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2章 薔薇乙女の乱
16.権限はない!!
「王妃様の食事ですが、もう少し食べやすい……いえ、そうね……可愛らしく見せることは出来ないかしら? あの方は可愛いものと綺麗なものには、目がございませんから」
私シヴィルは、女官長と料理長と身を寄せ合って、調理場の片隅で話し合う。
ここ数日、王妃様の具合が悪い。
暑くなってきたのだから、食欲が落ちるのは当然と考える事も普通ならできなくもない。 が、食べられないではなく興味がないとおっしゃるのだ。 王宮医、女官長、私の出した結論は、精神的なもの。 世を儚んでいる状態と言うものだった。
事情を聞こうにも、涙うかべ布団を頭からかぶり枕やクッションを投げてくる。 一人でいるときに、枕とクッションを集め歩いているのだろうと考えれば、それほど深刻なことではないのかも? と、考えるが、原因が分かるまでは、何とか食事を工夫して、食べていただくしかない。
「何をしているんだ?」
予告も何もなく、ひょいっと顔を出すパーシヴァル。
「仕事中です」
「そうか」
ニコニコとした笑みのパーシヴァル。
巨体が、私の背後を陣取り、料理長に睨みをきかせているのだろう。 料理長の顔色がみるみると毒のような薄汚れた紫へと変貌しうつむいていった。
「第一料理長?」
パーシヴァルが声をかければ、料理長がふるふるしながら視線をあげた。
「はい」
「王都の有名店で実力を認められ、陛下が直接お召しになったそうじゃないか」
そして、パーシヴァルは真顔のまま、料理長の経歴ヲツラツラと語る。
「えっと……私に何かの嫌疑でも……」
パーシヴァルよりも年配と言っても、まだ30代の若き料理人。 なおかつ陛下による異例の抜擢は嫉妬の対象とされ、世間の風当たりはかなり厳しい中で生きている。 常であれば、実力が全てだ! 文句があるなら俺の料理を食べろ!! と……言うのだが、視線を背けるのがやっと。
「最近シヴィとよく一緒にいると言うじゃないか、いったいどういう事なんだ!!」
はい? と思わず視線が上がる料理長。
何を言われたのか理解できなかったようだ。
かくいう私も理解がおくれ、思わず側にあったオタマで頭をたたいてしまった。
カンッ!
その瞬間振り向くが、怒るかと思えば情けないというか、悲しそうで……、でも流石に謝るわけにはいかない!!
「馬鹿なの? 仕事でしょ!! 仕事!! 大人しくソコでジャガイモの皮でもむいていてください!!」
「ぇえ!!」
ぎょっとした様子で、パーシヴァルを見ていた料理長と女官長が、今度は私を凄い勢いで見てきた。 料理人達も全員、魚のような目になっている。
そして私が、イモの皮むきをしている新人の方向を指差せば、新人がとけるように椅子からずるずると落ちていった。
まぁ、それはともかく……、パーシィも反論があるらしく珍しく声が荒い。
「ソレが、俺にとって何の得になる!!」
ようするに、利が無ければ動かんぞということらしい。
「先ほど料理長から、桃と梨のおすそ分けを頂きましたから、後でお茶でもしましょう?」
微笑んで見せれば、ヘラリとパーシィの表情が緩む。
「……仕方がない」
「いえ、仕方がないではなく……」
料理長は困惑しながらも勘弁してほしいと言おうとするが、私は頭を下げた。
「お邪魔になるでしょうけど、よろしくお願いします。 調理場から追い出す方が手間ですので……」
「は、はぁ……」
料理長は、困惑を通り越し頬を引きつり痙攣させていた。
「では、話を戻しましょうか?」
「可愛くと言うと? どのようなお考えで?」
「1つは彩を鮮やかに見せる」
