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第6章 ケンジの新しい生産力!
15話 超級ダンジョンへ⑤
しおりを挟むケンジが放った【ディスペルマジック】は普通の魔法使いが魔物に対して使ったとしても殆ど効果が期待できないのだが、ケンジは500レベルと高いので魔物のレジスト能力を貫通し、レジスト・リジェネレート・浮遊能力
を失いド~~~~ンと大きな音を鳴らしビホルダーは地面に落ちるのだった。
その瞬間プリムが槍を長く持ち直し【旋風陣】と叫びビホルダーに向けて放つのだった。するとビホルダーは先ほどまでと違い大きな咆哮を上げて地面の上でのた打ち回るのだった。
「ぎゃああああああああ!」
「おおおお!ダメージが通っているぞ!」
ギルはそう言ってプリムの旋風陣の旋風が治まった直後バックから攻撃しアクティブスキルのクリティカルブロウを発動しようとした。
「くらえ!クリティカルブロウ!」
「ギル!まだ駄目だぁ!」
マードックが叫ぶ。その瞬間マードックはギルを突き飛ばすのだった。ビホルダーは地面をける様にグリンと転がるのだった。
ビホルダーは本体の大きな目の下にある口を奥の手共に隠していたのだった。ギル達は旋風陣の影響でこの大きな声の出どころがわからなかったのである。だがマードックは前衛の勘というもので防具の弱いギルを突き飛ばしたのだった。
その瞬間ビホルダーの大きな口から氷のブレスが吐かれ、マードックは吹雪のブレスに包まれたのだった。
「ぐわあああああ~~~~!」
ギル達はこの魔物がブレスまで吐くのかと驚き辺りは急激に冷え込み何が起こったのか解らずギルは吹き飛ばされながらもマードックの方を見る。
「マードック・・・」
オリヴィアはその場にたたずむのだった。
「マードックゥーーーーー!」
ギルは叫びながら次の行動に移しダガーを振り上げ本体の大きな目に突きたてた!
「食らえ!マードックの敵~~~~!」
ビホルダーの目はつぶれ、ギルの姿は血まみれで鬼神のようだった。
それを見たマイもまたすぐに刀を鞘に戻し居合の構えを見せ腰を落とし叫ぶ。
「裏・立花極心流真奥義 円空旋!」
マイは刀を居合切りのように刀を振り上げると刀は空間を割いたように空気が割れたような感じになり、その風の刃はビホルダーの触手3本をズバッと切り裂くのだった。
ケンジの【ディスペルマジック】の影響か前のように瞬時に生えてくることは無かったがビホルダーはあまりのダメージ量のため地面をグルグル転がりまわるのだった。
みんな一斉にマードックの方に視線を送るのだった。するとそこには大きな氷と雪をかぶり横たわるマードックの足だけが見えていた。
「い・・・・いや・・・マードック・・・いやあぁ~~~~!」
オリヴィアはその場で泣き崩れるのだった。だが、ビホルダーはその場をまだ転がりまわっていて「があああああああああ!ぐおおおおおおおお!」と大きな声を上げまだ死んでいなかったのだ!
「ちくしょおお!死ねええ~~~~!」
ギルとマイは刃を突き立てダメージを与え続けているが、元々の体力があったのか、ビホルダーはなかなか死なないのだった。
「マイ!ギル!離れて!」
プリムが大きな声を上げて右手で槍を持ち、左手を前にパーにしてビホルダーに標準を合わせるように構えて腰を落としたのだった。
「トルネードアタァ~~~~ク!!」
プリムはそう叫び槍をねじりながら突き出すと槍の先から槍の形の風の塊がものすごい競いで回転しながらビホルダーに突き刺さった。
ボコッ!
