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21話 闇ギルド
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ガナッシュ達が、牢屋でラナベルに対しリンチしてふて腐れていた時、地下牢に一つの影が伸びた。
「誰だ?」
「静かにしろ……」
「貴様はいったい何者だ?」
「名前はどうでもいい!お前達助かりたくないか?」
この影の言葉に、牢屋の中の5人が興味を示した。
「そんな方法があるのか?」
「静かにしろと言っている。このまま帰ってもいいんだぞ?」
「す、すまない……それでどうしたら?」
「お前達はSランクの職業で見込みがあるからな、闇ギルドとしてもお前達がこのまま死ぬのは惜しいと思ってな」
「「「「「や、闇ギルド……」」」」」
「まあ、一人はAランクだが見込みはありそうだし、お前達を闇ギルドに誘ってやろうという訳さ」
「わ、分かった。俺はこの命が助かるのなら闇ギルドでも何でもいい」
「あ、あたしも」
「お、俺もだ」
「そっちの二人はどうなんだ?」
「あたしは、そこの3人にリンチをされた。一緒に行動などごめんだね」
「わたしも、闇ギルドはご遠慮いたします。今は犯罪者ですが、聖女としてのプライドは捨てる事はありません!」
「お、おい……マリア本気か?このまま闇ギルドに入れば、命が助かるかもしれないんだぞ?」
「ガナッシュ……わたしは闇ギルドで犯罪者に堕ちるのなら、このまま処刑される事を選びます」
「あんた、それ本気?処刑と言っても拷問なんだよ?」
「それでもです。わたし達が原因で犠牲者が出ているのです。その罰は受けないといけません」
「ったく、あんたはいつもクソ真面目なんだから付き合ってられないわ」
聖女であるマリアは、闇ギルドより死ぬことを選んだのだった。
「おい……ラナベルと言ったな」
「何であたしの名前を?」
「何もこいつらと一緒に行動することはない。闇ギルドでお前に適した仕事をしたらいいんだからな」
「あたしは嫌だ!この技術を犯罪には使いたくない」
「はっ、よく言うぜ。俺からバックを盗んだくせによ」
「それは、あんたがあたしを追放しようとし、何もかもあたしのせいにしようとしたから悪いのよ」
「何だと⁉」
「それに、こういう奴等からなら躊躇なくローグのスキルを使うけど、闇ギルドに入ったら何の罪のない人間から盗みや暗殺を請け負う事になる。そんなのは絶対ごめんだね」
「ふん!なによ、いい子ぶっちゃって」
「あたしの技術は、ダンジョン攻略で発揮できたらいいんだよ」
「わかった。そっちの3人は闇ギルドに入るんだな?」
「ああ。それで命が助かるなら何でもしようじゃないか」
「あたしも」
「俺も」
「その言葉忘れんじゃないぞ?」
闇ギルドの人間は、影だけだったのがスーと姿が現れた。しかし、黒ずくめで銀のお面をかぶっていて素顔が分かる事は無かったのだ。
そして、マリアとラナベルの前にいきなり人影が伸びた。そして、首筋にチクッと痛みが走ったかと思ったら気絶してしまった。
「「「えっ?」」」
「おい、いったい何をしたんだ?」
ガナッシュ・ハーベルト・アルーシェの3人は何が起こったのか理解できなかったのだ。
「この二人は、お前達とはもう関係のないものだ」
闇ギルドの人間の影がスーと3つに分かれたと思ったら、その二つの影が2人の前に伸びた瞬間、二人が気絶させられたからだ。
「3人とも、こいつを使え」
「これは?」
「テレポートのスクロールだ。こいつで闇ギルドに飛べ」
「ありがてぇ」
3人は牢屋から出されて、スクロールを使ったのだった。そして、脱獄に成功したのである。
そして、翌朝兵士達は3人がいない事に気づき大騒ぎになっていた。残っていた二人に事情を聴こうとしたが、すでに命が事切れていたのだった。死因を調べると、首筋に毒針が刺さっていた事が分かった。
