52 / 92
五章『悪の組織編』
第五十一話『アンソス.ルルーディー』前編
しおりを挟む
どこを見ても、入口や逃げ場が樹木で封鎖されている。
燃やして逃げることは容易いが、僕の性にあわない。
目の前に居るのは魔王軍幹部を名乗る少女に似た姿をした魔物。
僕とホアイダに向かって来ると言うことは、近距離戦闘が得意なのだろう。
隣に居るホアイダは、目の前の存在に恐怖して息を切らしている。
勇気を持とうと必死な面をしているが、足が震えている。
「逃げるなら今じゃが?それとも恐ろしくて逃げれることも忘れてしまったということかなぁぁぁ?」
自信満々に近付いてくるルルーディーの後ろには、ヴェンディが剣を構えて立っていた。
能力でルルーディーの背後に回ったのだろう。
「バカバカしい。背後から攻撃なんて卑怯極まりないのおぉ」
しかし、ルルーディーの体から出てきた樹木によって剣が止められる。
「ちっ。何で気付かれたんだ?」
ヴェンディは、剣を諦めて背後に下がる。
「この地面に触れている間は貴様の動きは無意味じゃ。あたしの手に平に居ると思って良い」
どうやらこの地面に触れているものは、動きや存在がルルーディーに伝わってしまうらしい。
自分からネタばらしをするなんて、そうとう自惚れているな。
きっと、奴からしたら僕らはスライム三匹みたいなものなのだろう。
「こいつ調子乗りすぎだよな。三人でリンチにしようよ」
「言い方は気に入らないが、作戦は気に入った」
「分かりました」
ルルーディーを囲むように広がり、僕は双剣、ヴェンディは剣、ホアイダは銃を構える。
今はホアイダが居るから、能力は一つしか使えない。
つまり、魔法と能力一つと武器だけで倒さなければならないということだ。
「やって見なよ、三下の人間共」
緊迫した空気の中、最初に動いたのは僕だった。
ローブを白いドラゴンの羽根に変え、地面から離れてルルーディーの上空を飛ぶ。
「ヴェンディ!迂闊に地面に潜るなよ!地面は奴の味方だと考えろ!」
「分かった」
僕がヴェンディに声を掛けたことで、ルルーディーの意識が僕やヴェンディに向いた。
その一瞬の隙をついて、ホアイダの水魔法が発動する。
一瞬にしてルルーディーを水の檻で囲った。
「ほぉ?無詠唱で魔法を……カタラ人か?滅んだと聞いたのじゃがな」
水の檻に入ったというのに、ルルーディーには余裕がある。
これ程の魔法は痛くも痒くもないのだろう。
「フォティア.ラナ!」
「グロム.レイ!」
僕とヴェンディが水の檻に向かって魔法を放つ。
水の檻に当たる瞬間、水の檻は解除され、魔法がルルーディーに直接当たる。
ルルーディーの体は激しく痺れ、激しく燃える。
「あああぁ!」
「フォティア.ラナ」
追い討ちに火を放つと、ルルーディーは意図も簡単に燃え尽き、灰となった。
あまりに呆気なさすぎて腑に落ちない。
「嘘?死んだのか?」
ヴェンディもホアイダも、僕同様疑いの目をしている。
――能力番号32『生き物の気配を感じる能力』。
この能力を使って、ルルーディーの気配を探ることにした。
燃え尽き灰になった死体の場所からは気配がしない。
しかし、ヴェンディとホアイダ以外の気配がこの付近にある。
正確な位置が掴めない……その気配は下にある。
「まさか!?皆地面に気を付け――」
声を掛けるのが遅かったようだ。
ホアイダとヴェンディが同時に、地面から出てきた樹木に縛られ、地面に叩き付けられて壁に吹き飛ばされた。
「うげぇ!」
「がはぁ!」
「うけきききっ!アホじゃアホじゃ!大アホじゃん!」
ルルーディーは、傷一つない状態で地面から出てきた。
死にかけのホアイダと傷を負ったヴェンディに目を向ける。
そして、最後の獲物を見る目で、ゆっくりと上空に居る僕を見上げる。
「お仲間にトドメを刺そう」
地面に生えた樹木をタコの足のようにうねうねさせる。
同時に、ルルーディーの顔に弾丸が放たれた。
「あぁ?」
ルルーディーは弾丸を頭にくらいっても、平然と生きている。
だが、少し怒ったようだ。
「はぁ……はぁ……」
弾丸を放ったのはヴェンディだ。
頭から血を流し、スナイパーライフルを紙に戻している。
「一瞬早く紙になったから、ギリギリ助かったぜ」
