冬馬君の冬休み

だかずお

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〜 公園遊び 〜

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みんなはトンカツ屋さんを後にし
車に乗っている。

「その公園は広いからちょっとした観光に良いんだよ」と爺ちゃん

隆はときおり頭に流れるパックマンのテーマソングをしっしっと手で追い払っていた。

きみ子は食べすぎてもう満腹
という状態 「ぶへーっ」

冬馬君は車に揺られ寝ぼけ眼
あーこの瞬間たまらん。
ドアに寄りかかり目をつむった
今日はまた冷える日だ
車の中はあったかい。
あー変わる景色を見ながら眠る
これまた格別。

大喜は外の景色を眺め、多網は何やら嬉しいのか体をクネクネ動かしている。

途中車はスーパーに寄り
今日の晩ご飯のおかずを買った。
子供達はスーパーの中でも大はしゃぎ
食べ過ぎによる満腹きみちゃんはあまり走らなかったが。

そして公園に
そこには、ちょっとした乗り物がいくつかあった。

ゴーカート、観覧車 ボート乗り
コーヒーカップ

「観覧車乗ろうよ」と冬馬君

子供達だけ観覧車に乗ることに
みんなは観覧車に向かう

「久しぶり観覧車」
ニッコリ大喜

みんなは観覧車に乗りこんだ
公園にはあまり人がおらず、ガラガラだった。
もちろん観覧車もすぐに乗れた。

「結構この公園広いんだね」上空からの眺めで公園を見渡した冬馬君が言った

「意外に観覧車こわいな」と大喜

ふと気がつくと妙に縮こまって座っているきみ子の姿が

「まさかきみ子こわいんじゃないの?」
すかさず冬馬君はつっこんだ!!

「怖くない」きみ子は言った

ひきつってる顔を見て皆はぷふっと微笑む

悪ノリ多網
「揺れるー」たって観覧車を揺らした

「ひいぃぃぃぃー怖くないよ~」
意味の分からないきみ子の悲鳴
窓の手すりを必死に掴んでいる

「でも、もしネジが外れて落っこちたら相当こわい ははっ」ちょうどてっぺんあたりでのこの大喜の発言に
一瞬みんな青ざめた

「それは、想像すると確かにこわい」

しかし、てっぺんからの景色は絶景だった。

「最高」
この景色できみ子は覚醒した

「うははーっ きーーーみファイー」

あははは、子供達は気分最高
観覧車の中みんなでファイ、ファイやっている。

「外でばあちゃん達 手振ってるよ」
冬馬君達も手を振った

「あっ!!」

婆ちゃん爺ちゃんもファイで挨拶してる(考えたらここだけ読んだ読者にはかなり謎の文章である)
ファイで挨拶してる
なんのこっちゃい。

隆が「前どこかに揺れる観覧車なんてのがあったけどあれ面白かったなぁ結構こわいんだよ」

「確かに私も乗ったことあった」と正子

今空からも地上からもファイは飛び交っている

その間、空から見て分かったことがあった。
婆ちゃんが二回ほどかがむ姿をしたので上空では、「また婆ちゃん入れ歯飛ばしたよ」
とみんなケラケラ笑っていたのであった。

観覧車から出た後、コーヒーカップを見つけたきみ子「乗りたいあれっ」

「しゃー乗ろう」
みんな、廻すぞーと気合い爆発

言った後きみ子は即座に思った
まずいこと言った。何故ならきみ子は満腹
まさかとは思うがもどすんじゃないかと考えたりした。

みんなはのっけから、飛ばす飛ばす
これでもかと飛ばした
一つのコーヒーカップだけは異様な程よく廻る

きみ子ははやくも限界だった
私の吸収した豚が放出されてしまう
それだけはさせるかーあの旨かった豚達を還元させるか~
必死にこらえるきみ子

カップは廻る

ひたすら廻る

グルグル廻る

どーでもいい程よく廻る

きみ子の目はバツになっていた。
漫画か!!

