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始まりの異世界
急展開
しおりを挟む「ええぃっ!まだ見つからんのかっ!!」
「もっ申し訳ありませんっ!。しかし、なにぶん広大な森ゆえっ」
「むむぅっ…!」
村長は、自ら囮を買って出た紅葉の捜索に力を入れていた。
突然現れたスライムを前にどう対処したら良いかと迷ったが、彼が行動した事で1番被害の少ない結果となった。
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そう、エルフ側に関してはだ。
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尊重であるが故に、時には非常にならねばならない時はあるが、決して心を捨てたわけではない。
それに、彼は並みならぬコンパク保持者。
自分はどうするつもりもないが…
害ある存在の餌食にでもなったら…
そう考えるだけでも辛すぎる。
それにニーナが気に入っている相手でもあるから絶対に見つけ出したいと言う気持ちもあった。
「ぐっ……しかしっ、早く見つけんと夜になってしまうっ…そうなれば儂らでも迂闊にはっ」
「あっ、ただいま村長」
「むっ、おかえりなの……え?」
「「「…」」」
バタバタバタバタっ!と人の行き交いで騒がしかった門の周りが一気に静かになる。
何せ、その場にいた全員が固まったから…
その理由も、いるはずがない…というか、必死に探している真っ最中の存在が目の前に…しかも呑気にただいまと言いながら戻ってきたのだから。
「…どうしたんだ?。そんな唖然として」
「いやいやいやいやいやッ!?。唖然もするじゃろッ!?こちとら必死にお主を探しておったのじゃぞ!!」
「あー…それは申し訳ないことしたなぁ」
大体事情を察した紅葉は苦笑をうかべた。
「…ごめんねっ」
「ごめんってッ…はぁぁぁぁ…お主と言うやつは…」
ため息を吐きながら、頭に手を当てる村長。
「…すまぬが、捜索をやめるように伝えてもらえるかの?」
「…は…はいっ」
村長は他のエルフに指示を出すとこちらを向いた。
「…さて、お主には家に来て話をしてもらうぞ?」
「あぁ、構わないよ」
そう答えると村長の家に向かった。
村長の家に着くなり早々、あの後どうなったか話した。
「…つまりお主は…スライム取引したと言うのかの?」
「まぁそうなるな」
「……とんでもないなお主…」
呆れた表情を浮かべながら村長は呟いた。
「運が良かったとしか言えないが…向こう側が俺に興味津々だったから上手く会話になったって感じかな?」
「…ある意味、お主の特殊性が良い方向に転がったというわけか…」
異世界人間様々だよな、本当っ。
「…で、お主は何を取引したと言うんじゃ?。まぁお主が出せるもんはあれしかないじゃろうが…」
チラッ…チラッと俺の股間部分を見てくる村長。
「何だ、村長も欲しいのか?」
「ぶっ!?///たッたわけッ!!いきなり何言うとるんじゃッ!!?///」
「いやだって…チラチラ見てくるから…」
「そ…それは…///…儂とて多少は気になると言うかっ…///」
言いづらそうに顔を赤くしながら声が小さくなる村長。
何でこうも可愛いのばかりなの?
人族に当て嵌めたらご老人なんでしょ?
…やはり見た目か…
「まぁ…とりあえずいったんその話は置いといて…」
「…お主が切り出したのに…///」
「チラチラと見られたら気になってしまうじゃないですか」
「むぐぅっ…///」
「まぁ、話を戻しますが…とりあえず予想通り、コンパクを提供したのは当たってます。ただし条件付きで」
「…そうじゃろうな…問題なのはその条件なのじゃが」
「とりあえず、たまにコンパク食べに来ていいから、出来るかぎりエルフ族を襲わないこと」
「…ん?」
「襲ってしまったとしても合意を取るとか、やった後の後始末をちゃんと丁寧に行うこととか、あと他のスライム達の説得ですかねぇ…まぁ近辺にいる子達ぐらいだけど」
「…んん?」
「最後に、やっぱり利益になりそうなものが欲しかったんで…あっ、村長。これって価値あるものなんですか?」
と俺はポケットからある球体を出した。
水色の透き通った球体だ。
「…お…お主……これを何処でっ」
「スラミー…件のスライムが渡せるものと言ったらこんなものしかないけどいいかなってくれました。価値あるものなら定期的にいくつかのこれと交換で」
「……はぁぁぁぁ…」
村長が盛大なため息を吐いたあと、俺に頭を下げた。
「…そ…村長?」
「コウヨウ…いや、コウヨウ様よ。お主に感謝の意を」
「いやちょッ……え?」
「…長年、スライム達からの被害はエルフ達にとって重要な問題じゃった。だが、スライム達と争っても互いに傷つく…そもそも基本エルフは平和主義…争いなど好まぬ……じゃが、被害が出ておる以上どうしたものかと長年頭を悩ませていたのじゃ…それをコウヨウ様は解決してくれた。感謝して当然じゃ」
「…べ…別にそこまで凄いことをしたつもりはっ…」
「意図はどうあれ、結果はそうなったのじゃよ…あと、これについてじゃが…これは“スライムの雫”と言われる希少な物じゃ…名の通り、スライムがたまに作るらしく、入手手段がそもそも偶然落ちていたのを拾うか、スライムを殺した際にたまに体内にあったものを手に入れるくらいしか方法がない」
「わぁお…えげつないレアアイテムじゃん…」
「そうなのじゃよ…しかも、これは薬を作る際の強化薬に近い」
「…つまり、効力を高める効果があると?」
「うむ…予測でしかないが…彼らが食した結果、過剰に余った部分がこのような形で現れておるのではないかと言われておる」
「…つまり、飯とか…コンパクを食べて余った栄養の余カス?」
「ひどい言い方をすればそうじゃの…じゃが、効力は本物…今やモンスター扱いのスライムから手に入れるのは至難と言われておる…それが定期的に手に入るとなれば……利益はとんでもないのぅ」
「…やばいな…本当…」
改めて、自分はとんでもないものを持っていたのだど実感した。
…てか、もしかしなくても、これって俺のコンパクの余りじゃ?
