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王都五年編
失踪から二週間
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ヴェルが居なくなってから二週間が過ぎた。
ギルドマスターはよくやってくれたけど、何の成果も出すことはできなかった。
成果がでないなら意味がない。
大事なのは過程じゃない!結果だ!
貼り紙や聴き込みをしたがそれもダメ。
父に頼み、洞窟の専門家に当たってもらったが該当する洞窟は見つからなかった。
そもそも情報が少な過ぎた。
捜索隊も指名依頼もそろそろ取り下げられる頃かもしれない。
あれから事件らしいものはないし、あったとしても関係が全くないやつだ。
オークも全然出ないし、ローブの奴も息を潜めたのか全然分からなかった。
ローブの奴はそのままヴェル側に残っているのか、それとも箱で先にこっちへ飛んでいたのかは分からない。
でも、これだけ何の音沙汰もないならば、転移はしていなかったのかもしれないな…。
ヴェルと鉢合わせしてないことだけを祈るしかないけど…。
しかし、ヴェルはこの大陸のどこにいるのだろうか。
そんなことを考えながら、今日も学校へ通わなくちゃいけない。
帰って来て最初の一週間は休学した。
学校へ事情を話し、休みの手続きをしていたらヴェルの兄、アドムがやって来た。
学校側から知らせてくれたようだ。
アドムへは包み隠さず全ての話をし、家族への連絡を頼んだ。
冒険者をしていることを言ったときには少し怒りが滲み出ていたが、オークを倒したことを話せば放心したようになり、自分だけが残ったと知れば、涙を流していた。
彼は熱く、家族思いのいい兄貴だと思う。
学校の先生達にもギルドから学校を通して説明があった。
ギルドマスターは全てを事細かに説明することはなく、かいつまんで大間かに事件内容を明かした。
その事件にヴェルが巻き込まれたこと、それにより現在は行方不明だが、絶対に退学にしないよう休学扱いにするようにと頼んだようだ。
ただ、旧知の仲である校長のグリムランドには詳細を明かしたようだった。
内容を知らない学校の連中は勝手な噂話をしていた。
周りとの力の差を知って怖くなって逃げただの、樹属性なんてヘタレ属性なんだだのと、正直イラッとする内容ばかりだ。
片っ端からぶっ飛ばしたい衝動に駆られるけど、そんなんで関わりをもつのも嫌だ。
中でもとりわけ苛つく奴が、
「ハッ! 俺と勝負するのが怖くて逃げ出したんだろーよ!」
と、女を両脇に侍らせ、今も大声で話しながら廊下を歩いているソルフ・アレキサンドリアだ。
「おいっ! マホン・トンプソン!」
「なんだよ」
つい、目が合ってしまった。
「お前、よかったな。 あんな奴と縁が切れて」
「………」
「俺達は同じ元素四大家だ。 せいぜい仲良くしよーなっ! ハーッハッハッハッハッ!」
うるさいし、鼻につく奴だ。
ホントにブッ飛ばしてやりたい。
ソルフは女を連れてそのままいなくなったが、その後ろ姿が見えなくなるまで高笑いは廊下に響き渡っていた。
「ちっ、死ね」
┼┼┼
これだけ情報がないとなると、もしかしたら人間じゃない種族、亜人に捕らえられているのか?
エルフか獣人かドワーフか…。
可能性としてはあるな…。
「君っ! ちょっといいか?」
午前中の授業も上の空のまま終わり、現在は昼休み。
昼食のサンドウィッチを、いつものように一人で中庭で食べながら考え事をしていると、突然後ろから声をかけられた。
「はい?」
「あー、驚かせてすまない。生徒会長のリーフ・マクシミリアンだ」
「あ、はい。それで…何でしょうか?」
風属性だと一目で分かる髪の色。
もちろん緑。
それも見たこともない程濃い緑。
それに風属性のマクシミリアンと言えば、元素四大家の一角だ。
たしか『風装』のマクシミリアンだったかな。
元素四大家には一子相伝の秘術がそれぞれあり、それにちなんだ二つ名がつけられていた。
トンプソン家なら『鉄壁』、アレキサンドリア家は『炎剣』である。
「少し聞きたいことがあるんだが。今、大丈夫かな?」
「あ、はい」
「君はそのローブからして樹クラスで間違いないかな?」
「そうですが? 」
そんな彼は紫のローブを見に纏っている。
目がパッチリして肌は色白の長身痩躯。
いかにもモテそうな容姿である。
「では、ヴェルデ・ブルノーブルを知っているか?」
「……まぁ」
「彼のことについて何を知っている?」
「………」
何だ?この人。
責められているのか?
「…すまない。 模擬戦のことを聞いてね。 ちょっと会いたかったんだが、学校にずっと来ていないようだったんでな」
「ああ、そういうこと。 彼は行方不明なんです。 詳しくは分からないですけど……」
「そうか…。それは残念だ。 俺はあと一年で卒業だから、在学中に会えるといいんだが…まぁわかった。ありがとう」
「いえ」
「それじゃあ! あっ、もし詳しく言えるようになったら生徒会室に来てくれ。シャーロット」
「なっ!」
リーフはニッコリとは微笑むと、背中を見せながら手を振り、そのまま校内へと帰って行った。
「何なんだよ、アイツ…」
ヴェルのこともあり、リーフのこともあり、午後も授業には集中することはできなかった。
まぁ、そのことがなくてもあまり集中はできなかっただろうけど。
だってさ、内容が初歩も初歩。簡単すぎてやることがないんだ。
下級生の間は仕方ないのかな。
┼┼┼
次の日。
いつものように朝起きてから準備をすまし、いつもの時間に寮を出た。
今日は週末で明日から二日間の休みに入る。
普段なら楽しい休日なんだろうけど、今はそんな浮かれていることはできない。
何とかして早めに亜人の住まう国へ、いや、国というか村?…どちらでもいいか。
とにかくそこへヴェルがいないか調べに行きたい。
もし行けなくとも、調査員を出せないか父に頼み込むつもりだ。
だから、どっちにしても休日中に家へ戻らないと。
と、そこでふと目の前の色がいつもと違うことに気づいた。
何となく赤い?
そう。
景色が赤く色付いているように見えた。
上を見上げれば日の色もいつもと違い、赤い。
うっすらとだけど。
何だっけ…何か聞いたことあるような。
校舎に着き、玄関からいつものように入ると、なんだがバタバタと走り回る大人が多く目に入った。
今も目の前を走り去ろうとしてる先生がいたので、取っ捕まえる。
「どうしたんですか?」
「今日は緋の日だっ! 説明があるから教室へ行って!」
緋の日?なんだっけ―。
見る限り余程のことなんだろうけど…。
スケジュールにそんなことあったかな?
ギルドマスターはよくやってくれたけど、何の成果も出すことはできなかった。
成果がでないなら意味がない。
大事なのは過程じゃない!結果だ!
貼り紙や聴き込みをしたがそれもダメ。
父に頼み、洞窟の専門家に当たってもらったが該当する洞窟は見つからなかった。
そもそも情報が少な過ぎた。
捜索隊も指名依頼もそろそろ取り下げられる頃かもしれない。
あれから事件らしいものはないし、あったとしても関係が全くないやつだ。
オークも全然出ないし、ローブの奴も息を潜めたのか全然分からなかった。
ローブの奴はそのままヴェル側に残っているのか、それとも箱で先にこっちへ飛んでいたのかは分からない。
でも、これだけ何の音沙汰もないならば、転移はしていなかったのかもしれないな…。
ヴェルと鉢合わせしてないことだけを祈るしかないけど…。
しかし、ヴェルはこの大陸のどこにいるのだろうか。
そんなことを考えながら、今日も学校へ通わなくちゃいけない。
帰って来て最初の一週間は休学した。
学校へ事情を話し、休みの手続きをしていたらヴェルの兄、アドムがやって来た。
学校側から知らせてくれたようだ。
アドムへは包み隠さず全ての話をし、家族への連絡を頼んだ。
冒険者をしていることを言ったときには少し怒りが滲み出ていたが、オークを倒したことを話せば放心したようになり、自分だけが残ったと知れば、涙を流していた。
彼は熱く、家族思いのいい兄貴だと思う。
学校の先生達にもギルドから学校を通して説明があった。
ギルドマスターは全てを事細かに説明することはなく、かいつまんで大間かに事件内容を明かした。
その事件にヴェルが巻き込まれたこと、それにより現在は行方不明だが、絶対に退学にしないよう休学扱いにするようにと頼んだようだ。
ただ、旧知の仲である校長のグリムランドには詳細を明かしたようだった。
内容を知らない学校の連中は勝手な噂話をしていた。
周りとの力の差を知って怖くなって逃げただの、樹属性なんてヘタレ属性なんだだのと、正直イラッとする内容ばかりだ。
片っ端からぶっ飛ばしたい衝動に駆られるけど、そんなんで関わりをもつのも嫌だ。
中でもとりわけ苛つく奴が、
「ハッ! 俺と勝負するのが怖くて逃げ出したんだろーよ!」
と、女を両脇に侍らせ、今も大声で話しながら廊下を歩いているソルフ・アレキサンドリアだ。
「おいっ! マホン・トンプソン!」
「なんだよ」
つい、目が合ってしまった。
「お前、よかったな。 あんな奴と縁が切れて」
「………」
「俺達は同じ元素四大家だ。 せいぜい仲良くしよーなっ! ハーッハッハッハッハッ!」
うるさいし、鼻につく奴だ。
ホントにブッ飛ばしてやりたい。
ソルフは女を連れてそのままいなくなったが、その後ろ姿が見えなくなるまで高笑いは廊下に響き渡っていた。
「ちっ、死ね」
┼┼┼
これだけ情報がないとなると、もしかしたら人間じゃない種族、亜人に捕らえられているのか?
