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61.媚薬エッチ①
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「その前に王太子妃様、お聞き下さい」
とアラン様は真面目な顔で私に言った。
「はっ、はい」
「奸計をめぐらし竜と王家に仇なす悪女クラリッサは、王家の長グレン様が処罰なさいました。天地誓って王太子妃はエルシー様のみです。王太子妃様はどうかお心安らかにお過ごし下さいますよう」
アラン様曰く、王子と陛下は、クラリッサ様から色々聞き出すため、クラリッサ様に気のあるフリをしていたらしい。
「あ、でもお二人ともクラリッサとは決して二人きりにはなってませんし、ただの演技というか、エルシー様や王妃様にやましいことは言ってないしやってません。本当は王子、腸煮えくり返る思いでした」
とアラン様は素早くフォローする。
「それで、薬の効果もあってどちらとも良い感じに見えたと思います。だが二人とも、結婚についてはのらりくらりで、決定的なことは言いません。焦ったクラリッサはあの夜に陛下のところに既成事実を作りに夜這いに行きます。そこでクラリッサは捕らえられたのです」
「あの夜?」
「はい。クラリッサも焦ってますが、陛下と王子も焦ってます。なんせ、あの日は期限の一週間でしたから、エルシー様との約束があります。王子が気にしていたのはクラリッサの持っていた竜涎香が手持ちのものだけなのか。他に協力者がいるのか、でした。実際には王子のにらんだ通り、いたんです。クラリッサの乳母やというのが、王都に住んでいて、それが竜涎香をもう一本隠し持ってました。王子と陛下の策略にはまり、一週間で最初の竜涎香を使い切ったクラリッサは、乳母やに預けたその最後の一本を使い、陛下を籠絡しようと企んだわけです。まあそう誘導したのは陛下ですが。そして捕まりました」
「大捕物ですね」
「はい。それが終わるやいなや、王子はゲルボルグを駆り、エルシー様のところに向かったのです」
とっても驚きました。夜中の11時半に窓から来られましたので。
「それが、この、竜涎香です」
そう言ってアラン様が差し出したのが、古ぼけた香水瓶だ。
これが竜涎香らしい。
「濃度はかなり高めです。ファーノン家は腕の良い薬師のようです」
とアラン様が言った。
私は香水瓶を覗き込んで、クンクンと匂いを嗅ぐ。
「いい匂いです。甘くて、変わった匂い。あとお花の香り?」
「あ、エルシー様、そのくらいにしましょう」
とアラン様はすぐに香水瓶のフタを閉じた。
「えー、大丈夫です。何ともないです」
いい香りだった。
もうちょっと嗅ぎたかったのに、アラン様は香水瓶の口を厳重に封した後、更に箱へと収めた。
「大丈夫か?」
と王子が顔を覗き込んでくる。
「大丈夫ですよぉ……」
と答えたが、何だか体がグラッとする。
「エルシー」
あわてて王子が支えてくれる。
何だろう、王子、いい匂いする。
急に王子にちゅーしたくなったけど、立ったままでは背伸びしても唇まで届かない。
だから首のところにキスした。
「エルシー」
王子があわてた声を出す。
とっさに王子が首筋に手を当て私からのけぞるように上半身を離したのですっごく不満。
だから服の上からおちんちん撫でた。
「エルシー、おい、止めろ」
王子が股間を私の手から守りながら、言う。
今度は王子が前のめりだ。
首元に腕を回してぎゅっと王子にすがりつく。
「駄目なの?しよう……王子ぃ」
「うわー、エルシー様、めちゃくちゃ効いてる」
とアラン様が面白そうに笑う。
「しないの?したいのにぃ」
王子が戸惑ったようにアラン様に聞く。
「もろに吸い込んだか?」
「素人怖いですね」
「……!エルシー、変なところ舐めるな」
変かな、耳舐めてる。
「しようよ。ねぇ、お願い……」
「分かった、分かったから、落ち着け。少し外して大丈夫か?」
王子は私のことあやすみたいに背中をポンポンと軽く叩いて、アラン様に尋ねる。
「あ、もう一日中でもイチャイチャしちゃって下さい」
「嫌っ、今、するのぉ。ここで」
「ここか!?」
「だって我慢出来ない……!」
私が背中のボタンを外し始めると、王子があわてて止める。
「分かった。すぐだから、寝室に行こう。なっ」
王子は私のこと抱え上げると猛スピードで階段を駆け上がって寝室に連れて行った。
***
寝室に入って、王子がまずしたのはカーテン締めることだった。
そんなのどうでもいいと思う……。
