、それより、こんな提案するなんて急を要するお金が必要になったんですか?」
「別に」真堂丸は目をつむったまま返事をした。
僕は決めた、黒の依頼は見せるのをよそう。
その時だった
外から声が
「兄貴達、良い依頼舞い込みましたぜ」太一だった
「えっ早速、本当ですか?」
「悪い話じゃないですぜ、お金はなんと400同」
「えっ、そんなに?」
「相手はチンピラの山賊」
「ただ、この依頼は山を越え歩いてここから二日くらいの離れた村、そして相手の数が少し多いから、あっしらもこの依頼にのるつもりです。つまり四人の仕事 兄貴達どうしやす?来ますか?」
「真堂丸どうする?」
「良いだろう、支度をしろ」
「はいっ」
ついに僕たち二人の初めての依頼
なんだか、心に緊張もあるけど、ワクワクしていた。
なにより人助けが出来るのが嬉しかった。
これで、その村は救われるんだ。
日の明るいうち四人は集まり、さっそく僕らは、その村に向かう事に。ふぅー緊張のため息をついてしまった。
それを見た太一が「この程度の依頼ならこわくもないっすよ、簡単簡単、ましてや真の兄貴や道来さんもいる」余裕の様子
その言葉で何だか少し安心した。
「この山賊なら、狼泊のがよっぽどおそろしい相手だ」と道来
「身体大丈夫なんですか?」
「なに、もう歩けるからな」
道来はいきなり頭を下げた。
「二人にちゃんと礼をしてなかったからな こないだは救われた本当にありがとう」
「あっしも」と太一も頭を下げた。
「そんな、律儀に大丈夫ですよ、まあ僕はほんと、なにもしてないですけど」
真堂丸はそそくさと歩いている
そんな真堂丸の態度を見て道来はうっすら微笑んだ。
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