46 / 68
王都五年編
マホンとピュール
しおりを挟む
彼を探し求め、ひたすら情報を集め続けた。
ギルドを通し捜索の依頼もかけた。
しかし、この五年間で何一つとして分からなかった。
影すら掴めなかった。
彼はどこへ行ってしまったのか?
そもそもあれはどこだったのか?
もっと状況を把握し、情報を集めてから帰るんだった…。
連絡の手段や約束事をしておくべきだった。
しかし後の祭りである。
これだけ探しても見つからない彼は、もしかしたら既に…。
いや、そんな考えはしてはダメだ。
心を折ってはダメなんだ。
彼は生きている。
また会うって言ったんだから。
絶対に死なないとも…。
┼┼┼
「━━マスターは!? ギルドマスターはいますか!?」
王都アヴィニオンにある冒険者ギルドへと到着するなり、マホンとピュールは受付へと直行した。
休憩中なのか、今は一人しかいない受付嬢は、マホンの剣幕に一瞬たじろいでしまうが、そこはプロ、すぐさま営業スマイルで対応した。
「マホンさんですね。どういったご用件でしょうか?」
一応、マホンとは顔見知りの受付嬢であった。
「行方不明の冒険者のことで伝えることがあるんだ!大至急おねがい!」
「わ、わかりました! このままお待ち下さい」
「急いでくれ」
かつてのような賑やかな雰囲気はなく、閑散とした静かなギルド内に、マホンの大きな声が響き渡る。
何事かと、ここにいる冒険者全員が二人へ注目した。
そこで初めて二人の存在に気付く数名の冒険者達。
「おいっ!ピュールじゃねーかっ! 戻ったのか!」
「ピュール!? 無事だったか!! 仲間はどうした?」
「ピュールだと!? 生きて帰ったか!」
冒険者達は口々に騒ぎ立て、あっという間に二人を取り囲む。
「あ、ああ…。 ミイラ取りがミイラになるとこだったけどな…」
ピュールは記憶を思い出すように、悲しさで顔を曇らせた。
「何があったんだ!?」
「仲間は?他の冒険者は見たのか!?」
「みなさん、落ち着いてください! ギルドマスターが来てから説明しますので━━」
と、ちょうどそこへギルドマスターがバックヤードから姿を現した。
「皆のもの静まれ! 例の件なら、このまま話を聞こうかの? トンプソン家の…えーっと…」
「マホン君ですよ、マスター」
先程の受付嬢がフォローをする。
「ああ!そうだったな! で、マホンよ。 何があったのじゃ」
「はい。知ってのとお━━」
「すいませんっ! 先に俺からいいですか!?」
「お、おお。 えっと君は……」
「ピュールさんですよ!マスター。 『黄昏せんべい』のリーダーをしているピュールさんっ!」
「すまんすまん!そうじゃな! では、ピュールからでいいかな? マホンよ」
「はい。大丈夫です」
ギルドマスターはマホンからピュールへと向き直った。
その顔には笑みの一つもなく、真剣な空気を漂わせていた。
それに当てられたように、自ずと室内にいる冒険者達も真剣に耳を傾けていた。
「俺達黄昏せんべいは、ここで捜索の依頼を受けるとすぐに目的地を目指すことにしました。森に入って暫く歩き続け、青く染まった木々の中に洞窟を見つけました。 それがダンジョンだとすぐに分かり、行方不明の冒険者を探すために中へと入りました。 けど、中には宝箱があるだけで行き止まりでした。 それはもう怪しかったんで、ほんとはすぐに帰るべきだったんですが、テンが…すいません…、メンバーの一人が先走り、その箱を開けてしまいました」
「うむ。それで?」
「そしたら突如、その箱から出た光に包まれて……。すぐに目を開けることはできなかったんですが、金属音や人の叫び声が聞こえてきて…それが戦闘だってことは分かったんですけど、もうパニックで…。慣れてきて目を開けると、目の前ではオーク一体と冒険者数名が戦闘していました」
「む、それはどういうことじゃ?」
眉間にシワを寄せるギルドマスター。
その質問には横にいるマホンが口を挟んだ。
「実は、その箱は一定範囲内の者を強制転移させる魔道具だったんです」
驚きに目を見開くギルドマスター。
周囲の話を聴いている冒険者達もざわざわし始める。
「……なんと。聞いたことはあるが…。しかし何で…。うむ…ピュールよ、とりあえず話を続けよ」
