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第三章
05.シュレヌ要塞②
ネイト様達は私達をシュレヌ要塞の奥へと案内した。
要塞は軍事施設で、本来なら民間人は立ち入ることは出来ない。いつもならここには四百人が派兵されているらしい。
最大で五千人の兵士が駐屯出来る南方の要となる巨大な要塞は、今はマルティア国から逃れてきた人々の避難所になっている。
要塞とその周辺作られた仮設の宿舎に二万人の人が暮らしているそうだ。
他にもいくつかの要塞や城があり、王子はそれらを解放してこの南方にマルティア国の人々を住まわせている。
談話室のようなところに案内され、勧められた椅子に座る。
華やかな王宮とは違い、シュレヌは要塞らしく、談話室とて無骨な雰囲気だ。壁には剣や斧といった武器が装飾のように並べられている。
「エルシー様、ザクロジュースです」
とジュースが出てきた。
「ザクロ!」
王都ではあまり見ない果物だ。さすが南方。
「今が旬です。美味しいですよ」
ジュースを飲み終わると、ネイト様が言った。
「まずは現状をご報告させて頂きます」
マルティア国の人々のおおよそ半分くらいの人が、竜の国に逃れてきたらしい。
王子はそのほとんどの人をこの南部に住まわせている。
竜の国とマルティア国の人口はほぼ同じ。
つまり、我が国は今、人口の1.5倍の食料と住居が必要となっている。
幸いにして全国に備蓄があり、そして南部は我が国でも農業が盛んな穀倉地帯なので食べ物がなくてとても困るという事態にはなっていないらしい。
マルティアの人々も家畜や当面の備蓄と共に避難してきた。そうした命を守るためのものは王子も財産とは見なさずに持ち込むのを許したのだ。
住居の方もいくつかある南部の城や要塞などは全て明け渡し、更に足らない住居も急ピッチで作っている。
この辺は雪が降らない暖かい地方だ。
本格的に冬が来る前に住居の手配は何とかなるようだ。
「これもひとえに王子のお力です」
ネイト様はしみじみとそう言った。
元々南部の国境の土地は公爵領で今は王子の土地らしい。王子はこのシュレヌの領主なのでかなり思い切ったことが出来たのだという。
「エルシー様にも絶大なるご支援を頂き、臣下一同お礼申し上げます」
とネイト様達に頭を下げられる。
「あ、いえ。どうかマルティアの人々のため、お役立て下さい」
私はなにもしてないが、王子は結婚の記念に贈り物をくれると言ったので、そのお金はマルティア国の人々のために使って欲しいとお願いしたのだ。
王子はそのお金で、街を作っているらしい。
「……街?」
思わず、聞き直してしまった。
規模が大きすぎて良く分からない。
もしや宮殿より高価ではないだろうか?
「はい、このシュレヌの要塞の外側、マルティア国との間の草原地帯はいつ戦争になってもおかしくない。だからかなり広大な土地が手つかずに放置されておりました。王子殿下はただいまそこに街を建設中です。名前はエルシータウン」
「……ダサくないですか?誰か止めなかったんですか」
「エルシー様はグレン王子殿下と共にマルティア人の間では絶大な人気がありますので、喜ばれております。ぜひ街の名前はこれで」
「……はい、それで皆様いいなら」
「このように今までは未曾有の災害ながら、王子殿下のご活躍で何とか対処出来ておりましたが、数日前より西方の諸国からある噂が飛び込んで来ました」
そう言うと、それまで和やかだった部屋に急に暗い影が落ちる。
ネイト様は声を潜めて、言った。
「マルティア国から別の国に移住した人々の間に熱病が流行っているそうです」
「……やっぱりですか」
水竜は王子と私にこう言った。
『強欲で心優しき娘よ、マルティア国の民がその全てを捨て去るというのなら、お前の慈悲に免じよう。お前の民はお前の友である私が守ろう』
王子はこれをマルティア国の人々がマルティア国で築いた財産を捨てないといけないという意味だと考えた。
だからマルティア国の人々から一定以上の財産は取り上げ、取り上げた財産はマルティア国の火山の火口に投げ捨てたのだ。
これが災いから身を守る唯一の方法だと王子は言った。
元から財産を持たない人はそれで良かったが、これに不満を持つ財産家や貴族は財産を持ったまま他の国に向かった。
マルティア国では火山活動も水害も続いている。
まだ人が戻れるような状況ではないらしい。
だけど、王子は災いはそれだけではすまないと考えていた。
多分、それが、熱病だ。
「僕らもそう考えています。マルティア国側の住人達にもそれは伝えております。しかし……」
とネイト様は辛そうな表情になる。
「聞いているのと、実際に起こるとでは訳が違いました。この話はあっという間に広まり、皆に動揺が広がっております。旧マルティア国の住人にも、お恥ずかしい話でありますが、我々の間でもです。皆、熱病がここでも広まるのではないかと怖れております」
