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第6章 ケンジの新しい生産力!
18話 謝罪・・・
しおりを挟むセバスは事の詳細をケンジに聞くことにして急いで大広間にいるケンジのところにいくのだった。
「ご主人様ちょっといいですか?」
「セバスどうした・・・そんなに息を切らして?」
「先ほど耳に入れたのですが今回のダンジョンでマードックが死にかけたって本当ですか?」
「な、なにを言っているん・・・だ?誰がそんなことを?」
ケンジは焦っていてかんでしまったのだ。それを見てセバスは確信するのだった。
「やっぱり本当の事なのですか?あれほど危険な事はしないと約束したじゃありませんか?」
「ま、待て!そんなに鼻息荒くしなくてもいいだろ?」
セバスの興奮した大きな声が聞こえてきてミナレスやマイン、ユリア達が数名がケンジのところに集まってきたのだった。
「セバス何かあったのですか?」
「聞いてくれ!今回のダンジョンで(バ、馬鹿!しゃべるんじゃない!)マードックが死にかけたらしい。」
「えええええ!」
ケンジは下を向いて頭を抱えてしまったのだった。そのケンジにミナレス達はご主人様は怪我などしてないのかとか大丈夫だったのかと問い詰めるように群がるのだった。
「まてまてまて!この通り怪我もしてないし大丈夫だよ!」
「ですが!マードックが死にかけたほどの危険な冒険だったのでしょ?」
「そりゃ、超級ダンジョンだからな!危険な事もあるよ。だが、見て見ろよ俺の腕が無いとか足が無いとかそんな事になってないだろ?」
「それはそうですが危険な事はしないと約束したじゃないですか?」
「みんなが心配してくれるのはありがたいが、ダンジョンに行って全くの危険が無いようにするのは無理だよ。」
「それはそうかもしれませんが・・・・」
「ミナレス。もし危険が全くないダンジョンなら今町の状況はインゴットが足りなかったり魔物の素材が手に入りずらいって事はないんだぞ。」
「それはあたりまえです。全く危険が無かったら誰でもダンジョンに潜り素材を手に入れますからね。」
「何だよくわかってるじゃないか。だったら今回マードックが死にかけた事は事実だがそんな危険な場所に行き俺達だけが危険のないようにするのは無理な話だよな?」
セバスたちはケンジの説明に黙るしかなかった。ケンジの説明は的を得ているがやっぱり納得がいかないセバス達であった。
「でも、ご主人様はわたし達と約束してくださったじゃありませんか?危険な事はしないって。」
「ああ、したよ。」
「だったら、そんな死にかけるような危険な場所にはもう行かないで下さい!」
ミナレス達女性たちは涙を浮かべてケンジに訴えるのだった。
「いいか?確かに危険な場所には俺ももう行きたくはないがいずれ超級ダンジョンは攻略しようと思っている。」
「そんな・・・」
「だけど今回俺もいろいろ学んだことがいっぱいあって、そのことを準備万端にしてからだ。俺達にはまだまだ知らない事がいっぱいあるからな。」
「だから当分今回のような無茶はしないと約束するよ。心配かけて本当にごめんなさい・・・」
ケンジはそう言ってセバスたちに頭を下げるのだった。それを見たセバスたちは慌ててケンジに頭を上げるように言ったのだった。
「ご主人様おやめください!」
「そうですよ・・・なんでそんな簡単にわたし達相手に頭を下げるのですか。」
「だって、お前達がそんなに俺のことを心配ばかりするからさ・・・頭の一つも下げないと収まらないみたいな言い方をするから・・・」
(に、しても今回俺は頭ばかり下げているよな・・・・)
「もう・・・わかりましたから頭を上げてください!」
「じゃあ、許してくれるか?」
「ご主人様はずるいです!」
「ミナレス・・・なにがずるいんだよ・・・」
「だってご主人様に頭を下げられて許してくれるかとかそんなこと言われてもわたし達は困りますよ。」
「だったら許してくれるんだな?」
ケンジはミナレスの顔を見てニヤリと笑うのだった。
「それがズルいと言うんですよ。もうわかりましたよ!許します!許すから頭を上げてください!まったくもう知らないです!」
「セバスも、マイン達も同じで許してくれるか?」
「「「はい・・・」」」「ご主人様には負けました・・・」「でも、本当にこれからは気をつけてくださいね!」
「ああ、わかったよ。」
ケンジはその言葉を聞き頭をやっとあげセバスたちはホッとため息をつくのだった。そしてケンジは大広間のでは入り口全てに【ウォールオヴストーン】を唱えるのだった。その瞬間大広間の扉の前に石壁ができ大広間にいた者全てが出られなくなってしまったのだった。
「ご、ご主人様・・・いったいなにを?」
「ギル、マードック、オリヴィアそこにいるんだろ出てこい!」
「なんでわかったんだ・・・・」
オリヴィアとマードックはタンスの陰からギルはインビジビリティーをとき姿を現すのだった。
「お前達ぃ~~~!マードックが死にかけた事は内緒にしておけと言ったのに帰ってそうそう口を滑らすとは何事か!」
「「「ひっ!」」」
3人は思わず声にならない悲鳴を上げたのだった。
「主・・・でもよう・・・これは姉貴が悪いんだぜ・・・」
「なっ!マードック!何でわたしがわるいのよう!」
「だってセバスの前であんたは今回死にかけてご主人様に迷惑を掛けたんだから休んでないで役に立てと言ったんだぜ・・・」
「ご主人様・・・わたしはただマードックが今回の事を忘れて休めると気軽なはしゃいでいたから反省しなさいと言う意味で言っただけで・・・」