「お、俺達はパニックに陥ってしまって全然動けなくて…でも、そこにいた冒険者の方が数が多く何とか倒したんです…」
「うむうむ。それでどうしたんじゃ?」
「…………」
「ピュールさん?大丈夫?」
何も言わないピュールに心配になったマホン。
よく見ればピュールは小刻みに震えていた。
目にはうっすらと光るものも見える。
「ああ、ごめん…。 …大丈夫だ。その道は奥にしかなく、戻ることもできなかったから進むことになったんです。そ、そしたら…奥には大量のオ、オークとレッドオークがいて━━くっ…俺達はすぐバレないうちに戻っけど、行き止まりでどうしようもなくて……結局見つかってしまいました。…情けないが俺はすぐにやられて気絶してしまいました……起きたときにはマホンに助けられた後何が何だか…すいません……」
「………そうか。して、生き残った者は…?」
すると、マホンが手を上げた。
「すいません、そこからはいいですか?」
マホンがピュールへ目配せすると、ピュールは頷いた。
そして、頼むと言い近くにあった椅子へと腰を下ろした。
それは、冒険者達が普段使っている椅子で、ギルド内には同じものが丸テーブルとセットでいくつも置かれている。
所々が欠けていたり、背もたれが折れているものもあり、そこに歴史を感じさせる。
いつもなら満席になるほどに冒険者が溢れているのだが、今は埋まっているのを探すほうが難しいと言えた。
ピュールは腰を下ろすなり、下にうつむき片手で目を覆い隠した。
「うむ。 マホン続きを」
「はい。 ヴェルデ・ブルノーブルとダンジョンの依頼を受け、ピュールさんと同じ場所へ二人で向かいました。あ、マスターはヴェルデは分かりますか?」
「もちろんじゃ。樹魔法の彼じゃろ?」
周りの冒険者はその名前にはピンとこないらしく、誰だ誰だとざわついている。
しかし、マホンが続きを話し始めると、ピタリと止まりまた静まり返る室内。
「そうです。 それで経緯はピュールさんと同じで、やはり光に包まれ、目を開くとそこは夥しい数の死体がありました。あれは罠でした。罠だったんです…。 画策していたフードを被った奴を見ました。 そいつが箱で冒険者を誘き寄せ、転移させオークの餌にしていたんです。 ピュールさん以外は助けることが…ごめんなさい…みなさんごめんなさい…」
マホンが言い終わると、その内容を聞いた冒険者達は叫び、泣き崩れ、物に当たり散らしたのだった。
行方不明の中には知人や仲間がいたのだろう。
静かだったギルド内は、怒りくるい悲嘆にくれた集団の喧騒で埋め尽くされてしまった。
「……いや、マホン。よくやってくれた。 そしてヴェルデ・ブルノーブルはどうしたのじゃ?」
「…はい。オークとレッドオークについてはヴェルが全て殺しました。 ローブの奴は何処かへ消えてしまいました。そして、残った箱やその場所の破壊をするためにヴェルはその場に残りました。彼は帰らなかったんです。これ以上の被害を食い止めるために…だから、だからギルドマスター!お願いです。彼を捜してください!」
「話はわかった。 一応確認だが、ヴェルデ・ブルノーブルはその場にいたオークとレッドオークを全て倒したのじゃな?」
「はい」
周囲の冒険者達は既に静まり、二人の会話を聞いている。
仲間を死に追いった奴に復讐せんとし、情報を少しでも得るために、一語一句聞き逃さないために。
「その数は?覚えておるか?」
「……すいません。 かなりの数はいたと思うんですが…。ただ、レッドオークも一体ではなく数体いました」
「なんと。 それをヴェルデ・ブルノーブルは倒したと…。にわかには信じられんが…それほどまでの実力であるならばおしい人材…いやいや、そうじゃなくともこれだけの功績を…」
ざわつくギルド内。
ギルドマスターには、これだけの事件であればやらなくてはいけない優先事項が多々あるのだが、ヴェルデとマホンには冒険者の謎の失踪を一応は解決してくれた恩があり、マホンのお願いを無下にはできなかった。
それに、それだけの実力を持つ人材無くしてはならないと、ヴェルデの捜索を第一優先とすることにした。
(以前のオークの集団…もしかしたら、それもヴェルデが関わっている? そもそも、オークの集団が森に出たのは今回の首謀者がやったことなのか…?)
「ヴェルデ・ブルノーブルについてはギルドから捜索隊を出そう。 森に出たオークの件ももしかしたら今回と関係があるかもしれんし、ローブの首謀者を含め、全てを王へと報告し国からも捜索隊をだしてもらう。それから、ギルド側から資金を調整し、『白金』『黒金』ランクの冒険者へ指名依頼を出そう。そっちか側からもヴェルデの捜索と首謀者捜しをやってもらおう。 それと、彼は学生じゃな? 学校へも連絡をしておこう」
「━━ありがとうございます。 宜しくお願いします」
マホンはヴェルデが見つかったわけではないから心から安心はできないが、一応の対応としてやるべきことはできたことに安堵したのだった。
ギルドを通し捜索の依頼もかけた。
しかし、この五年間で何一つとして分からなかった。
影すら掴めなかった。
彼はどこへ行ってしまったのか?
そもそもあれはどこだったのか?
もっと状況を把握し、情報を集めてから帰るんだった…。
連絡の手段や約束事をしておくべきだった。
しかし後の祭りである。
これだけ探しても見つからない彼は、もしかしたら既に…。
いや、そんな考えはしてはダメだ。
心を折ってはダメなんだ。
彼は生きている。
また会うって言ったんだから。
絶対に死なないとも…。
┼┼┼
「━━マスターは!? ギルドマスターはいますか!?」
王都アヴィニオンにある冒険者ギルドへと到着するなり、マホンとピュールは受付へと直行した。
休憩中なのか、今は一人しかいない受付嬢は、マホンの剣幕に一瞬たじろいでしまうが、そこはプロ、すぐさま営業スマイルで対応した。
「マホンさんですね。どういったご用件でしょうか?」
一応、マホンとは顔見知りの受付嬢であった。
「行方不明の冒険者のことで伝えることがあるんだ!大至急おねがい!」
「わ、わかりました! このままお待ち下さい」
「急いでくれ」
かつてのような賑やかな雰囲気はなく、閑散とした静かなギルド内に、マホンの大きな声が響き渡る。
何事かと、ここにいる冒険者全員が二人へ注目した。
そこで初めて二人の存在に気付く数名の冒険者達。
「おいっ!ピュールじゃねーかっ! 戻ったのか!」
「ピュール!? 無事だったか!! 仲間はどうした?」
「ピュールだと!? 生きて帰ったか!」
冒険者達は口々に騒ぎ立て、あっという間に二人を取り囲む。
「あ、ああ…。 ミイラ取りがミイラになるとこだったけどな…」
ピュールは記憶を思い出すように、悲しさで顔を曇らせた。
「何があったんだ!?」
「仲間は?他の冒険者は見たのか!?」
「みなさん、落ち着いてください! ギルドマスターが来てから説明しますので━━」
と、ちょうどそこへギルドマスターがバックヤードから姿を現した。
「皆のもの静まれ! 例の件なら、このまま話を聞こうかの? トンプソン家の…えーっと…」
「マホン君ですよ、マスター」
先程の受付嬢がフォローをする。
「ああ!そうだったな! で、マホンよ。 何があったのじゃ」
「はい。知ってのとお━━」
「すいませんっ! 先に俺からいいですか!?」
「お、おお。 えっと君は……」
「ピュールさんですよ!マスター。 『黄昏せんべい』のリーダーをしているピュールさんっ!」
「すまんすまん!そうじゃな! では、ピュールからでいいかな? マホンよ」
「はい。大丈夫です」
ギルドマスターはマホンからピュールへと向き直った。
その顔には笑みの一つもなく、真剣な空気を漂わせていた。
それに当てられたように、自ずと室内にいる冒険者達も真剣に耳を傾けていた。
「俺達黄昏せんべいは、ここで捜索の依頼を受けるとすぐに目的地を目指すことにしました。森に入って暫く歩き続け、青く染まった木々の中に洞窟を見つけました。 それがダンジョンだとすぐに分かり、行方不明の冒険者を探すために中へと入りました。 けど、中には宝箱があるだけで行き止まりでした。 それはもう怪しかったんで、ほんとはすぐに帰るべきだったんですが、テンが…すいません…、メンバーの一人が先走り、その箱を開けてしまいました」
「うむ。それで?」
「そしたら突如、その箱から出た光に包まれて……。すぐに目を開けることはできなかったんですが、金属音や人の叫び声が聞こえてきて…それが戦闘だってことは分かったんですけど、もうパニックで…。慣れてきて目を開けると、目の前ではオーク一体と冒険者数名が戦闘していました」
「む、それはどういうことじゃ?」
眉間にシワを寄せるギルドマスター。
その質問には横にいるマホンが口を挟んだ。
「実は、その箱は一定範囲内の者を強制転移させる魔道具だったんです」
驚きに目を見開くギルドマスター。
周囲の話を聴いている冒険者達もざわざわし始める。
「……なんと。聞いたことはあるが…。しかし何で…。うむ…ピュールよ、とりあえず話を続けよ」
「お、俺達はパニックに陥ってしまって全然動けなくて…でも、そこにいた冒険者の方が数が多く何とか倒したんです…」
「うむうむ。それでどうしたんじゃ?」
「…………」
「ピュールさん?大丈夫?」
何も言わないピュールに心配になったマホン。
よく見ればピュールは小刻みに震えていた。
目にはうっすらと光るものも見える。
「ああ、ごめん…。 …大丈夫だ。その道は奥にしかなく、戻ることもできなかったから進むことになったんです。そ、そしたら…奥には大量のオ、オークとレッドオークがいて━━くっ…俺達はすぐバレないうちに戻っけど、行き止まりでどうしようもなくて……結局見つかってしまいました。…情けないが俺はすぐにやられて気絶してしまいました……起きたときにはマホンに助けられた後何が何だか…すいません……」
「………そうか。して、生き残った者は…?」
すると、マホンが手を上げた。
「すいません、そこからはいいですか?」
マホンがピュールへ目配せすると、ピュールは頷いた。
そして、頼むと言い近くにあった椅子へと腰を下ろした。
それは、冒険者達が普段使っている椅子で、ギルド内には同じものが丸テーブルとセットでいくつも置かれている。
所々が欠けていたり、背もたれが折れているものもあり、そこに歴史を感じさせる。
いつもなら満席になるほどに冒険者が溢れているのだが、今は埋まっているのを探すほうが難しいと言えた。
ピュールは腰を下ろすなり、下にうつむき片手で目を覆い隠した。
「うむ。 マホン続きを」
「はい。 ヴェルデ・ブルノーブルとダンジョンの依頼を受け、ピュールさんと同じ場所へ二人で向かいました。あ、マスターはヴェルデは分かりますか?」
「もちろんじゃ。樹魔法の彼じゃろ?」
周りの冒険者はその名前にはピンとこないらしく、誰だ誰だとざわついている。
しかし、マホンが続きを話し始めると、ピタリと止まりまた静まり返る室内。
「そうです。 それで経緯はピュールさんと同じで、やはり光に包まれ、目を開くとそこは夥しい数の死体がありました。あれは罠でした。罠だったんです…。 画策していたフードを被った奴を見ました。 そいつが箱で冒険者を誘き寄せ、転移させオークの餌にしていたんです。 ピュールさん以外は助けることが…ごめんなさい…みなさんごめんなさい…」
マホンが言い終わると、その内容を聞いた冒険者達は叫び、泣き崩れ、物に当たり散らしたのだった。
行方不明の中には知人や仲間がいたのだろう。
静かだったギルド内は、怒りくるい悲嘆にくれた集団の喧騒で埋め尽くされてしまった。