「生きていたのね。ホアイダも息はあるが、かなりやばいな」
僕はホアイダの所に移動し、大量に血を流すホアイダを抱える。
当然のようにルルーディーを無視して、ヴェンディの元に足を運んだ。
「何呑気にしてんだよ!!」
ルルーディーが樹木で僕に攻撃するが、手で触れて樹木を燃やし、華麗に避ける。
「何怒ってんだよ?植物らしく穏やかに出来ないのか?」
「あぁぁん?」
煽られたルルーディーは、体から樹木を大量に生やし、戦闘態勢に入った。
「ヴェンディ、ホアイダを紙にしろ。生物が紙になっている間は時間が止まるのだろ?」
「なるほど。ホアイダの時間を止めて命を維持するってことか。分かった」
ホアイダを折り紙サイズの紙にし、ヴェンディのポーチにしまう。
これでひとまずホアイダは助かるだろう。
「ヴェンディ、楽しくなってきたね」
「イカレ野郎」
「そう言わないの」
ニコリと笑う僕を見て、ヴェンディがムスッする。
「来いよガキ共」
「僕はベゼ、隣のこいつはセイヴァー。今世間を騒がしてる二人だよ」
「バカ!マレフィクス!んなこと言わなくても良いだろ!」
「言わないとダメだ……こいつに誰を相手にしてるか分からせないとならない」
「ちっ。好きにしろ」
ヴェンディは呆れた顔をし、ルルーディーは目を細めて困った表情を浮べる。
「本人?顔違うけど……」
「本人さ」
僕は顔をベゼの顔に変える。
ルルーディーは細めていた目を見開き、驚いた表情を浮かべた。
そしてため息をつく。
「まじかよぉぉ……魔王に間違ってもベゼに喧嘩売るなって言われたのに……どうしようもう手遅れだよなぁ?やばいやばい……あっ――」
一人で慌てふためくルルーディー。
しかし、すぐに何か閃いたように態度を変えた。
「証拠隠滅……殺せば問題ないか」
ルルーディーはそう言って、樹木を横に振った。
しかし僕は、ヴェンディを抱えて上空に避けた。
「ベゼとセイヴァーの最強タッグ見せてやろうぜ」
「お前が死にかけだったら絶対助けない。そのまま死んでもらうからな」
「僕は君を助ける。いつでも安心して死に急ぎな」
僕は顔をマレフィクスの顔に戻し、ヴェンディを抱えたままニヤリと笑う。
「どこで下ろして欲しい?」
「今すぐだ」
手を離すと、ヴェンディは紙になって地面に着地した。
着地狩りを狙ったルルーディーの攻撃を、剣で斬りながらも、ルルーディーに向かって樹木を駆け抜ける。
――能力番号38『指からビームを放つ能力』。
その上空から、指から放つビームでルルーディーの頭を何度も打ち抜く。
このビームは、威力も早さもあるし、使い勝手がいい。
大抵の魔物は余裕で貫通して打ち抜ける。
「あぁ!」
ルルーディーの体は何度もビームを放たれ、徐々に崩れ落ちてゆく。
しかし、崩れていくのと同時に体が再生している。
再生のスピードが同じ魔王軍幹部のオルニスと段違いだ。
さっき精気を吸い取っていた人間が、再生力の糧となっているのかもしれない。
「今だヴェンディ!殺っちゃえ!」
ルルーディーの動きが鈍った。
その隙をつき、背後に回ったヴェンディが剣を振るう寸前になった。
決着が着くと思われた。
「殺さないでぇ……」
ルルーディーがヴェンディの方を振り向いた。
その顔には魔物の面影がなく、最初に出会った時の少女の綺麗な顔立ちをしていた。
その少女の顔で、同情を買うような涙を見せている。
おかげで、ヴェンディの動きが止まった。
「くっ……」
「なんてね」
ルルーディーの体から出た樹木が、ヴェンディの腹を突き刺した。
「がはぁ!」
「大マヌケじゃな、少年」
ルルーディーは流れるようにヴェンディをに近寄り、ヴェンディを持ち上げる。
勿論、僕のビームを受けない為――ヴェンディを盾にする為にだ。
「打ってみろ!こやつが死んでも良いならな!きゃははは!」
「やるじゃん……そういうの嫌いじゃないよ」
僕はビームを放つのを止めて、ゆっくりと地面に降り立つ。
「人質を取らないと戦えないかい?僕が怖いならそのままで良いよ」
「勘違いするな。貴様が怖くて人質を取っているのではなく、貴様を困らせているだけじゃ」
ルルーディーは、品のない笑いと長い舌を見せながら、ヴェンディを盾にする。
