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終章
60.新・国王陛下の苦悩と苦労
ライオネルは国王となった。
いや、業務だけであれば8割は既に交代していた。
ただ国王が王位にあったのは、未だ彼を押し続ける古い勢力があったから、流石に代替えの効かない外交を無視するだけでなく喧嘩腰になられては……、目に見えて分かる戦争を呼び込もうとする誰もが望まぬ展開に、今回だけは反ライオネル派も口を開く事は無かった。
「まぁ、例え1割であっても賢者を従えてしまったミランダのおかげ……でしょうけど……。 まったく頭があがらん……」
ボソリと呟くが、ミランダ自身を、その行動を嫌がっている訳ではない。
まぁ、配下とした賢者によって印刷技術を向上させてしまったというのは、……どうなのだろうか? とは思うが……。 賢者の全てが王家の乗っ取りを考えている訳ではなく、魔女達の己への鍛錬を永遠と追い求めストイックな様子が、嫌だっただけというものは少なくはない。 だからと言ってミランダの作り出すものが、快楽の代替えとして、忠誠に繋がるというのは理解できないが……。
自らの執務室でありながら、ライオネルはノックをする。
「はいはいは~~~い」
ご機嫌な様子で扉が開かれた。
別に鍵がかかっている訳ではない。 ただ、乙女の都合が色々あるらしく、一回合図を入れて欲しいと言われた。
別室を使えばよいと思うのだが……。
ミランダのこぼれる笑みに、ライオネルが溜息をついた。
「ヨダレ、こぼれていますよ。 何を妄想していたのかは絶対に聞きませんけど、お拭きなさい」
そう言いつつもヨダレをぬぐうのはライオネルである。
「あら嫌だ……ライオネル様。 王位着任、おめでとうございます!」
「相変わらず情報が早いですね」
呆れたように言えば、
「目や耳は何処にでもあります。 ライオネル様がココに来るまで幾人かの貴族と打ち合わせをなさっていたでしょう? 私に話が届くまで十分の時間ですわ」
「全く恐ろしい人だ。 そうやって王宮内に目と耳を張り巡らせてしまうなんて」
「あら、それはパーシヴァル様が、賢者を潰してくださったから出来る事ですわ。 そのシステムをそのまま流用させていただいているんですから。 私にすれば既に当主は不在となっているにもかかわらず、情報収集が機能し続けているマノヴァ商会の方が恐ろしく思えますわね。 餌も何も必要とせずただ忠誠のみで動いてますから」
「……それは、聞いたこと無い話ですが?」
お茶を入れながらミランダは首を傾げる。
「そうでしたか?」
そうでしたか? じゃないだろう……。
「ソレは、魔女へと繋がっているのでしょうか?」
「どうでしょう? うちに来るような賢者は、魔女の中でも位が低かった者達ですから……ですが、マノヴァ前当主の妻は希代の魔女と呼ばれた女性。 何らかの経路は所有しているかもしれませんね」
「……それはヴァルには?」
「パーシヴァル様が気づき締め上げるのでは? という心配ですか? 無理だと思いますわ。 あの方は魔力をたどっていますもの。 それに、気づかれるほど甘い相手ではありません。 賢者たちも情報交換の持ちかけがなされなければ、気づかなかったと言っておりますもの」
「そうか……」
「そ、れ、よりもぉ~~~!!」
お茶を手渡すとともに正面に小さな紙の束を持って座るミランダ。
「パーシヴァル様をお守りになるために、王位を奪ったとお伺いしましたわ!! その時の心象をお聞かせいただけますか!!」
「ミランダ……」
「いえ、私どもは、それは外側の事実だけでも十分萌える事は出来ますわ! ですが、それとは別に生の声を取り入れ……んっぐっ」
ミランダの口がライオネルの唇によって塞がれた。 だぁ~~~とミランダは真っ赤に染まるが、一切の抵抗はない。 大人の口づけを済ませれば、しおらしいミランダがそこにいた。
「もう少し未来の夫に対する気遣いを頼めませんかね?」
「は、はい……」
「騒々しいばかりでは、私も気が休まらないというものです」
「申し訳ありません」
「何から何まで許可している訳ではありませんよ。 特に今回のように強引に王位を引きついたとなれば不満に思う者も出てきます。 次期王妃の戯れを戯れではないと利用するものも出てくるでしょう。 そこは、ご理解できていますか?」
「はい」
何時の間にかライオネルは、ミランダの両腕をまとめ上げ、その身動き奪っていた。
「あの、こんなところで……」
「これはお仕置きです。 周囲も理解してくれますよ」
気づけば静かに気配を消し、側に控えていた護衛も、ミランダの秘書も、身の回りの世話役も全て部屋から退場していた。
まぁ……偽りの婚約者ながら、そこそこ仲良くはやっているようだ……。
そして、パーシヴァルと言えば……、衣装づくりを進め量が増え、その保管に騎士団宿舎の1室を埋め尽くし、次の部屋へと侵攻すれば、アイザックは不満を述べはじめる。
「公私混同ですよボス」
「では、どうしろと?」
「私邸を持たれるのはいかがですか? こうロマンチックな場所に、星を眺めることが出来る湖のほとりなんていいですよねぇ~。 シヴィル様もウットリする事間違いなしですよ。 おすすめなのは、ここなんですけど。 パーシヴァル様の力で所有することは不可能ですかねぇ……」
王都内地図を広げるアイザック。
「手続き次第だと思うが……」
「では、手続きを進めましょう。 一応うちの騎士団の家族持ちの保養所として申請しますので、体裁を整えるためにも、幾つか建物をお願いしますね。
そう告げるアイザックの欲望は渦巻く。
何事も試作は大事だと、シヴィルの私服やドレスを作ろうとするパーシヴァルに、嫁の分も作らせていたアイザックなのだ。 ちなみにアイザックの嫁も不在である。 各村々を襲う魔物が増加したことを受け「ひゃぁはぁ~!魔物素材だ!! いぇええええええ」と、子供達を実家に預けてお出かけ中だ。
「ぇ、あ……おぅ?」
アイザックはたたみかけるように欲望を満たしていくのだった。
日々は流れ、シヴィルが消えて5か月。
王位継承、婚姻の儀式は、神殿で数名の配下を伴い粛々と進められた。 盛大な祝いを求める声は当然上がったが、
「今は準戦時であり戦争を回避するための重要な時期、そのようなものに時間と金をかける暇はない!」
ライオネルは一蹴した。
とはいえ、ミランダの懐妊もあっては、祝いが無い事にミランダの周囲は怒り狂った。 結果……ミランダと愉快な仲間たちは、王宮所有の王国で最も広い広間を使っての即売会の権利を勝ち取ったのだった。
各国の賢者による被害に関していえば、
表立って見える事が無いというのが難点であった。 だが、確実に賢者の助力を得て力を獲得したものが、王位に食い込んでくる。 同時に、政敵となるものが排除された。
全てのパターンは(故)ナイジェルのものと同じであった。 ただ、違うのは彼の場合は、父親による監禁がなされ、ナイジェルの一番の敵は彼の一族とされたところだが。
そして、ルーベンス国と同様に貴族大量殺人の布石が打たれており、次期当主と噂されるものの多くが賢者の介入を受けている。 或いは賢者本人が養子縁組を行っている。 幼児期に赤子を入れ替えられたというものであった。
ルーベンス国内における同様な懸念は、王都から離れてしまえばパーシヴァルの鼻も利かないということ。 だが、寝返った賢者たちの密告により、王都外の賢者潰しも着々と進んでいる状況である。
問題は、同様なことを他国が出来る訳などないということだ。
他国にはパーシヴァルは存在しないし、万が一派遣するとなっても大小さまざまな国に、どのような手順で派遣していくか、そこで大きな争いとなるのは目に見えて分かるし、パーシヴァルの負担が大きすぎる。
行き詰った状況にライオネルがとった行動は、各国の王の署名を持って、各国に魔女の派遣を望むものであった。
魔女が怖いと怯える王も居たが、ソレは賢者も同様。 いや、実質被害を与えてくる賢者の方が問題なのだと、説得するまでライオネルは想像を超える時間と忍耐が要求された。
唯一、得たものは、高まったパーシヴァルの忠誠ぐらいだろうか?
