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1章 異世界トラバース
1章ー7 ママじゃありません。おにいちゃんです。
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とりあえず、目の前の傷ついた子を癒すために魔法を使う。もちろん【ARMS】で。自分ならいざ知らず他の人に回復を神気でやろうものなら加減が難しすぎる。失敗したら命の保証もない。
僕はスマホの画面の【光魔法】をタップする。次に攻撃・補助・防御・回復の項目から回復を選ぶ。
そして、次は魔法の位階を選ぶ、奥義・最上位・上位・中位・下位とあったのでとりあえず最上位を選んだ。いくつか魔法が出てきたので僕は【エクストラヒール】を選ぶ。
これで終わり? と思ったら次は対象を選択するように指示を出された。対象の選択はカメラで捉えるか、【マップ】スキルと連動するかを設定できるみたいだ。
とりあえず、連動させておこう。≪連動モード≫をタップすると周辺のマップが表示され、目の前の幼女の存在も確認できた。
僕が幼女をタップすると”【エクストラヒール】を実行しますか?” とメッセージが表示された。僕はそのまま≪はい≫をタップする。
すると、スマホの画面に文字が表示されたので、それを読み上げる。
『暁よ 輝き癒す眩き光の加護よ 傷つき嘆く我が同胞を癒せ エクストラヒール』
すると目の前の幼女が淡い光に包まれ、その傷がたちまち癒えていく。さっきまでの苦しそうな表情が一転し気持ちよさそうに寝ている。
起きはしないんだね?
とりあえず、ここに置いていくのもまずそうだし一緒に宿に連れて戻るか。
僕は幼女を抱え、宿の自室まで転移する。
さて、幼女をベッドに横にさせ、考えること数秒。
って僕はロリではないので、安心してほしい。これは大事なので先に言っておこう。
僕は【ARMS】で【鑑定】スキルをダウンロードしてこの子に使ってみる。数回ポチポチとタップすると【鑑定】が発動する。
”名前:エレナ 種族:ハイエルフ 性別:女 年齢:5歳
LV:1 HP:203 MP113
スキル:なし 加護:精霊女王の加護
STR:51 DEF:47 INT:63 MND:67 SPD:43”
種族を見た僕は思わず息を吹き出しそうになる。
ハイエルフ、それは古の時代に神々が精霊をこの世界を創生するために生み出したとき、その手足となる初めの生命としてこの地に生まれた。その能力は現存する4種族(人間・獣人・エルフ・ドワーフ)に比べ高く、寿命も長い。そして、すべての精霊から愛され、強力無比な魔法を自由自在にあつかう。その証拠として彼ら、彼女らは神の使いともいわれた時代がかつて存在したほどだ。
けれど、今のこの世界では姿を見ることはないと言っても過言ではない。後に生まれた4種族と交わるものが増え血が薄れていき、純粋なハイエルフはいなくなったというのがこの世界の常識。
もちろん、師匠はそうは言ってなかった。極端に数が少ないとは言われたが。
「マ、マ。ママ」
母親の夢でも見ているのだろうか? 僕の【鑑定】に反応したかのように動き出す幼女。寝ぼけながらベッドの上で体を起こす。
意識が戻ったみたいでよかった。
眠たそうに両手で目をこすり、あたりをきょろきょろと見渡す。そして、僕と目が合う。
「ママ?」
僕は男だけど?
