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第45話
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『・・・』
イズはグレイの質問に即答できず、器用に腕を組むようにして考えこむ。
しばらく沈黙が空間を支配し、グレイが耐えられなくなって再度話しかけようとした時、イズが話し始めた。
『・・・正直なことを言うとな。具体的に何をしたいというのは無いのだ。もちろん、この迷宮からずっと出ることができなかったこともあり解放されたいという気持ちはあるのだが・・・』
イズが正直な気持ちを話す。
「そうか・・・」
グレイはやはりという気持ちであった。
この迷宮を踏破するのを心待ちにしていた様子はイズの言動から伝わってきたが、いざ踏破した後もグレイのことを急かしたりせず、律儀に質問に答えてくれる様子からどうしたら良いか決めかねていると感じていた。
もし、グレイがイズの立場だったら、必要なことはさっさと説明しこの迷宮を飛び出していたに違いない。
(考えてみればイズはイズで大変な日々を過ごして来たんだよな・・・よし)
グレイはイズの気持ちを慮り、ある決意をする。
少し俯き気味のイズに対し、
「なぁ。・・・もし、イズが良かったらなんだが、俺と一緒に行かないか?」
『!?』
イズは思いもよらなかったのか、グレイの提案に驚く。
『し、しかし、我は迷宮の主だったのだぞ?お主ら人間を大勢殺して来たと言っても過言ではないのだ』
「イズが直接殺して来た訳じゃないだろうが。それにここにきた人間たちは命の危険があることを知った上で挑戦したはずだ。気にする必要はない」
『だ、だが我はグレイと同じ存在じゃないのだ。我はグレイに迷惑を掛けるかもしれない』
「人間同士だろうとそうでなかろうと迷惑を掛けることはお互いあり得るんだ。気にする必要はない」
『・・・』
イズはこれ以上言うことが思いつかないのか小さなくちばしをパクパクさせる。
「重要なのはイズがどうしたいかだ。俺はそれが聞きたい」
グレイがイズの目を見てそう問いかける。
『・・・我はグレイと共に行きたい』
イズは小声ではあったが、はっきりと宣言した。
「そうか!これからよろしくなイズ!」
グレイはその言葉を聞き、嬉しそうにイズに言う。
『・・・ああ。こちらこそよろしく頼む』
イズも嬉しそうにグレイに応じた。
「えーっと、このオーブに触れながら行きたいところを思い浮かべ、【転移】と念じればいいんだったよな?」
グレイが左肩に止まっているイズに確認を取る。
『ああ。それでいい。今までは使用してもこの迷宮の結界で弾かれてしまうが今なら気にせず移動できるはずだ』
グレイはイズの言葉にきっと何度も試して弾かれたんだなと思ったが言わないようにする。
「分かった」
グレイは魔法学園を浮かべ魔力を込めながら【転移】と念じる。
が、何も反応しない。
『・・・気は済んだか?』
イズが先ほど言った通り、グレイの魔力ではこの迷宮から地上に出るくらいしか出来ないのだが、グレイは試さずにいられなかったことを理解しつつ声を掛ける。
「くぅ・・・こんな時は自分の魔力の無さを呪わずにいられないぜ」
グレイは分かっていたことだがいざ目の当たりにすると、とてもがっかりした。
『グレイ・・・きっといいことあるさ。魔力だけが全てじゃないからな』
イズが右の羽根を使ってグレイの方を優しく撫でる。
「・・・ありがとう。まぁ、仕方ないか」
グレイはイズに礼を言ってから、迷宮の外をイメージし、魔力を込めながら【転移】と念じた。
その瞬間、グレイとイズの2人を優しい光が包み、2人の姿が掻き消えたのであった。
「はぁはぁはぁ・・・ここは?」
グレイは先ほどとは異なる景色を見ながら荒い息を吐く。
魔力をほとんど使った為である。
『大丈夫か?』
グレイの左肩からイズの声がする。
「ああ。大丈夫だ」
グレイが呼吸を整えながらイズに答える。
