【R18】王太子殿下が他国の将軍の婚約者を孕ませたからって、婚約者の私が責任を問われるのは間違ってはいませんか?【完結】

迷い人

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13.たどたどしくも確かめ合うような行為だったのに(☆)

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 優しく触れる唇。

 それは、どこまでも不器用にたどたどしい。 乾いた唇が私の唇を撫で、チュッと音を立てて啄む。 乱暴は嫌だけど、ソレは小鳥の戯れのようで……、悪戯に王様に撫でまわされ刺激された私には少しだけ物足りなかった。

「ゼル」

 私は彼の首に両腕を回して抱き着き、その唇を舌先で舐めれば、目を細めて恥ずかしそうにゼルは笑った。 結局のところ、ソレは幼い戯れの域を出ることはなく。 どこまでもくすぐったいばかりで、私達は笑いあう。

「いいでしょうか?」

 突然に、入れようと言う訳ではないよね? と、驚いた様子でゼルを見れば、照れた様子ではにかんでいて、拒絶できそうにないなと途方に暮れる。

「あの……舌を出して貰えますか?」

「舌?」

 舌先がちろちろと舐められる。 チュッと口に含まれ甘く吸われ舌で撫でられた。

「んんっ」

 唾液を絡めるように、くちゅっくちゅと唾液が音を立て、身体の冷たさとは違う熱のこもった舌先、奪うように絡められ、くすぐったいのに心地よくて、絡める舌が解放されれば、熱のこもった瞳でゼルを見つめてしまった。

 うっとりとした甘い表情、優しい微笑みが向けられる。

「可愛い、こんな風に触れられるなんて思っていませんでした」

 恍惚とした声。

 そっと頬を撫でてくるゼルに両腕を伸ばせば、私の背に片手を回してゼルは抱き起し抱きしめてくれる。 その冷えた身体にふれ、硬く滑らかな肌をそっと指先で撫でてみた。

「綺麗……」

 そう思った。

 身体をあわせ抱きしめられれば、彼の逞しさが、全体的のバランスの美しさが、彼を細身に見せているのだと分かった。 この腕に抱きしめられる自分が、とても特別な存在で、誇らしく思えてしまう。

「リエルさん……くすぐったいですよ」

 胸元を撫でる指先を手に取り、ゼルは私の手に口づけ、口に含み指先を、指の付け根を、私の小さな快感を探るようにネットリと舐めてくる。

「んっ、くすぐったい……」

「仕返しです」

 この部屋についたばかりの荒々しくもネットリとした快楽に追い詰めるような、そんな衝動とは違う愛情を交し合う事を目的としたかのような行為。

 それは、快楽というには少しばかり物足りない気分にさせられたけれど、穏やかな心地よさも嫌いではないと思った。

 手を繋ぎ合い、触れるだけの口づけを繰り返す。

「好きです」

「私も好き」

 好意は昔から存在していた。 だけど、そのまま好きになるかと言われれば違うと思う。 それでも、今、目の前のゼルに欲情し、好意を抱いているのは間違いではない。 好きという言葉を言えずに失望させる方がツラかった。 だから、いいよね。

「好きよ」

 甘く繰り返されるゼルの言葉は、少しずつ熱を帯びていく。 繋いだ手が、繋ぎなおされ触れる指先がくすぐったくて漏れる甘い吐息。

 重ねあう指先が離され、私はゼルを見た。

「触れていい?」

 何処に? と聞く前に、ドレスの上から胸が包み込むように触れられた。 サワサワと撫でるように慎重にされればくすぐったいし、手のひらで擦れる乳首がもっと触れてほしいのだと主張し硬くなっているのが、敏感になっていく様子から分かった。

 恥ずかしい……。

 チュッと口づけられ、ドレスが脱がされていく。 重なりあう布地は、紐で結ばれフワリとした柔らかな質感を作り出しているのだけれど、脱がせる事を前提に作られていたのかと思うほどに簡単に脱がされていた。

「ぁっ」

「ダメ?」

「恥ずかしい」

 土弄りばかりしていた私は、イザベラやアルマと比べて異性を挑発するような美しさなんて持ち合わせていない。 私を好きだと言うゼルに、少し申し訳なく、そして切なくなってくる。