「ぐわあああああああああ~~~~~~!ぎゅがああああああああああああ~~~~~!」ビホルダーは咆哮を上げ、目玉の部分に大きな穴が開きビホルダーは静かになった。
そして光の渦に巻き込まれダンジョンに吸収されいなくなりその場にドロップアイテムを残し消えてしまったのだった。部屋の奥に虹色の宝箱と脱出用の魔法陣奥に続く階段が現れたのだった。
ビホルダーが消えるのを確認したケンジは急いで雪の塊をかき分けマードックを抱きかかえたのだった。
「マードックしっかりしろ!」
ケンジはマードックを揺さぶり意識を覚醒しようとしたのだが、マードックの体は凍傷し体が冷え切っていたのだった。ギル達はなすすべもなくその場に立ち尽くし何もできないでいた。
「主!すいません私の責任だ・・・あの時マードックが私を・・・」
ギルはまさかあの魔物がブレスまで吐くとは思わず突っ込みすぎマードックが犠牲になったと思っていたのだった。オリヴィアはケンジの側に行きマードックの胸に抱きつき大声で泣く事しかできなかったのである。
「いやああ~~~~!マードック死んじゃいや~~~!」
マードックは心臓を止めどんなにケンジが揺すっても反応しなかったのである。ケンジは涙を流しながら心臓の辺りを叩いたりしてなんとか目覚めさせようとした。そしてオリヴィアの肩をつかみマードックから離そうした。
「オリヴィア泣くな!」
「ご、ご主人様ぁ~~~!マードックが・・・マー・・・」
「いいから離れろ・・・セイラ、オリヴィアを頼む。」
「ご主人・・・いったい何を・・・」
「試したい魔法がある。だが、成功確率は50%・・・・」
「マードックが・・・マードックを・・・」
セイラを振りほどきオリヴィアはケンジの足元に縋りつくのだった。
「オリヴィア・・・いいから離れるんだ!これは時間勝負で死んでからの時間が経てば経つほど成功しなくなるんだ。」
ケンジの言いたいことは地球でも心臓マッサージで命を取り留めることがあるがこの処置は10分過ぎると極端に助かる確率が減るとされているが今からケンジが試す魔法も同じように死んでから10分が成功のカギを握るである。
ケンジはギルにオリヴィアの事を頼み魔法の準備に入る。
ケンジはマードックを横に寝かせ胸のあたりに手置き魔法を使う。
「リザレクション!」
【リザレクション】
光 聖属性魔法 10階位
消費МP 200
詠唱スピード 60秒(詠唱スキルが無い場合)
効果時間 なし
効果対象 一人
効果範囲 なし
必要秘薬 アビスの葉・マンドラゴラの根・黒大蒜・高麗人参 各10個
備考欄
死者を蘇生する魔法。10階位に位置する魔法で禁呪に近い
魔法である。光と聖の属性を同時に使う事になり、魔法職でも
3次職にあたる職業にしか使うことが出来ない。
成功の確率は50%術者の幸運によって上下するが幸運値
100でも1%上がるぐらいにしかならない。
死んでから10分以内に使わないと急激に成功確率は下がる為
出来るだけ早く使う事を進める。
蘇生に成功すれば副作用など無く復活できるが失敗すると肉体は消滅する。
ケンジは魔法を唱えるとマードックの胸の辺りに光がキラキラしながら胸の位置に吸い込まれるのだった。
「マードック戻って来い!」
「マードック!」オリヴィアが叫ぶ!
「マードック!」「マードック・・・」「マードック!」
ギル達も眠っているマードックに話しかけるがマードックは目覚める事はなくそのままだった。
「う・・・うそでしょ・・・マードックいやあああ~~~~!」
「主・・・失敗したのですか?」
「う・・・・うそだよな・・・・マードック・・・・目を開けろよ!なあ?・・・寝たふりするなんて・・・悪い冗談するな・・・・・・・・・」
ケンジはマードックを抱きかかえ大声を上げて泣き、オリヴィアはケンジの背中に抱きつき泣き崩れるのだった。ギル達もまたその場に立ち尽くし目から涙が止まらなかったのだった。
*-----*-----*-----*
今回の話は今までとは違い順調に何でもこなしてきたケンジだったのですが
こんな結果になりケンジはもちろんギルや姉であるオリヴィアも
沈み切った話になりました。
やっぱり女神クローティアの啓示通りケンジ達は準備を万全にして
中ボスに臨めばよかったのか?それとも・・・
Freedom初の仲間の死にどうなるのか?・・・次回をお楽しみに!
いつも小説を読んでいただきありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします(^^♪
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