『・・・ここは、迷宮の入口がある場所だな』
イズが周りを見ながらグレイの最初の質問に答える。
「分かるのか?」
グレイが辺りを見回しても何も見つからなかったためイズに問う。
辺りは岩山と砂が見えるばかりで迷宮があるとは思えなかった。
『ああ。迷宮の入口に来たことは無いがこの辺りで気配を感じる。きっと砂に隠れてしまっているだけだろう』
イズは確信を込めてグレイの質問に答える。
「ということはここは迷宮の外で間違いないんだな?」
グレイは迷宮の中を地上から通った訳では無いため地下99階までがどのような構造になっていたかが分からない。
もしかしたら、今周りに見えているようなまるで外のような迷宮の階層があってもおかしくないと考え、イズに確認を取る。
『ああ。間違いない。迷宮の中か外かくらいははっきりと分かるからな。ここは地上だ』
イズが断定する。
「そうか・・・」
グレイはイズの言葉に返事をしてから、
「よぉぉぉし!!!やったぜ!!!!」
両手でガッツポーズをしながら大きな声で叫び喜びを露わにする。
ほぼ死ぬ可能性しかない状況での生還だ。
グレイの喜びようも無理はないだろう。
だが、グレイの左肩に居たイズにとってはそれどころでは無かった。
『おぉい!耳元で急に叫ぶな!!びっくりしただろうが!』
イズがグレイにクレームをつけた。
グレイはイズの言葉で我に返ると、
「悪い悪い・・・すまなかった」
と、申し訳なさそうに謝った。
『・・・分かった。以後、気を付けてくれよ』
イズはグレイをすぐに許す。
イズも急にグレイが叫ぶほど喜んだ気持ちが理解できたからだ。
というか、グレイが先に叫んでなかったら自分が叫んでいたに違いない。
そのな心情であったため、余りグレイを責める気にならなかった。
「ああ。すまなかった。それにしても良かった」
グレイが先ほどと異なることに対して安堵の声を上げる。
『ん?何がだ??』
グレイが無事生還できたこと以外に喜ぶことがあったか?と思いながらイズがグレイに問う。
「イズも一緒に出られたことがだよ」
グレイが本当に安堵したように言う。
『・・・ありがとう』
イズは不覚にもじーんと来てしまい、思わずグレイから顔を背けながら礼を言う。
(全く。不意打ちにも程がある。照れてしまうではないか)
イズは長い間存在してきたが、ほとんど会話ということをしたことが無い。
それこそ偶に、最終試練に到達する者に対して数回だけ話をする程度くらいなのだ。
人の好意に対しての免疫が全くといって無かった。
(はは。照れてるな)
グレイはイズの態度の理由がよく分かっていたが、口に出すことはせず頭の中で呟くに留めて置く。
「よし・・・まずは人がいる場所を探すか」
グレイは当てずっぽうで進む方角を決め、歩き出す。
『そうだな。それが良いだろう』
イズもグレイの言葉に同意する。
グレイは早く戻りたいという気持ちはあったがそれ以外に不安に思うことはほとんどなかった。
歩きながらグレイは一つずつ確認する。
(食事は泉の水のお陰で何とかなるから問題ない。寝床は途中で宿をとれば良いだろうしな。金は余り持ち歩いていないが安宿を選べば何とかなるだろ)
そこまで考えてふとグレイは懐を探る。
命の危険が迫っていたため財布を確認していなかったということに今になって気が付く。
「くそぉ・・・財布を盗られていたか」
グレイの財布は拉致された時に盗られていた。
(まあいいか、そんなに入ってなかったし)
グレイが財布に入っていた金額を思い出し、気にしないことにした。
『ん?金が無いのか?』
グレイの呟きを聞いたイズが反応する。
「ああ。拉致された時に盗られたようだ」
『そうか・・・金が無いと不味いのか?』
「・・・いや。野宿すればいいから大丈夫だ。問題は向かう方向をはっきりさせることだけだな」
『なら良かった。では、早く参ろう!!』
グレイの答えにホッとしたイズがこれからが楽しみといった気持ちを前面に出す。
「・・・ああ。そうだな!」
グレイはイズの言葉に嬉しそうに笑い、そう答えた。
イズはグレイの質問に即答できず、器用に腕を組むようにして考えこむ。
しばらく沈黙が空間を支配し、グレイが耐えられなくなって再度話しかけようとした時、イズが話し始めた。
『・・・正直なことを言うとな。具体的に何をしたいというのは無いのだ。もちろん、この迷宮からずっと出ることができなかったこともあり解放されたいという気持ちはあるのだが・・・』
イズが正直な気持ちを話す。
「そうか・・・」
グレイはやはりという気持ちであった。
この迷宮を踏破するのを心待ちにしていた様子はイズの言動から伝わってきたが、いざ踏破した後もグレイのことを急かしたりせず、律儀に質問に答えてくれる様子からどうしたら良いか決めかねていると感じていた。
もし、グレイがイズの立場だったら、必要なことはさっさと説明しこの迷宮を飛び出していたに違いない。
(考えてみればイズはイズで大変な日々を過ごして来たんだよな・・・よし)
グレイはイズの気持ちを慮り、ある決意をする。
少し俯き気味のイズに対し、
「なぁ。・・・もし、イズが良かったらなんだが、俺と一緒に行かないか?」
『!?』
イズは思いもよらなかったのか、グレイの提案に驚く。
『し、しかし、我は迷宮の主だったのだぞ?お主ら人間を大勢殺して来たと言っても過言ではないのだ』
「イズが直接殺して来た訳じゃないだろうが。それにここにきた人間たちは命の危険があることを知った上で挑戦したはずだ。気にする必要はない」
『だ、だが我はグレイと同じ存在じゃないのだ。我はグレイに迷惑を掛けるかもしれない』
「人間同士だろうとそうでなかろうと迷惑を掛けることはお互いあり得るんだ。気にする必要はない」
『・・・』
イズはこれ以上言うことが思いつかないのか小さなくちばしをパクパクさせる。
「重要なのはイズがどうしたいかだ。俺はそれが聞きたい」
グレイがイズの目を見てそう問いかける。
『・・・我はグレイと共に行きたい』
イズは小声ではあったが、はっきりと宣言した。
「そうか!これからよろしくなイズ!」
グレイはその言葉を聞き、嬉しそうにイズに言う。
『・・・ああ。こちらこそよろしく頼む』
イズも嬉しそうにグレイに応じた。
「えーっと、このオーブに触れながら行きたいところを思い浮かべ、【転移】と念じればいいんだったよな?」
グレイが左肩に止まっているイズに確認を取る。
『ああ。それでいい。今までは使用してもこの迷宮の結界で弾かれてしまうが今なら気にせず移動できるはずだ』
グレイはイズの言葉にきっと何度も試して弾かれたんだなと思ったが言わないようにする。
「分かった」
グレイは魔法学園を浮かべ魔力を込めながら【転移】と念じる。
が、何も反応しない。
『・・・気は済んだか?』
イズが先ほど言った通り、グレイの魔力ではこの迷宮から地上に出るくらいしか出来ないのだが、グレイは試さずにいられなかったことを理解しつつ声を掛ける。
「くぅ・・・こんな時は自分の魔力の無さを呪わずにいられないぜ」
グレイは分かっていたことだがいざ目の当たりにすると、とてもがっかりした。
『グレイ・・・きっといいことあるさ。魔力だけが全てじゃないからな』
イズが右の羽根を使ってグレイの方を優しく撫でる。
「・・・ありがとう。まぁ、仕方ないか」
グレイはイズに礼を言ってから、迷宮の外をイメージし、魔力を込めながら【転移】と念じた。
その瞬間、グレイとイズの2人を優しい光が包み、2人の姿が掻き消えたのであった。
「はぁはぁはぁ・・・ここは?」
グレイは先ほどとは異なる景色を見ながら荒い息を吐く。
魔力をほとんど使った為である。
『大丈夫か?』
グレイの左肩からイズの声がする。
「ああ。大丈夫だ」
グレイが呼吸を整えながらイズに答える。
『・・・ここは、迷宮の入口がある場所だな』
イズが周りを見ながらグレイの最初の質問に答える。
「分かるのか?」
グレイが辺りを見回しても何も見つからなかったためイズに問う。
辺りは岩山と砂が見えるばかりで迷宮があるとは思えなかった。
『ああ。迷宮の入口に来たことは無いがこの辺りで気配を感じる。きっと砂に隠れてしまっているだけだろう』
イズは確信を込めてグレイの質問に答える。
「ということはここは迷宮の外で間違いないんだな?」
グレイは迷宮の中を地上から通った訳では無いため地下99階までがどのような構造になっていたかが分からない。
もしかしたら、今周りに見えているようなまるで外のような迷宮の階層があってもおかしくないと考え、イズに確認を取る。
『ああ。間違いない。迷宮の中か外かくらいははっきりと分かるからな。ここは地上だ』
イズが断定する。
「そうか・・・」
グレイはイズの言葉に返事をしてから、
「よぉぉぉし!!!やったぜ!!!!」
両手でガッツポーズをしながら大きな声で叫び喜びを露わにする。
ほぼ死ぬ可能性しかない状況での生還だ。
グレイの喜びようも無理はないだろう。
だが、グレイの左肩に居たイズにとってはそれどころでは無かった。
『おぉい!耳元で急に叫ぶな!!びっくりしただろうが!』
イズがグレイにクレームをつけた。
グレイはイズの言葉で我に返ると、
「悪い悪い・・・すまなかった」
と、申し訳なさそうに謝った。
『・・・分かった。以後、気を付けてくれよ』
イズはグレイをすぐに許す。
イズも急にグレイが叫ぶほど喜んだ気持ちが理解できたからだ。
というか、グレイが先に叫んでなかったら自分が叫んでいたに違いない。
そのな心情であったため、余りグレイを責める気にならなかった。
「ああ。すまなかった。それにしても良かった」
グレイが先ほどと異なることに対して安堵の声を上げる。
『ん?何がだ??』
グレイが無事生還できたこと以外に喜ぶことがあったか?と思いながらイズがグレイに問う。
「イズも一緒に出られたことがだよ」
グレイが本当に安堵したように言う。
『・・・ありがとう』
イズは不覚にもじーんと来てしまい、思わずグレイから顔を背けながら礼を言う。
(全く。不意打ちにも程がある。照れてしまうではないか)
イズは長い間存在してきたが、ほとんど会話ということをしたことが無い。
それこそ偶に、最終試練に到達する者に対して数回だけ話をする程度くらいなのだ。
人の好意に対しての免疫が全くといって無かった。
(はは。照れてるな)
グレイはイズの態度の理由がよく分かっていたが、口に出すことはせず頭の中で呟くに留めて置く。
「よし・・・まずは人がいる場所を探すか」
グレイは当てずっぽうで進む方角を決め、歩き出す。
『そうだな。それが良いだろう』
イズもグレイの言葉に同意する。
グレイは早く戻りたいという気持ちはあったがそれ以外に不安に思うことはほとんどなかった。
歩きながらグレイは一つずつ確認する。
(食事は泉の水のお陰で何とかなるから問題ない。寝床は途中で宿をとれば良いだろうしな。金は余り持ち歩いていないが安宿を選べば何とかなるだろ)
そこまで考えてふとグレイは懐を探る。
命の危険が迫っていたため財布を確認していなかったということに今になって気が付く。
「くそぉ・・・財布を盗られていたか」
グレイの財布は拉致された時に盗られていた。
(まあいいか、そんなに入ってなかったし)
グレイが財布に入っていた金額を思い出し、気にしないことにした。
『ん?金が無いのか?』
グレイの呟きを聞いたイズが反応する。
「ああ。拉致された時に盗られたようだ」
『そうか・・・金が無いと不味いのか?』
「・・・いや。野宿すればいいから大丈夫だ。問題は向かう方向をはっきりさせることだけだな」
『なら良かった。では、早く参ろう!!』
グレイの答えにホッとしたイズがこれからが楽しみといった気持ちを前面に出す。
「・・・ああ。そうだな!」
グレイはイズの言葉に嬉しそうに笑い、そう答えた。
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