助けた王子に妃へと望まれた魔女ですけれど、自然が恋しいので森に帰りますね

安野 吽

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4.フラーゲン公爵②

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「――なるほど、ナセラ森の魔女殿ですか……私も噂には聞いたことがある。森深くに棲むその魔女は、迷いし者や悩み苦しむ者を温かく迎え、心を癒し、その場から送り出してくれる啓示者であるのだと……」
「それ、祖母のことです。おばあちゃんはたびたび怪我人や遭難者を助けてしばらく泊めてあげたり、食糧やお金を分け与えてあげていましたから」

 すべての事情をシーベルに話した後。

 シーベルが祖母のことを知っていたのに驚きながら……メルはフラーゲン邸の医務室にある、とても大きなベッドの上を覗いていた。今そこでは、ラルドリスが深い眠りについている。

「チュチュ!」
「こ、こら……駄目だってば!」
「おや、ずいぶん可愛らしいお友達だ。殿下の金髪は美味しそうな色をしていますから、気になるのも無理はありません」
「もう……大人しくしといてよ?」
「キュ~……」

 どうやらシーベルという人物は随分心が広いらしく、チタがラルドリスの金髪にいたずらしようとしたのを見ても気にせず笑っただけだ。メルは冷や冷やしながら彼を、ぽいっと黒ローブのフードの中に放り込んだ。

 ラルドリスとの約束は終え、メルがあえてここに留まる理由はない。
 それでも彼女がこうしているのは、シーベルに引き留められたのと、ラルドリスに別れを告げずに去るのも不義理な気がしたからだ。よってこうして、彼の顔を眺めつつその目覚めを待っている。

 本当に美しい青年だ……生まれたままのような瑞々しい肌。長い睫毛に、高い鼻筋。

 その整い加減はまるで、熟練の職人が緻密な計算の上に生み出した石膏像のごとしで……じっと眺めていると非現実的な状況も相まって、自分がこの世ならざる別世界へ誘われたように思えてくる――。

(いけないいけない……)

 貴人の前で粗相をするわけにはいかない。
 はたと幻想を振り払うと、メルは隣に立つシーベルに尋ねた。

「しかしなぜ、尊い身分のこの方がひとりで傷を負って倒れるなんてことに……?」
「我が国にも色々ありましてね。彼は故あってこの屋敷に滞在していたのですが、どうしても王都に帰らねばならなくなりました。おそらく道中、何者かに襲撃を受けたのでしょう。配下を護衛に付けていたはずですが、未だ誰も帰り付かないところを見れば、殿下を逃がすのが精々だったか。彼だけでも生きて戻ってくれて僥倖でした、本当に……」

 シーベルはため息を吐きながらラルドリスの頬を撫でる。
 その表情は、まるで自分の家族に向けるような慈愛に満ちている。

 ふたりがどういった関係なのか訝しむメルをちらりと見ると、彼は低い声でラルドリスの出自を説明した。

「彼――ラルドリス・アルクリフはこのアルクリフ王国の第二王子です。本来ならこうして命を狙われる立場ではなかった。彼自身は王位に興味がありませんしね」
「……どういうことです?」

 第二王子というと、当たり前だが順当にいけば王位継承権の二番手。第一王子が他にいるなら、自分から王位をこの手にと望まぬ限り争う必要はない。それが、命を狙うのではなく逆に狙われている?
 その事がやや不自然に思えたメルにシーベルが明かしたのは、恐ろしい事実だった。

「彼は複雑な事情の末、兄君である、ザハール第一王子と王位継承権を争わされているのです。病床にいる国王の思惑によってね」
「え……」

 本来であれば、第一王子が円満に王位を継げばそれだけでいいはず。
 戸惑うメルの疑問を見通したか、彼はすぐにその回答をもたらす。

「込み入った話になりますが……そのようなことになった大きな原因は、ザハール王子が側室の子だということにあります。ラルドリス殿下の父君であらせられる、ターロフ陛下――彼が娶ったお妃は二人。正室であらせられるジェナ様と、側室のマリア様。そして、マリア様よりザハール王子が生まれた二年後にジェナ様から殿下が生まれた……それが今回の争いの種となったのです……」

 シーベルは語る。

 この大陸の多くの国々は、男系長子継承制を採用しており、ここアルクリフ王国も例外ではない。そして長子であるザハールは側室の子、本来であれば継承権自体が与えられることはなかったのだ。

 よって次の王となるのは正室の子であるラルドリスのはずだった。だがシーベル曰く、現アルクリフ王ターロフには歳の近いふたりの王子を対立させ、成長を促そうという狙いがあったらしく……彼はあえてふたりの継承順位を同列であるとした。

