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1章 遺産
03.大人ではなく、子供でもなく 前編
王妃様が眠りについたのを見て、侍女に温室に向かうと伝え席を立つ。
私の存在は身体の弱い王妃様にとって便利ではあるが、流石に1人で昼も夜もなしについている訳ではない。 王妃様が利用する薬、香、茶葉、それらは王宮内に作られた温室で、私が作っているのだから、私が王妃様の側を離れることも少なくはない。
「月の綺麗な夜ですね」
男性にしては少し高めの癖のある声がかけられた。
穏やかな優しい笑顔、甘い印象の顔立ちは母君である王妃様とよく似ている。 身体つきこそ細身だが、剣の腕前は熟練騎士に勝るとも劣らないらしいと、王妃様が自慢していた。 国王陛下唯一のお子である王太子殿下ライオネル様に、私は軽く会釈をする。
「祝賀会の方は、宜しいのですか?」
未だ婚約者すらもたない王太子殿下が退場したとあっては、華やかさに欠けると言うもの。 だが殿下は私の質問に答えることはなく、話を続けてくる。
「少々飲み過ぎました。 それより、母上に付き添いでは楽しむことは出来なかったでしょう」
差し出される手の意味。
頭を深くさげ、私はダンスを断る。
「そのような身分ではございませんので……」
「戦勝の立役者であるヘルムート伯爵の妻が、その身分でないと言うなら、どこの誰がダンスを踊る事が出来ると言うのだろうか? そう思いませんか?」
頭を下げたまま、私はきゅっと唇を引き締めた。
「お仕事をいただく際に調べていただいたはずです。 私には家族と呼べるものは父しかおらず、その父も一昨年亡くなっております」
「本当に?」
「はい……」
「嘘をつかれると言うのは、余り良い気分ではないもの……」
私は大きく溜息をついた。
「嘘……では、ございません。 お疑いでしたら改めて戸籍を調べてくださいませ」
「事実とは、目に見えるものばかりではないと思いませんか?」
私は小さく息を吐く。
流石に殿下の前で溜息はつけない。
温室へ向かい歩き続けていれば、殿下もまた私の歩幅に合わせ後をついてきていた。
何と言って追い払えばいいのかしら?
昼であれば、王妃様に押し付けてしまえるのに。
温室の扉を前に私は振り返る。
「作業がありますので、失礼させていただきます」
「作業を手伝うので、お茶をご馳走してもらえないかな?」
問いかけではあるが、身分さを考えれば断れるものではない。 本来であれば、コチラから誘うのが礼儀だったのを、スルーしていただけ。 私は返事の代わりに微笑んで見せた。
「専門作業なので、手伝いの方はご遠慮ください」
「では、お茶だけでもご馳走になっていきましょう」
私は、殿下のいいようにクスっと笑う。
本当に仕方のない、いたずらっ子のような人だと思ったのだ。
ハーブ入りのクッキーと、殿下が最近好まれているジンジャーティを入れる。
カップの中の茶に、戯れのように月を捕えても見込む殿下。 優雅な所作が一挙一動を劇的に彩る。 その様を眺めれば、別世界から殿下を眺めているような気になっていた。
「聞かせてもらえるかな?」
「何を……でしょうか?」
「なぜ、アナタの父君は婚姻証明書を提出しなかったのか?」
誤魔化せる段階ではないのだと知り、私は溜息をつき質問に答えた。
「閣下の足かせにならないようにという配慮です。 父は、戦時中でありながらも、国境を越えて商売をしておりました。 ソレを抜きにしても、余り綺麗と言えない商売をしておりましたから……」
だから遠い異国の地で、極刑を受ける事になったのだ。 思い出し苦い表情のままで殿下に微笑めば、殿下は少しだけ申し訳なさそうな表情をしてみせる。
「父は、閣下との関りが表沙汰になってしまうことは、閣下にとって良いことではないとかんがえていらしたのでしょう。 婚姻を持って金を用立てると約束しましたが、その事実を一切外部に漏らすということは、ありませんでしたから」
そう告げれば、殿下は目を丸く見開き、理解できないとばかりに頭をかく。
「なら、婚姻関係を要求しなければ、よかったではないのですか?」
「金を受け取る権利とでも、言えば良いのでしょうか? 金を恵んでやる。 そう言われ、ありがとう助かった。 と、閣下はおっしゃると思いですか?」
「確かにないかなぁ……」
「それに……」
「それに?」
「前ヘルムート伯への嫌がらせですわね」
「2人は知り合いだったのですか?」