「……いや、マホン。よくやってくれた。 そしてヴェルデ・ブルノーブルはどうしたのじゃ?」
「…はい。オークとレッドオークについてはヴェルが全て殺しました。 ローブの奴は何処かへ消えてしまいました。そして、残った箱やその場所の破壊をするためにヴェルはその場に残りました。彼は帰らなかったんです。これ以上の被害を食い止めるために…だから、だからギルドマスター!お願いです。彼を捜してください!」
「話はわかった。 一応確認だが、ヴェルデ・ブルノーブルはその場にいたオークとレッドオークを全て倒したのじゃな?」
「はい」
周囲の冒険者達は既に静まり、二人の会話を聞いている。
仲間を死に追いった奴に復讐せんとし、情報を少しでも得るために、一語一句聞き逃さないために。
「その数は?覚えておるか?」
「……すいません。 かなりの数はいたと思うんですが…。ただ、レッドオークも一体ではなく数体いました」
「なんと。 それをヴェルデ・ブルノーブルは倒したと…。にわかには信じられんが…それほどまでの実力であるならばおしい人材…いやいや、そうじゃなくともこれだけの功績を…」
ざわつくギルド内。
ギルドマスターには、これだけの事件であればやらなくてはいけない優先事項が多々あるのだが、ヴェルデとマホンには冒険者の謎の失踪を一応は解決してくれた恩があり、マホンのお願いを無下にはできなかった。
それに、それだけの実力を持つ人材無くしてはならないと、ヴェルデの捜索を第一優先とすることにした。
(以前のオークの集団…もしかしたら、それもヴェルデが関わっている? そもそも、オークの集団が森に出たのは今回の首謀者がやったことなのか…?)
「ヴェルデ・ブルノーブルについてはギルドから捜索隊を出そう。 森に出たオークの件ももしかしたら今回と関係があるかもしれんし、ローブの首謀者を含め、全てを王へと報告し国からも捜索隊をだしてもらう。それから、ギルド側から資金を調整し、『白金』『黒金』ランクの冒険者へ指名依頼を出そう。そっちか側からもヴェルデの捜索と首謀者捜しをやってもらおう。 それと、彼は学生じゃな? 学校へも連絡をしておこう」
「━━ありがとうございます。 宜しくお願いします」
マホンはヴェルデが見つかったわけではないから心から安心はできないが、一応の対応としてやるべきことはできたことに安堵したのだった。
0
あなたにおすすめの小説
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
アワセワザ! ~異世界乳幼女と父は、二人で強く生きていく~
eggy
ファンタジー
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊の娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
【完結】悪役に転生したのにメインヒロインにガチ恋されている件
エース皇命
ファンタジー
前世で大好きだったファンタジー大作『ロード・オブ・ザ・ヒーロー』の悪役、レッド・モルドロスに転生してしまった桐生英介。もっと努力して意義のある人生を送っておけばよかった、という後悔から、学院で他を圧倒する努力を積み重ねる。
しかし、その一生懸命な姿に、メインヒロインであるシャロットは惚れ、卒業式の日に告白してきて……。
悪役というより、むしろ真っ当に生きようと、ファンタジーの世界で生き抜いていく。
ヒロインとの恋、仲間との友情──あれ? 全然悪役じゃないんだけど! 気づけば主人公になっていた、悪役レッドの物語!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる