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3章 オマジナイ
52.終わりの始まり 前編
シヴィルを構うマリンは幸せそうだった。
親族も医局もどこでもマリンにとっては年上ばかり、偉そうな者ばかりな王宮内、王宮内で小さかったシヴィルを預けられた時は歓喜したものである。
可愛い可愛い妹のような存在。 それがポッとで(マリンにとって)の男に奪われ面白くなかった。 それでも大切にしてくれるのだからと諦めたが、久々の邂逅に嬉しくない訳はない。 言葉にせずとも通じる心に、歓喜せぬわけがない。
シヴィルを可愛がるマリンの横合いから、ぬっと手が伸びてくる。
流石にここで「俺の」と言葉をもって主張することをパーシヴァルはしなかったが、それでも視線だけは語っていた。
『返せ』と。
『久々なんだからいいじゃない』と視線が語りマリンがシヴィルを抱きしめる。
『俺はシヴィルから抱っこを求められたぞ』と。
『仕事じゃないの』
パーシヴァルは、マリンがシヴィルを可愛がってくれる姉のような存在だと聞かされていたから、シヴィルと同性であったことから、嫉妬心よりも、シヴィルを大切にする者同士としての会話を楽しんだ。
仕事中だが……。
酔ったままのシヴィルは、ムームー唸るのみ。
「2人とも仕事中ですよね? ミランダ、シヴィルを退かせておいてください」
ライオネルが、この場で戦力外であろうミランダに、現状を邪魔していると思われるシヴィルを託す。
「ぇ、それは、私の好きにしていいと?」
「良い訳ないでしょう。 顔面を補正して、ヨダレを拭きなさい。 後は、触らない、噛みつかない、すり寄らない」
「言われずともわかっております。 触れれば無粋な現実に妄想は掻き消えるもの。 我々は距離をもって見守るのをモットーとしているのですから!!」
「……うん、よくわかりませんが。 頼みます……」
だから、緊張感帰ってこい。
最も真面目であろうルーカスは嘆き。
彼等の関係を理解していない、レイランド侯爵は混乱していた。
シヴィルを没収された、マリンとパーシヴァルは仕事モードへと切り替えた。 そもそも一刻一秒争うのではないか?
「殿下、覚悟をきめておいてください」
マリンが告げれば、視線が「なんだ」と語る。
「どう考えても人は必ず死にます。 その覚悟を」
「……誰が、何人ほど……」
「術が動けば、令嬢の思い人、そして術を行った令嬢が共に……」
あの世で結ばれる。 なんて術な訳でもないが、今回は仲良く死亡するように術が形成されていたのだ。
いったん言葉を止めたマリンが言葉を潜め続ける。
「返しが無事発動すれば、薔薇が……」
マリンの言葉にライオネルは眉間を寄せる。
「ソレをして何の役に立つんだ?」
理解できなかった。
理屈もない。
戦略もない。
ソレをして何の意味がある?
考えられるのは、この場を開いたレイランド侯爵と、開かせたライオネルの責任問題を問うこと。 それにしてはやっていることが大げさすぎる!
