スキルマスター 楽しいは最強!!!

とわ

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第一章 ムーン・ブル編

第116話 応用


「バッジの脱着の仕方も、ご説明いたします!」

「脱着の仕方? そう言えば、安全ピンみたいなのが付いてないな」

 陽気な様子のパトンは強く話し、困惑な俺はバッジを確認して話した。頭上から桜が降り始める。

「よ~おっ!」

『パン!』

「はっ!」

「歌舞伎か?! どうやって衣装を変えたんだ?!」

 歌舞伎のポーズを決めるパトンは桜吹雪の中で強く話し、手を叩いて音を強く立て、再びポーズを決めると同時に衣装を変化させて声を強く上げた。感動な俺は、疑問に強く尋ねた。

「無詠唱の~、ストレージを応用した演出で御座いやす~」

「そんなことができるのか! 見事な桜吹雪だ!」

 歌舞伎な様子のパトンは抑揚を付けて返事を戻し、感激な俺は強く話した。

「バッジを~、胸に押し当ててくださされ~」

「こうか?」

「次に~、磁石のようにくっ付くとイメージしてくだされ~」

「磁石のように、くっ付く」

「さあ~、手を放して御覧なさい~」

 引き続きなパトンはポーズを変化させて話し、高揚な俺は笑顔で話した。

「いやいや、これは革だぞ。そんな磁石みたいにくっ付くわけ、くっ付いた!」

「もう一度~、バッジを掴んで離れるとイメージしてくだされ~」

「いやいやいや、だからこれは革だって。離れるってイメージしただけで、離れた!」

「磁石の仕組みを~、あ、全て理解して応用すれば~、このようなことは必然に可能なのです~」

 否定な俺は指示に従うあとに驚愕と強く話し、引き続きなパトンは髪の毛を振り回して話した。

「確かに。応用は、理解していればできて理解していなければできない。唯それだけのことだからな! だが、どういう仕組みだ?!」

「それも謎~」

「謎か~。いつか謎を解き明かせるのかな~。そう言えば、他にも謎があったような気がするが…、思い出した!」

 余裕な俺は疑問に尋ね、引き続きなパトンは返事を戻した。思案な俺は、腕組して強く話した。

「以上~。脱着の仕方でした~」

『ボン!』

 引い続きなパトンは話し、地面から爆発音が強く届いた。立ち昇る煙幕がパトンを包み込む。

「ブラボー!」 

『パチパチパチ』

「ありがとうございます!」

 感謝な俺は強く話し、拍手の音を立てた。扇子を両手に持つパトンは、煙幕を吹き飛ばして口調を戻して強く話した。

「パトンさんは、世界中を飛び回ってるんだよな?」

「はい」

「世界」

(いや待てよ。ここは目的と手段を逆にした方が、本心を見破られなくていいか)

 陽気な俺は疑問に尋ね、満足な様子のパトンは扇子の舞を見せて返事を戻した。引き続きな俺は話しを中断し、顔を逸らして応用と思考した。顔を戻す。

「冒険のついででいいから世界の異変を調べてほしいって、ある人に頼まれてな。俺にはさっぱり分からないんだが、何か心当たりはあるか?」

 平穏な俺は、阿漕かのような巧みな話術で疑問に尋ねた。

「世界の異変。ふ~む、真面目な話ですな。新種のモンスターが発見されていると聞いております」

「新種のモンスター?」

「分かり易いところでご説明いたしますと、体の大きさが、従来のモンスターよりも大きいようです」

「体が大きいのか~。他には?」

「新種のダンジョンやドロップ品なども、発見されているようです」

「ドロップ品! 他には?」

「他は不確定要素が多いため、今はなんとも申し上げられないところで御座います」

「なるほど。モンスター関連に多そうだな…」

「このような事で、ご満足いただけましたでしょうか?」

「十分だよ。あっ。ちなみに、最初の新種のモンスターは、いつ頃発見されたか分かるか?」

「モンスターは日々変化しておりますので、いつ頃までは…。唯、魔王が討伐された以降に発見数が増えたと聞いております」

「そうか。ありがとう。助かったよ。もし、また何か分かれば教えてくれないか?」

「畏まりました!」

 興味な俺と丁寧な様子のパトンは交互に話し、歓喜な様子のパトンは背筋を伸ばして快い返事を強く戻した。

「準備できました」

「こっちも準備できたよ」

 店員とユリの声が届いた。

「「せーの。お兄ちゃん!」」

 モモとノンから、可愛らしい声が強く届いた。


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