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34話 闇ギルドに潜入
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オウカは、どのくらい気絶していたかわからないが、自分の腕の痛みで目を覚ましたのだった。
「うっ……ゥぅ……」
「「おねえちゃん!」」
オウカが目を覚ますと、マークとアリーナが駆け寄って来た。
「ここは?……うっ……腕が……」
「「お姉ちゃん大丈夫?」」
オウカは、今までソロで活動してきた冒険者である。これぐらいの怪我なら何でもないほど、オールマイティーで活動できるのである。オウカは、3属性持ちの冒険者である。時空魔法・水魔法・聖魔法を持っていたからこそ、ソロ活動が出来ていた。
「ヒール」
オウカは、自分にヒールをかける事で骨折を治した。そして、アリーナにもヒールをかけ、首筋の傷を治したのだった。
「おねえちゃん凄い!」
「アリーナ、マーク。あたし達の事で巻き込んでごめんなさい……」
「「おねえちゃんは全然悪くないよ」」
「本当にごめんね……」
マークとアリーナは、オウカの骨折が治り安心して、オウカに抱きついたのだった。
「大丈夫。あたしが必ず助けるからね」
「「うん……」」
そのころ、クロスはオウカがなかなか帰ってこない事に心配していた。
「オウカ……何をしているんだろ?そろそろ日が暮れるぞ。何かあったのか?」
クロスは、独り言を言うと目の前にいきなりステータス画面のようなものが現れたのである。そこにはオウカの事が書かれていた。
【今、オウカは闇ギルドの罠にかかり、孤児院の子供二人と闇ギルドのアジトの地下牢に閉じ込められている】
「はぁあ?なんだこれは?」
【このメッセージは叡智6レベル、情報を引き出しています】
「ってことは、これは今起こっている事なのか?」
【肯定!】
「ちっ、ギルドマスターの思惑通りになるのは癪だが、オウカが心配だ」
クロスは、すぐさま千里眼を使い、闇ギルドがどこにあるのか捜索を開始した。
【オウカが捕らえられているのは、ムーンタリアの町の北の地域、工場跡地からさらに北にある地下】
「叡智って便利いいなあ。って、感心している場合じゃない!オウカ、無事でいろよ」
クロスは、北に向けて走り出したのだった。
オウカは、子供達がこの場にいたことが歯がゆかった。自分一人ならリコールで家に帰還できるのだが、マークとアリーナを置いて帰る事などできなかったからだ。
「何とかして、この状況を打破しなくては……」
「「おねえちゃん」」
そこに、ガナッシュ達が地下牢に降りてきた。
「あんた達!」
「ほうう!腕の骨を自分で治しているじゃないか。さすがソロで活動していた事だけあるな」
「当たり前よ!こんなピンチ今までいくらでも経験しているわ!」
「そんな事はどうでもいい!お前に聞きたいことがある」
「なによ?」
「クロスはどこに行った?」
「はぁあ?そんなのしらないわよ!この時間なら家にいるんじゃないの?」
「いないから聞いてんだよ!あいつは普段この時間はどこにいる?」
「いつもあたし達は夜は一緒よ!この時間にクロスだけがいなくなったことは今までなかったわ」
「って事は、お前がいなくなって久しぶりに羽目を外しに行ったか」
「馬鹿な事言ってんじゃないわよ!クロスが他の女のとこに行くわけないじゃない!」
「あいつだって男だ。息抜きぐらいするさ。こんな口うるさい女と一緒にいたら、別の女に走っても分かるがな」
(うううう……何でクロス家にいないのよ。本当に別の女と……まさか、今日薬草採取に行くって言ってたから、ファナと食事に……)
「そんなわけないだろ?お前じゃあるまいし……」
「なっ⁉ハーベルトなんだと!」
「俺は何も言ってない!」
「じゃあ、誰だ!お前か?」