いや、そもそも婚約発表は、秘密とされていたのだ。
ライオネルには、意味のない大量殺人にしか思えなかった。 理解したいとは思わないが、物理的被害はどうにもならないとしても、今後も何らかの問題をナイジェルが起こすというなら、相手の行動原理、パターンを知らなければならない。
「なぜ、こんなことを……」
ライオネルの質問にパーシヴァルが返す。
「意味なんてないさ。 そうしたかった。 そうするのがいいと思った。 ソレが最善だと思った。 コレが自分の欲望を満たすと思った。 理由はどうあれ、目的が定まれば、ソレは薔薇にとって達成を目指すだけ。 余計な事を考えることは無い。 思考は目的を阻害する雑念だ。 未来の予測計算なんぞ自分を惑わすだけだ」
パーシヴァルに告げられライオネルは眉間を寄せる。
そして納得せざるえなかった。
魔力回路異常者の精神は人とかなり違い、欲望に忠実で、野性的で、本能的。 同じ病を持つパーシヴァルの言葉を議論する意味はなく、ソレを否定することはパーシヴァルも否定することだ。
ライオネルは、溜息をつく。
だが、溜息で終わる問題ではない。
「いくら死体が転がろうと、問題定義してくるだろう貴族を丸め込む! 材料となる情報を集めまとめ提出をお願いします」
マリンは優雅にお辞儀をする。
「仰せのままに」
マリンの会話が途切れると同時にルーカスが慌てた様子で、護衛をつけ彼を逃がそうとする。
「殿下、早めにこの場から撤退を」
ルーカスの発言を止めるマリン。
2人は睨み合う。
「待って下さい。 殿下も対象者である可能性は十分存在しています」
「ですが、術素材には対象者の身体の一部がいるのでしょう?」
「殿下には、大勢の侍女がついていますから」
力強いマリンの言葉と視線。
ルーカスをはじめとする男性達はゾッとした。
「始まる……」
シヴィルが呟くように言えば、一斉にシヴィルに視線が向けられ、 そして、周囲から小さな悲鳴があがる。 令嬢達が黄金に輝き、その胸の中に半透明な黄金の蛇を眠らせているのが見えたのだ。
令嬢達は『ようやく思いが満ちた』と怯えることは無かったが、ソレが既に異常であるということを本人達は気づかない。 愛おしそうに黄金の蛇を、恋心を胸に抱いた。
ルーカスが叫ぶ。
「上司!! マリン! 殿下達の守りを頼みます」
「騎士団は令嬢達の確保へ!」
もうできる事は術をかえすことだけ。
令嬢達の中の透明な黄金の蛇はむっくりと目覚め、ユラユラと揺らめき母体となっている令嬢の心を魔力を喰らい成長する。 ユラユラ揺らめくと共に、それは令嬢達の心と肉に引き裂かれるかのような痛みを与えた。
「うぐっ、ぁああああああああ」
「うわぁあっああ」
「はぁはぁはぁ、これを耐えれば」
伴う痛みは、恋心。
説明書には書かれていた。
嘘の中に真実を混ぜて、甘い言葉で装飾されていた。 いかにも恋のオマジナイのように、美しく切なく。
「ぇ?」
アチコチから男性の声が上がる。
「コレは?」
男性達の心臓部分に写り込む美しい銀色の卵。
蛇と銀色の卵は、細い光の糸で結ばれていた。
それはライオネルからも出ており、マリンは側に控えていたパーシヴァルを押しのけ、そして殿下個人に対して返しの呪の準備をする。
「会場の術返しの準備は!!」
マリンが焦り伝令役として訪れた見習いに声を荒げれば、
「術者たちにも対象者がいるため、混乱で進行が遅れています」
そんなやり取りをしている間も、令嬢達の黄金の蛇は成長し、身体の口内を通り内側から外側へとヌラヌラと移動し始める。
「うっげてゃぁああ、ぉおおおへええええ」
ヌラヌラとした魔力を身体にまといボトンと床に落ちた黄金の蛇は、1m程に成長していた。 それでもまだ足りないと令嬢達の身体に巻き付き締め上げる。 締め上げるその力の強さに令嬢達は呻く、叫び、そして……耐える。
彼女達はまだソレが恋のオマジナイだと信じて疑わない。