領主のドーレンは、すぐに捜索を開始したのだが、このやり口は闇ギルドのものであり、お手上げの状態だったのはいうまでもなかった。
「ダンガよ。すまぬ……」
「どうしたんだ?領主様がギルドなんかにきて」
「申し訳ない!暁のメンバーの二人が死に三人が脱獄をした」
「ど、どういう事なんだ?あいつ等は、明後日に処刑にされるのではなかったのか?」
「ああ……昨日の夜にラナベルという女がこの町に連行されてきたのは、ギルドでも知っているな?」
「ああ、当然だ」
「昨日の晩、地下牢に何者かが侵入したらしく、門番は全員眠らされていて今朝地下牢を見たら、ラナベルとマリアの二人が死んでいたのだ」
「後の3人は?」
「脱獄したようで、姿形はどこにもなかった」
「それは……」
「ああ、ダンガも分かるか?」
「当たり前だ。どう考えても闇ギルドの仕業じゃないか」
「そうだ……まさか、あの3人が闇ギルドと繋がっていたとは思いもしなかった……」
「いや、それは無いはずだ」
「何故そう言いきれる?」
「あの暁には、クロスが最近まで在籍していた。今回のデストロールで活躍した冒険者だが、それまでギルドの足手まといと言われていたやつだ」
「そ、それは本当なのか?クロス君は一人であのデストロールと……」
「ああ……これは確かな事なんだ。だから、クロスがいたのでは闇ギルドで活動など絶対にできないのが理由だ」
「確かに、闇ギルドは少数精鋭みたいなところがあるからな……」
「だから、暁が処刑されると、闇ギルドは情報を得て人材を手に入れたんだと思う。そっちの方がつじつまが合うからな」
「な、なるほど」
「だが、厄介な事になったな……」
「厄介とは?」
「いいか?よく聞いてくれ。ガナッシュは勇者、ハーベルトは剣豪、アルーシェは賢者というSランクの人材だ。そんな人間が闇ギルドに加入したんだぞ?」
「……」
領主のドーレンとギルドマスターのダンガは、冷や汗を流しお互いの目を見る事しかできなかった。ダンガは、すぐさま職員に暁の3人を指名手配し、他の町にも連絡するしか出来なかったのだった。
「誰だ?」
「静かにしろ……」
「貴様はいったい何者だ?」
「名前はどうでもいい!お前達助かりたくないか?」
この影の言葉に、牢屋の中の5人が興味を示した。
「そんな方法があるのか?」
「静かにしろと言っている。このまま帰ってもいいんだぞ?」
「す、すまない……それでどうしたら?」
「お前達はSランクの職業で見込みがあるからな、闇ギルドとしてもお前達がこのまま死ぬのは惜しいと思ってな」
「「「「「や、闇ギルド……」」」」」
「まあ、一人はAランクだが見込みはありそうだし、お前達を闇ギルドに誘ってやろうという訳さ」
「わ、分かった。俺はこの命が助かるのなら闇ギルドでも何でもいい」
「あ、あたしも」
「お、俺もだ」
「そっちの二人はどうなんだ?」
「あたしは、そこの3人にリンチをされた。一緒に行動などごめんだね」
「わたしも、闇ギルドはご遠慮いたします。今は犯罪者ですが、聖女としてのプライドは捨てる事はありません!」
「お、おい……マリア本気か?このまま闇ギルドに入れば、命が助かるかもしれないんだぞ?」
「ガナッシュ……わたしは闇ギルドで犯罪者に堕ちるのなら、このまま処刑される事を選びます」
「あんた、それ本気?処刑と言っても拷問なんだよ?」
「それでもです。わたし達が原因で犠牲者が出ているのです。その罰は受けないといけません」
「ったく、あんたはいつもクソ真面目なんだから付き合ってられないわ」
聖女であるマリアは、闇ギルドより死ぬことを選んだのだった。
「おい……ラナベルと言ったな」
「何であたしの名前を?」
「何もこいつらと一緒に行動することはない。闇ギルドでお前に適した仕事をしたらいいんだからな」
「あたしは嫌だ!この技術を犯罪には使いたくない」
「はっ、よく言うぜ。俺からバックを盗んだくせによ」
