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第459話
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『おおっ!!主《あるじ》は中々早いなっ!!』
グレイは絶賛爆走していた。
疲れた傍から『エリクサー』を摂取するというガチなやつで全力疾走である。
その少し後ろを笑みを浮かべながら余裕がありそうな様子でレイが付いてくる。
(・・・いやいや、あり得ないって)
グレイは余裕のない中でも心中で呆れる。
(どうして、人間の姿になってもあんなに余裕そうについて来れるんだ?)
『例え人の姿になったとしても、もともと持っていた体力や力が無くなったわけでは無いからな。グレイの全力疾走くらいでは余裕だろうよ』
グレイがしゃべっていないのにもかかわらずイズには考えていることが筒抜けなのだろう。
当然の事だと淡々と返事をする。
グレイは話せるくらいに少しだけスピードを押さえると、
「イズ。どういうことだ?レイは人間になったってことじゃないのか?」
気になっていることを尋ねる。
『そうだな。分かりやすく言うと『異常に強い人間』になったってことだな』
「な、なるほど。良く分かった・・・」
グレイはちらりと後ろを見ると、レイが嬉しそうに手を振ってくる。
大人しくしていればどこかの貴族の娘にも見えるレイの姿を見てトラブルの予感を感じていたグレイだが別の疑念を覚える。
「・・・今後レイを狙って来るであろう不埒な輩たちがボコボコにされる未来しか見えないな」
『フッ、アリシア程では無いにしてもレイも中々の端正が整っているからな。そういう事例は増えるだろうよ』
グレイの意見に他人毎のように頷くイズ。
「・・・はやく手加減を覚えて貰おう」
グレイは自分ができそうなことを呟くと、
『それがいいだろう』
イズが相変わらず他人事のように頷いた。
「・・・」
グレイがイズに対して何も言えずに黙ってから少ししてから、
『ところでグレイ』
イズが改めて声を掛けてくる。
「ん?どうした??」
グレイが素直に尋ね返すと、
『レイのことをアリシアにどう説明するか、考えてあるのか?』
ズザザザザザー
思わず、グレイが急ブレーキをかけ、勢いが止まらず地面の上を滑る。
「おぉっ!?」
当然、止まると思っていなかったレイがグレイにぶつかるのは必然。
「ぐぇっ」
咄嗟に手を出したレイに背中を押され、グレイから変な声が漏れ出たのであった。
グレイは絶賛爆走していた。
疲れた傍から『エリクサー』を摂取するというガチなやつで全力疾走である。
その少し後ろを笑みを浮かべながら余裕がありそうな様子でレイが付いてくる。
(・・・いやいや、あり得ないって)
グレイは余裕のない中でも心中で呆れる。
(どうして、人間の姿になってもあんなに余裕そうについて来れるんだ?)
『例え人の姿になったとしても、もともと持っていた体力や力が無くなったわけでは無いからな。グレイの全力疾走くらいでは余裕だろうよ』
グレイがしゃべっていないのにもかかわらずイズには考えていることが筒抜けなのだろう。
当然の事だと淡々と返事をする。
グレイは話せるくらいに少しだけスピードを押さえると、
「イズ。どういうことだ?レイは人間になったってことじゃないのか?」
気になっていることを尋ねる。
『そうだな。分かりやすく言うと『異常に強い人間』になったってことだな』
「な、なるほど。良く分かった・・・」
グレイはちらりと後ろを見ると、レイが嬉しそうに手を振ってくる。
大人しくしていればどこかの貴族の娘にも見えるレイの姿を見てトラブルの予感を感じていたグレイだが別の疑念を覚える。
「・・・今後レイを狙って来るであろう不埒な輩たちがボコボコにされる未来しか見えないな」
『フッ、アリシア程では無いにしてもレイも中々の端正が整っているからな。そういう事例は増えるだろうよ』
グレイの意見に他人毎のように頷くイズ。
「・・・はやく手加減を覚えて貰おう」
グレイは自分ができそうなことを呟くと、
『それがいいだろう』
イズが相変わらず他人事のように頷いた。
「・・・」
グレイがイズに対して何も言えずに黙ってから少ししてから、
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ズザザザザザー
思わず、グレイが急ブレーキをかけ、勢いが止まらず地面の上を滑る。
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咄嗟に手を出したレイに背中を押され、グレイから変な声が漏れ出たのであった。
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