ベッドに放り出された私はドレスの後ろのボタンを外していく。
でも背中の真ん中くらいは自分で外せない。
「王子……」
と呼ぶと、「分かった」と外してくれる。
ドレスを何とか脱ぐ間に、どんどんどんどんしたくなってきた。
なのに王子はまだ靴脱いで上着脱いだだけ。
「早くぅ……」
「いや、ちょっと待て」
ようやく王子がベッドに上がってくる。
待たされて自分から王子のこと押し倒しちゃった。
「おい」
とまた王子がまた文句言ってきそうだったから、ペロッと王子の唇を舐める。
舌で舌を舐めて、もっと舐めたくてぐーっと喉の奥まで舌を入れると王子は舌で舌を包むように舐めてくる。
気持ちいい。
でも、欲しいのはこれじゃない。
舌を絡めながら、私は王子のパンツの上からあれを探り当てて手で撫でた。
「……おい!」
途端に王子が私を抱きしめたままで跳ね起きる。
王子、キスもやめちゃった。
「どうしたのぉ?」
「そんなに本気で擦るな。前戯なんだからもっとこう奥ゆかしく恥じらいをだな……。だから落ち着け!エルシー」
またおちんちんしごいたら、怒られた。
でもあれ、おっきくなってきてる。パンツの上からでもハッキリ形が分かる。
おちんちんの匂いがしてきた。
もうしたくてしたくて、たまらなくなる。
「そんなのいいからしようよぉ……」
と泣きそうになっちゃった。
「分かった。下着脱ぐまでちょっと待て。……随分、しっかり薬が効いたな」
王子はベッドの上に座り、私を向かい合わせに膝の上に乗せた。
「あっ……」
腰と腰のところで、王子のあれがお腹に当たる。
「あっ……ある……!」
私は自分の股間に王子のあれをこすりつけた。
「…あっ…あぁっ…ふあっ…!」
王子のあれにクリトリスが丁度当たる。
擦り合わせていくうちに王子のあれがおっきく固くなってきて、ヌルヌル滑ってきてどんどんすごく良くなる。
「…あっ、あぁぁっ……」
駄目……もうイっちゃいそう。
でも違うの。腰が動くの止められないけど、これじゃないのしたい。
向かい合わせの体勢だから、王子の顔がすぐ側にある。
王子は私が動くのを支えるだけで、自分からは何もしてこない。
何だか面白そうにこっちを見てる。
私は泣いちゃうくらいしたいのに、王子はまだ余裕そうだ。
何だかそれってひどい……。
「王子……してぇ」
「グレンと呼んだらする」
「……グレン様……して」
とアラン様は真面目な顔で私に言った。
「はっ、はい」
「奸計をめぐらし竜と王家に仇なす悪女クラリッサは、王家の長グレン様が処罰なさいました。天地誓って王太子妃はエルシー様のみです。王太子妃様はどうかお心安らかにお過ごし下さいますよう」
アラン様曰く、王子と陛下は、クラリッサ様から色々聞き出すため、クラリッサ様に気のあるフリをしていたらしい。
「あ、でもお二人ともクラリッサとは決して二人きりにはなってませんし、ただの演技というか、エルシー様や王妃様にやましいことは言ってないしやってません。本当は王子、腸煮えくり返る思いでした」
とアラン様は素早くフォローする。
「それで、薬の効果もあってどちらとも良い感じに見えたと思います。だが二人とも、結婚についてはのらりくらりで、決定的なことは言いません。焦ったクラリッサはあの夜に陛下のところに既成事実を作りに夜這いに行きます。そこでクラリッサは捕らえられたのです」
「あの夜?」
「はい。クラリッサも焦ってますが、陛下と王子も焦ってます。なんせ、あの日は期限の一週間でしたから、エルシー様との約束があります。王子が気にしていたのはクラリッサの持っていた竜涎香が手持ちのものだけなのか。他に協力者がいるのか、でした。実際には王子のにらんだ通り、いたんです。クラリッサの乳母やというのが、王都に住んでいて、それが竜涎香をもう一本隠し持ってました。王子と陛下の策略にはまり、一週間で最初の竜涎香を使い切ったクラリッサは、乳母やに預けたその最後の一本を使い、陛下を籠絡しようと企んだわけです。まあそう誘導したのは陛下ですが。そして捕まりました」
「大捕物ですね」
「はい。それが終わるやいなや、王子はゲルボルグを駆り、エルシー様のところに向かったのです」
とっても驚きました。夜中の11時半に窓から来られましたので。
「それが、この、竜涎香です」
そう言ってアラン様が差し出したのが、古ぼけた香水瓶だ。
これが竜涎香らしい。
「濃度はかなり高めです。ファーノン家は腕の良い薬師のようです」
とアラン様が言った。
私は香水瓶を覗き込んで、クンクンと匂いを嗅ぐ。