エルフか獣人かドワーフか…。
可能性としてはあるな…。
「君っ! ちょっといいか?」
午前中の授業も上の空のまま終わり、現在は昼休み。
昼食のサンドウィッチを、いつものように一人で中庭で食べながら考え事をしていると、突然後ろから声をかけられた。
「はい?」
「あー、驚かせてすまない。生徒会長のリーフ・マクシミリアンだ」
「あ、はい。それで…何でしょうか?」
風属性だと一目で分かる髪の色。
もちろん緑。
それも見たこともない程濃い緑。
それに風属性のマクシミリアンと言えば、元素四大家の一角だ。
たしか『風装』のマクシミリアンだったかな。
元素四大家には一子相伝の秘術がそれぞれあり、それにちなんだ二つ名がつけられていた。
トンプソン家なら『鉄壁』、アレキサンドリア家は『炎剣』である。
「少し聞きたいことがあるんだが。今、大丈夫かな?」
「あ、はい」
「君はそのローブからして樹クラスで間違いないかな?」
「そうですが? 」
そんな彼は紫のローブを見に纏っている。
目がパッチリして肌は色白の長身痩躯。
いかにもモテそうな容姿である。
「では、ヴェルデ・ブルノーブルを知っているか?」
「……まぁ」
「彼のことについて何を知っている?」
「………」
何だ?この人。
責められているのか?
「…すまない。 模擬戦のことを聞いてね。 ちょっと会いたかったんだが、学校にずっと来ていないようだったんでな」
「ああ、そういうこと。 彼は行方不明なんです。 詳しくは分からないですけど……」
「そうか…。それは残念だ。 俺はあと一年で卒業だから、在学中に会えるといいんだが…まぁわかった。ありがとう」
「いえ」
「それじゃあ! あっ、もし詳しく言えるようになったら生徒会室に来てくれ。シャーロット」
「なっ!」
リーフはニッコリとは微笑むと、背中を見せながら手を振り、そのまま校内へと帰って行った。
「何なんだよ、アイツ…」
ヴェルのこともあり、リーフのこともあり、午後も授業には集中することはできなかった。
まぁ、そのことがなくてもあまり集中はできなかっただろうけど。
だってさ、内容が初歩も初歩。簡単すぎてやることがないんだ。
下級生の間は仕方ないのかな。
┼┼┼
次の日。
いつものように朝起きてから準備をすまし、いつもの時間に寮を出た。
今日は週末で明日から二日間の休みに入る。
普段なら楽しい休日なんだろうけど、今はそんな浮かれていることはできない。
何とかして早めに亜人の住まう国へ、いや、国というか村?…どちらでもいいか。
とにかくそこへヴェルがいないか調べに行きたい。
もし行けなくとも、調査員を出せないか父に頼み込むつもりだ。
だから、どっちにしても休日中に家へ戻らないと。
と、そこでふと目の前の色がいつもと違うことに気づいた。
何となく赤い?
そう。
景色が赤く色付いているように見えた。
上を見上げれば日の色もいつもと違い、赤い。
うっすらとだけど。
何だっけ…何か聞いたことあるような。
校舎に着き、玄関からいつものように入ると、なんだがバタバタと走り回る大人が多く目に入った。
今も目の前を走り去ろうとしてる先生がいたので、取っ捕まえる。
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