「婚姻の証書を制作するときまでは、直接面識はなかったように思われますが、何しろ私も子供でしたので確信はありません……。 ただ、父は閣下の母君を死んだあとも愛しており、伯爵夫人との思い出は父にとって永遠の宝物だった……と、横で見ていた私は感じておりました。 そして、愛しい人の面影を残す閣下を自らの子のように感じていた。 ただ、それだけのこと……なのだと思いますわ」
「それは……」
殿下は、同情の視線を私に向ける。
私は、静かに笑みを返した。
「事実を知った時、私はまだ子供でした。 今ならまた印象も違うかもしれませんが、既に父は他界しており、確認のしようもございません」
殿下が言葉を発するまでの僅かな沈黙。
私は冷めたジンジャーティに口をつける。
「もし、負担にならないようでしたら、アナタのことを教えていただけませんか?」
月明かりに美しい微笑みで殿下が言う。
「面白い話ではないと思いますわ。 それでも、よろしければ聞いてくださいませ」
今日の私は少しばかり、感傷的で……同情して優しくして欲しかった。
10年前。
10歳の年に、私『シヴィル・マノヴァ』は、父に望まれ、ヘルムート伯爵家の次期当主となるだろう青年との間に婚姻の誓いである婚姻証明書を交わしました。
婚姻と言っても、
神の前で行われる誓いもなく。
特別な日を祝うご馳走もなく。
それでも、いつもより少しだけ豪華な外出着を着せてもらえたのが、子供心に嬉しかったのを覚えていますわ。
当時の私は、貴族社会のことは理解しておりませんでしたが、貴族に嫁ぐ事はとんでもない、あり得ないことだと理解していました。 ただ、父は日ごろから自分の子であると言うなら、その価値を示せと口癖のように言う方。
厳しいようですが、生きるために十分な環境と食事も与えられ、私と言う存在の価値を高めるために必要だと言えば、さまざまなものを買い与えられました。 多くの知識を得た私は、父の事業にさまざまな事業計画を持ちかけたものです。 事業に貢献しているという自負が、私は一人前、大人以上に大人だと思っておりました。
ですから、私は自分の意志を持って、伯爵家の嫁入りをお断りしたのです。
そこからは畳みかけるように父の反論が始まりましたわ。
過去、私の出した多くの事業計画は、確かに利益をうんだものの、金になるまでに何十人の手を必要としている。 事業として得た利益率、人件費、材料費、器具費を数値として並べられれば……自分で何かを成している訳ではないと言う現実に打ちのめされたものです。
父はわずかも譲る気などなかったのでしょう。
自らの価値を喪失した失意の私に、父は、こういいました。
「伯爵家の者として、恥とならない作法を身につけろ」
伯爵家に恨みがあるといいながら、伯爵家に恥をかかせるなと、そう言って父は私を叱咤したのです。
私の存在は身体の弱い王妃様にとって便利ではあるが、流石に1人で昼も夜もなしについている訳ではない。 王妃様が利用する薬、香、茶葉、それらは王宮内に作られた温室で、私が作っているのだから、私が王妃様の側を離れることも少なくはない。
「月の綺麗な夜ですね」
男性にしては少し高めの癖のある声がかけられた。
穏やかな優しい笑顔、甘い印象の顔立ちは母君である王妃様とよく似ている。 身体つきこそ細身だが、剣の腕前は熟練騎士に勝るとも劣らないらしいと、王妃様が自慢していた。 国王陛下唯一のお子である王太子殿下ライオネル様に、私は軽く会釈をする。
「祝賀会の方は、宜しいのですか?」
未だ婚約者すらもたない王太子殿下が退場したとあっては、華やかさに欠けると言うもの。 だが殿下は私の質問に答えることはなく、話を続けてくる。
「少々飲み過ぎました。 それより、母上に付き添いでは楽しむことは出来なかったでしょう」
差し出される手の意味。
頭を深くさげ、私はダンスを断る。
「そのような身分ではございませんので……」
「戦勝の立役者であるヘルムート伯爵の妻が、その身分でないと言うなら、どこの誰がダンスを踊る事が出来ると言うのだろうか? そう思いませんか?」
頭を下げたまま、私はきゅっと唇を引き締めた。
「お仕事をいただく際に調べていただいたはずです。 私には家族と呼べるものは父しかおらず、その父も一昨年亡くなっております」
「本当に?」
「はい……」
「嘘をつかれると言うのは、余り良い気分ではないもの……」
私は大きく溜息をついた。
「嘘……では、ございません。 お疑いでしたら改めて戸籍を調べてくださいませ」
「事実とは、目に見えるものばかりではないと思いませんか?」
私は小さく息を吐く。
流石に殿下の前で溜息はつけない。
温室へ向かい歩き続けていれば、殿下もまた私の歩幅に合わせ後をついてきていた。
何と言って追い払えばいいのかしら?
