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3章 オマジナイ
44.30代美少年は、容赦がない
レイランド侯爵家の夜会では、パーシヴァル率いるヒュブリス騎士団、戦場でヒュブリスと共同戦線を張った騎士団、ソレに加え夜会主催者・警備側の関係者が動かせる限りの魔導士を動かし、厳重に警備を敷いていた。
少々やり過ぎという程の物々しさは、両陛下も招きに応じたとあれば、決しておかしなことではない。
多くの人がかり出されれば当然、騎士団庁舎の隙が生まれるものである。 普通に考えれば、王権の命を受け動く武力集団の拠点を襲うものなど存在するわけなどないのだが、世の中絶対という者は存在しない。 手薄な騎士団宿舎を狙い侵入者がやってきた。
その数13人。
一度に押し掛けてきたなら、それが素人集団の侵入者でもアイザック1人で処理するのはつらかったろう。 だが、彼等には横のつながりが無いらしく、時間、場所が各々足を引っ張る形となり侵入してきたのだ。
「目的は、なんですか?」
呆れたように、きっちりとした礼服に身を包んでいる相手に問えば、騎士団内でも人気である男性達の髪or爪、所謂体の一部が欲しいのだという。
「何に使うか以前にもう気持ち悪いんですけど」
自分もターゲットにされていると知ってアイザックは鳥肌を立てた。
「彼等、どうなるんですか?」
シヴィルがきけば、彼等をロープでグルグル巻きにし、紐をつけ2回に分けて引きずり運ぶアイザックが返事をする。 その間聞こえる叫び声は、シヴィルもアイザックも綺麗にスルーしていた。
「無罪でしょうね。 そもそもゴミを盗みに来るというのが罪になるかどうか? 無資格の一般人の魔術行為は、法により禁じられてますけど、ただ髪と爪を求めて泥棒に来たというだけでは、魔術行為の証拠にはなりません。 結構良いところの使用人ですし、長時間の拘束はややこしい状況になりかねませんから、少しばかりお仕置きを受けて貰って帰ってもらうことにしましょう」
その後、泥棒に入った者達は、正式な魔術師から購入した幻影香と呼ばれる拷問アイテム(大量の蛇に埋もれる、大量のムカデに埋もれる等の幻影を見る)を使い数時間放置。 精神的に消耗したところで、アイザックは泥棒達の服を剥きとり、手足を縄で結び転がせば、シヴィルはぎょっとした顔で、その場から走り逃げる。
「手伝ってはくれないんですか?! 一人で大変なんですけど」
「むむむむむりです!! それより、なんああなにを……」
自分の動揺っぷりに静かになるシヴィル。
「安心してください。 拷問は十分に行いました後は解放するだけです」
なら、何故脱がすのだろうか? 慣れぬ異性の裸に狼狽え、遠く木の陰から背を向けて会話をしていれば、
「この程度で、視線を背けてどうするんですか!」
なんて、アイザックが叱りだす。
「ぇええええ、いや、ですが、マジマジと見るものではないでしょう?」
「まだ、下着が残っているんですよ! まぁ、最終的には剥ぎ取りますが!!」
なんて言うから、泥棒達は精神的な消耗があるにも関わらず、ひぃいいいいと弱々しい声を上げる泥棒達の身体に、軍事連絡用の消えにくい特殊ペンで文字を書く。
『私は、ごみ漁りのために余所様の屋敷に不法侵入しました』
「もう少し文才があればいいんですけどね……」
ぶつぶつ言う。
「どどおどうするんだ、私達を!!」
「解放しますよ。 王宮中央公園に。 主が早く迎えに来るように、ちゃんと目立つところに捨ててあげますから」
ニッコリと愛らしい少年(30代)は微笑む。
「えぇ、そ、そのまま、そんな恰好で、捨てますの?!」
「コレだけやっておけば、2度と同じことをやろうとは思わないでしょうし、屋敷の者達も2度と彼等を使用人として受け入れることはないでしょう。 で、恨みに思った彼等は、何処の誰が犯人か、素人魔術の法律違反の証人になってくれるでしょうね。 と、ここまでが僕の段取りです。 まぁ、そうですねぇ……今のうちに主が誰かを白状し、証人となるという誓約書にサインを頂ければ、洋服を返して差し上げてもいいんですけどね」
そして、大量の泥棒達が何か言おうとするが、アイザックは言葉を吐かせることなく続きを言う。
「まぁ、大抵はそんなことをできるか!! って言うのがオチなんで。 交渉なんて面倒な事を僕はしませんけど!!」
そうニコニコと笑いながら作業を進めていく。
「あぁ、先生、ここは一人でも大丈夫なんで、ソロソロ着替えをされてはいかがですか?」