確かにご一同、不安そうなお顔だ。
「でもちゃんと全てを捨てた罪がない人は助けてくれるって竜さんは言ってましたよ。大丈夫ですよ」
王子は竜の国を守護する人だ。
だから、この国を絶対に危険に晒さない。そのために自ら火山の火口に財産を投げ捨てたのだ。
「それは分かっております。いえ、理解しているつもりだったというべきでしょう。王子殿下が見回りに出掛けられた途端にこの知らせが来て、見捨てられたと考える者達も多いのです」
私は首を横に振る。
「王子、見捨てたりしません」
「はい。エルシー様がこちらにいらっしゃいました。王子殿下は我々を決して見捨ては致しません。ですが、エルシー様、どうかお願いでございます。皆の前にお姿をお見せ頂けないでしょうか。エルシー様にお言葉を頂ければ民はどれほど安堵致しましょうか」
「どう思いますか」
と私は後ろで立っているジェローム様とアラン様に聞く。
「警備の問題があるから、そうね、高いところからご挨拶くらいなら可能よ、エルシー様。後は十名単位なら面会も。衆生の前で皆と触れあうは王子が戻るまではなしよ。護衛の数が足りないからね」
とジェローム様がおっしゃる。
私は振り返ってネイト様に言った。
「……そんな感じでいいなら」
「ありがとうございます!」
ネイト様にものすごい勢いで頭を下げられた。
城壁に作られた演説台からの挨拶は、夕方の忙しい時間に差し掛かっていたが、皆不安なのだろう。
集まった人々は一万を越える数になっていた。
王子はすぐに戻ってくるから不安にならないで、頑張りましょうと言ったから、皆はほっとした様子になったので、意味はあったのかも知れない。
その後はマルティア側も交えた晩餐会となり、私はマルティアの街造り担当の方を紹介された。
「グレン王太子殿下はエルシー妃殿下のために街をお作りでございます。御旅からお戻りの時は妃殿下もお連れするので、要望を聞いて欲しいと申し使っております。何なりとおっしゃって下さい」
私はエルシータウンの名誉市長らしい。
「せっかくですので、考えておきますね」
何にしようかと考えながら、ベッドに入る。
ここは王子が使っていたお部屋らしい。ベッドにもちょっとだけ王子の匂いがした。
後何日かすれば、王子に会える。
そう思うと、朝が来るのが待ち遠しかった。
要塞は軍事施設で、本来なら民間人は立ち入ることは出来ない。いつもならここには四百人が派兵されているらしい。
最大で五千人の兵士が駐屯出来る南方の要となる巨大な要塞は、今はマルティア国から逃れてきた人々の避難所になっている。
要塞とその周辺作られた仮設の宿舎に二万人の人が暮らしているそうだ。
他にもいくつかの要塞や城があり、王子はそれらを解放してこの南方にマルティア国の人々を住まわせている。
談話室のようなところに案内され、勧められた椅子に座る。
華やかな王宮とは違い、シュレヌは要塞らしく、談話室とて無骨な雰囲気だ。壁には剣や斧といった武器が装飾のように並べられている。
「エルシー様、ザクロジュースです」
とジュースが出てきた。
「ザクロ!」
王都ではあまり見ない果物だ。さすが南方。
「今が旬です。美味しいですよ」
ジュースを飲み終わると、ネイト様が言った。
「まずは現状をご報告させて頂きます」
マルティア国の人々のおおよそ半分くらいの人が、竜の国に逃れてきたらしい。
王子はそのほとんどの人をこの南部に住まわせている。
竜の国とマルティア国の人口はほぼ同じ。
つまり、我が国は今、人口の1.5倍の食料と住居が必要となっている。
幸いにして全国に備蓄があり、そして南部は我が国でも農業が盛んな穀倉地帯なので食べ物がなくてとても困るという事態にはなっていないらしい。
マルティアの人々も家畜や当面の備蓄と共に避難してきた。そうした命を守るためのものは王子も財産とは見なさずに持ち込むのを許したのだ。
住居の方もいくつかある南部の城や要塞などは全て明け渡し、更に足らない住居も急ピッチで作っている。
この辺は雪が降らない暖かい地方だ。
本格的に冬が来る前に住居の手配は何とかなるようだ。
「これもひとえに王子のお力です」
ネイト様はしみじみとそう言った。
元々南部の国境の土地は公爵領で今は王子の土地らしい。王子はこのシュレヌの領主なのでかなり思い切ったことが出来たのだという。
「エルシー様にも絶大なるご支援を頂き、臣下一同お礼申し上げます」
とネイト様達に頭を下げられる。
「あ、いえ。どうかマルティアの人々のため、お役立て下さい」
私はなにもしてないが、王子は結婚の記念に贈り物をくれると言ったので、そのお金はマルティア国の人々のために使って欲しいとお願いしたのだ。
王子はそのお金で、街を作っているらしい。
「……街?」
思わず、聞き直してしまった。
規模が大きすぎて良く分からない。
もしや宮殿より高価ではないだろうか?
