23 / 31
芽吹の箱庭
蒼銀のギルド・ギルド長 ロウ・カインズ
しおりを挟む
「お前が今日冒険者登録をして、カニスルプスの群れを一人で討伐したっていう、イカレタ坊主か?」
目の前には僕の5倍はゆうにありそうな大きな巨体、、大きな大きなギルド長が座っている。
あの後、リゼさんの後をついて階段を上がりかけたら、まだ受付のカウンターにいたミナがこちらに気付いて目を見開いていた。うん、可愛い。後で助けにきてくれたら嬉しいな~。
そして今、二階の奥の部屋に案内された僕は2~3人掛けのソファの真ん中にポツンと座っている。両端がスース―する。。
リゼさんが、山積みの書類に埋もれた大きなデスクに座っている姿が見えていない誰かに何か耳打ちした後、その誰かが思いっきり立ち上がった。カッと目を見開いたギルド長がこちらに向かって来た。おっさんのその顔は可愛くない。
書類に隠れて分からなかったのだが、かなり大柄だ。
どれだけ書類が積んであったんだ。。
そして僕の目の前の一人掛けには大きすぎるソファにジャストフィットで座っているギルド長が、最初に発した言葉が先ほどの失礼な発言だ。特に最後。
「は、はい! たまたまと言いますか、運が良かったといいますか、とにかく何か倒せちゃいました?えへへ~」
「何か倒せちゃいました?えへへ~ でこちとら冒険者やってねーんだよ!! おい! 最初から詳しく説明しろ! 嘘は通じんぞ? 何やら隠蔽しているようだが、お前よりはランクが高いからな。ごまかしはきかん。」
ひ、ひぇ~~~ おっかねぇ~~~
「マスター、タクミさんが怖がっております。声のトーンを抑えて下さい。ただでさえ色々大きいんですから。」
「む、そうか? 悪いなタクミとやら、怖がらせるつもりはなかったんだが、その、悪かった。あぁ、自己紹介がまだだったな。蒼銀のギルド・ギルド長のロウ・カインズだ。」
とリゼさんに静かに諭されたギルド長が、頭をポリポリと搔きながら謝ってきた。
「いえいえいえいえ、そんなことは! 怖かったけど・・・」
「ん?」
「あっいえいえ、大丈夫です! タクミです。えっと、僕のことはどこまで・・・?」
「何のギフトかだけは隠蔽がかかっていて分からんが、通常のステータスの隣にバカみたいな数字がついているのを見るに、ギフトを使っている時はそのバカみたいなステータスになっているのであろうことは分かるな。」
バカみたいなって二回いわれた。ぐすん。
「えぇ。魔力は馬鹿みたいにあるわね。収納力も桁違いだわ。」
リゼさんまで。。
え? バレてる? そしてちょっと口調がお乱れになってる?
「コホン。あの場でバッグをカモフラージュに使った事はいい選択です。ミナさんたちからのアドバイスかと思われますが、どうせなら出す素材も打ち合わせしておくべきでしたね。コンバラリアを出した時点でルーキーのレベルではありません。お陰で深く掘りだすことができました。まさかDランクの変異種が出てくるとは思いませんでしたが。。」
えー?!そこから?! ミナー! ってミナは悪くない。確認しなかった僕が悪い。
全て仕組まれていたとは! 恐るべし美人受付嬢!
「これから聞く話は一切他言無用だから安心しろ。これでも一応ギルド長だ。チビ1人増えても何の負担にもならん。話を聞かずにお前に何かあった時の方がまずい。守ってやれないからな。」
「そうですね。これでもトップですので。あなたの役にくらいは立ちます。」
リゼさん中々毒舌。ギルド長も苦笑いしている。あ、これは尻に敷かれてるやつですね。
僕は観念して、リオ達にも説明したように前世の記憶持ちということは伏せて、それ以外のことを正直に話した。
目の前には僕の5倍はゆうにありそうな大きな巨体、、大きな大きなギルド長が座っている。
あの後、リゼさんの後をついて階段を上がりかけたら、まだ受付のカウンターにいたミナがこちらに気付いて目を見開いていた。うん、可愛い。後で助けにきてくれたら嬉しいな~。
そして今、二階の奥の部屋に案内された僕は2~3人掛けのソファの真ん中にポツンと座っている。両端がスース―する。。
リゼさんが、山積みの書類に埋もれた大きなデスクに座っている姿が見えていない誰かに何か耳打ちした後、その誰かが思いっきり立ち上がった。カッと目を見開いたギルド長がこちらに向かって来た。おっさんのその顔は可愛くない。
書類に隠れて分からなかったのだが、かなり大柄だ。
どれだけ書類が積んであったんだ。。
そして僕の目の前の一人掛けには大きすぎるソファにジャストフィットで座っているギルド長が、最初に発した言葉が先ほどの失礼な発言だ。特に最後。
「は、はい! たまたまと言いますか、運が良かったといいますか、とにかく何か倒せちゃいました?えへへ~」
「何か倒せちゃいました?えへへ~ でこちとら冒険者やってねーんだよ!! おい! 最初から詳しく説明しろ! 嘘は通じんぞ? 何やら隠蔽しているようだが、お前よりはランクが高いからな。ごまかしはきかん。」
ひ、ひぇ~~~ おっかねぇ~~~
「マスター、タクミさんが怖がっております。声のトーンを抑えて下さい。ただでさえ色々大きいんですから。」
「む、そうか? 悪いなタクミとやら、怖がらせるつもりはなかったんだが、その、悪かった。あぁ、自己紹介がまだだったな。蒼銀のギルド・ギルド長のロウ・カインズだ。」
とリゼさんに静かに諭されたギルド長が、頭をポリポリと搔きながら謝ってきた。
「いえいえいえいえ、そんなことは! 怖かったけど・・・」
「ん?」
「あっいえいえ、大丈夫です! タクミです。えっと、僕のことはどこまで・・・?」
「何のギフトかだけは隠蔽がかかっていて分からんが、通常のステータスの隣にバカみたいな数字がついているのを見るに、ギフトを使っている時はそのバカみたいなステータスになっているのであろうことは分かるな。」
バカみたいなって二回いわれた。ぐすん。
「えぇ。魔力は馬鹿みたいにあるわね。収納力も桁違いだわ。」
リゼさんまで。。
え? バレてる? そしてちょっと口調がお乱れになってる?
「コホン。あの場でバッグをカモフラージュに使った事はいい選択です。ミナさんたちからのアドバイスかと思われますが、どうせなら出す素材も打ち合わせしておくべきでしたね。コンバラリアを出した時点でルーキーのレベルではありません。お陰で深く掘りだすことができました。まさかDランクの変異種が出てくるとは思いませんでしたが。。」
えー?!そこから?! ミナー! ってミナは悪くない。確認しなかった僕が悪い。
全て仕組まれていたとは! 恐るべし美人受付嬢!
「これから聞く話は一切他言無用だから安心しろ。これでも一応ギルド長だ。チビ1人増えても何の負担にもならん。話を聞かずにお前に何かあった時の方がまずい。守ってやれないからな。」
「そうですね。これでもトップですので。あなたの役にくらいは立ちます。」
リゼさん中々毒舌。ギルド長も苦笑いしている。あ、これは尻に敷かれてるやつですね。
僕は観念して、リオ達にも説明したように前世の記憶持ちということは伏せて、それ以外のことを正直に話した。
6
あなたにおすすめの小説
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命
yukataka
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる