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1章 遺産
07.父親として
玄関扉が木の板で塞がれ、幼い頃に母と共に特訓をしていた庭は、畑となり、畑の横には温室がつくられていた。 ソレを不満に思うと言うことはない。
それでも、パーシヴァルはじっとその場を見据えていた。
街へ行くと殿下から許しを得て、屋敷に幾度となく通った。 使用人や父と庭いじりをして、駆け回り、話をし、笑って、怒って、楽しそうに過ごす少女を遠くから何度となくながめた。 仲間に入れて欲しいと思うが、ソレを言葉にする勇気はなく、いつもながめるだけの日々を過ごしていた。 それはそれで幸せだった……のだろうか? そんなことを考え畑をながめていれば。
「すまないね。 オマエと母親との思い出の場所を」
「いえ……」
ボソリと呟けば、溜息と共に横から突かれる。
「殿下にいつも言われているでしょうが、言葉を出し惜しむな。 オマエはただでさえ、顔が怖いのだからって」
パーシヴァルは溜息をつく。
顔が怖いは余計だ。 せめて、目つきが悪いとか……いいようはないか? 自分で考えて少し切なかった。
「母との思い出は胸の中にある。 俺が思ったのは……この景色の中には、いつもあの子がいたから、ソレがないのが寂しいと……そう、思っただけです」
その言葉に、前伯爵は呆れたような顔で振り返る。
「来ていたなら、顔を出せばよかっただろうが」
だが、パーシヴァルから語られる言葉はなく、前伯爵は大きな溜息をついた。
「私としては、あの子とは仲良くしていて欲しかったんだがね。 小さな子に尊厳を傷つけられたと嫌い、乱暴にするぐらいなら、合わないぐらいでちょうどよかったかも知れないと考えていたんだよ」
休みぐらい顔をだせ、そう告げる事が出来なかった訳でもない。 ただ、2人が嫌な思いをするくらいなら、無理に近づけない方が良いだろうと思っていたのだ。
「ぇ? 俺は嫌ってなんかいない! むしろ……」
パーシヴァルが恥じらい交じりに視線を背ければ、がっくりと肩を落とし悲しそうな視線を向ける父の姿があった。 そして、副将は見てはいけないものを見たと視線を背けた。
「……息子よ……、好意があったのなら、あの態度はないだろう」
オズオズとルーカスが挙手をする。
「どうかしたのかね?」
「大将が結婚していたって、本当だったんですね」
「うむ……嘘だよ」
前伯爵が言う。
「ぇ?!」
やっぱりと言う顔のルーカスと、ショックを隠せないパーシヴァル。 ソレを見て、前伯爵は眉を寄せ呆れたように言う。
「今更そんな顔をするくらいなら、乱暴を詫びて、会いに来るべきだったろう」
「いや、ですが……援助を得ている状態で機嫌を取るような態度をとるのは、逆効果でしょう……」
「借りがあっても、第一印象が悪くても、楽しい時間を共有すれば、きっかけはどうあれ仲良くなれた可能性だってあったんだよ?」
穏やかになだめるように告げた父は、屋敷の裏口の扉を開き調理場へと息子とそのツレを招きいれた。
「えっと、ここは調理場では?」
狼狽えるルーカスに、前伯爵は笑う。
「何、年寄りには大きな玄関の扉は重いし、使う部屋を限定すると言うのは、なかなか効率的でね」
「いやいや、英雄を輩出した伯爵家として、それはどうなんでしょう」
「私は家を没落させた前伯爵でしかない。 家を再興し力を示すのは息子だ。 それに娘にね、言われたんだよ」
『他人のお金で安定した生活ができるからと、贅沢をし、楽を覚えるのはよくないわ。 そんな堕落した人には、父はとても厳しいのよ!! 私はずっと言われていたわ、自分の価値を示せってね。 義父さまの価値はなに?』
「ってね……、借金を進めてくるものこそいたが、そんなことを言われたのは初めてで、それもあんなに小さな子に言われたんだからそりゃぁ驚いたよ。 そして……悲しかったよ」
悲しいと言いながら、お湯を沸かしながら語る前伯爵の瞳は楽しそうで、そんな思い出を作った父が羨ましいとパーシヴァルは嫉妬を覚えた。 そして、自分が知りたいことはそんなことじゃない!! そう思う気持ちと、シヴィルの事をもっと知りたいと言う思いの間で揺れていた。
前伯爵は嬉しそうに続けた。
「それでな……聞いてくれるかい? あの子の勧めもあって子供の頃憧れた細工師の勉強を始めたんだ。 今では、なかなか良い価格で買い取ってもらえるようになってねぇ~」