ガナッシュの横にいたアサシンは勢いよく首を横に振った。
「こっちだよ!ガナッシュ、よくも俺のオウカに手を出してくれたな?それに俺は、オウカ以外の女になびく事はしないよ。変な事を言うな!」
「ク、クロス!」
「「クロス兄ちゃん!」」
「オウカ、無事だったか?マークもアリーナもよく頑張ったな。すぐ助けてやるぞ」
「な、なんで貴様がここに?」
「オウカに何かあったらいけないからな。ギルドには任せてられなかっただけだ。それにお前達は、俺の関係者に手を出した。無事でいられると思うなよ」
「ぐっ!」
「オウカは、そこでマークとアリーナを守ってやってくれ!」
「わ、分かったわ」
オウカは、すかさず自分の入っていた牢屋に、時空魔法で結界を張ったのだ。これで、自分達には危害が受けないようにしたのだった。
「ちっ、ちくしょう!」
ガナッシュは、結界を見て舌打ちをしたのだった。その瞬間、アル-シェはクロスに【ファイヤーアロー】を打ち込んだ。
「アルーシェ、癖は直ってないな」
アルーシェは、奇襲をかけられた時発動時間の短い【ファイヤーアロー】を撃つ癖があったのだ。これはクロスだから分かっていた事だった。
いきなり戦闘になった場合、とりあえず敵の数を減らそうとして先制攻撃をするのを、暁にいる時クロスは後ろから観察する様に見ていたのだ。
「だからなに?クロスお前は一瞬で焼き焦げるのよ!」
クロスに炎の矢が当たる瞬間、クロスの前には光の壁が現れたのだ。
「な、なに⁉」
クロスは、事前に自分にバフをかけてここに潜入していたのである。その光の壁の正体は【リフレクト】だった。
「何であなたがそんな高等魔法を!」
アルーシェが放ったファイヤーアローはクロスのひかりの壁に跳ね返されて、そのままアルーシェに命中したのだった。
「きゃあああああああああ!」
アルーシェは、自分の魔法半死半生でその場に崩れ落ちた。
「「アルーシェ!」」
「皆の者、かかれ!あいつ一人では何もできないはずだ!」
ガナッシュの号令で、ハーベルトとアサシンたちが一斉に襲い掛かった。しかし、クロスはそれを全て回避し、自分の武器でドンドン片足を切断し、行動不能にしていったのだった。
号令をかけたガナッシュは、後方でクロスを見て驚愕していた。
「ぐわあああああああ!俺の足が!」
「ぎゃあああ!俺の手が!」
アサシンたちは次々、クロスの剣技に倒れていくのだった。そして、ハーベルトも片足を無くし、その場に崩れ落ちたのだった。
「ぐは!ガ、ガナッシュ!逃げろ……クロスには……」
ハーベルトもそう言い残し、その場で気絶してしまった。
「う、うるせええ!この闇の世界で逃げれるわけねえだろうが!一旦行動に移したら、何が何でも成功させなきゃいけねえんだ!」
ガナッシュは、その状況にガタガタ震え出したのだった。勝てるはずの算段が上手く行かず、クロスの実力に恐怖で手足が震えていたのだった。
「ちくしょう!どうなってやがる」
「もう、お前は終わりだよ!大人しくしたら、このまま衛兵に突き出すだけで許してやるよ」
クロスは、ガナッシュを追い詰める様にジリジリと近寄った。
「近寄るんじゃねえ!ぶっ殺すぞ!」
「やってみろよ!敵わないのは今見てわかっているはずだ」
クロスは、一歩一歩ガナッシュに近づきプレッシャーを与えた。そして、とうとうガナッシュは大声を上げてクロスに突進した。
「くらえ!インフィニティーアタック!」
これは勇者の必殺技で、魔力を刀身に伝える事で通常ダメージの10倍のダメージを与えるスキルである。
「やはり、それを使うのか……」
クロスは、ガナッシュがそれを使うと予測していた。このスキルは確かにダメージは凄いが、発動に溜めが必要だと知っていた。つまり予測していたら、体を横にズラせば簡単に回避できるのである。
「な、何だと……俺の必殺技が……」
