48 / 68
王都五年編
スカーレットデスペア?
しおりを挟む
教室へ行くと、既に多くのクラスメイトが登校していた。
誰も彼もが何だか落ち着かないようで、静かに席に着いている人は一人もいなかった。
「おう、マホン!あ、いや、マホンくん! 今日は授業なしだって!」
教室に入るなりこっちに寄ってきたコイツは、いつもペチャクチャとよく喋る、自称ヴェルの友人。らしい。
噂話とか大好きで、恩着せがましく何でも教えたがる奴だ。
悪い奴ではないんだろうが、このうるささが朝からは少し、というか大分キツイ。
今もペチャクチャと唾を飛ばしながら、朝からよう喋る。
そして馴れ馴れしい。
「えっ、何で?」
「何とかの日なんだって。ス…スカー…何だっけ?スカー…デッド…インスパイア…ああ、スカーデッドインスパイアなんだって!今日がスカーデッドインスパイアの日なんだ」
何回同じこと言うんだよ。
何回言っても全然わからないし。
キョトンとした顔をしていると、
「えっ?!知らないの??」
と、バカにした顔をしながら自慢げに話し始めた。
「モンスターがめちゃめちゃ出て、めちゃめちゃ暴れる日らしいんだ! 怖い日なんだってさ」
こいつ、らしいとか言って自分もよく知らないな。
バカにしくさって。
まぁ何にせよ、授業がないならゆっくり考えを纏めてすぐに動けるようにしておこう。
「何だよ。 怖くないの?そこは元素四大家だから?」
「あ?」
こいつは何かと四大家、四大家と言いたがる。
家は関係ないし、それが何だって話しさ。
ヴェルなんて、何でもないないのにあの力…。
アイツのブルノーブル家はみんなあんな力があるのか?
あ、でも兄のアドムは頭の色は違ったしな。
というか、アドムのやつはヴェルの力を知らなかった。
オークの話をしたときは放心してたし、心から信じてはいなかったもんな。
アイツは家族に言ってなかったんだろうなぁ。
その点は悪いことしたって思うけど、いないヴェルが悪い。
「マホン!マホンくんって!聞いてる? 」
「あ?」
「だからね、さっきのはごめんなさいって」
「あ、ああ。 で?」
「でって…。だから、外は魔物で溢れるから、今日が終わるまでは街の外には出られないって先生が言ってたよ。 でさマホンくん、その辺で遊ぼうぜ!」
「無理」
「ぎゃほーん」
外に出れないんだ…。
別に明日明後日じゃなければいいけどさ。
今日でよかったよかった。
「うう……」
そして撃沈した彼は、おずおずと自分の席へと戻っていった。
それとほぼ同時に教室へ先生がやって来た。
頭がボサボサして汚ならしいオッサンだ。
知らない先生だった。
「みんなー席につけー」
ガヤガヤとしつつも全員が着席した。
「静かにしろー。 いいかー? みんなも知っての通り、今日は緋の日だ」
あ。
それなら聞いたことある。
何だよ、スカーデッドインスパイアって。
「外で見たこともない程に魔物がわんさかしているからな、外にはでれないぞー。 まぁ一年生で出るやつはいないと思うがな。それから、もしかしかしたら魔物がこの王都へ押し寄せてくるかもしれん。 しかーし、騎士団や宮廷魔導師に、力のある魔法師や冒険者と、それにここの先生達や上級生が対処にあたるから心配はいらないぞー。担任のマーリン先生もそこに駆り出されたから今日はこないからな。用事のあるやつは俺に言え」
すると、隣にいる奴がスッと手を挙げた。
「何だ? そこの坊主」
隣のやつは先生に坊主と言われて立ち上がった。
どう見ても女の子で坊主ではない。
名前は…知らない
そう言えば、同じクラスだけどここにいるほとんどの奴の名前を知らない。
「はい。 先生は行かなくて大丈夫なんですか?」
「俺は武闘派じゃねーからいいんだ。 俺みたいに戦えない奴らは三日間、そう!三日間家でおねんねだ。ということはー? そうだ!今日から三日間! 三日間だぞ?王都から出れないからなー。スカーレットデスペアは今日だけだが、外の魔物がすぐに居なくなるか分からんから、安全のために三日間だ! なお、王都内なら自由だが、羽目外すなよー!以上だ、解散!」
………。
なんだって!
一週間延期…?
