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16話 落ちていく暁
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治療室では、そんな奇跡が起こっていた事が知らないギルド本部では、今回のスタンピードの原因になった人物を探していた。
「ギルドマスター、数日前南の森付近の依頼を受けていたのは、この5組のパーティーでした」
「よし!その5組のパーティーを事情聴取をしてくれ。徹底的にな。冤罪が起こらない様に周りの意見も取り入れる様に!」
「それが、もう怪しいパーティーが一組浮上しております」
「なんだと?その情報は確かなのか?」
「はい!」
「そのパーティーはどこだ?」
「暁です!」
「はぁあ?暁だと?あいつ等はこの間も不祥事を起こしたばかりだろ?」
「それが、周りの者も色々確認しているのです」
「どんな噂を耳にしているのだ?」
「それが、クロスが死んだことにされてギルドに申告した後、暁は足手まといがいなくなったと騒いでいたらしいのです」
「それで?」
「その足手まといがいなくなったことで、今までできなかった高ランクの魔物の依頼を受けたのですが、その対象の魔物はサーベルタイガーだったんです」
「それがどうかしたのか?暁のメンバーの大半はSランクの職業だったろ?普通にそれぐらいの魔物は討伐出来るだろう?」
「ギルドマスターも確認しているはずです。クロスがオウカにダンジョンから救出され、暁がギルドで拘束された時の事を思いだしてください」
「確かにあの時、ガナッシュを始め他のメンバーもボロボロだったな」
「はい!あの時がサーベルタイガーを討伐して、帰って来たところだったのですよ。おかしいと思いませんか?」
「確かにおかしいな……」
「他の冒険者達も、それは確認済みです」
「ひょっとして、暁があの時調子に乗って、デストロールでも討伐出来たと思い込んで攻撃をしたと?」
「そうすれば、つじつまが合うかと?」
「馬鹿な!仮にも、あいつ等はSランクの冒険者だぞ?ギルドの言いつけを破り、そんな事の為に町を危険にさらしたというのか?」
「ですが、あのガナッシュの性格からして十分にあり売る事かと……」
「わかった!あいつ等は今どうしている?」
「あの事件で貯金は全てなくなり、ダンジョンに遠征しているようです」
「なら、帰ってきたらすぐに任意で事情聴取せよ」
「わかりました」
「それと、それまで他4組のパーティーも調べてくれ。冤罪だけはくれぐれも注意するんだぞ」
「わかっています」
ギルドは、暁が帰ってくるまで他の4組のパーティーを調べたが、デストロールについて、何も証拠は出てこなかった。
その頃、ガナッシュ達は町がデストロールに襲われているとは夢にも思っていなかった。それより、もっと重大な事が明らかになっていたからだ。
「どういう事なんだ?俺のスキルレベルが減っているじゃないか?」
「俺もだ……」
ダンジョンに来て、魔物を狩っていたがどうしても仕留めきれない事で、魔物が強くなったと思っていたが、自分達が弱くなっていたことに気づいたのだった。
「マリア、お前のヒールの効果が減ったのはやはり俺達と一緒か?」
「えぇ……魔法スキルが1レベル減っているわ。どういうこと?」
「原因は分からんが、今まで見たいには行かないって事だな……」
「もっと慎重に行かないとって事ね」
「ラナベル、お前は特に慎重に行けよ。罠解除失敗ばかりなんだからよ」
ローグのラナベルも、スキルレベルが下がっていて、ダンジョン内の罠発見解除が失敗ばかりしていた。その為、仲間に迷惑をかけていたのだ。
「わ、分かっているわよ……」
「分かっている?だったら失敗をするなよ!さっき俺は毒針に、引っかかって死にかけたんだぞ」
「そうよ!その前は爆発に巻き込まれてどうなるかと思ったわ」
「ええ、私が何とか回復できたけど、もっと注意してよね」
暁の連携はボロボロだった。クロスがいなくなり、今度はパーティーで唯一Aランクだったラナベルが、みんなから責められていた。
「分かっているわよ!あたしだって慎重にしていたのに、周りでごちゃごちゃ言うから手元が狂ったんじゃない!」
「なんだと!俺達のせいだっていうのか?」
「それに言わしてもらうけど、戦闘はあなた達の役割じゃない。なのに、ダメージが出ないからって、あたしも戦闘に参加しているのよ!感謝こそされても文句言われるいわれはないわ」
ラナベルも、タダ言われているばかりではなかった。
「「「「クッ……」」」」
「なんだと!そんな事言うなら、マリアの回復はいらないというんだな?」
「はっ!そんな事言うなら上等だよ。魔物からの宝箱が出ても、あたしは解除しないからね!」
「むぐぐぐぐ!」
「貴様は、失敗ばかりして偉そうに言いやがって!町に帰ったらクビだ!お前の代わりはいくらでもいる」
「はっ!今のガナッシュに、そんなカリスマはないと思うけど?」
「ゥぐっ……」
「まあ、いいわ!こんなパーティーあたしから出て行ってやる!」
ラナベルは、ここがダンジョンの浅い層だったので、スキルの隠密を発動させたのだった。
「なっ!ラナベル、何をする気だ!」
「あんたとはもうやってられないからね。このまま、暁からは脱退する。じゃあねえ」
ガナッシュは、姿を消したラナベルに向かって剣を振ったのだった。
「ふっ!どこに剣を振ってんだ。じゃあね!」
ラナベルは、その場からいなくなってしまったのだ。そして、ラナベルはガナッシュからあるアイテムも強奪していたのだ。