「そう? 綺麗な肌。 美味しい」

 首筋から鎖骨まで舌先でくすぐるように舐められ、ゼルの掌に収まる控えめな膨らみに口づけられ、強く吸われた。

「っんん」

「赤くなったね」

 赤くなった肌を舌先でペロリと舐めるゼルが満足そうに笑っていた。 徐々に雰囲気が変化していることに気づいてしまう。

「ここ、気持ちいい?」

 指先で撫でられる乳首、触れられるたびに硬くなり身体が気持ちいのだと主張する。 舌先でつつくように舐められ、ちゅっと吸われる。

「はっ……ぁっ」

「感じてくれているんですね。 可愛い。 声、我慢しないで、もっとリエルの可愛い声を聴かせてください」

 胸元で話され、唾液でぬれた乳首に吐息がかかる。

「んっ」

「乳首、触られるのが好きなんですね」

 ちゅっと吸われ、甘く歯があてられ舌先で先端部分が舐められ、ビクッと身体が痙攣した。

「美味しい」

 唾液でぬれた乳首がつままれ擦られ。 ゼルは反対側の胸に舌を這わせる。

「こちらも可愛がってあげないと、可哀そうですよね」

 意地悪くどうですか? と視線が問うてくるが、はいって言えるわけが無くて、甘く感じるほどに、目が涙で潤んでいくのが自分でもわかった。

「いやかな? そんなことありませんよね?」

 甘く吸われて舐められられ、

「ぁ、んっ、気持ちいいよぉ……」

「リエラに喜んでもらえて、私も嬉しいです。 もっと、気持ちよくしてあげたい」

 ゼルの手が下半身に伸ばされていた。

「やっぁ」

 甘い口づけ、そして胸をいじられただけで、中からあふれ出ているのは自分でもわかっていた。

 恥ずかしい。 エッチな子だなんて思われたらどうしよう。

「どうしたんです?」

 ゼルは強引に両足を開かせるようなことをせず、穏やかに笑みを浮かべて額に眼がしらに頬に口づけてきた。

「触られるのは、嫌ですか?」

「嫌、じゃない……ただ、恥ずかしいの」

「私は、恥ずかしがるリエルも好きですよ」

 耳元で囁かれ、舌先が耳の形にそって優しく撫でてくる。

「ぁんっ」

「痛くしないように気を付けますから……ここ、触れさせてください」

 どうしてもいやという訳ではなく、恥ずかしいだけ。 ほんの少し強引に両足の間に手が差し入れられれば容易に受け入れてしまう。

「指、いれますね。 ゆっくりと触るんで、嫌だったら言ってください」

 くちゅりと音を立てて指が中に入ってくれば、蜜をあふれさせた肉壺が指先を受け入れる。 軽い圧迫感に眉間を寄せれば、無理やり指を勧める事などせずに、浅い部分が探るように肉壁を撫でられた。

「んっ、ぁっあん」

 甘い声が抑えきれず漏れれば、少しだけ強く中が掻き混ぜられ、水音が響く中、痛みとは違う強い感触がありビクンと身体が大きくはねる。

「ここ、気持ちいいんですね」

 耐えきれず、甘い声を漏らせば、感じる場所を重点的にいじられ、ぐちゅぐちゅとイヤらしい音が部屋に響く。

「もっとして欲しいんですね。 腰が浮いていますよ」

「ちがっ、んんっぁ、あんっ、ん」

「一回、いってしまおうか?」

 羞恥と緊張で、快楽に身を任せきれない私にゼルは優しく微笑み、両足の間に顔を埋め、中をかき混ぜ、敏感な蕾に舌を這わせてくる。

「ぁ、ダメ、そこ、オカシクなる」

「いいですよ。 おかしくなってください」

 ぐちゅぐちゅと水音を響かせ、舌先で敏感過ぎる部分が撫でられ、お腹の中がキュっと切なく締まるのが感じれば、背筋に電気が走ったように私は痙攣し、初めての絶頂を迎えた。

「気持ちよかったですか?」

 呼吸をするのに精いっぱいの私は、扱いかねる身体に泣きそうになりながらゼルを視線で追いかけ両手を伸ばせば、私の手は優しくとられて抱きしめられる。

「私だけ、気持ちよくなって、はずか……しい」

「私だって、アナタの甘い声を耳にするだけでこんなに感じているんですよ」

 そっと取られた手が、ゼルの股間へといざなわれれば、硬いものが手に触れる。

「ぁ……」

「コレが、リエルの中に入るんですよ。 無茶を強いたくはありませんので、もう少し気持ちよくなりましょうね」

 ゼルの口調は優しさを演じてはいるけれど、荒くなる呼吸と共に色香を纏いだしていた。 彼も興奮しているのだと知った私は、わずかの恐怖と、大きな安堵と、不安と期待を胸に、口づけのオネダリをする。
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