三日間を何度も何度も念を押したね。
「先生っ!」
「何だ、どうした太っちょいの」
「それは魔物がキレイさっぱりいなくて安全だって分かれば、外出許可は出るのでしょうか?」
顎に手を添え、う~んと唸る先生。
「まぁそうだな…。安全って分かれば外出しちゃいけない理由がないもんなー」
「…分かりました!ありがとうございます」
「まっ、大人しく家で寝てろよ、太っちょー」
何ともまぁ失礼な先生だ。
そして 頭をボリボリとかきながら、先生は教室をあとにした。
そしてそのまま流れ解散となり、教室を出ていこうとすると後ろから声をかけられた。
「さぁてマホンくん、何して遊ぶ?」
もちろん答えは一つ。
「無理」
「ぎゃっふぇーん!」
彼の絶叫が、ざわつく教室にいつまでもこだましていた。
とりあえず、様子を見に外に行ってみようか。
┼┼┼
日が高度を上げていき、外は益々赤みを帯びていた。
程よい暖かさで、爽やかな風が吹いている。
「なかなか幻想的、いや、神秘的?」
その光景は人生で初めて体験するもので、一頻り景色を眺めていた。
「こんなところで時間潰しているわけにはいかないや。 とりあえず宮殿の前━━━」
「マホンくん! 宮殿の前に名のある大人が集まってるって! 見に行こう!」
………。
「マホンってさ、あ、マホンくんってさ、何かフワッといい匂いするときあるよね! 大体はイカ臭いけど!」
あー、最近スルスルイカ食べてなかったな…。
仕方ないけど、疎かにしないようにしないと。
「気持ち悪いこと言うな!ばかっ!」
「うっ…、ごめんよ、マホンくん…」
「…ふん、まあいい。 とりあえず行くぞ」
(やった!へへ)
そして、二人が王宮までやってくると、見物人でごった返していた。
王都に住まう野次馬根性丸出しの人々。
騎士団に憧れる子供。
宮廷魔導師を目標にしている学生。
あれよあれよと膨らんだ人混みは、十字の通りを大きくはみ出していた。
この国の全国民が集まっているのではないかというくらいの人の量である。
それもそのはず、宮殿前にいるのは上位ランクの冒険者や騎士団、宮殿魔導師に名の通った魔法師達だ。
国民からすれば英雄とされる者達。
それが宮殿前に一堂に会しているのだ。
ただし、人はいるがいつものようなお祭り騒ぎは一切ないのであった。
誰も彼もが何だか落ち着かないようで、静かに席に着いている人は一人もいなかった。
「おう、マホン!あ、いや、マホンくん! 今日は授業なしだって!」
教室に入るなりこっちに寄ってきたコイツは、いつもペチャクチャとよく喋る、自称ヴェルの友人。らしい。
噂話とか大好きで、恩着せがましく何でも教えたがる奴だ。
悪い奴ではないんだろうが、このうるささが朝からは少し、というか大分キツイ。
今もペチャクチャと唾を飛ばしながら、朝からよう喋る。
そして馴れ馴れしい。
「えっ、何で?」
「何とかの日なんだって。ス…スカー…何だっけ?スカー…デッド…インスパイア…ああ、スカーデッドインスパイアなんだって!今日がスカーデッドインスパイアの日なんだ」
何回同じこと言うんだよ。
何回言っても全然わからないし。
キョトンとした顔をしていると、
「えっ?!知らないの??」
と、バカにした顔をしながら自慢げに話し始めた。
「モンスターがめちゃめちゃ出て、めちゃめちゃ暴れる日らしいんだ! 怖い日なんだってさ」
こいつ、らしいとか言って自分もよく知らないな。
バカにしくさって。
まぁ何にせよ、授業がないならゆっくり考えを纏めてすぐに動けるようにしておこう。
「何だよ。 怖くないの?そこは元素四大家だから?」
「あ?」
こいつは何かと四大家、四大家と言いたがる。
家は関係ないし、それが何だって話しさ。
ヴェルなんて、何でもないないのにあの力…。
アイツのブルノーブル家はみんなあんな力があるのか?