「じゃあオリヴィアが口を滑らせたんだな?」
「そうかもしれませんが・・・マードックが全然反省してなかったからわたしは忠告の意味で・・・」
「ギルは何で隠れてここで聞いていたんだ?」
「私はただ二人が言い争って口を滑らせてしまって、こっちに飛び火が来ないようにセバスから距離を置いたのですがその直後オリヴィアとマードックが逃げ出し、そして誰もいなくなってしまったのでセバスが主とこに向かったので気になり追いかけてきただけです。」
「セバスそれは本当か?」
「はい・・・」
「じゃあ、ギルとマードックにはお咎め(おとがめ)は無しだ。」
それを聞きギルとマードックは胸をなでおろしたのだった。
「そ、そんなああ~~~」
「そんなじゃない!帰ってそうそう口を滑らせるほうが悪いだろ!」
「だって・・・マードックが・・・」
「だってもそんなもない!オリヴィアは反省する意味でも罰をあたえる!お前はまだ俺との週末のお出かけはまだだったよな。」
オリヴィアはケンジが何を言うのかわかり顔を青くしたのだった。
「そ、そんな、ちょっと待ってください!ごめんなさい!謝るからそれだけはご勘弁を!」
「オリヴィア何を焦っているんだ?まだ何も言ってないだろ。」
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!反省します・・・だから・・・」
「今回の罰はオリヴィアとのお出かけは無しとする!部屋で自粛し反省するように!」
「いや~~~~~~!」
オリヴィアはこの世の終わりのように涙を流しながらケンジに訴えるのだった。この決定にミナレス達女性たちはオリヴィアに憐みの目でみるしかなかったのだった。
「あ~あ・・・姉貴可哀想・・・」
マードックの言葉にオリヴィアはその場で泣き崩れてしまったのだった。
ケンジは【ウォールオヴストーン】をといてみんなに戻る様に言いケンジはソファーで体を休めるのだった。セバスたちはオリヴィアになんて声を掛けたらいいのかわからずそれぞれ戻っていったのだった。
「オリヴィア。いつまでそこにそうしているつもりだ?」
オリヴィアはいつまでも泣き伏せて動こうとしなかったのである。
「気になってくつろげないだろ。そうしててもお出かけは諦めろ。」
ケンジの言葉にオリヴィアは大人げなく大きな声で泣き出してしまったのだった。こうゆうときのオリヴィアは普段冷静でしゃんとしているだけあってギャップが凄いのである。
その鳴き声に何事があったのかとマイが跳んできたのだった。
「ヴィアどうしたの?」
「ひっく・・・・ひっく・・・だって~~~ご・・・ご主人様・・・が・・・」
「ケンちゃんがどうしたの?ケンちゃんにやられたの?」
マイはケンジが原因と思いケンジを睨み付つけるのだった。
「ちょっと待て!マイ・・・何かとんでもない誤解をしているぞ!」
「誤解も何も女の子を泣かしていいわけないでしょ!オリヴィアに何をしたのよ!」
ケンジはマイの迫力にたじたじになるのだった。この状況からして男のケンジには非常に分が悪いのである。この状況である証人のセバスたちはいなくなっていて、ケンジが説明しようと女の涙の前ではどんな説明も言い訳っぽくなってしまうのである。
「ねえ!ケンちゃん!なにをしたの?」
「い、いや・・・マイさんそんな胸ぐらを掴まれたら説明できないよね・・・」
「早く説明しなさい!じゃないと次は手が出るよ!」
「いや・・・だからね、オリヴィアがセバスたちにマードックが死にかけたと口を滑らせたんだよ。だから俺はオリヴィアに罰をあたえただけだよ。」
「え?オリヴィアしゃべっちゃったの?・・・・」
マイはケンジの胸ぐらから手をはなしオリヴィアの方を向いて呆然としていたのだった。
「で、セバス達はどうなったの?」
「ああ、セバスたちをおさめるのに俺が頭を下げてなんとか納得してもらって大変だったんだ。だからオリヴィアには罰をあたえたんだよ。」
「ヴィアがあんなに泣くなんてどんな罰をあたえたのよ。」
「週末にみんな交代でデートの約束あっただろ?」
「うん。みんな自分の番が早く回ってくるのを楽しみにしてたやつでしょ・・・ってまさかケンちゃん・・・」
「ああ!そのオリヴィアのデートをなしにした。」
「うあ~~~~~~ん!ご主人様ごめんなさい!反省したから無しにしないでください!」
「ケンちゃん・・・それはひどい罰だよ・・・」
「ああ、そうだと思ったからこの罰にしたんだよ。」
「俺は家で留守番をしている人達に心配かけたくないから内緒にしてくれと頼んだのにこんなに早く口を滑らせるとは思わなかったんだ。」
「でも、ケンちゃん・・・他の罰にしてあげたら?」
するとオリヴィアは他の罰なら甘んじて受けます!とすごい勢いでケンジに謝罪してきたのだった。
「ね?ケンちゃんヴィアもこんなに反省しているんだから許してあげなよ。」
ケンジはやっぱりマイには弱くてマイの言う通り罰は他のものにするが、何にするか時間をかけて考えることにしたのだった。
「ったく・・・ヴィアもちゃんと注意してよね・・・」
「はい・・・本当にすいませんでした・・・」
「あたしに謝るんじゃなくてケンちゃんに!」
それを聞いてオリヴィアはケンジに深々と謝り大広間から出ていくのだった。ケンジはやっとゆっくりできると思いソファーに倒れ込みゆっくりしたのだった。
ゆっくりしながらケンジは今日はホント謝罪ばかりだったなあとため息をつくのだった。
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