「くっくっくっ!最後に成功してよかったわ!」
ラナベルのその手には、マジックバックが握られていたのだった。
「ギルドマスター、数日前南の森付近の依頼を受けていたのは、この5組のパーティーでした」
「よし!その5組のパーティーを事情聴取をしてくれ。徹底的にな。冤罪が起こらない様に周りの意見も取り入れる様に!」
「それが、もう怪しいパーティーが一組浮上しております」
「なんだと?その情報は確かなのか?」
「はい!」
「そのパーティーはどこだ?」
「暁です!」
「はぁあ?暁だと?あいつ等はこの間も不祥事を起こしたばかりだろ?」
「それが、周りの者も色々確認しているのです」
「どんな噂を耳にしているのだ?」
「それが、クロスが死んだことにされてギルドに申告した後、暁は足手まといがいなくなったと騒いでいたらしいのです」
「それで?」
「その足手まといがいなくなったことで、今までできなかった高ランクの魔物の依頼を受けたのですが、その対象の魔物はサーベルタイガーだったんです」
「それがどうかしたのか?暁のメンバーの大半はSランクの職業だったろ?普通にそれぐらいの魔物は討伐出来るだろう?」
「ギルドマスターも確認しているはずです。クロスがオウカにダンジョンから救出され、暁がギルドで拘束された時の事を思いだしてください」
「確かにあの時、ガナッシュを始め他のメンバーもボロボロだったな」
「はい!あの時がサーベルタイガーを討伐して、帰って来たところだったのですよ。おかしいと思いませんか?」
「確かにおかしいな……」
「他の冒険者達も、それは確認済みです」
「ひょっとして、暁があの時調子に乗って、デストロールでも討伐出来たと思い込んで攻撃をしたと?」
「そうすれば、つじつまが合うかと?」
「馬鹿な!仮にも、あいつ等はSランクの冒険者だぞ?ギルドの言いつけを破り、そんな事の為に町を危険にさらしたというのか?」
「ですが、あのガナッシュの性格からして十分にあり売る事かと……」
「わかった!あいつ等は今どうしている?」
「あの事件で貯金は全てなくなり、ダンジョンに遠征しているようです」
「なら、帰ってきたらすぐに任意で事情聴取せよ」
「わかりました」
「それと、それまで他4組のパーティーも調べてくれ。冤罪だけはくれぐれも注意するんだぞ」
「わかっています」
ギルドは、暁が帰ってくるまで他の4組のパーティーを調べたが、デストロールについて、何も証拠は出てこなかった。
その頃、ガナッシュ達は町がデストロールに襲われているとは夢にも思っていなかった。それより、もっと重大な事が明らかになっていたからだ。
「どういう事なんだ?俺のスキルレベルが減っているじゃないか?」
「俺もだ……」
ダンジョンに来て、魔物を狩っていたがどうしても仕留めきれない事で、魔物が強くなったと思っていたが、自分達が弱くなっていたことに気づいたのだった。
「マリア、お前のヒールの効果が減ったのはやはり俺達と一緒か?」
「えぇ……魔法スキルが1レベル減っているわ。どういうこと?」
「原因は分からんが、今まで見たいには行かないって事だな……」
「もっと慎重に行かないとって事ね」
「ラナベル、お前は特に慎重に行けよ。罠解除失敗ばかりなんだからよ」
ローグのラナベルも、スキルレベルが下がっていて、ダンジョン内の罠発見解除が失敗ばかりしていた。その為、仲間に迷惑をかけていたのだ。
「わ、分かっているわよ……」
「分かっている?だったら失敗をするなよ!さっき俺は毒針に、引っかかって死にかけたんだぞ」
「そうよ!その前は爆発に巻き込まれてどうなるかと思ったわ」
「ええ、私が何とか回復できたけど、もっと注意してよね」
暁の連携はボロボロだった。クロスがいなくなり、今度はパーティーで唯一Aランクだったラナベルが、みんなから責められていた。
「分かっているわよ!あたしだって慎重にしていたのに、周りでごちゃごちゃ言うから手元が狂ったんじゃない!」
「なんだと!俺達のせいだっていうのか?」
「それに言わしてもらうけど、戦闘はあなた達の役割じゃない。なのに、ダメージが出ないからって、あたしも戦闘に参加しているのよ!感謝こそされても文句言われるいわれはないわ」
ラナベルも、タダ言われているばかりではなかった。
「「「「クッ……」」」」
「なんだと!そんな事言うなら、マリアの回復はいらないというんだな?」
「はっ!そんな事言うなら上等だよ。魔物からの宝箱が出ても、あたしは解除しないからね!」
「むぐぐぐぐ!」
「貴様は、失敗ばかりして偉そうに言いやがって!町に帰ったらクビだ!お前の代わりはいくらでもいる」
「はっ!今のガナッシュに、そんなカリスマはないと思うけど?」
「ゥぐっ……」
「まあ、いいわ!こんなパーティーあたしから出て行ってやる!」
ラナベルは、ここがダンジョンの浅い層だったので、スキルの隠密を発動させたのだった。
「なっ!ラナベル、何をする気だ!」
「あんたとはもうやってられないからね。このまま、暁からは脱退する。じゃあねえ」
ガナッシュは、姿を消したラナベルに向かって剣を振ったのだった。
「ふっ!どこに剣を振ってんだ。じゃあね!」
ラナベルは、その場からいなくなってしまったのだ。そして、ラナベルはガナッシュからあるアイテムも強奪していたのだ。
「くっくっくっ!最後に成功してよかったわ!」
ラナベルのその手には、マジックバックが握られていたのだった。
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