異世界転移で生産と魔法チートで誰にも縛られず自由に暮らします!

本条蒼依

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第7章 超級ダンジョン攻略!

49話 超級ダンジョン③

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 超級ダンジョンに、潜り始め早2か月が経った。その間、ずっと潜りっぱなしではなく、3日に1回のペースで屋敷に帰っていたのである。

 その為、今までケンジ達が長期間にわたり留守をする事がなく、不安が少し解消され日々の暮らしが、楽になったようだった。

 だが、ギル達はこの2か月、ケンジの言った自信と言うものが、わからなくなっていたのだった。自分達は確かに強くなっていた。
 だが、万が一その行動が違っていた場合、自分では正しいと思ってしたことが、間違いとなってケンジに迷惑が掛かってしまい、ギル達は思い切った行動が、できなくなってしまっていたのだった。

 そして、ケンジとマイは話し合い、ギル達を夕食後会議室に呼び出すのだった。

「なあ、みんな・・・今日の戦い方はいったいどうしたんだ?」

「そうよ!マードックはもちろん、プリムもいったい何をやっているの?連携が、一点歩遅れてたわよ。」

「「「・・・・」」」

 あれから、ギル達はどんどん自信と言うものが、分からなくなっていたのだ。分からないと言うか、ここで自分が飛び出したら迷惑じゃないのか?失敗したらみんなに迷惑をかけて、全滅するんじゃないかという不安感がでてしまい、行動がどうしても遅れてしまっていたのである。

「どうしたんだ?黙ってちゃわからないんだが。」

「主・・・すいません・・・」

「なんだ?」

「俺達・・・・今まで通り動けなくなってしまって、どのように行動していいのかわからないんだよ・・・」

「何言ってんだ?今まで通りにやったらいいだけだろ?」

「違うんだよ!今まで通りに動いて、それが失敗したら油断したんじゃないのか?それとも、調子に乗ってしまったら失敗するんじゃないかと、思ってしまっていまいち自信が、持てなくなってしまったんだよ・・・」

「マードック・・・・お前は、今まで何をやって来たんだ?俺は情けないぞ・・・」
「お前達も、マードックと同じ意見なのか?」

「ですが、主!これまでと、このダンジョンは違いすぎるのですよ!少しのミスで、全滅するんじゃないかと思ってしまって・・・」

「ギル!何を言っているんだ。それは、お前達も3次職になり変わっているんだぞ。ダンジョンだけが、強力になったわけじゃないんだ。」

「そうですよ!あんなリッチロードの様に、無詠唱で魔法を撃ってくるなんて今までご主人様だけでしたし、魔法や物理攻撃も効かない魔物なんて・・・」

「それに、10階層の中ボスがあんな魔物だったら、この先どんな強力な魔物が出てくるかと思うと、この先本当にちょっとしたミスが全滅につながると思うと、何が自信で何が過信なのかがよくわからなくなってしまって・・・」

 ギルだけじゃなく、プリムやシスティナも自信がなくなってしまっていたのだった。

「貴方達は大丈夫なの?」

 マイは、オリヴィアとセイラの二人にも視線を送り訊ねるのだった。

「私達はまだ、直接的に魔物と戦う事ではなく、マードック達のHPや状態異常を気にする役割なので、前衛職よりプレッシャーは少ないかと思います。」
「ですが、その見極めの時はやっぱり緊張しますね。」

「緊張って、どういうことだ?」

「MP管理と言う事でいえばいいのですかね・・・仮に毒を受けた仲間に【グレーターキュア】なんかかける事はしないで【キュア】でいいじゃないですか?」

「ああ、たしかにそうだな。」

「その見極めを間違えた時、猛毒を受けている仲間に【キュア】をかけた場合、浄化されず仲間はピンチになってしまいます。」

「ふむふむ!」

「だから、そういう意味では、魔法の使い分けMP残量の管理、戦闘後すぐに違う魔物が襲ってきたと時に、MPがカツカツにならないように、全体の見極めを間違わないようにしないといけないと思っています。」
「ただ、わたしとセイラも又、このダンジョンに入ってから、今まで通りにしたてもいいのか?状態異常を全て治す【クリアランス】を掛けるべきなのか?そうした場合、肝心な時に動けないのではないのかとか、今ここでこの呪文が合っているのか?という不安に押しつぶされそうな時があります・・・」