周囲から自分達がどのように見られているかまで理解していない。 もし生き残ったとしても、彼女達の恋が叶う事は今後一切ないだろう。
だが、令嬢達には分からない。
彼女達が考えるのは恋の達成だけ
思いは、心の重しとなって周囲を見えなくする。
『こんなに苦しいのだから、術の価値はあるはず!』
殿下に対してはマリンがメインとなりシヴィルがサポートに入り、返還術が構成されつつあった。
「私も助けてください!!」
「何でこんなことに! 俺も助けてください!」
「俺は、俺は、死にたくない!」
マリンやシヴィルに詰め寄ろうとする騎士団員達を、パーシヴァルは次々と昏倒させた。
パーシヴァル、ルーカス、アイザックが髪なり、爪なり、身体の一部を奪われている等ということはなかったが、騎士団の者達は訓練中に発生したケガ等で出た血のついた布地などが、呪術アイテムとして奪われていたようだ。
ターゲットとされた騎士は修羅場だが、ターゲットにされなかった騎士達の複雑な気持ちは、平和となった未来に語られ笑い話とされるだろう。
親族も医局もどこでもマリンにとっては年上ばかり、偉そうな者ばかりな王宮内、王宮内で小さかったシヴィルを預けられた時は歓喜したものである。
可愛い可愛い妹のような存在。 それがポッとで(マリンにとって)の男に奪われ面白くなかった。 それでも大切にしてくれるのだからと諦めたが、久々の邂逅に嬉しくない訳はない。 言葉にせずとも通じる心に、歓喜せぬわけがない。
シヴィルを可愛がるマリンの横合いから、ぬっと手が伸びてくる。
流石にここで「俺の」と言葉をもって主張することをパーシヴァルはしなかったが、それでも視線だけは語っていた。
『返せ』と。
『久々なんだからいいじゃない』と視線が語りマリンがシヴィルを抱きしめる。
『俺はシヴィルから抱っこを求められたぞ』と。
『仕事じゃないの』
パーシヴァルは、マリンがシヴィルを可愛がってくれる姉のような存在だと聞かされていたから、シヴィルと同性であったことから、嫉妬心よりも、シヴィルを大切にする者同士としての会話を楽しんだ。
仕事中だが……。
酔ったままのシヴィルは、ムームー唸るのみ。
「2人とも仕事中ですよね? ミランダ、シヴィルを退かせておいてください」
ライオネルが、この場で戦力外であろうミランダに、現状を邪魔していると思われるシヴィルを託す。
「ぇ、それは、私の好きにしていいと?」
「良い訳ないでしょう。 顔面を補正して、ヨダレを拭きなさい。 後は、触らない、噛みつかない、すり寄らない」
「言われずともわかっております。 触れれば無粋な現実に妄想は掻き消えるもの。 我々は距離をもって見守るのをモットーとしているのですから!!」
「……うん、よくわかりませんが。 頼みます……」
だから、緊張感帰ってこい。
最も真面目であろうルーカスは嘆き。
彼等の関係を理解していない、レイランド侯爵は混乱していた。
シヴィルを没収された、マリンとパーシヴァルは仕事モードへと切り替えた。 そもそも一刻一秒争うのではないか?
「殿下、覚悟をきめておいてください」
マリンが告げれば、視線が「なんだ」と語る。
「どう考えても人は必ず死にます。 その覚悟を」
「……誰が、何人ほど……」
「術が動けば、令嬢の思い人、そして術を行った令嬢が共に……」
あの世で結ばれる。 なんて術な訳でもないが、今回は仲良く死亡するように術が形成されていたのだ。
いったん言葉を止めたマリンが言葉を潜め続ける。
「返しが無事発動すれば、薔薇が……」
マリンの言葉にライオネルは眉間を寄せる。
「ソレをして何の役に立つんだ?」
理解できなかった。
理屈もない。
戦略もない。
ソレをして何の意味がある?
考えられるのは、この場を開いたレイランド侯爵と、開かせたライオネルの責任問題を問うこと。 それにしてはやっていることが大げさすぎる!