昼であれば、王妃様に押し付けてしまえるのに。
温室の扉を前に私は振り返る。
「作業がありますので、失礼させていただきます」
「作業を手伝うので、お茶をご馳走してもらえないかな?」
問いかけではあるが、身分さを考えれば断れるものではない。 本来であれば、コチラから誘うのが礼儀だったのを、スルーしていただけ。 私は返事の代わりに微笑んで見せた。
「専門作業なので、手伝いの方はご遠慮ください」
「では、お茶だけでもご馳走になっていきましょう」
私は、殿下のいいようにクスっと笑う。
本当に仕方のない、いたずらっ子のような人だと思ったのだ。
ハーブ入りのクッキーと、殿下が最近好まれているジンジャーティを入れる。
カップの中の茶に、戯れのように月を捕えても見込む殿下。 優雅な所作が一挙一動を劇的に彩る。 その様を眺めれば、別世界から殿下を眺めているような気になっていた。
「聞かせてもらえるかな?」
「何を……でしょうか?」
「なぜ、アナタの父君は婚姻証明書を提出しなかったのか?」
誤魔化せる段階ではないのだと知り、私は溜息をつき質問に答えた。
「閣下の足かせにならないようにという配慮です。 父は、戦時中でありながらも、国境を越えて商売をしておりました。 ソレを抜きにしても、余り綺麗と言えない商売をしておりましたから……」
だから遠い異国の地で、極刑を受ける事になったのだ。 思い出し苦い表情のままで殿下に微笑めば、殿下は少しだけ申し訳なさそうな表情をしてみせる。
「父は、閣下との関りが表沙汰になってしまうことは、閣下にとって良いことではないとかんがえていらしたのでしょう。 婚姻を持って金を用立てると約束しましたが、その事実を一切外部に漏らすということは、ありませんでしたから」
そう告げれば、殿下は目を丸く見開き、理解できないとばかりに頭をかく。
「なら、婚姻関係を要求しなければ、よかったではないのですか?」
「金を受け取る権利とでも、言えば良いのでしょうか? 金を恵んでやる。 そう言われ、ありがとう助かった。 と、閣下はおっしゃると思いですか?」
「確かにないかなぁ……」
「それに……」
「それに?」
「前ヘルムート伯への嫌がらせですわね」
「2人は知り合いだったのですか?」
「婚姻の証書を制作するときまでは、直接面識はなかったように思われますが、何しろ私も子供でしたので確信はありません……。 ただ、父は閣下の母君を死んだあとも愛しており、伯爵夫人との思い出は父にとって永遠の宝物だった……と、横で見ていた私は感じておりました。 そして、愛しい人の面影を残す閣下を自らの子のように感じていた。 ただ、それだけのこと……なのだと思いますわ」
「それは……」
殿下は、同情の視線を私に向ける。
私は、静かに笑みを返した。
「事実を知った時、私はまだ子供でした。 今ならまた印象も違うかもしれませんが、既に父は他界しており、確認のしようもございません」
殿下が言葉を発するまでの僅かな沈黙。
私は冷めたジンジャーティに口をつける。
「もし、負担にならないようでしたら、アナタのことを教えていただけませんか?」
月明かりに美しい微笑みで殿下が言う。
「面白い話ではないと思いますわ。 それでも、よろしければ聞いてくださいませ」
今日の私は少しばかり、感傷的で……同情して優しくして欲しかった。
10年前。
10歳の年に、私『シヴィル・マノヴァ』は、父に望まれ、ヘルムート伯爵家の次期当主となるだろう青年との間に婚姻の誓いである婚姻証明書を交わしました。
婚姻と言っても、
神の前で行われる誓いもなく。
特別な日を祝うご馳走もなく。
それでも、いつもより少しだけ豪華な外出着を着せてもらえたのが、子供心に嬉しかったのを覚えていますわ。
当時の私は、貴族社会のことは理解しておりませんでしたが、貴族に嫁ぐ事はとんでもない、あり得ないことだと理解していました。 ただ、父は日ごろから自分の子であると言うなら、その価値を示せと口癖のように言う方。
厳しいようですが、生きるために十分な環境と食事も与えられ、私と言う存在の価値を高めるために必要だと言えば、さまざまなものを買い与えられました。 多くの知識を得た私は、父の事業にさまざまな事業計画を持ちかけたものです。 事業に貢献しているという自負が、私は一人前、大人以上に大人だと思っておりました。
ですから、私は自分の意志を持って、伯爵家の嫁入りをお断りしたのです。
そこからは畳みかけるように父の反論が始まりましたわ。
過去、私の出した多くの事業計画は、確かに利益をうんだものの、金になるまでに何十人の手を必要としている。 事業として得た利益率、人件費、材料費、器具費を数値として並べられれば……自分で何かを成している訳ではないと言う現実に打ちのめされたものです。
父はわずかも譲る気などなかったのでしょう。
自らの価値を喪失した失意の私に、父は、こういいました。
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