「はい、このシュレヌの要塞の外側、マルティア国との間の草原地帯はいつ戦争になってもおかしくない。だからかなり広大な土地が手つかずに放置されておりました。王子殿下はただいまそこに街を建設中です。名前はエルシータウン」
「……ダサくないですか?誰か止めなかったんですか」
「エルシー様はグレン王子殿下と共にマルティア人の間では絶大な人気がありますので、喜ばれております。ぜひ街の名前はこれで」
「……はい、それで皆様いいなら」
「このように今までは未曾有の災害ながら、王子殿下のご活躍で何とか対処出来ておりましたが、数日前より西方の諸国からある噂が飛び込んで来ました」
そう言うと、それまで和やかだった部屋に急に暗い影が落ちる。
ネイト様は声を潜めて、言った。
「マルティア国から別の国に移住した人々の間に熱病が流行っているそうです」
「……やっぱりですか」
水竜は王子と私にこう言った。
『強欲で心優しき娘よ、マルティア国の民がその全てを捨て去るというのなら、お前の慈悲に免じよう。お前の民はお前の友である私が守ろう』
王子はこれをマルティア国の人々がマルティア国で築いた財産を捨てないといけないという意味だと考えた。
だからマルティア国の人々から一定以上の財産は取り上げ、取り上げた財産はマルティア国の火山の火口に投げ捨てたのだ。
これが災いから身を守る唯一の方法だと王子は言った。
元から財産を持たない人はそれで良かったが、これに不満を持つ財産家や貴族は財産を持ったまま他の国に向かった。
マルティア国では火山活動も水害も続いている。
まだ人が戻れるような状況ではないらしい。
だけど、王子は災いはそれだけではすまないと考えていた。
多分、それが、熱病だ。
「僕らもそう考えています。マルティア国側の住人達にもそれは伝えております。しかし……」
とネイト様は辛そうな表情になる。
「聞いているのと、実際に起こるとでは訳が違いました。この話はあっという間に広まり、皆に動揺が広がっております。旧マルティア国の住人にも、お恥ずかしい話でありますが、我々の間でもです。皆、熱病がここでも広まるのではないかと怖れております」
確かにご一同、不安そうなお顔だ。
「でもちゃんと全てを捨てた罪がない人は助けてくれるって竜さんは言ってましたよ。大丈夫ですよ」
王子は竜の国を守護する人だ。
だから、この国を絶対に危険に晒さない。そのために自ら火山の火口に財産を投げ捨てたのだ。
「それは分かっております。いえ、理解しているつもりだったというべきでしょう。王子殿下が見回りに出掛けられた途端にこの知らせが来て、見捨てられたと考える者達も多いのです」
私は首を横に振る。
「王子、見捨てたりしません」
「はい。エルシー様がこちらにいらっしゃいました。王子殿下は我々を決して見捨ては致しません。ですが、エルシー様、どうかお願いでございます。皆の前にお姿をお見せ頂けないでしょうか。エルシー様にお言葉を頂ければ民はどれほど安堵致しましょうか」
「どう思いますか」
と私は後ろで立っているジェローム様とアラン様に聞く。
「警備の問題があるから、そうね、高いところからご挨拶くらいなら可能よ、エルシー様。後は十名単位なら面会も。衆生の前で皆と触れあうは王子が戻るまではなしよ。護衛の数が足りないからね」
とジェローム様がおっしゃる。
私は振り返ってネイト様に言った。
「……そんな感じでいいなら」
「ありがとうございます!」
ネイト様にものすごい勢いで頭を下げられた。
城壁に作られた演説台からの挨拶は、夕方の忙しい時間に差し掛かっていたが、皆不安なのだろう。
集まった人々は一万を越える数になっていた。
王子はすぐに戻ってくるから不安にならないで、頑張りましょうと言ったから、皆はほっとした様子になったので、意味はあったのかも知れない。
その後はマルティア側も交えた晩餐会となり、私はマルティアの街造り担当の方を紹介された。
「グレン王太子殿下はエルシー妃殿下のために街をお作りでございます。御旅からお戻りの時は妃殿下もお連れするので、要望を聞いて欲しいと申し使っております。何なりとおっしゃって下さい」
私はエルシータウンの名誉市長らしい。
「せっかくですので、考えておきますね」
何にしようかと考えながら、ベッドに入る。
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