いや、そもそも婚約発表は、秘密とされていたのだ。
ライオネルには、意味のない大量殺人にしか思えなかった。 理解したいとは思わないが、物理的被害はどうにもならないとしても、今後も何らかの問題をナイジェルが起こすというなら、相手の行動原理、パターンを知らなければならない。
「なぜ、こんなことを……」
ライオネルの質問にパーシヴァルが返す。
「意味なんてないさ。 そうしたかった。 そうするのがいいと思った。 ソレが最善だと思った。 コレが自分の欲望を満たすと思った。 理由はどうあれ、目的が定まれば、ソレは薔薇にとって達成を目指すだけ。 余計な事を考えることは無い。 思考は目的を阻害する雑念だ。 未来の予測計算なんぞ自分を惑わすだけだ」
パーシヴァルに告げられライオネルは眉間を寄せる。
そして納得せざるえなかった。
魔力回路異常者の精神は人とかなり違い、欲望に忠実で、野性的で、本能的。 同じ病を持つパーシヴァルの言葉を議論する意味はなく、ソレを否定することはパーシヴァルも否定することだ。
ライオネルは、溜息をつく。
だが、溜息で終わる問題ではない。
「いくら死体が転がろうと、問題定義してくるだろう貴族を丸め込む! 材料となる情報を集めまとめ提出をお願いします」
マリンは優雅にお辞儀をする。
「仰せのままに」
マリンの会話が途切れると同時にルーカスが慌てた様子で、護衛をつけ彼を逃がそうとする。
「殿下、早めにこの場から撤退を」
ルーカスの発言を止めるマリン。
2人は睨み合う。
「待って下さい。 殿下も対象者である可能性は十分存在しています」
「ですが、術素材には対象者の身体の一部がいるのでしょう?」
「殿下には、大勢の侍女がついていますから」
力強いマリンの言葉と視線。
ルーカスをはじめとする男性達はゾッとした。
「始まる……」
シヴィルが呟くように言えば、一斉にシヴィルに視線が向けられ、 そして、周囲から小さな悲鳴があがる。 令嬢達が黄金に輝き、その胸の中に半透明な黄金の蛇を眠らせているのが見えたのだ。
令嬢達は『ようやく思いが満ちた』と怯えることは無かったが、ソレが既に異常であるということを本人達は気づかない。 愛おしそうに黄金の蛇を、恋心を胸に抱いた。
ルーカスが叫ぶ。
「上司!! マリン! 殿下達の守りを頼みます」
「騎士団は令嬢達の確保へ!」
もうできる事は術をかえすことだけ。
令嬢達の中の透明な黄金の蛇はむっくりと目覚め、ユラユラと揺らめき母体となっている令嬢の心を魔力を喰らい成長する。 ユラユラ揺らめくと共に、それは令嬢達の心と肉に引き裂かれるかのような痛みを与えた。
「うぐっ、ぁああああああああ」
「うわぁあっああ」
「はぁはぁはぁ、これを耐えれば」
伴う痛みは、恋心。
説明書には書かれていた。
嘘の中に真実を混ぜて、甘い言葉で装飾されていた。 いかにも恋のオマジナイのように、美しく切なく。
「ぇ?」
アチコチから男性の声が上がる。
「コレは?」
男性達の心臓部分に写り込む美しい銀色の卵。
蛇と銀色の卵は、細い光の糸で結ばれていた。
それはライオネルからも出ており、マリンは側に控えていたパーシヴァルを押しのけ、そして殿下個人に対して返しの呪の準備をする。
「会場の術返しの準備は!!」
マリンが焦り伝令役として訪れた見習いに声を荒げれば、
「術者たちにも対象者がいるため、混乱で進行が遅れています」
そんなやり取りをしている間も、令嬢達の黄金の蛇は成長し、身体の口内を通り内側から外側へとヌラヌラと移動し始める。
「うっげてゃぁああ、ぉおおおへええええ」
ヌラヌラとした魔力を身体にまといボトンと床に落ちた黄金の蛇は、1m程に成長していた。 それでもまだ足りないと令嬢達の身体に巻き付き締め上げる。 締め上げるその力の強さに令嬢達は呻く、叫び、そして……耐える。
彼女達はまだソレが恋のオマジナイだと信じて疑わない。
周囲から自分達がどのように見られているかまで理解していない。 もし生き残ったとしても、彼女達の恋が叶う事は今後一切ないだろう。
だが、令嬢達には分からない。
彼女達が考えるのは恋の達成だけ
思いは、心の重しとなって周囲を見えなくする。
『こんなに苦しいのだから、術の価値はあるはず!』
殿下に対してはマリンがメインとなりシヴィルがサポートに入り、返還術が構成されつつあった。
「私も助けてください!!」
「何でこんなことに! 俺も助けてください!」
「俺は、俺は、死にたくない!」
マリンやシヴィルに詰め寄ろうとする騎士団員達を、パーシヴァルは次々と昏倒させた。
パーシヴァル、ルーカス、アイザックが髪なり、爪なり、身体の一部を奪われている等ということはなかったが、騎士団の者達は訓練中に発生したケガ等で出た血のついた布地などが、呪術アイテムとして奪われていたようだ。
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