ヒラヒラとにこやかに手をふり(背を向けているため見てないが)その場を去るようシヴィルに促した。
そして、アイザックはにこやかに、男性達の身体的特徴、身体に残る行為の跡、様々なことを弄りながら落書きを続けていく。
少々やり過ぎという程の物々しさは、両陛下も招きに応じたとあれば、決しておかしなことではない。
多くの人がかり出されれば当然、騎士団庁舎の隙が生まれるものである。 普通に考えれば、王権の命を受け動く武力集団の拠点を襲うものなど存在するわけなどないのだが、世の中絶対という者は存在しない。 手薄な騎士団宿舎を狙い侵入者がやってきた。
その数13人。
一度に押し掛けてきたなら、それが素人集団の侵入者でもアイザック1人で処理するのはつらかったろう。 だが、彼等には横のつながりが無いらしく、時間、場所が各々足を引っ張る形となり侵入してきたのだ。
「目的は、なんですか?」
呆れたように、きっちりとした礼服に身を包んでいる相手に問えば、騎士団内でも人気である男性達の髪or爪、所謂体の一部が欲しいのだという。
「何に使うか以前にもう気持ち悪いんですけど」
自分もターゲットにされていると知ってアイザックは鳥肌を立てた。
「彼等、どうなるんですか?」
シヴィルがきけば、彼等をロープでグルグル巻きにし、紐をつけ2回に分けて引きずり運ぶアイザックが返事をする。 その間聞こえる叫び声は、シヴィルもアイザックも綺麗にスルーしていた。
「無罪でしょうね。 そもそもゴミを盗みに来るというのが罪になるかどうか? 無資格の一般人の魔術行為は、法により禁じられてますけど、ただ髪と爪を求めて泥棒に来たというだけでは、魔術行為の証拠にはなりません。 結構良いところの使用人ですし、長時間の拘束はややこしい状況になりかねませんから、少しばかりお仕置きを受けて貰って帰ってもらうことにしましょう」
その後、泥棒に入った者達は、正式な魔術師から購入した幻影香と呼ばれる拷問アイテム(大量の蛇に埋もれる、大量のムカデに埋もれる等の幻影を見る)を使い数時間放置。 精神的に消耗したところで、アイザックは泥棒達の服を剥きとり、手足を縄で結び転がせば、シヴィルはぎょっとした顔で、その場から走り逃げる。
「手伝ってはくれないんですか?! 一人で大変なんですけど」
「むむむむむりです!! それより、なんああなにを……」
自分の動揺っぷりに静かになるシヴィル。
「安心してください。 拷問は十分に行いました後は解放するだけです」
なら、何故脱がすのだろうか? 慣れぬ異性の裸に狼狽え、遠く木の陰から背を向けて会話をしていれば、
「この程度で、視線を背けてどうするんですか!」
なんて、アイザックが叱りだす。
「ぇええええ、いや、ですが、マジマジと見るものではないでしょう?」
「まだ、下着が残っているんですよ! まぁ、最終的には剥ぎ取りますが!!」
なんて言うから、泥棒達は精神的な消耗があるにも関わらず、ひぃいいいいと弱々しい声を上げる泥棒達の身体に、軍事連絡用の消えにくい特殊ペンで文字を書く。
『私は、ごみ漁りのために余所様の屋敷に不法侵入しました』
「もう少し文才があればいいんですけどね……」
ぶつぶつ言う。
「どどおどうするんだ、私達を!!」
「解放しますよ。 王宮中央公園に。 主が早く迎えに来るように、ちゃんと目立つところに捨ててあげますから」
ニッコリと愛らしい少年(30代)は微笑む。
「えぇ、そ、そのまま、そんな恰好で、捨てますの?!」
「コレだけやっておけば、2度と同じことをやろうとは思わないでしょうし、屋敷の者達も2度と彼等を使用人として受け入れることはないでしょう。 で、恨みに思った彼等は、何処の誰が犯人か、素人魔術の法律違反の証人になってくれるでしょうね。 と、ここまでが僕の段取りです。 まぁ、そうですねぇ……今のうちに主が誰かを白状し、証人となるという誓約書にサインを頂ければ、洋服を返して差し上げてもいいんですけどね」
そして、大量の泥棒達が何か言おうとするが、アイザックは言葉を吐かせることなく続きを言う。
「まぁ、大抵はそんなことをできるか!! って言うのがオチなんで。 交渉なんて面倒な事を僕はしませんけど!!」
そうニコニコと笑いながら作業を進めていく。
「あぁ、先生、ここは一人でも大丈夫なんで、ソロソロ着替えをされてはいかがですか?」
ヒラヒラとにこやかに手をふり(背を向けているため見てないが)その場を去るようシヴィルに促した。
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