あ、でも兄のアドムは頭の色は違ったしな。
というか、アドムのやつはヴェルの力を知らなかった。
オークの話をしたときは放心してたし、心から信じてはいなかったもんな。
アイツは家族に言ってなかったんだろうなぁ。
その点は悪いことしたって思うけど、いないヴェルが悪い。
「マホン!マホンくんって!聞いてる? 」
「あ?」
「だからね、さっきのはごめんなさいって」
「あ、ああ。 で?」
「でって…。だから、外は魔物で溢れるから、今日が終わるまでは街の外には出られないって先生が言ってたよ。 でさマホンくん、その辺で遊ぼうぜ!」
「無理」
「ぎゃほーん」
外に出れないんだ…。
別に明日明後日じゃなければいいけどさ。
今日でよかったよかった。
「うう……」
そして撃沈した彼は、おずおずと自分の席へと戻っていった。
それとほぼ同時に教室へ先生がやって来た。
頭がボサボサして汚ならしいオッサンだ。
知らない先生だった。
「みんなー席につけー」
ガヤガヤとしつつも全員が着席した。
「静かにしろー。 いいかー? みんなも知っての通り、今日は緋の日だ」
あ。
それなら聞いたことある。
何だよ、スカーデッドインスパイアって。
「外で見たこともない程に魔物がわんさかしているからな、外にはでれないぞー。 まぁ一年生で出るやつはいないと思うがな。それから、もしかしかしたら魔物がこの王都へ押し寄せてくるかもしれん。 しかーし、騎士団や宮廷魔導師に、力のある魔法師や冒険者と、それにここの先生達や上級生が対処にあたるから心配はいらないぞー。担任のマーリン先生もそこに駆り出されたから今日はこないからな。用事のあるやつは俺に言え」
すると、隣にいる奴がスッと手を挙げた。
「何だ? そこの坊主」
隣のやつは先生に坊主と言われて立ち上がった。
どう見ても女の子で坊主ではない。
名前は…知らない
そう言えば、同じクラスだけどここにいるほとんどの奴の名前を知らない。
「はい。 先生は行かなくて大丈夫なんですか?」
「俺は武闘派じゃねーからいいんだ。 俺みたいに戦えない奴らは三日間、そう!三日間家でおねんねだ。ということはー? そうだ!今日から三日間! 三日間だぞ?王都から出れないからなー。スカーレットデスペアは今日だけだが、外の魔物がすぐに居なくなるか分からんから、安全のために三日間だ! なお、王都内なら自由だが、羽目外すなよー!以上だ、解散!」
………。
なんだって!
一週間延期…?
三日間を何度も何度も念を押したね。
「先生っ!」
「何だ、どうした太っちょいの」
「それは魔物がキレイさっぱりいなくて安全だって分かれば、外出許可は出るのでしょうか?」
顎に手を添え、う~んと唸る先生。
「まぁそうだな…。安全って分かれば外出しちゃいけない理由がないもんなー」
「…分かりました!ありがとうございます」
「まっ、大人しく家で寝てろよ、太っちょー」
何ともまぁ失礼な先生だ。
そして 頭をボリボリとかきながら、先生は教室をあとにした。
そしてそのまま流れ解散となり、教室を出ていこうとすると後ろから声をかけられた。
「さぁてマホンくん、何して遊ぶ?」
もちろん答えは一つ。
「無理」
「ぎゃっふぇーん!」
彼の絶叫が、ざわつく教室にいつまでもこだましていた。
とりあえず、様子を見に外に行ってみようか。
┼┼┼
日が高度を上げていき、外は益々赤みを帯びていた。
程よい暖かさで、爽やかな風が吹いている。
「なかなか幻想的、いや、神秘的?」
その光景は人生で初めて体験するもので、一頻り景色を眺めていた。
「こんなところで時間潰しているわけにはいかないや。 とりあえず宮殿の前━━━」
「マホンくん! 宮殿の前に名のある大人が集まってるって! 見に行こう!」
………。
「マホンってさ、あ、マホンくんってさ、何かフワッといい匂いするときあるよね! 大体はイカ臭いけど!」
あー、最近スルスルイカ食べてなかったな…。
仕方ないけど、疎かにしないようにしないと。
「気持ち悪いこと言うな!ばかっ!」
「うっ…、ごめんよ、マホンくん…」
「…ふん、まあいい。 とりあえず行くぞ」
(やった!へへ)
そして、二人が王宮までやってくると、見物人でごった返していた。
王都に住まう野次馬根性丸出しの人々。
騎士団に憧れる子供。
宮廷魔導師を目標にしている学生。
あれよあれよと膨らんだ人混みは、十字の通りを大きくはみ出していた。
この国の全国民が集まっているのではないかというくらいの人の量である。
それもそのはず、宮殿前にいるのは上位ランクの冒険者や騎士団、宮殿魔導師に名の通った魔法師達だ。
国民からすれば英雄とされる者達。
それが宮殿前に一堂に会しているのだ。
ただし、人はいるがいつものようなお祭り騒ぎは一切ないのであった。
0
あなたにおすすめの小説
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる