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Episode
イベリスの花-2
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彩乃に連れられてやって来たのは、様々な種類の草花が生い茂る森林公園。虹の様な鮮やかさが視界を埋め尽くす。周囲に人気はなく、まるで自分達だけの妖精の世界に来た様な幻想的な空間だ。
公園の隅にあるベンチに腰を下ろすと溜め息混じりに愚痴が溢れる。
「まったく…なんなのさ、急にこんなところに来て」
春斗の言葉に反応して彩乃は、待っていましたと言わんばかりに得意げな表情を見せる。後ろからごそりと何かを取り出すと、「じゃじゃーん!」と自分で効果音を口に出す。彩乃の手に握られているのはお盆サイズの籠。それも二つ。
「まさかとは思うけど…花摘みしたいなんて言わないよね?」
彩乃は瞳をキラキラと輝かせて“すごい”を連呼していた。
やはりか。春斗は半ば呆れていた。
そんな春斗の心境を露知らず、彩乃か嬉々として彼に籠を差し出す。
「これ、春くんの分!」
苦笑いを浮かべながらも、それをしっかりと受け取る春斗。
ここまで楽しそうにしている彩乃を落胆させるわけにもいかない。そう思い、春斗は重たい腰を上げて花を摘みに行く。
空はまだ澄み切った青さを保っている。
夕暮れまでに帰れば良い。それまで付き合ってあげよう。
春斗は楽しげに摘んでいる彩乃を横目で確認しながら、自分もせっせと花を探索し始めた。
公園の隅にあるベンチに腰を下ろすと溜め息混じりに愚痴が溢れる。
「まったく…なんなのさ、急にこんなところに来て」
春斗の言葉に反応して彩乃は、待っていましたと言わんばかりに得意げな表情を見せる。後ろからごそりと何かを取り出すと、「じゃじゃーん!」と自分で効果音を口に出す。彩乃の手に握られているのはお盆サイズの籠。それも二つ。
「まさかとは思うけど…花摘みしたいなんて言わないよね?」
彩乃は瞳をキラキラと輝かせて“すごい”を連呼していた。
やはりか。春斗は半ば呆れていた。
そんな春斗の心境を露知らず、彩乃か嬉々として彼に籠を差し出す。
「これ、春くんの分!」
苦笑いを浮かべながらも、それをしっかりと受け取る春斗。
ここまで楽しそうにしている彩乃を落胆させるわけにもいかない。そう思い、春斗は重たい腰を上げて花を摘みに行く。
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