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シバの村13
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冒険者達のボリューム満点の夕食とは違い、ルルが作ってくれた夕食は体に優しいものばかりだ。男達には物足りないだろうが、香織はむしろこっちの方が自分の好みに合っていた。
「それで足りるかい?やっぱり育ち盛りは肉がないと足りないかねえ。」
「いえ、ちょうど良いです。このお豆のスープすごく美味しいですね。どうやって作るんですか?」
「なに、簡単だよ。豆をしばらく煮てね、途中で豆だけ取り出してオリーブオイルとニンニクで炒めるんだよ。その後また鍋に戻して、ゆっくり煮ていくのさ。柔らかくなった豆を少し潰してスープに溶かしたら完成だよ。」
「今度私も作ってみます!」
「フローラは料理ができるんだっけね。」
「はい。旅の間の食事を作るのは私が担当ですから。でも冒険者の皆さんの味覚に合わせるとガッツリしたお肉ばかりで、実はこういう優しいものに飢えていたんです。」
「気に入ってもらえたみたいで良かったよ。」
食後、ルルと食器を片付けた後、香織はまた野営地に足を運んだ。
「なに作ってるんですか?」
「ああ、フローラか。」
香織がアレクシスの元に行くと、彼等は焚火の上で何やら煮ているようだった。アレクシスは香織の存在に気がつくと、小鍋の中身を木のカップに注ぎ香織に手渡した。
「ホットワインだ。フローラも飲むか?」
「え、いいんでしょうか?私まだ12歳…のはずなんですが。」
「細えこと気にすんなよ、アルコールはほとんど飛ばしてあるから大丈夫だろ。」
「夜は少し冷えるからな。サイモンが来るまでこれで温まると良い。」
「そうですか?それなら…」
冒険者は皆酒が好きだ。しかし依頼中に酔うわけにはいかない。それでもどうしても酒が飲みたい時には、この様に酒を火にかけ、アルコールを飛ばしてから飲む。アルコールを完全に飛ばすまで煮込んでしまうと風味が損なわれる。そのためある程度のところで火から上げてしまうのだが、普段から浴びるように酒を飲んでいる彼等にとっては、多少のアルコールなど水でしかない。
アレクシス達もそのような感覚で、香織にホットワインを渡した。今まで香織くらいの年頃の少女の相手などしたことがなかった彼等は、香織が普段から酒を全く飲んでいなかったことをすっかり失念していた。
「ぐう…」
「マジか…」
「…フローラが酒を飲んでいるところを見たことがなかったな…」
「いや弱すぎだろ!一口飲んで寝たぞ!?」
「まあ…変に酔っ払って絡んだり泣いたり脱いだりするよりはマシだろう…」
「どうすんだよこれ…」
「ふむ…とりあえずサイモンが来るまでに起きれば良いが…」
眠っている少女を無闇に触っていいものかと、アレクシス達はお互いに顔を見合わせ、その場に立ち尽くした。
キース達に襲われた事が心の傷になっていやしないかと、アレクシス達は常日頃から香織には極力触れないようにしてきた。香織をテントに移すにしろ、抱き上げている所で起きられたら怖がられるかもしれない。
「むにゃ…」
「!!あっぶね…!」
倒木に腰掛けたまま眠ってしまった香織が、バランスを崩し後ろに倒れかかる。それを見たエドワードが、思わず香織を前から抱きしめるように支えた。
「ど、どうすんだ!?これ、ここからどうすんだよ!」
「た、倒れないように支えていれば、いいんじゃないか?」
「このまま!?」
「やあ、待たせたね。村長の接待がしつこくてね。あれ、どうかしたのかい?」
アタフタとする一同に、サイモンが後ろから声をかける。群がる男達の視線の先に何があるのか気になったサイモンは、ひょこりとカイルの肩からそれを覗き込んだ。
「…本当に何してるの…?」
「いや、これは事故なんだ…わざとじゃない…!」
意識のない少女に抱きつく大柄の男。少女の頬は赤く上気している。プンプン漂う犯罪臭に、サイモンの目が座った。
「これ以上護衛が減ると困るんだけどなあ…」
「やましいことは何もない、本当だ!ホットワインを飲ませたら一口でこうなってしまったんだ。まさかカオリが酒を全く飲めないとは…!」