「みんな限界」
ときみ子

「どうしたのまだまだだよ」
誰も聞く耳を持たない

「良いのか?」

「えっ?」強い口調のきみ子

「さっき食べた豚が一切れ残らず降りかかるぞ」

「ひいぃぃぃぃー」
おそろしい。

その発言によりすぐさまカップは止まった。
急停止である。

その後は公園の池の前の喫茶店で暖かい飲み物を飲んだりみんなでくつろいでいた。

「隆君、今日の夜も飲もうか?」

「はい、付き合います」

冬馬君はメロンソーダを飲みながら池を泳ぐ鳥を見ていた。

「こんな時期に寒くないのかな?」

人間だったら間違いなく凍死するであろうこの寒い季節に水の中をスイスイ泳ぐ鳥の姿が何だか凄く思えた。

もう冬休みも、この旅行も終わるんだ
池を見ながらそんなことが頭をよぎる

この旅行 楽しすぎたよ!!

みな静かにジュースを飲んでいる
静かなひと時
他に客は誰もおらず 静かな場所
時が止まってるような静寂

そんな時、多網はストローに息を吐き
ジュースをぶくぶくさせて
ふふふふっと笑った。

一同は車に戻り公園を後に
そして婆ちゃん家へ

「あー落ちつくなぁやっぱこの家」ときみ子はつぶやき
部屋の畳の匂いをくんくんかいでいる
ここ来てから何度この光景を見たことか、ああでもそれも残りわずかかぁ旅の初日の時が懐かしい。
もうすぐ爺ちゃん婆ちゃんともお別れかぁ。

「おーいみんなー、食事出来あがるし、風呂もわいたぞ」爺ちゃんの声だ。

リビングに行くと始まっていた、そう二人の乾杯が。
ビールをぐびっと美味しそうに飲む二人の姿。
匂いをかいだ冬馬君はこれの何が美味しいのか謎だった。
でも、大人はうまそうに飲む。

「きみちゃん先に風呂はいるかい?」
と婆ちゃん

きみ子は頷き「リラックスタイム」
と笑って風呂に向かった

冬馬君達は二人の乾杯を見て楽しんでいた、テレビは爺ちゃんの借りた「男はつらいよ」が今日も流れている。

「賑やかで楽しい夕食時じゃのう
あんたらが帰ったら寂しくなっちゃうわ」と婆ちゃんが正子に言っているのがきこえた。

つまみも出て来て、みんなはそれらをつまみながら、テレビを観たり、大人を観察して見てたり。
そのうちにきみ子が
「あー良いお湯でした」

「そりゃ良かったばい」

続いて冬馬君達が風呂場に向かった。

三人は風呂に入っては歌い
ご機嫌だ
旅行中の風呂もまた格別
なにより三人で遊びながら入れるのが
楽しいのだろう。

満腹だったきみ子も復活して、つまみを美味しそうに食べている
ああ食べるって素晴らしい、感謝 感謝
きみ子は微笑んだ。

冬馬君達がお風呂からあがった頃には夕食は出来上がっていた。
今日はハンバーグだ

みんな嬉しそうに食べ始めた
隆と爺ちゃんもお酒を飲んで楽しそう
正子もビールを飲んでいる

「母ちゃん今日はカマーんはでる?」と冬馬君

顔を真っ赤にして「出ないわよ」と正子

みんなは大笑い。

「明日は5日だけど みんなどっちがいい?六日の夜帰るのと、七日の朝方に帰るの?」

七日の朝方~と即答したのは
なんと爺さんだった。

子供達も、もちろん少しでも長くこの場にいることを望んだ

「七日の朝方」
みんな一致だった。

「分かった」と正子

寅さんが終わるくらいの頃

子供達はリビングから飛び出した
まるで寅さんになった気分で。

布団の上では「まだ、まるまる二日ある」と冬馬君

「ひゃっほー」とみんな叫んだ
明日あたりに帰ると思ってた皆はまた旅行が延びたようで嬉しかった。

この二日間も楽しみまくろう!!

「おーっ」

「今日はもちろん」

「夜中の語り合いじゃー」

子供達はあげあげ ウキウキ。

「ブリブリぶり~」

きみ子と多網の屁により幕があがった。

今日の夜も賑やかになりそうだ。

外では虫達の鳴き声がまるで
「やったーまだみんなここに居るんだ
まだ一緒に過ごせる」と一緒に喜んでいる様。

賑やかに鳴り響く虫達の合唱だった。

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