「父上! 父が娘と語るのは、私の妻ですよね!」
前伯爵は、未だ立ち尽くした2人に、キッチンテーブルの椅子に腰かけるように勧め、お茶を入れる。 貴族としてはあるまじき行為だが、落ち着き堂々と指示されれば、ソレが正しいように思え、2人は不思議な感覚にとらわれた。
「さて、何から話せばいいのか……。 結論を先んじて言うなら、あの子はお預かりしていたお嬢さんに過ぎない。 その事実を、あの男が告げにきたのは、オマエが殿下の護衛を引き受けた頃、私はあの男に呼び出されたんだ」
人気の酒場は賑やかで、何のために呼び出されたのかと思えば、奥に作られた地下部屋へと誘われた。 彼は悪名高いと噂の商人だ。 正直、私は来るんじゃなかったとその時思ったよ。
だけど、彼がそこで行ったのは、ヘルムート家とマノヴァ家との関りの消滅。 アノ日2人が記名した婚姻証明書を燃やしたんだ。 私は驚いたよ……彼が燃やしたのは、我が家で唯一価値を持つものを、彼の娘に差し出すという契約だからね。
「何をするんだね?!」
私の驚いた顔に、彼は満足そうに、だが……とても意地悪く笑ってみせた。 まぁ、ソレが彼のポーズなのだと知るのはもっとずっと後だったんだけどね。
「パーシヴァル殿は、見事殿下の護衛と言う地位を掴みとったそうです。 おめでとうございます」
「……そう、なのか?」
「もう少し、ご自分の子に興味を持たれてはいかがですか?」
そう言われれば悔しかったが、
「なら、オマエはどうなんだ……」
その男の娘は、生きる術だと屋敷の裏手を耕し畑を作り、日々の糧となる野菜を育て、自らの生きる道として薬草を育てており、私は日の高いうちは彼女の手伝いをしていた。 夜になれば、1つの明かりの元で、私は細工師としての勉強をし、あの子は薬学の勉強をする。 とても穏やかで幸福な日々。
「知っていますとも。 なんのために侍女と庭師も共に預けていると思っているのですか?」
男は小ばかにするように笑ったが、同時に私は強い恐怖にかられたものさ。
娘を奪われてしまうのではないかというね。 オマエには申し訳ないが、オマエは母親に似て幼いころから少々手に負えないぐらいに活発な子で、私の苦手意識を察知してか、母親ベッタリな子だったから……。 前伯爵は言い訳のように告げ、そして話をつづけた。
「あの子を連れて行くのか?」
「そのつもりでした。 ですが、改めて約束をしませんか?」
「約束?」
「私は、アナタの息子が人前で恥をかかない、一人前になれるほどの援助をしたい。 アナタは、私の子と家族ごっこをしたい。 お互いが子供に与えられるものを与えませんか? いえ、与えてください。 あの子に私が教える事が出来ない事を、あの子が貴族社会で生きられるように。 伯爵として、領主としてアナタが学んできた知識を、寝物語として記憶に残してやって欲しい。 将来、どんな道を選んでも歩いて行けるように」
断れる訳などなかったさ。 私はあの子を実の娘のように思い始めていたし、オマエにはまだまだ金が必要だった。
「あの子は、とてもいい子だ……。 少しばかり賢すぎるのが、悪く働くこともあるだろう……だけど……」
怪訝そうな顔を向けられた。
目の前の男だって可愛くないはずなどないのだ。 ソレを言ってどうする? と思ったが、言わないのも卑怯なように感じた。 悩んだけれど、やっぱり今でも言ってよかったと思っているよ。
「アンタだって、あの子は可愛いだろう? いいのか?」
「……正直、アンタのことは嫌いです。 アンタが幸せになると思うと反吐が出る!! だけどな……死んだ後、俺はアイツに自慢したいんだよ」
泣きそうな顔で男は言い、そして大きく息を吸ってつづけた。
「これで、金、地位、権力とは関係のない、ただの約束だ。 子を持つ親同士としての約束だ。 全てがアンタの誠意にかかっている。 できるか?」
「……あぁ、感謝する。 ありがとう……」
「感謝なら、あの女にするんだな」
「そして親子ごっこは、オマエが戦場で大きな成果を上げたと、王都に広まった日まで続けられた。 あの男は、援助の終了と共に娘を引き取りにきたんだ」
「俺の気持ちはどうなるんだ!!」
「息子よ……残念だが、オマエの気持ちなど誰もしらんよ……好意があるなら、敵意を謝罪して、謝罪して、時を重ねて信頼関係を築くべきだったのだから。 顔出しもせず、手紙も出さず、誕生日も祝わず、美しいものを共にめでることもなく……誰がその好意に気づけるというんだね? したたかだったあの男ですら、オマエの気持ちは予想していなかったと思うよ」