「ママじゃない?」
キョトンとした表情で首をかしげる幼女。
「僕はクロノ、ママじゃないかな。それでお嬢ちゃんは?」
「エレナ、5歳」
右手をピーンと上げ答えるエレナ。なんだか心がほんわかするよ。
「僕は森の中で採取をしてたら、エレナが変な人(?)達に囲まれているのを助けたんだけど、あの人たち知り合いとかじゃないよね」
「うん、あの人たちわりゅい人なの」
僕はほっと胸をなでおろす。よかった。もし知り合いだったら僕はエレナの知人を殺したことになる。そして、エレナさんや。あれは人ではないと思うが? ハイエルフの価値観はちょっとわかんないかもしれない。
「そっかぁ。それでエレナはどうしてあんなところに?」
「わかんない。ママとパパがわりゅい人たちとケンカしてて、それで危ないってエレナをぽいって・・・・・・」
エレナの表情がだんだんと暗くなっていくのがわかる。安心していろいろ思い出したら、急に不安になってきたのだろう。
「うっぐぅ、それで、それで、ぐす」
あぁ、涙が流れてきちゃったよ。
「無理に思い出さなくてもいいからね。とりあえず、これからどうしようか? 僕と一緒にいく? もしかしたらお母さんたちに会えるかもよ?」
子どもを適当にほかるはずはないだろう。放り出したからには見つけ出す手段を持っているはずだから、その悪者たちをやっつけたら両親が迎えにくるはずだ。それまでの間は僕が守ってあげよう。乗り掛かった舟だし、こんな子をほかっておくのは精神衛生上よくない。
「いぃ、いいのぉ?」
目をうるうるさせたままそういうエレナ。泣くのを我慢してるんだね、偉いよ。
「もちろん。それじゃ、今日はゆっくりして明日にでも洋服とか買いに行こうか? その服はずいぶんとボロボロになっちゃってるからね」
「うん」
僕はそのあと、エレナと宿の食堂でご飯を食べ、お風呂に入り、お互いのことを話したりした。まぁ、ほとんどがエレナの要領の得ない話を僕が聞くという感じだ。ベッドに横になり、始終夢中で話すエレナはとりあえずは不安から脱することができたみたいだ。
両親の話を楽しそうにしてくれる。それでも、次第にエレナの頭が右にふら~と。左にふら~と、揺れたと思ったら今度はカクンと下にくずす。
今日はいろいろあったみたいだし、そうでなくてもまだ子どもだ。そろそろ眠くなる時間だ。
「それでね、ママがね、パ・パと・・・・・・」
話に夢中になったエレナがとうとう夢の世界に誘われる。
すぅ~、ぴぃ~、すぅ~。
寝息を立ててそのまま寝てしまった。僕はエレナを抱きかかえ体勢を整え、毛布をかぶせてあげる。そして寝ているエレナを横に僕も体を楽にして思考に埋もれる。
僕の目的は【神威】を極めることだ。これはいつでもどこでもできるし、最悪極める必要はないんだよね。それならエレナのために旅をするのもいいかもしれない。なんだかんだいってあのかわいらしい姿に僕は心惹かれてしまっているのだから。
かわいいは正義だ。
この世界に来て初めての日に起きた出来事。もしかしたら、師匠もこれを予想して? さすがにそれは深読みしすぎか。まさか僕があそこに行くことなんて予想できないだろうし。
それでも、知らない世界、知り合いもいない世界で、さそっくかわいらしい仲間ができたのだ。
これから、楽しい旅になるといいな。
そう思い、僕も夢の世界に誘われる。
僕はスマホの画面の【光魔法】をタップする。次に攻撃・補助・防御・回復の項目から回復を選ぶ。
そして、次は魔法の位階を選ぶ、奥義・最上位・上位・中位・下位とあったのでとりあえず最上位を選んだ。いくつか魔法が出てきたので僕は【エクストラヒール】を選ぶ。
これで終わり? と思ったら次は対象を選択するように指示を出された。対象の選択はカメラで捉えるか、【マップ】スキルと連動するかを設定できるみたいだ。
とりあえず、連動させておこう。≪連動モード≫をタップすると周辺のマップが表示され、目の前の幼女の存在も確認できた。
僕が幼女をタップすると”【エクストラヒール】を実行しますか?” とメッセージが表示された。僕はそのまま≪はい≫をタップする。
すると、スマホの画面に文字が表示されたので、それを読み上げる。
『暁よ 輝き癒す眩き光の加護よ 傷つき嘆く我が同胞を癒せ エクストラヒール』
すると目の前の幼女が淡い光に包まれ、その傷がたちまち癒えていく。さっきまでの苦しそうな表情が一転し気持ちよさそうに寝ている。
起きはしないんだね?
とりあえず、ここに置いていくのもまずそうだし一緒に宿に連れて戻るか。
僕は幼女を抱え、宿の自室まで転移する。
さて、幼女をベッドに横にさせ、考えること数秒。
って僕はロリではないので、安心してほしい。これは大事なので先に言っておこう。
僕は【ARMS】で【鑑定】スキルをダウンロードしてこの子に使ってみる。数回ポチポチとタップすると【鑑定】が発動する。
”名前:エレナ 種族:ハイエルフ 性別:女 年齢:5歳
LV:1 HP:203 MP113
スキル:なし 加護:精霊女王の加護
STR:51 DEF:47 INT:63 MND:67 SPD:43”
種族を見た僕は思わず息を吹き出しそうになる。
ハイエルフ、それは古の時代に神々が精霊をこの世界を創生するために生み出したとき、その手足となる初めの生命としてこの地に生まれた。その能力は現存する4種族(人間・獣人・エルフ・ドワーフ)に比べ高く、寿命も長い。そして、すべての精霊から愛され、強力無比な魔法を自由自在にあつかう。その証拠として彼ら、彼女らは神の使いともいわれた時代がかつて存在したほどだ。
けれど、今のこの世界では姿を見ることはないと言っても過言ではない。後に生まれた4種族と交わるものが増え血が薄れていき、純粋なハイエルフはいなくなったというのがこの世界の常識。
もちろん、師匠はそうは言ってなかった。極端に数が少ないとは言われたが。
「マ、マ。ママ」
母親の夢でも見ているのだろうか? 僕の【鑑定】に反応したかのように動き出す幼女。寝ぼけながらベッドの上で体を起こす。
意識が戻ったみたいでよかった。
眠たそうに両手で目をこすり、あたりをきょろきょろと見渡す。そして、僕と目が合う。
「ママ?」
僕は男だけど?
「ママじゃない?」
キョトンとした表情で首をかしげる幼女。
「僕はクロノ、ママじゃないかな。それでお嬢ちゃんは?」
「エレナ、5歳」
右手をピーンと上げ答えるエレナ。なんだか心がほんわかするよ。
「僕は森の中で採取をしてたら、エレナが変な人(?)達に囲まれているのを助けたんだけど、あの人たち知り合いとかじゃないよね」
「うん、あの人たちわりゅい人なの」
僕はほっと胸をなでおろす。よかった。もし知り合いだったら僕はエレナの知人を殺したことになる。そして、エレナさんや。あれは人ではないと思うが? ハイエルフの価値観はちょっとわかんないかもしれない。
「そっかぁ。それでエレナはどうしてあんなところに?」
「わかんない。ママとパパがわりゅい人たちとケンカしてて、それで危ないってエレナをぽいって・・・・・・」
エレナの表情がだんだんと暗くなっていくのがわかる。安心していろいろ思い出したら、急に不安になってきたのだろう。
「うっぐぅ、それで、それで、ぐす」
あぁ、涙が流れてきちゃったよ。
「無理に思い出さなくてもいいからね。とりあえず、これからどうしようか? 僕と一緒にいく? もしかしたらお母さんたちに会えるかもよ?」
子どもを適当にほかるはずはないだろう。放り出したからには見つけ出す手段を持っているはずだから、その悪者たちをやっつけたら両親が迎えにくるはずだ。それまでの間は僕が守ってあげよう。乗り掛かった舟だし、こんな子をほかっておくのは精神衛生上よくない。
「いぃ、いいのぉ?」
目をうるうるさせたままそういうエレナ。泣くのを我慢してるんだね、偉いよ。
「もちろん。それじゃ、今日はゆっくりして明日にでも洋服とか買いに行こうか? その服はずいぶんとボロボロになっちゃってるからね」
「うん」
僕はそのあと、エレナと宿の食堂でご飯を食べ、お風呂に入り、お互いのことを話したりした。まぁ、ほとんどがエレナの要領の得ない話を僕が聞くという感じだ。ベッドに横になり、始終夢中で話すエレナはとりあえずは不安から脱することができたみたいだ。
両親の話を楽しそうにしてくれる。それでも、次第にエレナの頭が右にふら~と。左にふら~と、揺れたと思ったら今度はカクンと下にくずす。
今日はいろいろあったみたいだし、そうでなくてもまだ子どもだ。そろそろ眠くなる時間だ。
「それでね、ママがね、パ・パと・・・・・・」
話に夢中になったエレナがとうとう夢の世界に誘われる。
すぅ~、ぴぃ~、すぅ~。
寝息を立ててそのまま寝てしまった。僕はエレナを抱きかかえ体勢を整え、毛布をかぶせてあげる。そして寝ているエレナを横に僕も体を楽にして思考に埋もれる。
僕の目的は【神威】を極めることだ。これはいつでもどこでもできるし、最悪極める必要はないんだよね。それならエレナのために旅をするのもいいかもしれない。なんだかんだいってあのかわいらしい姿に僕は心惹かれてしまっているのだから。
かわいいは正義だ。
この世界に来て初めての日に起きた出来事。もしかしたら、師匠もこれを予想して? さすがにそれは深読みしすぎか。まさか僕があそこに行くことなんて予想できないだろうし。
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そう思い、僕も夢の世界に誘われる。
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