燃やして逃げることは容易いが、僕の性にあわない。
目の前に居るのは魔王軍幹部を名乗る少女に似た姿をした魔物。
僕とホアイダに向かって来ると言うことは、近距離戦闘が得意なのだろう。
隣に居るホアイダは、目の前の存在に恐怖して息を切らしている。
勇気を持とうと必死な面をしているが、足が震えている。
「逃げるなら今じゃが?それとも恐ろしくて逃げれることも忘れてしまったということかなぁぁぁ?」
自信満々に近付いてくるルルーディーの後ろには、ヴェンディが剣を構えて立っていた。
能力でルルーディーの背後に回ったのだろう。
「バカバカしい。背後から攻撃なんて卑怯極まりないのおぉ」
しかし、ルルーディーの体から出てきた樹木によって剣が止められる。
「ちっ。何で気付かれたんだ?」
ヴェンディは、剣を諦めて背後に下がる。
「この地面に触れている間は貴様の動きは無意味じゃ。あたしの手に平に居ると思って良い」
どうやらこの地面に触れているものは、動きや存在がルルーディーに伝わってしまうらしい。
自分からネタばらしをするなんて、そうとう自惚れているな。
きっと、奴からしたら僕らはスライム三匹みたいなものなのだろう。
「こいつ調子乗りすぎだよな。三人でリンチにしようよ」
「言い方は気に入らないが、作戦は気に入った」
「分かりました」
ルルーディーを囲むように広がり、僕は双剣、ヴェンディは剣、ホアイダは銃を構える。
今はホアイダが居るから、能力は一つしか使えない。
つまり、魔法と能力一つと武器だけで倒さなければならないということだ。
「やって見なよ、三下の人間共」
緊迫した空気の中、最初に動いたのは僕だった。
ローブを白いドラゴンの羽根に変え、地面から離れてルルーディーの上空を飛ぶ。
「ヴェンディ!迂闊に地面に潜るなよ!地面は奴の味方だと考えろ!」
「分かった」
僕がヴェンディに声を掛けたことで、ルルーディーの意識が僕やヴェンディに向いた。
その一瞬の隙をついて、ホアイダの水魔法が発動する。
一瞬にしてルルーディーを水の檻で囲った。
「ほぉ?無詠唱で魔法を……カタラ人か?滅んだと聞いたのじゃがな」
水の檻に入ったというのに、ルルーディーには余裕がある。
これ程の魔法は痛くも痒くもないのだろう。
「フォティア.ラナ!」
「グロム.レイ!」
僕とヴェンディが水の檻に向かって魔法を放つ。
水の檻に当たる瞬間、水の檻は解除され、魔法がルルーディーに直接当たる。
ルルーディーの体は激しく痺れ、激しく燃える。
「あああぁ!」
「フォティア.ラナ」
追い討ちに火を放つと、ルルーディーは意図も簡単に燃え尽き、灰となった。
あまりに呆気なさすぎて腑に落ちない。
「嘘?死んだのか?」
ヴェンディもホアイダも、僕同様疑いの目をしている。
――能力番号32『生き物の気配を感じる能力』。
この能力を使って、ルルーディーの気配を探ることにした。
燃え尽き灰になった死体の場所からは気配がしない。
しかし、ヴェンディとホアイダ以外の気配がこの付近にある。
正確な位置が掴めない……その気配は下にある。
「まさか!?皆地面に気を付け――」
声を掛けるのが遅かったようだ。
ホアイダとヴェンディが同時に、地面から出てきた樹木に縛られ、地面に叩き付けられて壁に吹き飛ばされた。
「うげぇ!」
「がはぁ!」
「うけきききっ!アホじゃアホじゃ!大アホじゃん!」
ルルーディーは、傷一つない状態で地面から出てきた。
死にかけのホアイダと傷を負ったヴェンディに目を向ける。
そして、最後の獲物を見る目で、ゆっくりと上空に居る僕を見上げる。
「お仲間にトドメを刺そう」
地面に生えた樹木をタコの足のようにうねうねさせる。
同時に、ルルーディーの顔に弾丸が放たれた。
「あぁ?」
ルルーディーは弾丸を頭にくらいっても、平然と生きている。
だが、少し怒ったようだ。
「はぁ……はぁ……」
弾丸を放ったのはヴェンディだ。
頭から血を流し、スナイパーライフルを紙に戻している。
「一瞬早く紙になったから、ギリギリ助かったぜ」
「生きていたのね。ホアイダも息はあるが、かなりやばいな」
僕はホアイダの所に移動し、大量に血を流すホアイダを抱える。
