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学園では相変わらず撫で回され、授業を受けて撫で回され、ランチを食べ撫で回され、小脇に抱えられ生徒会室へ行き、撫で回された。
最近ボクのステータスが上がりすぎているので吸精はしていない。1%程度なら吸っても一日で回復するみたいだけどね。
ボクの最近のやる事は、婚約発表の準備(する事がほとんどない)と冒険者ランク上げだ。
ボクの強さでGランクは流石に詐欺だと思う。
せめてCランクくらいになった方がいいと思う。CランクにはCランク止めと言われる、強いけどCランクの人達がいる。
それはBランクからギルドの半職員みたいな扱いになるからみたい。
冒険者の中には自由に出来るから冒険者になった人が多いので、職員にされると上からの命令に従わなくちゃならない時があるんだって。
それを嫌う人達がやるのがCランク止め。
だからCランクに強者がいても普通なんだよね。
♡
「はぁ・・・疲れた」
そう言ってレオン様がボクを抱っこする。
レオン様は学園では生徒会長として、城では婚約発表の関係で色々根回しとか段取りを組んでいて凄く忙しいみたい。
正直ボクには何をどう手伝えば良いのか分からないので癒し系マスコットと化している。
「お疲れですねレオン様。ナデナデします?」
「あぁ、頼む。もっと俺に癒しを!」
ボクは優しくレオン様の頭を撫でていく。
レオン様の髪はサラツヤで触り心地抜群だね。
他の生徒会メンバーはそんなボク達を生暖かい眼で見ている。
副会長のメリウス先輩、卒業後は宰相の元で次期宰相として育成されるんだって。
書記のロビンソン先輩、文官としての才能があるので次期文官長になると言われている。レオン様に。
レオン様の側近候補の3名、アベル先輩、ロイ先輩、ユーリ先輩。この3人は武官志望なのでイマイチ生徒会の仕事では役に立っていない。
みんなそれぞれタイプの違うイケメンで、ボクがちびっ子でマスコット扱いじゃなかったら他の女子達に恨まれてたと思う。
ちびっ子で良かった!
たまに「コレがメリウス先輩が撫でた頭!わたくしが撫でれば関節撫で撫で!」とか意味不明な事を言う女子に撫でられる事がある。あれは怖かったよ。
「ありがとなヒナ、元気でたぜ。」
元気になったレオン様は、お礼代わりにボクの頭を撫でてくれた。
レオン様はナデリストランキング堂々の一位なんだよ。なかなかこの領域まで来れるナデリストは居ないからね!
ボクもすっかり撫でられマイスターだよ。
♡
家に帰ると猫ちゃん達に出迎えられる。
ホワイト、ブラック、タイガー、グレイ、ブラウン。
毛色そのままの名前だけど5匹も居ると名前覚えるのが大変なのでわかりやくすと言うことになりこんな名前になった。
ボクの帰ってきてからの日課は猫ちゃん達を全員モフり倒すこと。これをしないと構って攻撃をしてくるからしかたないよね。
ホワイトは顎下を優しくモフる。
頭は嫌いだからダメだって。
ブラックは首周りが好きみたい。脚を触られるのが嫌なんだよね。
タイガーは尻尾の付け根がお気に入り。うっとりしている。モフリ禁止地域は無し。
グレイは背中モフモフが大好き。お腹も大好き。でも鼻先は勘弁な。
ブラウンは洗って貰うのが大好き。だから毎日一緒にお風呂入ってるよ。他の子はお風呂嫌いみたい。
猫ちゃんたちをモフリ倒した後はお勉強タイム。女の子になってから勉強が凄く楽になったんだ。大体一度本を読めば内容が記憶出来るし、計算なんかも簡単に解けるようになった。
勉強が終わったら夕食だよ、食堂に行くと既にリカルドお兄ちゃんが座って待っていた。
「ヒナ、今日はヒナの好きなチーズハンバーグみたいだよ。良かったね。」
「ハンバーグ!やったー!」
嬉しさのあまりリカルドお兄ちゃんの所まで走っていく。するとリカルドお兄ちゃんがボクを持ち上げて膝の上に乗せた。
「食事が来るまでお兄ちゃんと待ってような?」
「うん!」
暫くすると次男のラールドお兄ちゃんが来てボクの取り合いになった。いつものことだね!最近では取り合いの勝負が長引くのでコイントスで決めている。今日はリカルドお兄ちゃんが勝った。
お兄ちゃんの膝の上パターンは、そのままお兄ちゃんにあーんされるやつだ。
お兄ちゃんに甘えられるのでボクは別に恥ずかしくない。苦手なピーマンはお兄ちゃんが食べてくれるからね!
ちなみにパパもボクを膝上あーんしたいみたいだけどママに止められている。理由は途中で色々妄想したあと号泣して「ヒナはお嫁に行かさん!!」と言い出すから。
♡
食事が終わるとお風呂の時間だ、先にブラウンをお風呂に入れたけど、本来ならこの時間がお風呂タイムなんだよ。
お兄ちゃん達はボクと一緒に入る事を禁止されているので、ボクはママと入る。
メイドさん達に洗ってもらい、お風呂から上がると隣のエステルームへ移動したママとエステを受ける。
ボク達がエステルームへ行くとお兄ちゃん達がお風呂に入る。
ボクはいつもエステの途中で寝てしまって、起きたら朝で、自室に運ばれている。
朝はメイドさんに支度して貰って、眠くて朝食を摂るため食事へ移動するのが億劫なのでメイドさんに抱っこを要求して運んでもらう。ちびっ子だから出来る裏技だよ!良いでしょ?
メイドさんもデレっとした顔をして運んでくれるので嫌では無いみたい。
これが最近のボクの1日だよ。
あ、あと登校前にも猫ちゃん達をモフるよ!