「日頃から、色味などは十分に気を付けています。 夏に合わせて、野菜のテリーヌや、冷製スープ、王妃様のお好きな鳥のオレンジソースがけだって!!」
等の言い合いが続けば、退屈しだしたのかパーシィが呼び掛けてくる。
「シヴィ! シヴィ!!」
「はいはい」
「シ、ヴィ!」
「はいはい」
呼ばれてパーシィを振り返れば、ジャガイモの彫刻が出来上がっていた。 鳥に兎にアライグマ、イタチ。
「どんなのが好きだ? 父に細工物を習ってシヴィにプレゼントしようと思っているんだけど、シヴィは日ごろ恰好つけているけど本当は可愛いものが好きだよな?」
褒めていいのか、ぶん殴っていいのか……。
「多分、アレならいけます」
私は女官長にチラリと視線を向ければ、女官長の瞳が輝いた。
「えぇ、いけるわ」
狼狽える料理長。
「流石に無理ですよ」
そんな横で、ジャガイモの桂剥きを始めてクルクルと巻き直すパーシィ。
「シヴィ! バラ。 焼いてもらって、後で一緒に食べよう」
「閣下!!」
「……」
不満そうに悲しそうに見つめられ、私は無視して言葉をつづけた。
「とても器用ですね」
ツカツカとパーシィの元に歩いていけば、自分の元に来てくれたのが嬉しいとばかりに、次々とバラを作り出す。
「パーシィ……申し訳ないのですが、ソレ私にいただけません?」
「いいぞ」
ものすごく!! 嬉しそうにされれば心が痛いが……。 私は料理長を振り返る。
「これを焼いて王妃様のもとへ」
「いや、焼くより、揚げるの方が」
「王妃様が2日食事をなさっていないことを考えれば、負担の無い形で、先にスープを食べていただけるように……、彫刻は無理でも、可愛らしい形に切り抜く事で!!」
怒涛のごとく、作品を没収されるパーシヴァルは、見るからにションボリしていた。 やると言ったからには撤回するつもりはないが……と、視線が語っている。
「……今度、おすすめのお店で食事をご馳走いたしますわ」
「なら、俺に店の手配をさせてくれ!」
「……仕方ありませんね」
そうしてご機嫌な、パーシヴァルはルーカスが迎えにくるまで、野菜彫刻を続けるのだった。
引きこもり食事拒否の王妃様は、動物型の野菜がたくさん入ったスープに、目をキラキラさせながら食事を楽しみ食べはじめる。 私と女官長は安堵に息をついたが、食べ終わると同時に、王妃様はポロポロと泣き出し、発作の初期症状がでたため、睡眠魔法で強引に眠っていただいた。
「王妃様をこんなに不安にさせるなんて……」
世間知らずで悪意がなく、むしろそれが人を傷つけるほどの能天気な人がなぜ?! しびれを切らした女官長が、侍女達を全員呼び出し聞いたなら、困った様子で侍女達が顔を見合わせている。 意を決したように最年長と思われる、真面目を絵にかいたような侍女が言う。
「王妃様が気に病まれているだろうことは、予測はつくのですが……」
「王妃様の苦悩を知っておきながら、ソレを見て見ぬふりをするとはどういうことですか!! すぐに事情を話し沙汰を待ちなさい!!」
女官長が怒りだす。
「ですが!!」
「おだまりなさい!!」
「女官長……彼女達にも何か理由があるのかもしれませんから……今は抑えてください」
そう告げた後に、私は侍女達に向かって微笑みを向ける。
「この様子では、アナタたちも話難いでしょう? けど、今お話ししていただけるなら、穏便に済むように女官長と話し合わせていただきます」
権限はないが!!
「ほ、本当ですか?」
明らかにホッとしていたが、それもすぐに不安へと変わった。
「ですが……」
イライラとした女官長がまた怒鳴りそうになるのを、手で制する。
「どうかされたのですか?」
「お話をして、不敬罪となることは……」
「えぇ、お約束しましょう」
私は、にっこりと優しさ全開で微笑んで見せる。 だが、権限はない!!