「それは、あんたがあたしを追放しようとし、何もかもあたしのせいにしようとしたから悪いのよ」
「何だと⁉」
「それに、こういう奴等からなら躊躇なくローグのスキルを使うけど、闇ギルドに入ったら何の罪のない人間から盗みや暗殺を請け負う事になる。そんなのは絶対ごめんだね」
「ふん!なによ、いい子ぶっちゃって」
「あたしの技術は、ダンジョン攻略で発揮できたらいいんだよ」
「わかった。そっちの3人は闇ギルドに入るんだな?」
「ああ。それで命が助かるなら何でもしようじゃないか」
「あたしも」
「俺も」
「その言葉忘れんじゃないぞ?」
闇ギルドの人間は、影だけだったのがスーと姿が現れた。しかし、黒ずくめで銀のお面をかぶっていて素顔が分かる事は無かったのだ。
そして、マリアとラナベルの前にいきなり人影が伸びた。そして、首筋にチクッと痛みが走ったかと思ったら気絶してしまった。
「「「えっ?」」」
「おい、いったい何をしたんだ?」
ガナッシュ・ハーベルト・アルーシェの3人は何が起こったのか理解できなかったのだ。
「この二人は、お前達とはもう関係のないものだ」
闇ギルドの人間の影がスーと3つに分かれたと思ったら、その二つの影が2人の前に伸びた瞬間、二人が気絶させられたからだ。
「3人とも、こいつを使え」
「これは?」
「テレポートのスクロールだ。こいつで闇ギルドに飛べ」
「ありがてぇ」
3人は牢屋から出されて、スクロールを使ったのだった。そして、脱獄に成功したのである。
そして、翌朝兵士達は3人がいない事に気づき大騒ぎになっていた。残っていた二人に事情を聴こうとしたが、すでに命が事切れていたのだった。死因を調べると、首筋に毒針が刺さっていた事が分かった。
領主のドーレンは、すぐに捜索を開始したのだが、このやり口は闇ギルドのものであり、お手上げの状態だったのはいうまでもなかった。
「ダンガよ。すまぬ……」
「どうしたんだ?領主様がギルドなんかにきて」
「申し訳ない!暁のメンバーの二人が死に三人が脱獄をした」
「ど、どういう事なんだ?あいつ等は、明後日に処刑にされるのではなかったのか?」
「ああ……昨日の夜にラナベルという女がこの町に連行されてきたのは、ギルドでも知っているな?」
「ああ、当然だ」
「昨日の晩、地下牢に何者かが侵入したらしく、門番は全員眠らされていて今朝地下牢を見たら、ラナベルとマリアの二人が死んでいたのだ」
「後の3人は?」
「脱獄したようで、姿形はどこにもなかった」
「それは……」
「ああ、ダンガも分かるか?」
「当たり前だ。どう考えても闇ギルドの仕業じゃないか」
「そうだ……まさか、あの3人が闇ギルドと繋がっていたとは思いもしなかった……」
「いや、それは無いはずだ」
「何故そう言いきれる?」
「あの暁には、クロスが最近まで在籍していた。今回のデストロールで活躍した冒険者だが、それまでギルドの足手まといと言われていたやつだ」
「そ、それは本当なのか?クロス君は一人であのデストロールと……」
「ああ……これは確かな事なんだ。だから、クロスがいたのでは闇ギルドで活動など絶対にできないのが理由だ」
「確かに、闇ギルドは少数精鋭みたいなところがあるからな……」
「だから、暁が処刑されると、闇ギルドは情報を得て人材を手に入れたんだと思う。そっちの方がつじつまが合うからな」
「な、なるほど」
「だが、厄介な事になったな……」
「厄介とは?」
「いいか?よく聞いてくれ。ガナッシュは勇者、ハーベルトは剣豪、アルーシェは賢者というSランクの人材だ。そんな人間が闇ギルドに加入したんだぞ?」
「……」
領主のドーレンとギルドマスターのダンガは、冷や汗を流しお互いの目を見る事しかできなかった。ダンガは、すぐさま職員に暁の3人を指名手配し、他の町にも連絡するしか出来なかったのだった。
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