「じゃあ、オリヴィアもセイラも前よりは自信が無いのね?」

「「はい・・・・」」

 ケンジとマイは目を見合わせるのだった。

「ケンちゃん・・・いったいどうするつもりよ・・・」

「・・・・」

「主!教えてくれよ!自信ってなんだ?過信との違いってなんなんだ?」

「マードック、みんなにも言っておくぞ。あんまり俺にばかり甘えるんじゃない!」

「ちょっと!ケンちゃん?何言ってんのよ!」

「自信なんてものは、人に教えられて身に付くもんじゃないんだぞ!」

「でもよう!本気で分からないんだ・・・」

「お前達、俺と出会って何年経つ?その間何をやっていたんだ?なに、自信を無くし浮足立ってんだ?」

「自信を無くしてって、どういうことだよ!」

「お・前・達・は・今・ど・こ・に・い・る・ん・だ?」
「ちゃんと、実力はあるんだぞ。」

 マイはケンジの、言いたいことが分かったのである。甘えるなと言いながらもちゃんと、マードック達にヒントを与えていると言う事を!

「いいか?もう一度言うぞ!ちゃんと足元をみるんだ!」
「お前達は充分に強いんだぞ!だがその実力に胡坐をかいたなら、仲間を冒涜しているのと同じだ!もし、自信が無くてその職業に就いているのなら、もうダンジョンになんか潜らず、家の仕事に就いたほうが良いぞ。」

「「「「「そ、そんな!」」」」」

「そんなじゃない!そんな自信のないやつと、一緒にダンジョンを攻略させられるこっちの身になってみろ!お前達の役目はなんだ?俺とマイにただ、ダンジョンについてくるだけなのか?」

「そ、それは・・・」

「いいか?お前達、一人一人いきなり3次職になったわけじゃないんだぞ。ちゃんと、足元を見るんだ!」

 ケンジは、それだけを言って会議を終わらせ、解散したのだった。

 ギル達は、ケンジが何を言っているのか、全然わからなくて首を傾げるしかなかったのである。
 そして、ギル達は肩を落として部屋に戻っていったのだった。ケンジとマイは、二人会議室に残り目を見合わせるしかなかったのだった。

「ケンちゃん・・・これからどうするの?」

「どうすると言ってもな・・・こればっかりは、自分で気が付かない事にはどうしようもないだろ・・・」

「そうよね・・・」

 ケンジは先ほど、ギル達にいきなり3次職になったわけではないと、言ったのだがそんなことは無かったのだ。本来、3次職になれるのかと言うと、普通に冒険を続けても3次職にはまずなれないのである。
 3次職になるには、職業レベルが80以上、主要スキルがレジェンダリーにしないとなる事が出来ないのが3次職なのだ。

 この世界の冒険者の平均レベルが30~40、高レベル冒険者であっても60少しなのである。つまり、闇の世界で生き抜いているような人物や特殊な環境で戦い続けているような人物しか、3次職になれていないのだ。
 
 当然、3,4年で3次職になんてなれるわけがなく、ギル達の感覚ではいきなり3次職になった感覚なのである。

 マイは、前世の記憶があり、立花極心流という人生をかけて培った自信があり、3次職になったからと言って、揺らぐような精神ではないのである。

 ケンジは、ギル達に自信を持ってもらいたかった。だが、自信と言うのは人に教えられたり、人の目を気にしていては絶対に身につかないのだ。
 それ故に、ケンジはヒントだけを与え、足元を見ろと何回も言って、ギル達に教えようとしていたのだった。
 ケンジは、自信とは今までの経験からくるものと思っているのだ。他人と比べて、自分のないモノを羨んだり、教えてもらっても、何の役にも立たないと思っているのだ。
 自分の過去の、経験を噛みしめ努力したものが自信となり、その行動や意見を躊躇なくできるのである。
 
 つまり、ケンジはギル達には、それだけの経験と実力は持っていると判断し、後は思いっきりの良さと覚悟だけなのであると言いたかったのだ。

「あいつ等を信じるしかないよ。こればっかりはな・・・」

「あたしも、前世で弟子に教えた事があったのを思い出したわ・・・上手く言えなかったけど、自分で乗り越えた者だけが、あたしの元に残ってたかな・・・・」

 ケンジとマイは、しみじみとして会議室で話し合っていたのだった。


*-----*-----*-----*-----*

 なかなか、話が進まなくて申し訳ありません・・・
 話を書いてて、ギル達の心情を考えた時、このまま超級ダンジョンを
攻略できるのかと思ったとき、絶対無理だよなあと思い、この話を
入れ込んでいる次第です。
 もう少し、お付き合いして頂けるとありがたいです。

 いつもこの小説を読んでくれている皆様にはホントに
感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします<m(__)m>

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