「あの……」
聞いた話に私と女官長は頭を痛めた。
王宮に出入りしている婚姻相手を探す令嬢達の誘いを延々と無視するライオネル殿下、パーシヴァル、せめてルーカスのようにニコヤカに微笑みスルリスルリと交わせばいいのだが、なぜそんな気遣いが必要なのかと、2人は女性達を不機嫌そうな顔で、にらみつけるのだと言う。
それで噂となったのは、ライオネルとパーシヴァルの恋仲説である。
現国王陛下は、王妃様のみに愛情を注がれる方。 そして、その王妃様は病弱で、ライオネル殿下おひとりしか子をなしていない。 ソレを、陛下の姉君、妹君、叔母君をはじめ王族の女性達が次々と偶然を装い、王妃様の前に現れ聞いてきたのだという。
『ライオネル殿下は女性に興味がないのですか?!』
「ようするに……子を一人しかなせなかったこと、他の妻を陛下に強く勧めなかったとで、ご自身を責められていると……。 先生……、先生は殿下とも閣下とも仲が宜しいですよね?」
「……いえ、そこまでは……」
「あとは、お任せ……いたしましたわ」
「ちょ、女官長ここは公平に!!」
そう叫ぶ私を置いて、女官長は侍女達を連れて逃げ去った。 横に残った侍従に私は視線を向ける。
「あの……」
「国家のため、よろしくお願い申し上げます」
深々と頭を下げられることとなる。
私には何の権限もないらしい……。
私シヴィルは、女官長と料理長と身を寄せ合って、調理場の片隅で話し合う。
ここ数日、王妃様の具合が悪い。
暑くなってきたのだから、食欲が落ちるのは当然と考える事も普通ならできなくもない。 が、食べられないではなく興味がないとおっしゃるのだ。 王宮医、女官長、私の出した結論は、精神的なもの。 世を儚んでいる状態と言うものだった。
事情を聞こうにも、涙うかべ布団を頭からかぶり枕やクッションを投げてくる。 一人でいるときに、枕とクッションを集め歩いているのだろうと考えれば、それほど深刻なことではないのかも? と、考えるが、原因が分かるまでは、何とか食事を工夫して、食べていただくしかない。
「何をしているんだ?」
予告も何もなく、ひょいっと顔を出すパーシヴァル。
「仕事中です」
「そうか」
ニコニコとした笑みのパーシヴァル。
巨体が、私の背後を陣取り、料理長に睨みをきかせているのだろう。 料理長の顔色がみるみると毒のような薄汚れた紫へと変貌しうつむいていった。
「第一料理長?」
パーシヴァルが声をかければ、料理長がふるふるしながら視線をあげた。
「はい」
「王都の有名店で実力を認められ、陛下が直接お召しになったそうじゃないか」
そして、パーシヴァルは真顔のまま、料理長の経歴ヲツラツラと語る。
「えっと……私に何かの嫌疑でも……」
パーシヴァルよりも年配と言っても、まだ30代の若き料理人。 なおかつ陛下による異例の抜擢は嫉妬の対象とされ、世間の風当たりはかなり厳しい中で生きている。 常であれば、実力が全てだ! 文句があるなら俺の料理を食べろ!! と……言うのだが、視線を背けるのがやっと。
「最近シヴィとよく一緒にいると言うじゃないか、いったいどういう事なんだ!!」
はい? と思わず視線が上がる料理長。
何を言われたのか理解できなかったようだ。
かくいう私も理解がおくれ、思わず側にあったオタマで頭をたたいてしまった。
カンッ!
その瞬間振り向くが、怒るかと思えば情けないというか、悲しそうで……、でも流石に謝るわけにはいかない!!
「馬鹿なの? 仕事でしょ!! 仕事!! 大人しくソコでジャガイモの皮でもむいていてください!!」
「ぇえ!!」
ぎょっとした様子で、パーシヴァルを見ていた料理長と女官長が、今度は私を凄い勢いで見てきた。 料理人達も全員、魚のような目になっている。
そして私が、イモの皮むきをしている新人の方向を指差せば、新人がとけるように椅子からずるずると落ちていった。
まぁ、それはともかく……、パーシィも反論があるらしく珍しく声が荒い。
「ソレが、俺にとって何の得になる!!」
ようするに、利が無ければ動かんぞということらしい。
「先ほど料理長から、桃と梨のおすそ分けを頂きましたから、後でお茶でもしましょう?」
微笑んで見せれば、ヘラリとパーシィの表情が緩む。
「……仕方がない」
「いえ、仕方がないではなく……」
料理長は困惑しながらも勘弁してほしいと言おうとするが、私は頭を下げた。
「お邪魔になるでしょうけど、よろしくお願いします。 調理場から追い出す方が手間ですので……」
「は、はぁ……」
料理長は、困惑を通り越し頬を引きつり痙攣させていた。
「では、話を戻しましょうか?」
「可愛くと言うと? どのようなお考えで?」
「1つは彩を鮮やかに見せる」
「日頃から、色味などは十分に気を付けています。 夏に合わせて、野菜のテリーヌや、冷製スープ、王妃様のお好きな鳥のオレンジソースがけだって!!」
等の言い合いが続けば、退屈しだしたのかパーシィが呼び掛けてくる。
「シヴィ! シヴィ!!」
「はいはい」
「シ、ヴィ!」
「はいはい」