「はあ、まったく…それで、どうすれば良いのか分からなくてこんな状態になってるってわけ?」
「そ、そうだ…それで、これはどうすれば良いんだ…?」
「そんなの簡単だよ。よいしょ。」
サイモンはエドワードを押し除け香織を抱き上げた。所謂お姫様抱っこではなく、普通の抱っこだ。
「このままフローラの宿泊先に連れていくよ。ちょっと待ってて。」
「あ、ああ…」
ポカンとした男達を置いて、サイモンはさっさと村の中に入っていった。何でもないことかのようにこの状況を打開したサイモンを、彼等は尊敬の眼差しで見送った。
確かに今の香織はどこから見てもまだ子供。それを大人が抱き上げて寝床に運ぶ事は、なんら卑猥な事ではない。しかし「白衣の天使」と呼ばれているあの姿を一度でも見てしまえば、とても香織をただの少女として扱う事はできなかった。たった15歳の少女だと分かってはいても、その色香に思わずクラクラしてしまう程だった。
かといって彼女に手を出したいと思う者はここには一人もいなかった。普段の屈託のない笑顔こそが、香織らしいと皆が思っていた。
「ううん…」
「あ、起きたかな?」
「むにゃ…」
「あはは、本当にお酒に弱いんだね。今後は注意して見ておかなくちゃ。」
サイモンは香織を抱いたまま村の道を進んだ。稀にすれ違う村人も、寝落ちしてしまった少女を運ぶ保護者の姿を笑顔で見送った。
「ごめんください。」
「あらあら。フローラはどうしちゃったんだい?」
「護衛の者と話している途中で寝てしまったみたいです。最近忙しくさせてしまったので、疲れたのでしょう。ベッドまで運んでも?」
「ええ、勿論よ。私では運べないからねえ。」
「お邪魔します。」
「階段を登って右の突き当たりの部屋よ。悪いわねえ。」
「いえいえ、今は僕が保護者なので。」
サイモンは香織を部屋まで運ぶとベッドに優しく寝かせた。しっかりと布団をかけ、二つに結んでいた髪の紐を解いてやる。香織の柔らかい髪に指を通しながら、サイモンは林檎のように赤く染まった頬をしばらく眺めていた。
「…おやすみ、カオリ。いい夢を。」
おでこに軽く口付けをして、サイモンは部屋を去っていった。パタンと扉が閉じる音がして、あたりは静寂に包まれた。香織の規則正しい寝息だけが微かに聞こえてくる。
『…今回は見逃して差し上げましょう。』
アイがポツリとつぶやいた言葉は、誰の耳にも届かなかった。
「それで足りるかい?やっぱり育ち盛りは肉がないと足りないかねえ。」
「いえ、ちょうど良いです。このお豆のスープすごく美味しいですね。どうやって作るんですか?」
「なに、簡単だよ。豆をしばらく煮てね、途中で豆だけ取り出してオリーブオイルとニンニクで炒めるんだよ。その後また鍋に戻して、ゆっくり煮ていくのさ。柔らかくなった豆を少し潰してスープに溶かしたら完成だよ。」
「今度私も作ってみます!」
「フローラは料理ができるんだっけね。」
「はい。旅の間の食事を作るのは私が担当ですから。でも冒険者の皆さんの味覚に合わせるとガッツリしたお肉ばかりで、実はこういう優しいものに飢えていたんです。」
「気に入ってもらえたみたいで良かったよ。」
食後、ルルと食器を片付けた後、香織はまた野営地に足を運んだ。
「なに作ってるんですか?」
「ああ、フローラか。」
香織がアレクシスの元に行くと、彼等は焚火の上で何やら煮ているようだった。アレクシスは香織の存在に気がつくと、小鍋の中身を木のカップに注ぎ香織に手渡した。
「ホットワインだ。フローラも飲むか?」
「え、いいんでしょうか?私まだ12歳…のはずなんですが。」
「細えこと気にすんなよ、アルコールはほとんど飛ばしてあるから大丈夫だろ。」
「夜は少し冷えるからな。サイモンが来るまでこれで温まると良い。」
「そうですか?それなら…」
冒険者は皆酒が好きだ。しかし依頼中に酔うわけにはいかない。それでもどうしても酒が飲みたい時には、この様に酒を火にかけ、アルコールを飛ばしてから飲む。アルコールを完全に飛ばすまで煮込んでしまうと風味が損なわれる。そのためある程度のところで火から上げてしまうのだが、普段から浴びるように酒を飲んでいる彼等にとっては、多少のアルコールなど水でしかない。
アレクシス達もそのような感覚で、香織にホットワインを渡した。今まで香織くらいの年頃の少女の相手などしたことがなかった彼等は、香織が普段から酒を全く飲んでいなかったことをすっかり失念していた。
「ぐう…」
「マジか…」
「…フローラが酒を飲んでいるところを見たことがなかったな…」
「いや弱すぎだろ!一口飲んで寝たぞ!?」
「まあ…変に酔っ払って絡んだり泣いたり脱いだりするよりはマシだろう…」
「どうすんだよこれ…」
「ふむ…とりあえずサイモンが来るまでに起きれば良いが…」
眠っている少女を無闇に触っていいものかと、アレクシス達はお互いに顔を見合わせ、その場に立ち尽くした。
キース達に襲われた事が心の傷になっていやしないかと、アレクシス達は常日頃から香織には極力触れないようにしてきた。香織をテントに移すにしろ、抱き上げている所で起きられたら怖がられるかもしれない。
「むにゃ…」
「!!あっぶね…!」
倒木に腰掛けたまま眠ってしまった香織が、バランスを崩し後ろに倒れかかる。それを見たエドワードが、思わず香織を前から抱きしめるように支えた。
「ど、どうすんだ!?これ、ここからどうすんだよ!」
「た、倒れないように支えていれば、いいんじゃないか?」
「このまま!?」
「やあ、待たせたね。村長の接待がしつこくてね。あれ、どうかしたのかい?」
アタフタとする一同に、サイモンが後ろから声をかける。群がる男達の視線の先に何があるのか気になったサイモンは、ひょこりとカイルの肩からそれを覗き込んだ。
「…本当に何してるの…?」
「いや、これは事故なんだ…わざとじゃない…!」
意識のない少女に抱きつく大柄の男。少女の頬は赤く上気している。プンプン漂う犯罪臭に、サイモンの目が座った。
「これ以上護衛が減ると困るんだけどなあ…」
「やましいことは何もない、本当だ!ホットワインを飲ませたら一口でこうなってしまったんだ。まさかカオリが酒を全く飲めないとは…!」
「はあ、まったく…それで、どうすれば良いのか分からなくてこんな状態になってるってわけ?」
「そ、そうだ…それで、これはどうすれば良いんだ…?」
「そんなの簡単だよ。よいしょ。」
サイモンはエドワードを押し除け香織を抱き上げた。所謂お姫様抱っこではなく、普通の抱っこだ。
「このままフローラの宿泊先に連れていくよ。ちょっと待ってて。」
「あ、ああ…」
ポカンとした男達を置いて、サイモンはさっさと村の中に入っていった。何でもないことかのようにこの状況を打開したサイモンを、彼等は尊敬の眼差しで見送った。
確かに今の香織はどこから見てもまだ子供。それを大人が抱き上げて寝床に運ぶ事は、なんら卑猥な事ではない。しかし「白衣の天使」と呼ばれているあの姿を一度でも見てしまえば、とても香織をただの少女として扱う事はできなかった。たった15歳の少女だと分かってはいても、その色香に思わずクラクラしてしまう程だった。
かといって彼女に手を出したいと思う者はここには一人もいなかった。普段の屈託のない笑顔こそが、香織らしいと皆が思っていた。
「ううん…」
「あ、起きたかな?」
「むにゃ…」
「あはは、本当にお酒に弱いんだね。今後は注意して見ておかなくちゃ。」
サイモンは香織を抱いたまま村の道を進んだ。稀にすれ違う村人も、寝落ちしてしまった少女を運ぶ保護者の姿を笑顔で見送った。
「ごめんください。」
「あらあら。フローラはどうしちゃったんだい?」
「護衛の者と話している途中で寝てしまったみたいです。最近忙しくさせてしまったので、疲れたのでしょう。ベッドまで運んでも?」
「ええ、勿論よ。私では運べないからねえ。」
「お邪魔します。」
「階段を登って右の突き当たりの部屋よ。悪いわねえ。」
「いえいえ、今は僕が保護者なので。」
サイモンは香織を部屋まで運ぶとベッドに優しく寝かせた。しっかりと布団をかけ、二つに結んでいた髪の紐を解いてやる。香織の柔らかい髪に指を通しながら、サイモンは林檎のように赤く染まった頬をしばらく眺めていた。
「…おやすみ、カオリ。いい夢を。」
おでこに軽く口付けをして、サイモンは部屋を去っていった。パタンと扉が閉じる音がして、あたりは静寂に包まれた。香織の規則正しい寝息だけが微かに聞こえてくる。
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