いや、業務だけであれば8割は既に交代していた。
ただ国王が王位にあったのは、未だ彼を押し続ける古い勢力があったから、流石に代替えの効かない外交を無視するだけでなく喧嘩腰になられては……、目に見えて分かる戦争を呼び込もうとする誰もが望まぬ展開に、今回だけは反ライオネル派も口を開く事は無かった。
「まぁ、例え1割であっても賢者を従えてしまったミランダのおかげ……でしょうけど……。 まったく頭があがらん……」
ボソリと呟くが、ミランダ自身を、その行動を嫌がっている訳ではない。
まぁ、配下とした賢者によって印刷技術を向上させてしまったというのは、……どうなのだろうか? とは思うが……。 賢者の全てが王家の乗っ取りを考えている訳ではなく、魔女達の己への鍛錬を永遠と追い求めストイックな様子が、嫌だっただけというものは少なくはない。 だからと言ってミランダの作り出すものが、快楽の代替えとして、忠誠に繋がるというのは理解できないが……。
自らの執務室でありながら、ライオネルはノックをする。
「はいはいは~~~い」
ご機嫌な様子で扉が開かれた。
別に鍵がかかっている訳ではない。 ただ、乙女の都合が色々あるらしく、一回合図を入れて欲しいと言われた。
別室を使えばよいと思うのだが……。
ミランダのこぼれる笑みに、ライオネルが溜息をついた。
「ヨダレ、こぼれていますよ。 何を妄想していたのかは絶対に聞きませんけど、お拭きなさい」
そう言いつつもヨダレをぬぐうのはライオネルである。
「あら嫌だ……ライオネル様。 王位着任、おめでとうございます!」
「相変わらず情報が早いですね」
呆れたように言えば、
「目や耳は何処にでもあります。 ライオネル様がココに来るまで幾人かの貴族と打ち合わせをなさっていたでしょう? 私に話が届くまで十分の時間ですわ」
「全く恐ろしい人だ。 そうやって王宮内に目と耳を張り巡らせてしまうなんて」
「あら、それはパーシヴァル様が、賢者を潰してくださったから出来る事ですわ。 そのシステムをそのまま流用させていただいているんですから。 私にすれば既に当主は不在となっているにもかかわらず、情報収集が機能し続けているマノヴァ商会の方が恐ろしく思えますわね。 餌も何も必要とせずただ忠誠のみで動いてますから」
「……それは、聞いたこと無い話ですが?」
お茶を入れながらミランダは首を傾げる。
「そうでしたか?」
そうでしたか? じゃないだろう……。
「ソレは、魔女へと繋がっているのでしょうか?」
「どうでしょう? うちに来るような賢者は、魔女の中でも位が低かった者達ですから……ですが、マノヴァ前当主の妻は希代の魔女と呼ばれた女性。 何らかの経路は所有しているかもしれませんね」
「……それはヴァルには?」
「パーシヴァル様が気づき締め上げるのでは? という心配ですか? 無理だと思いますわ。 あの方は魔力をたどっていますもの。 それに、気づかれるほど甘い相手ではありません。 賢者たちも情報交換の持ちかけがなされなければ、気づかなかったと言っておりますもの」
「そうか……」
「そ、れ、よりもぉ~~~!!」
お茶を手渡すとともに正面に小さな紙の束を持って座るミランダ。
「パーシヴァル様をお守りになるために、王位を奪ったとお伺いしましたわ!! その時の心象をお聞かせいただけますか!!」
「ミランダ……」
「いえ、私どもは、それは外側の事実だけでも十分萌える事は出来ますわ! ですが、それとは別に生の声を取り入れ……んっぐっ」
ミランダの口がライオネルの唇によって塞がれた。 だぁ~~~とミランダは真っ赤に染まるが、一切の抵抗はない。 大人の口づけを済ませれば、しおらしいミランダがそこにいた。
「もう少し未来の夫に対する気遣いを頼めませんかね?」
「は、はい……」
「騒々しいばかりでは、私も気が休まらないというものです」
「申し訳ありません」
「何から何まで許可している訳ではありませんよ。 特に今回のように強引に王位を引きついたとなれば不満に思う者も出てきます。 次期王妃の戯れを戯れではないと利用するものも出てくるでしょう。 そこは、ご理解できていますか?」
「はい」
何時の間にかライオネルは、ミランダの両腕をまとめ上げ、その身動き奪っていた。
「あの、こんなところで……」
「これはお仕置きです。 周囲も理解してくれますよ」
気づけば静かに気配を消し、側に控えていた護衛も、ミランダの秘書も、身の回りの世話役も全て部屋から退場していた。
まぁ……偽りの婚約者ながら、そこそこ仲良くはやっているようだ……。
そして、パーシヴァルと言えば……、衣装づくりを進め量が増え、その保管に騎士団宿舎の1室を埋め尽くし、次の部屋へと侵攻すれば、アイザックは不満を述べはじめる。
「公私混同ですよボス」
「では、どうしろと?」
「私邸を持たれるのはいかがですか? こうロマンチックな場所に、星を眺めることが出来る湖のほとりなんていいですよねぇ~。 シヴィル様もウットリする事間違いなしですよ。 おすすめなのは、ここなんですけど。 パーシヴァル様の力で所有することは不可能ですかねぇ……」
王都内地図を広げるアイザック。
「手続き次第だと思うが……」
「では、手続きを進めましょう。 一応うちの騎士団の家族持ちの保養所として申請しますので、体裁を整えるためにも、幾つか建物をお願いしますね。
そう告げるアイザックの欲望は渦巻く。
何事も試作は大事だと、シヴィルの私服やドレスを作ろうとするパーシヴァルに、嫁の分も作らせていたアイザックなのだ。 ちなみにアイザックの嫁も不在である。 各村々を襲う魔物が増加したことを受け「ひゃぁはぁ~!魔物素材だ!! いぇええええええ」と、子供達を実家に預けてお出かけ中だ。
「ぇ、あ……おぅ?」
アイザックはたたみかけるように欲望を満たしていくのだった。
日々は流れ、シヴィルが消えて5か月。
王位継承、婚姻の儀式は、神殿で数名の配下を伴い粛々と進められた。 盛大な祝いを求める声は当然上がったが、
「今は準戦時であり戦争を回避するための重要な時期、そのようなものに時間と金をかける暇はない!」
ライオネルは一蹴した。
とはいえ、ミランダの懐妊もあっては、祝いが無い事にミランダの周囲は怒り狂った。 結果……ミランダと愉快な仲間たちは、王宮所有の王国で最も広い広間を使っての即売会の権利を勝ち取ったのだった。
各国の賢者による被害に関していえば、
表立って見える事が無いというのが難点であった。 だが、確実に賢者の助力を得て力を獲得したものが、王位に食い込んでくる。 同時に、政敵となるものが排除された。
全てのパターンは(故)ナイジェルのものと同じであった。 ただ、違うのは彼の場合は、父親による監禁がなされ、ナイジェルの一番の敵は彼の一族とされたところだが。
そして、ルーベンス国と同様に貴族大量殺人の布石が打たれており、次期当主と噂されるものの多くが賢者の介入を受けている。 或いは賢者本人が養子縁組を行っている。 幼児期に赤子を入れ替えられたというものであった。
ルーベンス国内における同様な懸念は、王都から離れてしまえばパーシヴァルの鼻も利かないということ。 だが、寝返った賢者たちの密告により、王都外の賢者潰しも着々と進んでいる状況である。
問題は、同様なことを他国が出来る訳などないということだ。
他国にはパーシヴァルは存在しないし、万が一派遣するとなっても大小さまざまな国に、どのような手順で派遣していくか、そこで大きな争いとなるのは目に見えて分かるし、パーシヴァルの負担が大きすぎる。
行き詰った状況にライオネルがとった行動は、各国の王の署名を持って、各国に魔女の派遣を望むものであった。
魔女が怖いと怯える王も居たが、ソレは賢者も同様。 いや、実質被害を与えてくる賢者の方が問題なのだと、説得するまでライオネルは想像を超える時間と忍耐が要求された。
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