 その内に近年体調が優れなくなり……現在ではかろうじて息を取り留めているものの、もはや意識が戻ることすら稀な状態になってしまったという。どちらの継承順位が上であるかを明確にせぬまま。

 おかげで、次代の王について臣下の意見は二分している。
 長子こそがこの王国を率いるにふさわしいというザハール派。
 正室の子以外は嫡子として認められないというラルドリス派。

 もはや王の命の灯は幾ばくもなく、早急にどちらが次の王位を継ぐのか、決めなければならないというのに……。

「どちらが正当な王太子であるかという、そんな争いがこの国で起こっていたんですね……」
「そう。そして城を去ってもなお殿下の支持は根強く、ザハール王子の立場は盤石とならなかった。今回のことはそれを危惧した彼が、配下の兵を放って殿下の命を奪い、自身の継承権を確固たるものにしようとしたことで起きたようです」
「そんな……」

 正直、メルにはぴんと来ない。話が大きすぎるし、第一森に棲み世俗と関わらない彼女には誰が王になろうとあまり関係がない。侯爵家にいた頃ならいざ知らず、今の彼女には、立場の方が命より大事などと言う考えはどうにも理解しがたい。

 メルは疲労の滲むラルドリスの寝顔を見ながらぽつりと呟いた。

「どうしてなんです……。ラルドリス様がこうして意思を表明している以上、彼の側に着いた方々だけが異を唱えても……仕方のないことではないのですか?」

「そうはいかないのですよ。臣下たちからしてみれば、どちらが次の王に立つかで、自分たちの処遇も大きく変わってくるのですから。事はもはや、彼の一存では決められないのです」
「――加えて……兄上はどうしても、俺を排除しなければ気が済まないらしい」
「わぁっ!?」

 ぱちりと……、目の前で大きな朱色の目が開き、思わず仰け反るメル。
 それも気にせずラルドリスは体を起こした後、左右を見渡しすぐに状況を把握した。

「少し寝ていたようだな……」
「殿下、よくぞご無事で」
「……シーベル、すまん。お前の配下たちを巻き込み、命を散らせてしまった。皆私を庇って勇敢に戦ってくれたのだ。ナセラ森付近を探してくれ、まだ生き残りがいるかもしれん」
「すでに手配させております。引き続き捜索させましょう」
「頼む」

 殊勝に頭を下げると、彼は強く拳で膝を打ち付けた。

「くそっ! 誰が王になるかなど……どうでもいい。だが、兄上には……いや、ザハールの思い通りにはさせるものか! 母上を人質にしてまで俺をおびき寄せ、殺そうとするなど!」

 ラルドリスの赤い瞳には、強い怒りの色が覗いている。

「俺が城を離れたのをいいことに……母上が毒を盛り、父上を殺そうとしたなどとでっち上げやがって! ここにいては潔白を晴らすどころか、異議すら訴えられん。早く駆けつけて安心させてやらないと……ぐっ」
「あまり、興奮されるとお体に悪いですよ……」

 胸元を押さえたラルドリスをメルが気遣っていると、その件に関してシーベルが補足をしてくれた。

 どうやら、ラルドリスの母である正妃ジェナは、縁戚であるシーベルの元にラルドリスを寄越し、自分は国王の病状を見届けるため王城へと残ったらしい。しかし、それでもラルドリス派からの抵抗は衰えず、ザハール王子は焦っていたのだという。

「彼は殿下がいつか玉座を奪いに来るという恐怖から逃れられず、ジェナ様に無実の罪を着せて幽閉させ、息子である彼を安全なこの場所からおびき出そうとしたのでしょう。しかし、本当に命まで奪おうとするとはね……」
 
 シーベルは眉間の皺をよせ、鋭い目つきでラルドリスに尋ねた。

「こんなところにまで手の者を差し向けてくるとは誤算でした……。殿下、ひとつお聞きしたい。あなたに同行させたのは我が領が誇る精兵たち。王都の近衛兵にもひけはとらぬ彼らを、どうやって一方的に壊滅させたのですか?」

 そう質問され、ラルドリスに悔しさと怯えの表情が浮かぶ。

「あれは……おそらく魔物だと思う。ザハールの配下たちの後ろから、いきなり現れた見上げるほどの巨大な獅子が我々に突っ込んできたのだ。闇で出来たような体を持つ、得体の知れぬ獣――その突進を防ぎきれず兵士たちが陣形が一気に崩すと、後は成す術なくザハール麾下の兵士たちに囲まれ、打ち倒されていった」
「なんと……。考えられるとすれば、魔術師の仕業でしょうか。まさか、王族同士の争いにそんな後ろ暗い者を持ち出してくるとは……ううむ」
(魔術師……! 私たちと同じ、魔の力を扱う人々……)

