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19.初夜①
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王子の寝室というのは、内扉の向こうにあった。
そのまま抱き上げられた私はベッドにそっと下ろされた。
王子は一度、そのまま部屋の入り口まで戻り、アラン様とテレンス様二人と話をしている。
ひそひそ話してるから少ししか聞き取れなかったけど、「エルシー様、ちっちゃいからね」と「王子、絶対に最後までして下さい。そうでないとどうなるか、分かってますね」は聞いた。
私は別に小さくはない。
背丈も平均である。
騎士様な三人がでっかいだけだ。
カーテンを締め切った部屋は薄暗く部屋の様子は良く分からなかったが、大きなベッドがひとつあるだけで、がらんとしてあまり物がなさそうな印象を受けた。
アラン様とテレンス様二人は、そのまま寝室にはついてこなかった。
「ふっ、二人きりですね」
ちょっと嬉しいけど恥ずかしいかなって感じで王子に私はそう言ったのだが、王子は天井を指さし、言った。
「エルシー、天井に『影』と呼ばれる者が潜んでいる」
「すごい!王家ぽいですね」
ちょっと興奮した。
「普段はいないが、時々監視に来る。今日は本当に俺が妻を娶るか確かめるために派遣されたのだ。追い返すことも出来るが、これがいるため、今宵お前が俺に陵辱されたという証明となる」
「では……三人?」
「気にしないで欲しい。今、カーテンを閉める」
と王子は天蓋から垂れる結構分厚目のカーテンを閉め始めた。
中は真っ暗にはならなかった。
壁際に光石と呼ばれるものすごく高価な発光する石が置かれていて、それが薄ぼんやりとした光を放っている。
「中は見られない。声くらいは聞こえると思うが」
光石が反射して王子の金色の目がキラキラ輝くのが綺麗だった。
背中を向かされ、王子は私の背中に付いたボタンを外し始めた。
小さな飾りボタンは外しにくかったらしい。
時折、ブチッって音が聞こえる。そしてボタンが転がっていく。
何とかドレスを剥がしてもらった。
コルセットは後ろを解いて貰って自分で外す。
「…………」
王子は私の主に胸部あたりを凝視していた。
もっ、もうちょっとおっきいと良かったな。普通だもん。
今更ながら思った。
まだ下着のスリップドレス着てるけど、決まり悪くてお願いした。
「あの、グレン様も脱いで」
脱いじゃうとさすがに少し寒いし裸なのは恥ずかしいしで、二人でお布団の中に潜り込んだ。
「エルシー」
名前呼ばれるだけで、ドキドキする。
「ぐ、グレン様……」
「……んっ」
抱きしめられるのが気持ちいい。
「脱いで」
「うん、脱ぐ……」
スリップドレスを脱いでまた抱きしめられた。
服の上からじゃなくて肌と肌が触れあう感触は、すごい。
ただのハグなのに。
「こんなにいいの?」
って思わず王子に聞いちゃった。
「分からないが、すごいな」
「グレン様もすごい?」
「すごい」
「んー」
私は王子の肩や背中をべしべしと軽く叩いた。
王子の体はどこも固い。でも気持ちいい。
「女の子とハグしたらもっと気持ちいいのかな……」
「馬鹿なことを考えるな」
「んん……っ」
全身撫でられながらキスするのは、痺れるくらいの感触だった。
王子、でっかいのだ。
抱きしめられると体全部包み込まれる感じがする。
「んんっ……すき……」
「あっ…むぅん」
王子がムネを触ってくるから変な声出た。
「痛くないか?」
「気持ちいい…んっ…もっと…あんっ…」
とろんとしてくる。
もうヘロヘロで力が入らない。
「ここがいいのか?」
意地悪くそう聞かれたけど、恥ずかしいとはもう思えなかった。
王子に抱きつきながらおねだりした。
「うん。いいの。気持ちいい……。もっとして……」
王子はすごく優しくムネに触ってくれる。
手で胸全体を包み込まれるように触られるのは、気持ちいいんだけど、ムネの先端の乳首のところは触られるとちょっとでも触れられると痛かった。
いつもと違って固くなっちゃってるからだと思う……。
「いたっ……」
「痛いのか?」
と言うと、王子はズズッと布団中に入り込んでいき、