前伯爵はどこまでも寂しそうに溜息交じりに伝えた。
それでも、パーシヴァルはじっとその場を見据えていた。
街へ行くと殿下から許しを得て、屋敷に幾度となく通った。 使用人や父と庭いじりをして、駆け回り、話をし、笑って、怒って、楽しそうに過ごす少女を遠くから何度となくながめた。 仲間に入れて欲しいと思うが、ソレを言葉にする勇気はなく、いつもながめるだけの日々を過ごしていた。 それはそれで幸せだった……のだろうか? そんなことを考え畑をながめていれば。
「すまないね。 オマエと母親との思い出の場所を」
「いえ……」
ボソリと呟けば、溜息と共に横から突かれる。
「殿下にいつも言われているでしょうが、言葉を出し惜しむな。 オマエはただでさえ、顔が怖いのだからって」
パーシヴァルは溜息をつく。
顔が怖いは余計だ。 せめて、目つきが悪いとか……いいようはないか? 自分で考えて少し切なかった。
「母との思い出は胸の中にある。 俺が思ったのは……この景色の中には、いつもあの子がいたから、ソレがないのが寂しいと……そう、思っただけです」
その言葉に、前伯爵は呆れたような顔で振り返る。
「来ていたなら、顔を出せばよかっただろうが」
だが、パーシヴァルから語られる言葉はなく、前伯爵は大きな溜息をついた。
「私としては、あの子とは仲良くしていて欲しかったんだがね。 小さな子に尊厳を傷つけられたと嫌い、乱暴にするぐらいなら、合わないぐらいでちょうどよかったかも知れないと考えていたんだよ」
休みぐらい顔をだせ、そう告げる事が出来なかった訳でもない。 ただ、2人が嫌な思いをするくらいなら、無理に近づけない方が良いだろうと思っていたのだ。
「ぇ? 俺は嫌ってなんかいない! むしろ……」
パーシヴァルが恥じらい交じりに視線を背ければ、がっくりと肩を落とし悲しそうな視線を向ける父の姿があった。 そして、副将は見てはいけないものを見たと視線を背けた。
「……息子よ……、好意があったのなら、あの態度はないだろう」
オズオズとルーカスが挙手をする。
「どうかしたのかね?」
「大将が結婚していたって、本当だったんですね」
「うむ……嘘だよ」
前伯爵が言う。
「ぇ?!」
やっぱりと言う顔のルーカスと、ショックを隠せないパーシヴァル。 ソレを見て、前伯爵は眉を寄せ呆れたように言う。
「今更そんな顔をするくらいなら、乱暴を詫びて、会いに来るべきだったろう」
「いや、ですが……援助を得ている状態で機嫌を取るような態度をとるのは、逆効果でしょう……」
「借りがあっても、第一印象が悪くても、楽しい時間を共有すれば、きっかけはどうあれ仲良くなれた可能性だってあったんだよ?」
穏やかになだめるように告げた父は、屋敷の裏口の扉を開き調理場へと息子とそのツレを招きいれた。
「えっと、ここは調理場では?」
狼狽えるルーカスに、前伯爵は笑う。
「何、年寄りには大きな玄関の扉は重いし、使う部屋を限定すると言うのは、なかなか効率的でね」
「いやいや、英雄を輩出した伯爵家として、それはどうなんでしょう」
「私は家を没落させた前伯爵でしかない。 家を再興し力を示すのは息子だ。 それに娘にね、言われたんだよ」
『他人のお金で安定した生活ができるからと、贅沢をし、楽を覚えるのはよくないわ。 そんな堕落した人には、父はとても厳しいのよ!! 私はずっと言われていたわ、自分の価値を示せってね。 義父さまの価値はなに?』
「ってね……、借金を進めてくるものこそいたが、そんなことを言われたのは初めてで、それもあんなに小さな子に言われたんだからそりゃぁ驚いたよ。 そして……悲しかったよ」
悲しいと言いながら、お湯を沸かしながら語る前伯爵の瞳は楽しそうで、そんな思い出を作った父が羨ましいとパーシヴァルは嫉妬を覚えた。 そして、自分が知りたいことはそんなことじゃない!! そう思う気持ちと、シヴィルの事をもっと知りたいと言う思いの間で揺れていた。
前伯爵は嬉しそうに続けた。
「それでな……聞いてくれるかい? あの子の勧めもあって子供の頃憧れた細工師の勉強を始めたんだ。 今では、なかなか良い価格で買い取ってもらえるようになってねぇ~」
「父上! 父が娘と語るのは、私の妻ですよね!」
前伯爵は、未だ立ち尽くした2人に、キッチンテーブルの椅子に腰かけるように勧め、お茶を入れる。 貴族としてはあるまじき行為だが、落ち着き堂々と指示されれば、ソレが正しいように思え、2人は不思議な感覚にとらわれた。