当然のようにルルーディーを無視して、ヴェンディの元に足を運んだ。
「何呑気にしてんだよ!!」
ルルーディーが樹木で僕に攻撃するが、手で触れて樹木を燃やし、華麗に避ける。
「何怒ってんだよ?植物らしく穏やかに出来ないのか?」
「あぁぁん?」
煽られたルルーディーは、体から樹木を大量に生やし、戦闘態勢に入った。
「ヴェンディ、ホアイダを紙にしろ。生物が紙になっている間は時間が止まるのだろ?」
「なるほど。ホアイダの時間を止めて命を維持するってことか。分かった」
ホアイダを折り紙サイズの紙にし、ヴェンディのポーチにしまう。
これでひとまずホアイダは助かるだろう。
「ヴェンディ、楽しくなってきたね」
「イカレ野郎」
「そう言わないの」
ニコリと笑う僕を見て、ヴェンディがムスッする。
「来いよガキ共」
「僕はベゼ、隣のこいつはセイヴァー。今世間を騒がしてる二人だよ」
「バカ!マレフィクス!んなこと言わなくても良いだろ!」
「言わないとダメだ……こいつに誰を相手にしてるか分からせないとならない」
「ちっ。好きにしろ」
ヴェンディは呆れた顔をし、ルルーディーは目を細めて困った表情を浮べる。
「本人?顔違うけど……」
「本人さ」
僕は顔をベゼの顔に変える。
ルルーディーは細めていた目を見開き、驚いた表情を浮かべた。
そしてため息をつく。
「まじかよぉぉ……魔王に間違ってもベゼに喧嘩売るなって言われたのに……どうしようもう手遅れだよなぁ?やばいやばい……あっ――」
一人で慌てふためくルルーディー。
しかし、すぐに何か閃いたように態度を変えた。
「証拠隠滅……殺せば問題ないか」
ルルーディーはそう言って、樹木を横に振った。
しかし僕は、ヴェンディを抱えて上空に避けた。
「ベゼとセイヴァーの最強タッグ見せてやろうぜ」
「お前が死にかけだったら絶対助けない。そのまま死んでもらうからな」
「僕は君を助ける。いつでも安心して死に急ぎな」
僕は顔をマレフィクスの顔に戻し、ヴェンディを抱えたままニヤリと笑う。
「どこで下ろして欲しい?」
「今すぐだ」
手を離すと、ヴェンディは紙になって地面に着地した。
着地狩りを狙ったルルーディーの攻撃を、剣で斬りながらも、ルルーディーに向かって樹木を駆け抜ける。
――能力番号38『指からビームを放つ能力』。
その上空から、指から放つビームでルルーディーの頭を何度も打ち抜く。
このビームは、威力も早さもあるし、使い勝手がいい。
大抵の魔物は余裕で貫通して打ち抜ける。
「あぁ!」
ルルーディーの体は何度もビームを放たれ、徐々に崩れ落ちてゆく。
しかし、崩れていくのと同時に体が再生している。
再生のスピードが同じ魔王軍幹部のオルニスと段違いだ。
さっき精気を吸い取っていた人間が、再生力の糧となっているのかもしれない。
「今だヴェンディ!殺っちゃえ!」
ルルーディーの動きが鈍った。
その隙をつき、背後に回ったヴェンディが剣を振るう寸前になった。
決着が着くと思われた。
「殺さないでぇ……」
ルルーディーがヴェンディの方を振り向いた。
その顔には魔物の面影がなく、最初に出会った時の少女の綺麗な顔立ちをしていた。
その少女の顔で、同情を買うような涙を見せている。
おかげで、ヴェンディの動きが止まった。
「くっ……」
「なんてね」
ルルーディーの体から出た樹木が、ヴェンディの腹を突き刺した。
「がはぁ!」
「大マヌケじゃな、少年」
ルルーディーは流れるようにヴェンディをに近寄り、ヴェンディを持ち上げる。
勿論、僕のビームを受けない為――ヴェンディを盾にする為にだ。
「打ってみろ!こやつが死んでも良いならな!きゃははは!」
「やるじゃん……そういうの嫌いじゃないよ」
僕はビームを放つのを止めて、ゆっくりと地面に降り立つ。
「人質を取らないと戦えないかい?僕が怖いならそのままで良いよ」
「勘違いするな。貴様が怖くて人質を取っているのではなく、貴様を困らせているだけじゃ」
ルルーディーは、品のない笑いと長い舌を見せながら、ヴェンディを盾にする。
0
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる