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第4話 ノイズキャンセラー
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「あの、僕にこういう趣味はないんですけど」
手、足をパイプ椅子に縛られて身動きが取れない
さらに椅子が倒れないように近くの長机に縛ってある
現在僕はいつものように放課後を図書館で過ごそうと向かった先で何者かというか、エリーさんと七海、陵に拉致された
「わ、わかってるさ!で、でもエリーがやらないと気が済まないっていうから!」
「そ、そうだぞ俺だってな、やめとけって言ったんだでもエリーが」
七海と陵がアワアワとしながらしっかりロープを固く結ぶ、どうみても確信犯だ
「な、そもそも2人が持ちかけてきたんじゃないんですか!」
なんなんだこの三人は人を縛っといて醜い罪のなすりつけあいか
どうでもいいから早くといてほしい
「三人とも部活大丈夫なの?」
陵はバレー、七海とエリーは吹奏楽にはいっていたはずだ
「なぁ、蒼?俺はダメだと思うんだ、才能もクソもないお前のことを好きっていってくれる女の子の連絡先を消すのは」
なんだもうバレてたのか
消したこと
「いや、陵に才能もクソもないって言われると納得するけどストーカーされてたんだけど僕
というか早く部活いけよ、次期キャプテン」
陵は、はっ!とした顔でそそくさと図書室を出て行った
「1人裏切られましたね」
「あいつ!」
「というか陵次期キャプテンなんだ」
「うん、というか2人とも早く縄を解いて部活行こうよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なるほどやっぱり連絡先を消したから縛られたんですね、 え?普通に酷くないですか?」
エリーさんと七海は部活が休みらしく陵が帰ったあの後縄を解いてくれた
「ひどいのは蒼くんだよ!なんであんな可愛い女の子の連絡先を消すの?!普通もらったらハート撃ち抜かれるでしょ?」
友達思いのエリーさんが肩を揺さぶりながらいい迫ってくる
「うーんそうですか?可愛いというか僕からしたら匂いを袋に詰められてお持ち帰りされているんですけど、まぁ別な意味で心臓撃ち抜かれましたけど
連絡先もらったというか押し付けられたんですけどね?」
エリーさんの体がビクッと震える
「チビは、ビビりすぎなんだよぉ~女の子から好かれるって男としていいことじゃないか」
こいつは本当に頭がいいのかと思うくらい何も考えていないようなセリフを七海が言う
「七海、いくら陵でも使用済みの箸集められていたらどうします?」
「ちょ!蒼!なんでそれ知ってるの?!」
「え?え?なんの話?」
七海と陵が付き合っていると言うのは2人以外知っているのは僕だけだ
「2人が友達思いなのは知っていますが僕は二度と恋はしないって決めているんで」
何かを察したように七海の顔が暗くなる
「蒼‥でもあれは、勘違いというか‥」
「どの口がそんなことを言っているんですか?
前々から言っているじゃないですか、僕に喋り掛けるなって」
「ふ、2人とも大丈夫?!」
この重い雰囲気を察したエリーが割って入る
「はい、大丈夫ですよ?、エリーさん本読み終わったら返してくださいね?、それじゃ僕は帰ります」
ニコッと微笑んで僕は図書室を後にした
恋なんて、人なんて信用ならない、騙していいように使われて仲間だって思ってても崖から突き落とされる
あの日から僕は人を信用しなくなった
手、足をパイプ椅子に縛られて身動きが取れない
さらに椅子が倒れないように近くの長机に縛ってある
現在僕はいつものように放課後を図書館で過ごそうと向かった先で何者かというか、エリーさんと七海、陵に拉致された
「わ、わかってるさ!で、でもエリーがやらないと気が済まないっていうから!」
「そ、そうだぞ俺だってな、やめとけって言ったんだでもエリーが」
七海と陵がアワアワとしながらしっかりロープを固く結ぶ、どうみても確信犯だ
「な、そもそも2人が持ちかけてきたんじゃないんですか!」
なんなんだこの三人は人を縛っといて醜い罪のなすりつけあいか
どうでもいいから早くといてほしい
「三人とも部活大丈夫なの?」
陵はバレー、七海とエリーは吹奏楽にはいっていたはずだ
「なぁ、蒼?俺はダメだと思うんだ、才能もクソもないお前のことを好きっていってくれる女の子の連絡先を消すのは」
なんだもうバレてたのか
消したこと
「いや、陵に才能もクソもないって言われると納得するけどストーカーされてたんだけど僕
というか早く部活いけよ、次期キャプテン」
陵は、はっ!とした顔でそそくさと図書室を出て行った
「1人裏切られましたね」
「あいつ!」
「というか陵次期キャプテンなんだ」
「うん、というか2人とも早く縄を解いて部活行こうよ」
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「なるほどやっぱり連絡先を消したから縛られたんですね、 え?普通に酷くないですか?」
エリーさんと七海は部活が休みらしく陵が帰ったあの後縄を解いてくれた
「ひどいのは蒼くんだよ!なんであんな可愛い女の子の連絡先を消すの?!普通もらったらハート撃ち抜かれるでしょ?」
友達思いのエリーさんが肩を揺さぶりながらいい迫ってくる
「うーんそうですか?可愛いというか僕からしたら匂いを袋に詰められてお持ち帰りされているんですけど、まぁ別な意味で心臓撃ち抜かれましたけど
連絡先もらったというか押し付けられたんですけどね?」
エリーさんの体がビクッと震える
「チビは、ビビりすぎなんだよぉ~女の子から好かれるって男としていいことじゃないか」
こいつは本当に頭がいいのかと思うくらい何も考えていないようなセリフを七海が言う
「七海、いくら陵でも使用済みの箸集められていたらどうします?」
「ちょ!蒼!なんでそれ知ってるの?!」
「え?え?なんの話?」
七海と陵が付き合っていると言うのは2人以外知っているのは僕だけだ
「2人が友達思いなのは知っていますが僕は二度と恋はしないって決めているんで」
何かを察したように七海の顔が暗くなる
「蒼‥でもあれは、勘違いというか‥」
「どの口がそんなことを言っているんですか?
前々から言っているじゃないですか、僕に喋り掛けるなって」
「ふ、2人とも大丈夫?!」
この重い雰囲気を察したエリーが割って入る
「はい、大丈夫ですよ?、エリーさん本読み終わったら返してくださいね?、それじゃ僕は帰ります」
ニコッと微笑んで僕は図書室を後にした
恋なんて、人なんて信用ならない、騙していいように使われて仲間だって思ってても崖から突き落とされる
あの日から僕は人を信用しなくなった
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