短編

椎名菖蒲

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愛のありか

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それは、絵本に描いてある妖精のようなものであり、もしもいたらいいなと思えるもの。
もしかしたら私たちの身近にいるかもしれない小さなもの。
平和と並ぶ大きな課題ではなく、君のこころに寄り添う隣人のことである。
母が子を思い、子が親を思うように。
友と笑い、時として高め合うように。
あるいは遠く離れた誰かを案ずるように。
道の花、通りすがりの猫、草木香る風。これらを慈しむこころ全てが愛である。
つまり隣人は意外と近くにいるようです。

知らんけど
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