…そう考えるとなんだか恥ずかしいような…
「…コウヨウ様よ」
「んっ、なんです?。てか、普通に紅葉…ぉおっ!?///」
俺は名前を呼ばれたので、村長の方を見れば、顔を赤くした。
何故なら艶めかしい白い素肌の…衣類を脱ぎ捨て恥ずかしそうにモジモジしながら、こちらを見る村長がいたからだ。
「ぁ…あのっ…///…一体どういうっ…!?///」
「…ぉ…多くの感謝に加えて、こんな希少な物……儂らの村にはそもそも交渉に使えそうなものはないから…その…せめて儂がお相手でもすれば、交渉の窓口ぐらいにはなるかなと…///」
「いやっそんなことしなくても別にッ!///」
と俺は暴走する村長を止めようとするが、止まらない。
それも仕方ないことなのだが…紅葉は理解できていない。
何故なら、紅葉の価値は現在村長が身を差し出す程度では、比較にならないくらいに跳ね上がっているのだから。
「…じゃが、その…お主もヤル気じゃろ、っ…///」
「え……あっ///」
さっきまでスラミーが何度も何度も丹念にコンパクを搾取したというのに、すっかり元気を取り戻したアレはモッコリ…テントを作っていた。
「…いやっ…その…これはですねっ…///」
「…も…求められておるなら…答えるのが通りじゃてっ…んん///」
村長は俺のズボンを脱がしてアレを取り出せばゆっくり加え出した。
「おぉっ…!?///」
思わず声が出る。
ニーナやスラミーも十分に気持ち良かったが、村長も負けず劣らずすごいっ。
熟練の技のようにちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ♡と美味しそうに舐める尊重がまじでやばかった。
「ぁっでッ…!!」
「んぶんっっ♡♡♡♡」
我慢なんてできずに大量のねっとりなコンパクをぶちまける。
村長は一切こぼさず、口の中で器用に蓄えながらちゅるちゅる…ごくんっ♡と味わうように飲み干した。
「っ…はぁぁぁぁぁぁぁぁあ♡♡♡…凄まじいのぅ…儂も幾らか経験はあるが…こんな濃厚なコンパクは初めてじゃっ…♡」
すりすりと甘えるように、おちんちんに顔を擦り付ける村長。
「…さ…さすが経験者というかっ…我慢できませんでしたっ///」
「はっはっはっ。そりゃ儂も伊達に生きてはおらんからなぁ…お主に通用するか分からなんだが…気持ち良くできたなら幸いじゃ♡」
と村長は立ち上がると、俺の上に跨ろうとするが…
「…コウヨウ様よ」
「紅葉でいいですって」
「…そうもいかんじゃろ……エルフと番になることに興味はないかの?」
「番…つまり、結婚ですか?」
「うむ」
「…ちなみに何故?」
「…まぁなんじゃ…コウヨウ様のやったことはある意味儂らでは払い切れないほどの恩じゃ…当の本人が気にしないと言っても、周りの目もあるからのぅ…それ相応の対応をせねばならん」
そう言われれば、何となくイメージ出来た。
エルフの大きな問題を解決した相手に対して何もしないというのは、確かに世間体が悪くなるわな…
てか、種族間が様々だろうこの世界じゃ、俺なんかじゃ想像もできない事もあるのかもしれない。
そういう意味では、ちゃんと対価を払うという行為は俺の意思に関係なく重要なのかもしれない。
だが…いきなり結婚って言われましても…
「理由は何となく理解できましたが…でも、相手が…」
「それこそ、問題ないのじゃ。儂とニーナじゃからのぅ」
「…えっ、2人?」
「…やはり少ないかのっ?」
「いや、少ないとかじゃなくて……これ、重婚ってやつになるんじゃ?」
「ん?、強い男に何人かの嫁がいてもおかしくはなかろう?」
あれぇぇ…
これはいわゆる、異世界のご都合主義ってやつぅ?
「ぁ…えと…すんません。俺がいた世界じゃ重婚とか基本なくて…相手がいるのに他に手を出したりでもしたら浮気扱いされるのが普通ですから…」
「…なるほど…基本一対一なわけか……じゃがその……流石に1人だけというのも…///」
と言いながら、もっちりとしたお尻を押し付けられてくねらせてくる。
…すげー元気になっちゃってるんですが…///
「…コウヨウ様のを甘く見ておったというか……奥が欲しいと続いて仕方ないのじゃ♡…」
頬を赤くしながらおねだりするようにすりすり腰を揺らしてお尻をさらに押し付ける村長。
「じゃから、ニーナが相手でも譲るというのは…その…辛いというかのぅ…///」
「え…に…ニーナが何でっ?」
「そりゃ、決まっておろう?…お主様を好いておるからに決まっておるじゃろう」
「…は…はぃぃッ…!?」
「…まさか、本当に気がついておらなんだとは……まぁ、鈍感…何じゃろうなぁ…」
と遠い目をしながら村長はそう言った。
いやだってっ…ニーナが俺をだぞ?
フェラしてもらった仲だといっても、それだけだしっ…気があるとか…普通思わないだろ?
「…というわけでじゃ」
「…いやいやっ、もしかしたら勘違いとかっ」
「アホを言うでない…十中八九、番になりたいかと問えば頷くに決まっておろう」
「……マジじゃ」
「……」
…こうして、俺に2人の嫁ができることになった。
…マジかよ…
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