呼ばれてパーシィを振り返れば、ジャガイモの彫刻が出来上がっていた。 鳥に兎にアライグマ、イタチ。
「どんなのが好きだ? 父に細工物を習ってシヴィにプレゼントしようと思っているんだけど、シヴィは日ごろ恰好つけているけど本当は可愛いものが好きだよな?」
褒めていいのか、ぶん殴っていいのか……。
「多分、アレならいけます」
私は女官長にチラリと視線を向ければ、女官長の瞳が輝いた。
「えぇ、いけるわ」
狼狽える料理長。
「流石に無理ですよ」
そんな横で、ジャガイモの桂剥きを始めてクルクルと巻き直すパーシィ。
「シヴィ! バラ。 焼いてもらって、後で一緒に食べよう」
「閣下!!」
「……」
不満そうに悲しそうに見つめられ、私は無視して言葉をつづけた。
「とても器用ですね」
ツカツカとパーシィの元に歩いていけば、自分の元に来てくれたのが嬉しいとばかりに、次々とバラを作り出す。
「パーシィ……申し訳ないのですが、ソレ私にいただけません?」
「いいぞ」
ものすごく!! 嬉しそうにされれば心が痛いが……。 私は料理長を振り返る。
「これを焼いて王妃様のもとへ」
「いや、焼くより、揚げるの方が」
「王妃様が2日食事をなさっていないことを考えれば、負担の無い形で、先にスープを食べていただけるように……、彫刻は無理でも、可愛らしい形に切り抜く事で!!」
怒涛のごとく、作品を没収されるパーシヴァルは、見るからにションボリしていた。 やると言ったからには撤回するつもりはないが……と、視線が語っている。
「……今度、おすすめのお店で食事をご馳走いたしますわ」
「なら、俺に店の手配をさせてくれ!」
「……仕方ありませんね」
そうしてご機嫌な、パーシヴァルはルーカスが迎えにくるまで、野菜彫刻を続けるのだった。
引きこもり食事拒否の王妃様は、動物型の野菜がたくさん入ったスープに、目をキラキラさせながら食事を楽しみ食べはじめる。 私と女官長は安堵に息をついたが、食べ終わると同時に、王妃様はポロポロと泣き出し、発作の初期症状がでたため、睡眠魔法で強引に眠っていただいた。
「王妃様をこんなに不安にさせるなんて……」
世間知らずで悪意がなく、むしろそれが人を傷つけるほどの能天気な人がなぜ?! しびれを切らした女官長が、侍女達を全員呼び出し聞いたなら、困った様子で侍女達が顔を見合わせている。 意を決したように最年長と思われる、真面目を絵にかいたような侍女が言う。
「王妃様が気に病まれているだろうことは、予測はつくのですが……」
「王妃様の苦悩を知っておきながら、ソレを見て見ぬふりをするとはどういうことですか!! すぐに事情を話し沙汰を待ちなさい!!」
女官長が怒りだす。
「ですが!!」
「おだまりなさい!!」
「女官長……彼女達にも何か理由があるのかもしれませんから……今は抑えてください」
そう告げた後に、私は侍女達に向かって微笑みを向ける。
「この様子では、アナタたちも話難いでしょう? けど、今お話ししていただけるなら、穏便に済むように女官長と話し合わせていただきます」
権限はないが!!
「ほ、本当ですか?」
明らかにホッとしていたが、それもすぐに不安へと変わった。
「ですが……」
イライラとした女官長がまた怒鳴りそうになるのを、手で制する。
「どうかされたのですか?」
「お話をして、不敬罪となることは……」
「えぇ、お約束しましょう」
私は、にっこりと優しさ全開で微笑んで見せる。 だが、権限はない!!
「あの……」
聞いた話に私と女官長は頭を痛めた。
王宮に出入りしている婚姻相手を探す令嬢達の誘いを延々と無視するライオネル殿下、パーシヴァル、せめてルーカスのようにニコヤカに微笑みスルリスルリと交わせばいいのだが、なぜそんな気遣いが必要なのかと、2人は女性達を不機嫌そうな顔で、にらみつけるのだと言う。
それで噂となったのは、ライオネルとパーシヴァルの恋仲説である。
現国王陛下は、王妃様のみに愛情を注がれる方。 そして、その王妃様は病弱で、ライオネル殿下おひとりしか子をなしていない。 ソレを、陛下の姉君、妹君、叔母君をはじめ王族の女性達が次々と偶然を装い、王妃様の前に現れ聞いてきたのだという。
『ライオネル殿下は女性に興味がないのですか?!』
「ようするに……子を一人しかなせなかったこと、他の妻を陛下に強く勧めなかったとで、ご自身を責められていると……。 先生……、先生は殿下とも閣下とも仲が宜しいですよね?」
「……いえ、そこまでは……」
「あとは、お任せ……いたしましたわ」
「ちょ、女官長ここは公平に!!」
そう叫ぶ私を置いて、女官長は侍女達を連れて逃げ去った。 横に残った侍従に私は視線を向ける。
「あの……」
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深々と頭を下げられることとなる。
私には何の権限もないらしい……。
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