 シーベルの言う、魔術師という存在についてはメルも祖母から聞かされたことがあった。

 この世界には、目には見えない力が存在し、人々の与り知らぬところで世界を動かしている。それが魔力だ。現代では自然から遠ざかり物質を重んずるがあまり、それらを感知したり、触れたりすることの出来るものはめっきり少なくなった。

 だが世俗から離れたり、祈祷や修行などでそれに触れたりすることで、力を借りることができるようになった人々が稀に存在する。それらが魔女だったり魔術師、はたまた聖女などと呼ばれるようになるのだ。

(この王子様、厄介な相手を敵に回したみたいね……)

 そして祖母やメルのような魔女が自然の中に身を置きその声を聞き届けるのと違い、魔術師は世間に身を置き、人の思念……とりわけ負の感情を利用するという。怒り、憎しみ、妬み、苦しみなどの強い感情を集めて力に変化させる。

 もっともそれには相応の代償を求められ、元が黒い感情であることから他者を害することにしか使えない。どころか思念に影響され、精神に異常をきたすことも多いため、祖母からは今ではほとんど伝えるものもいないと聞いていたが……。

「くそっ……王位も、兄弟に争いをけしかける父上もどうでもいい! だが、母だけは……俺のただひとりの大切な家族なんだ! あの人は早くに母を亡くしたザハールにも優しく接し、俺にもできることなら兄弟で争わず、あいつを支えるようにと諭していたくらいなんだぞ! そんな人に罪を被せ、巻き込むようなことを……そうまでして王位が欲しいか、ザハールめっ!」

 飛び出そうとしたラルドリスをシーベルが制止し、再びベッドに背中を押し付けた。

「殿下……今しばらくは堪えてください。まだ体調が回復していないのでしょう? 早く王都に赴きたいのはやまやまでしょうが、せめて魔物への対抗策だけでも講じなければ先の二の舞、無駄に命を散らすだけです!」
「離せよ……! だとしても……今行かなければ俺はこの先、胸を張ってあの人の息子だと言えるものかっ!」
「……キュイ」

 暴れるラルドリスに怯え、チタがメルの首筋にぎゅっとしがみ付く。
 メルは、憤る彼の姿をじっと見つめて考え込んだ。

(家族……か)

 メルにとって、血が繋がっていようといなかろうと、本当の家族と思えるのは祖母だけだ。

 あの侯爵家で、父母は優秀な姉と違ってメルにほとんど構ってくれなかった。かろうじて姉だけが、自分に家族としての関わりを与えてくれていたものの、今から思えばそれはできのいい長女を演じ、将来を有利に進めるためのポーズだったのだろう。邪魔だと判断された途端、切り捨てられたのだから。

 しかし、唯一心を預けることが出来た祖母も、メルが気持ちの準備もできないまま天国へと旅立ってしまった。
 今もこうしていてどこか、胸の中にぽっかり開いた空洞のようなものを感じる。どうしようもないやるせなさが胸の中に居座っていて……いつ消えるのか見当もつかない。

 自分が一人前になるまで祖母が生きていてくれればと、何度思ったことか。
 どんな終わり方が理想だったのかなんていうのは分からないけど……メルは見せたかったのだ。自分がちゃんと祖母の後を継いで誰かを助けるところを。せめてメルだけは……あの時くれた優しさが間違いでなかったのだと祖母を肯定し、少しでも彼女を満足させた上で逝かせてあげたかった。

 血の繋がりがどうとかではなく、できることは何でもしてあげたい……家族とはそんな存在だとメルは思う。仮に祖母の命を救う手段があったなら、メルだって、なにを置いてもあの小さな家を飛び出しただろう。それを思うと……。

 苦しさに、自分の服の胸元をぎゅっと掴む。

(駄目だ……私、このまま森へ帰れないや。ここで彼を見捨てたら、それこそおばあちゃんに、胸を張って報告できない)

 彼らを案じるわけではなく――亡くなった祖母への手向けをしてやれなかった償いのため。
 ただの自己欺瞞だと分かっていながら、どうしても見て見ぬ振りはできず……メルは彼らの事情に首を突っ込むことを決意した。

「あのっ……! 私に、お手伝いさせていただけませんか!? ナセラ森の魔女の名前を継ぐ者として……目の前で困っているあなた方のことを放ってはおけない……。魔術には魔法……。兄君についている魔術師から、私ならラルドリス様をお守りできるかもしれません!」
「誠か!?」

 ラルドリスの瞳が真っ直ぐにこちらへと向いた。その純粋さがどうも後ろめたく、メルは視線を絨毯の上に落としながら答えた。

「確実なことは言えません。けれど、同行させていただけるなら、力の限り御身を守らせていただきましょう」
「う~む。危険な道程になるのはお判りでしょうな、魔女殿? どうしてそこまでしようとなさるかお聞きしてもよろしいか?」
「それは……」

 微かに疑いの色を帯びたシーベルの視線に、メルはどうやって説得するかを迷う。
 だが……その必要はなかった。

「いや、いい。理由は聞くまい。こいつは俺を助け、ここまで送り届けてくれた。そのことを思えば疑う余地もない。実際に魔法が使えるのも目にしたしな。それにシーベル、今からすぐこいつのような専門家を見つける当ては、お前にもあるまい? メルにも来てもらうが、いいな?」
「殿下がそうおっしゃるのでしたら」

 ラルドリスのこの言葉に、存外あっさりシーベルは引き下がった。
 メルは小さく息を吐く。これで少なくともなにもせず、罪悪感を抱いたまま森へ帰らずに済む。

 文句を言うそぶりも見せず、シーベルは目の前でテキパキと段取りを決め始める。

「では明後日、空が白む頃にこの屋敷を発つことといたしましょうか。私も準備を整えおふたりに同行いたします」

「よいのか?」
「領地のことなら心配ご無用、優秀な配下がおりますれば。しかしそれより……あなた様の動向が向こうにも知れていたことが問題です。近辺に潜んだ間者を欺くには……できる限り目立たぬよう、迅速に発つ必要があるでしょう」

 声を潜めて言う彼に、ラルドリスとメルも同意する。

「そうだな。城にまで顔を出せば、おいそれと俺を害することはできまい。まずは道中を乗り切ろう……。その後はどうすればいい?」
「王都にも我々に協調してくれる者はおります。私が書簡を送り、ラルドリス派の手を借りてザハール様を糾弾する手配を整えておきましょう」
「頼む。……本当は、お前のような男が玉座に座るべきなのであろうな」

 じっと問いたげな目で見たラルドリスに目を細め、シーベルは一笑に付した。

「はは……私のようなさかしき者、器ではありませんよ。さあ、早速ですが魔女殿も作戦にご協力下さい。まず第一、その恰好ではちと目立ち過ぎる。王子のお傍にいるのであれば、少しばかりらしくしていただきませんと。お前たち――」
「えっ? ちょ、ちょっと……」

 シーベルがにこやかに片目を閉じると、手を叩いて数人の侍女を呼び寄せる。

「あなたにはこれより、殿下にお仕えする侍女となっていただきます。しっかり淑女としての振る舞いを覚えていただきましょう。ではお前たち、彼女の世話をよろしく」
「「かしこまりました。さあさ魔女様、こちらへ」」
「そ、そんなぁ……!」

 そうしてメルは部屋からやや強引に押し出されていった。
 てっきりこのまま魔女姿で通すつもりだったのに……。慌てに慌ててしまう彼女だが、確かに立派な身なりの彼らと行動を共にするには、この黒ローブは見栄えが悪すぎる。

「私たちにお任せくださいませ。一両日もあればあなた様を立派な淑女に仕立て上げて御覧に入れますわ」
(ああもう、どうにでもなれ……)

 長年の森暮らしが染みついた彼女に侍女の真似事など可能なのか甚だ疑問だが、自分から申し出たのだから、やるしかない。侍女に脱衣所にてすぽすぽと服を脱がされたメルは、花の香りがする大きな浴槽へ放り込まれた。

 どうしたものか蹲る彼女に、石鹸の泡で腕を擦ってくれていた侍女のひとりが話を振った。

「あら魔女様、とっても綺麗なお肌。お手入れはどうされていますの?」
「はあ……サンチノという街の薬屋に卸している特性の美容クリームを……」
「まあ素敵……! 皆見てちょうだい、すべすべよ!」
「本当ねぇ! 少し遠いけれど、私も今度尋ねてみようかしら」

 森の力を注いで栄養たっぷりに育てたハーブや薬草を配合した特製のクリーム。その効果が公爵家の侍女に認められたのは、祖母の実力が示されたようで嬉しい。が、それはそれとして……思いやられるのは今後のこと。

(この先どうなっちゃうんだろ、私……)

 メルは水面に顔を付け、顔に出た不安を隠す。
 魔術師なんて危険そうなやつから、無事王子様を守り切れるだろうか……。  

(神様ってのは意地悪だよね……。こんなにもたくさんの障害を、生きることにあらかじめ組み込んでおいたんだから)

 ラルドリスにしても、自分にしてもだ。どうして生きてゆくだけでこんなにも厳しいことに立ち会わなければならないのか。この湯船のように、もっと温かく世の中が自分たちを受け入れてくれればいいのに……。

「魔女様? 大丈夫ですかしら……?」
「すみません。しばらく、このままで……」

 先々を思いやるとそんなことばかりが浮かび、ついずるずると湯船に体を沈みこませてしまうメルなのだった。
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