「いい匂いです。甘くて、変わった匂い。あとお花の香り?」
「あ、エルシー様、そのくらいにしましょう」
とアラン様はすぐに香水瓶のフタを閉じた。
「えー、大丈夫です。何ともないです」
いい香りだった。
もうちょっと嗅ぎたかったのに、アラン様は香水瓶の口を厳重に封した後、更に箱へと収めた。
「大丈夫か?」
と王子が顔を覗き込んでくる。
「大丈夫ですよぉ……」
と答えたが、何だか体がグラッとする。
「エルシー」
あわてて王子が支えてくれる。
何だろう、王子、いい匂いする。
急に王子にちゅーしたくなったけど、立ったままでは背伸びしても唇まで届かない。
だから首のところにキスした。
「エルシー」
王子があわてた声を出す。
とっさに王子が首筋に手を当て私からのけぞるように上半身を離したのですっごく不満。
だから服の上からおちんちん撫でた。
「エルシー、おい、止めろ」
王子が股間を私の手から守りながら、言う。
今度は王子が前のめりだ。
首元に腕を回してぎゅっと王子にすがりつく。
「駄目なの?しよう……王子ぃ」
「うわー、エルシー様、めちゃくちゃ効いてる」
とアラン様が面白そうに笑う。
「しないの?したいのにぃ」
王子が戸惑ったようにアラン様に聞く。
「もろに吸い込んだか?」
「素人怖いですね」
「……!エルシー、変なところ舐めるな」
変かな、耳舐めてる。
「しようよ。ねぇ、お願い……」
「分かった、分かったから、落ち着け。少し外して大丈夫か?」
王子は私のことあやすみたいに背中をポンポンと軽く叩いて、アラン様に尋ねる。
「あ、もう一日中でもイチャイチャしちゃって下さい」
「嫌っ、今、するのぉ。ここで」
「ここか!?」
「だって我慢出来ない……!」
私が背中のボタンを外し始めると、王子があわてて止める。
「分かった。すぐだから、寝室に行こう。なっ」
王子は私のこと抱え上げると猛スピードで階段を駆け上がって寝室に連れて行った。
***
寝室に入って、王子がまずしたのはカーテン締めることだった。
そんなのどうでもいいと思う……。
ベッドに放り出された私はドレスの後ろのボタンを外していく。
でも背中の真ん中くらいは自分で外せない。
「王子……」
と呼ぶと、「分かった」と外してくれる。
ドレスを何とか脱ぐ間に、どんどんどんどんしたくなってきた。
なのに王子はまだ靴脱いで上着脱いだだけ。
「早くぅ……」
「いや、ちょっと待て」
ようやく王子がベッドに上がってくる。
待たされて自分から王子のこと押し倒しちゃった。
「おい」
とまた王子がまた文句言ってきそうだったから、ペロッと王子の唇を舐める。
舌で舌を舐めて、もっと舐めたくてぐーっと喉の奥まで舌を入れると王子は舌で舌を包むように舐めてくる。
気持ちいい。
でも、欲しいのはこれじゃない。
舌を絡めながら、私は王子のパンツの上からあれを探り当てて手で撫でた。
「……おい!」
途端に王子が私を抱きしめたままで跳ね起きる。
王子、キスもやめちゃった。
「どうしたのぉ?」
「そんなに本気で擦るな。前戯なんだからもっとこう奥ゆかしく恥じらいをだな……。だから落ち着け!エルシー」
またおちんちんしごいたら、怒られた。
でもあれ、おっきくなってきてる。パンツの上からでもハッキリ形が分かる。
おちんちんの匂いがしてきた。
もうしたくてしたくて、たまらなくなる。
「そんなのいいからしようよぉ……」
と泣きそうになっちゃった。
「分かった。下着脱ぐまでちょっと待て。……随分、しっかり薬が効いたな」
王子はベッドの上に座り、私を向かい合わせに膝の上に乗せた。
「あっ……」
腰と腰のところで、王子のあれがお腹に当たる。
「あっ……ある……!」
私は自分の股間に王子のあれをこすりつけた。
「…あっ…あぁっ…ふあっ…!」
王子のあれにクリトリスが丁度当たる。
擦り合わせていくうちに王子のあれがおっきく固くなってきて、ヌルヌル滑ってきてどんどんすごく良くなる。
「…あっ、あぁぁっ……」
駄目……もうイっちゃいそう。
でも違うの。腰が動くの止められないけど、これじゃないのしたい。
向かい合わせの体勢だから、王子の顔がすぐ側にある。
王子は私が動くのを支えるだけで、自分からは何もしてこない。
何だか面白そうにこっちを見てる。
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何だかそれってひどい……。
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