「さて、何から話せばいいのか……。 結論を先んじて言うなら、あの子はお預かりしていたお嬢さんに過ぎない。 その事実を、あの男が告げにきたのは、オマエが殿下の護衛を引き受けた頃、私はあの男に呼び出されたんだ」
人気の酒場は賑やかで、何のために呼び出されたのかと思えば、奥に作られた地下部屋へと誘われた。 彼は悪名高いと噂の商人だ。 正直、私は来るんじゃなかったとその時思ったよ。
だけど、彼がそこで行ったのは、ヘルムート家とマノヴァ家との関りの消滅。 アノ日2人が記名した婚姻証明書を燃やしたんだ。 私は驚いたよ……彼が燃やしたのは、我が家で唯一価値を持つものを、彼の娘に差し出すという契約だからね。
「何をするんだね?!」
私の驚いた顔に、彼は満足そうに、だが……とても意地悪く笑ってみせた。 まぁ、ソレが彼のポーズなのだと知るのはもっとずっと後だったんだけどね。
「パーシヴァル殿は、見事殿下の護衛と言う地位を掴みとったそうです。 おめでとうございます」
「……そう、なのか?」
「もう少し、ご自分の子に興味を持たれてはいかがですか?」
そう言われれば悔しかったが、
「なら、オマエはどうなんだ……」
その男の娘は、生きる術だと屋敷の裏手を耕し畑を作り、日々の糧となる野菜を育て、自らの生きる道として薬草を育てており、私は日の高いうちは彼女の手伝いをしていた。 夜になれば、1つの明かりの元で、私は細工師としての勉強をし、あの子は薬学の勉強をする。 とても穏やかで幸福な日々。
「知っていますとも。 なんのために侍女と庭師も共に預けていると思っているのですか?」
男は小ばかにするように笑ったが、同時に私は強い恐怖にかられたものさ。
娘を奪われてしまうのではないかというね。 オマエには申し訳ないが、オマエは母親に似て幼いころから少々手に負えないぐらいに活発な子で、私の苦手意識を察知してか、母親ベッタリな子だったから……。 前伯爵は言い訳のように告げ、そして話をつづけた。
「あの子を連れて行くのか?」
「そのつもりでした。 ですが、改めて約束をしませんか?」
「約束?」
「私は、アナタの息子が人前で恥をかかない、一人前になれるほどの援助をしたい。 アナタは、私の子と家族ごっこをしたい。 お互いが子供に与えられるものを与えませんか? いえ、与えてください。 あの子に私が教える事が出来ない事を、あの子が貴族社会で生きられるように。 伯爵として、領主としてアナタが学んできた知識を、寝物語として記憶に残してやって欲しい。 将来、どんな道を選んでも歩いて行けるように」
断れる訳などなかったさ。 私はあの子を実の娘のように思い始めていたし、オマエにはまだまだ金が必要だった。
「あの子は、とてもいい子だ……。 少しばかり賢すぎるのが、悪く働くこともあるだろう……だけど……」
怪訝そうな顔を向けられた。
目の前の男だって可愛くないはずなどないのだ。 ソレを言ってどうする? と思ったが、言わないのも卑怯なように感じた。 悩んだけれど、やっぱり今でも言ってよかったと思っているよ。
「アンタだって、あの子は可愛いだろう? いいのか?」
「……正直、アンタのことは嫌いです。 アンタが幸せになると思うと反吐が出る!! だけどな……死んだ後、俺はアイツに自慢したいんだよ」
泣きそうな顔で男は言い、そして大きく息を吸ってつづけた。
「これで、金、地位、権力とは関係のない、ただの約束だ。 子を持つ親同士としての約束だ。 全てがアンタの誠意にかかっている。 できるか?」
「……あぁ、感謝する。 ありがとう……」
「感謝なら、あの女にするんだな」
「そして親子ごっこは、オマエが戦場で大きな成果を上げたと、王都に広まった日まで続けられた。 あの男は、援助の終了と共に娘を引き取りにきたんだ」
「俺の気持ちはどうなるんだ!!」
「息子よ……残念だが、オマエの気持ちなど誰もしらんよ……好意があるなら、敵意を謝罪して、謝罪して、時を重ねて信頼関係を築くべきだったのだから。 顔出しもせず、手紙も出さず、誕生日も祝わず、美しいものを共にめでることもなく……誰がその好意に気づけるというんだね? したたかだったあの男ですら、オマエの気持ちは予想していなかったと思うよ」
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