最近ボクのステータスが上がりすぎているので吸精はしていない。1%程度なら吸っても一日で回復するみたいだけどね。
ボクの最近のやる事は、婚約発表の準備(する事がほとんどない)と冒険者ランク上げだ。
ボクの強さでGランクは流石に詐欺だと思う。
せめてCランクくらいになった方がいいと思う。CランクにはCランク止めと言われる、強いけどCランクの人達がいる。
それはBランクからギルドの半職員みたいな扱いになるからみたい。
冒険者の中には自由に出来るから冒険者になった人が多いので、職員にされると上からの命令に従わなくちゃならない時があるんだって。
それを嫌う人達がやるのがCランク止め。
だからCランクに強者がいても普通なんだよね。
♡
「はぁ・・・疲れた」
そう言ってレオン様がボクを抱っこする。
レオン様は学園では生徒会長として、城では婚約発表の関係で色々根回しとか段取りを組んでいて凄く忙しいみたい。
正直ボクには何をどう手伝えば良いのか分からないので癒し系マスコットと化している。
「お疲れですねレオン様。ナデナデします?」
「あぁ、頼む。もっと俺に癒しを!」
ボクは優しくレオン様の頭を撫でていく。
レオン様の髪はサラツヤで触り心地抜群だね。
他の生徒会メンバーはそんなボク達を生暖かい眼で見ている。
副会長のメリウス先輩、卒業後は宰相の元で次期宰相として育成されるんだって。
書記のロビンソン先輩、文官としての才能があるので次期文官長になると言われている。レオン様に。
レオン様の側近候補の3名、アベル先輩、ロイ先輩、ユーリ先輩。この3人は武官志望なのでイマイチ生徒会の仕事では役に立っていない。
みんなそれぞれタイプの違うイケメンで、ボクがちびっ子でマスコット扱いじゃなかったら他の女子達に恨まれてたと思う。
ちびっ子で良かった!
たまに「コレがメリウス先輩が撫でた頭!わたくしが撫でれば関節撫で撫で!」とか意味不明な事を言う女子に撫でられる事がある。あれは怖かったよ。
「ありがとなヒナ、元気でたぜ。」
元気になったレオン様は、お礼代わりにボクの頭を撫でてくれた。
レオン様はナデリストランキング堂々の一位なんだよ。なかなかこの領域まで来れるナデリストは居ないからね!
ボクもすっかり撫でられマイスターだよ。
♡
家に帰ると猫ちゃん達に出迎えられる。
ホワイト、ブラック、タイガー、グレイ、ブラウン。
毛色そのままの名前だけど5匹も居ると名前覚えるのが大変なのでわかりやくすと言うことになりこんな名前になった。
ボクの帰ってきてからの日課は猫ちゃん達を全員モフり倒すこと。これをしないと構って攻撃をしてくるからしかたないよね。
ホワイトは顎下を優しくモフる。
頭は嫌いだからダメだって。
ブラックは首周りが好きみたい。脚を触られるのが嫌なんだよね。
タイガーは尻尾の付け根がお気に入り。うっとりしている。モフリ禁止地域は無し。
グレイは背中モフモフが大好き。お腹も大好き。でも鼻先は勘弁な。
ブラウンは洗って貰うのが大好き。だから毎日一緒にお風呂入ってるよ。他の子はお風呂嫌いみたい。
猫ちゃんたちをモフリ倒した後はお勉強タイム。女の子になってから勉強が凄く楽になったんだ。大体一度本を読めば内容が記憶出来るし、計算なんかも簡単に解けるようになった。
勉強が終わったら夕食だよ、食堂に行くと既にリカルドお兄ちゃんが座って待っていた。
「ヒナ、今日はヒナの好きなチーズハンバーグみたいだよ。良かったね。」
「ハンバーグ!やったー!」
嬉しさのあまりリカルドお兄ちゃんの所まで走っていく。するとリカルドお兄ちゃんがボクを持ち上げて膝の上に乗せた。
「食事が来るまでお兄ちゃんと待ってような?」
「うん!」
暫くすると次男のラールドお兄ちゃんが来てボクの取り合いになった。いつものことだね!最近では取り合いの勝負が長引くのでコイントスで決めている。今日はリカルドお兄ちゃんが勝った。
お兄ちゃんの膝の上パターンは、そのままお兄ちゃんにあーんされるやつだ。
お兄ちゃんに甘えられるのでボクは別に恥ずかしくない。苦手なピーマンはお兄ちゃんが食べてくれるからね!
ちなみにパパもボクを膝上あーんしたいみたいだけどママに止められている。理由は途中で色々妄想したあと号泣して「ヒナはお嫁に行かさん!!」と言い出すから。
♡
食事が終わるとお風呂の時間だ、先にブラウンをお風呂に入れたけど、本来ならこの時間がお風呂タイムなんだよ。
お兄ちゃん達はボクと一緒に入る事を禁止されているので、ボクはママと入る。
メイドさん達に洗ってもらい、お風呂から上がると隣のエステルームへ移動したママとエステを受ける。
ボク達がエステルームへ行くとお兄ちゃん達がお風呂に入る。
ボクはいつもエステの途中で寝てしまって、起きたら朝で、自室に運ばれている。
朝はメイドさんに支度して貰って、眠くて朝食を摂るため食事へ移動するのが億劫なのでメイドさんに抱っこを要求して運んでもらう。ちびっ子だから出来る裏技だよ!良いでしょ?
メイドさんもデレっとした顔をして運んでくれるので嫌では無いみたい。
これが最近のボクの1日だよ。
あ、あと登校前にも猫ちゃん達をモフるよ!
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