「ひゃっ……やっ…なゃに?」
乳首舐められた。
そのまま抱き上げられた私はベッドにそっと下ろされた。
王子は一度、そのまま部屋の入り口まで戻り、アラン様とテレンス様二人と話をしている。
ひそひそ話してるから少ししか聞き取れなかったけど、「エルシー様、ちっちゃいからね」と「王子、絶対に最後までして下さい。そうでないとどうなるか、分かってますね」は聞いた。
私は別に小さくはない。
背丈も平均である。
騎士様な三人がでっかいだけだ。
カーテンを締め切った部屋は薄暗く部屋の様子は良く分からなかったが、大きなベッドがひとつあるだけで、がらんとしてあまり物がなさそうな印象を受けた。
アラン様とテレンス様二人は、そのまま寝室にはついてこなかった。
「ふっ、二人きりですね」
ちょっと嬉しいけど恥ずかしいかなって感じで王子に私はそう言ったのだが、王子は天井を指さし、言った。
「エルシー、天井に『影』と呼ばれる者が潜んでいる」
「すごい!王家ぽいですね」
ちょっと興奮した。
「普段はいないが、時々監視に来る。今日は本当に俺が妻を娶るか確かめるために派遣されたのだ。追い返すことも出来るが、これがいるため、今宵お前が俺に陵辱されたという証明となる」
「では……三人?」
「気にしないで欲しい。今、カーテンを閉める」
と王子は天蓋から垂れる結構分厚目のカーテンを閉め始めた。
中は真っ暗にはならなかった。
壁際に光石と呼ばれるものすごく高価な発光する石が置かれていて、それが薄ぼんやりとした光を放っている。
「中は見られない。声くらいは聞こえると思うが」
光石が反射して王子の金色の目がキラキラ輝くのが綺麗だった。
背中を向かされ、王子は私の背中に付いたボタンを外し始めた。
小さな飾りボタンは外しにくかったらしい。
時折、ブチッって音が聞こえる。そしてボタンが転がっていく。
何とかドレスを剥がしてもらった。
コルセットは後ろを解いて貰って自分で外す。
「…………」
王子は私の主に胸部あたりを凝視していた。
もっ、もうちょっとおっきいと良かったな。普通だもん。
今更ながら思った。
まだ下着のスリップドレス着てるけど、決まり悪くてお願いした。
「あの、グレン様も脱いで」
脱いじゃうとさすがに少し寒いし裸なのは恥ずかしいしで、二人でお布団の中に潜り込んだ。
「エルシー」
名前呼ばれるだけで、ドキドキする。
「ぐ、グレン様……」
「……んっ」
抱きしめられるのが気持ちいい。
「脱いで」
「うん、脱ぐ……」
スリップドレスを脱いでまた抱きしめられた。
服の上からじゃなくて肌と肌が触れあう感触は、すごい。
ただのハグなのに。
「こんなにいいの?」
って思わず王子に聞いちゃった。
「分からないが、すごいな」
「グレン様もすごい?」
「すごい」
「んー」
私は王子の肩や背中をべしべしと軽く叩いた。
王子の体はどこも固い。でも気持ちいい。
「女の子とハグしたらもっと気持ちいいのかな……」
「馬鹿なことを考えるな」
「んん……っ」
全身撫でられながらキスするのは、痺れるくらいの感触だった。
王子、でっかいのだ。
抱きしめられると体全部包み込まれる感じがする。
「んんっ……すき……」
「あっ…むぅん」
王子がムネを触ってくるから変な声出た。
「痛くないか?」
「気持ちいい…んっ…もっと…あんっ…」
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「ここがいいのか?」
意地悪くそう聞かれたけど、恥ずかしいとはもう思えなかった。
王子に抱きつきながらおねだりした。
「うん。いいの。気持ちいい……。もっとして……」
王子はすごく優しくムネに触ってくれる。
手で胸全体を包み込まれるように触られるのは、気持ちいいんだけど、ムネの先端の乳首のところは触られるとちょっとでも触れられると痛かった。
いつもと違って固くなっちゃってるからだと思う……。
「いたっ……」
「痛いのか?」
と言うと、王子はズズッと布団中に入り込んでいき、
「ひゃっ……やっ…なゃに?」
乳首舐められた。
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