クロスは避けたと同時に剣を振るった。そして、ガナッシュの片足が宙に舞ったのだった。
「ぎゃああああああああ!」
ガナッシュの叫び声が地下牢に響き渡り、その場に崩れ落ちたのだった。その間、オウカは子供達の目をおさえ、この惨状を見えない様にしていた。
そして、クロスは出血多量で死んでしまったアサシンは、保管庫に収納してしまった。
そして、かろうじて生きている3人とアサシンは捕縛して逃げる事の出来ない様にした。クロスは、ヒールを弱めにかけて死なないようにしたのである。
「オウカ、もういいぞ?」
オウカは、安心して子供達の目から手を放した。
「うっ……ゥぅ……」
「「おねえちゃん!」」
オウカが目を覚ますと、マークとアリーナが駆け寄って来た。
「ここは?……うっ……腕が……」
「「お姉ちゃん大丈夫?」」
オウカは、今までソロで活動してきた冒険者である。これぐらいの怪我なら何でもないほど、オールマイティーで活動できるのである。オウカは、3属性持ちの冒険者である。時空魔法・水魔法・聖魔法を持っていたからこそ、ソロ活動が出来ていた。
「ヒール」
オウカは、自分にヒールをかける事で骨折を治した。そして、アリーナにもヒールをかけ、首筋の傷を治したのだった。
「おねえちゃん凄い!」
「アリーナ、マーク。あたし達の事で巻き込んでごめんなさい……」
「「おねえちゃんは全然悪くないよ」」
「本当にごめんね……」
マークとアリーナは、オウカの骨折が治り安心して、オウカに抱きついたのだった。
「大丈夫。あたしが必ず助けるからね」
「「うん……」」
そのころ、クロスはオウカがなかなか帰ってこない事に心配していた。
「オウカ……何をしているんだろ?そろそろ日が暮れるぞ。何かあったのか?」
クロスは、独り言を言うと目の前にいきなりステータス画面のようなものが現れたのである。そこにはオウカの事が書かれていた。
【今、オウカは闇ギルドの罠にかかり、孤児院の子供二人と闇ギルドのアジトの地下牢に閉じ込められている】
「はぁあ?なんだこれは?」
【このメッセージは叡智6レベル、情報を引き出しています】
「ってことは、これは今起こっている事なのか?」
【肯定!】
「ちっ、ギルドマスターの思惑通りになるのは癪だが、オウカが心配だ」
クロスは、すぐさま千里眼を使い、闇ギルドがどこにあるのか捜索を開始した。
【オウカが捕らえられているのは、ムーンタリアの町の北の地域、工場跡地からさらに北にある地下】
「叡智って便利いいなあ。って、感心している場合じゃない!オウカ、無事でいろよ」
クロスは、北に向けて走り出したのだった。
オウカは、子供達がこの場にいたことが歯がゆかった。自分一人ならリコールで家に帰還できるのだが、マークとアリーナを置いて帰る事などできなかったからだ。
「何とかして、この状況を打破しなくては……」
「「おねえちゃん」」
そこに、ガナッシュ達が地下牢に降りてきた。
「あんた達!」
「ほうう!腕の骨を自分で治しているじゃないか。さすがソロで活動していた事だけあるな」
「当たり前よ!こんなピンチ今までいくらでも経験しているわ!」
「そんな事はどうでもいい!お前に聞きたいことがある」
「なによ?」
「クロスはどこに行った?」
「はぁあ?そんなのしらないわよ!この時間なら家にいるんじゃないの?」
「いないから聞いてんだよ!あいつは普段この時間はどこにいる?」
「いつもあたし達は夜は一緒よ!この時間にクロスだけがいなくなったことは今までなかったわ」
「って事は、お前がいなくなって久しぶりに羽目を外しに行ったか」
「馬鹿な事言ってんじゃないわよ!クロスが他の女のとこに行くわけないじゃない!」
「あいつだって男だ。息抜きぐらいするさ。こんな口うるさい女と一緒にいたら、別の女に走っても分かるがな」
(うううう……何でクロス家にいないのよ。本当に別の女と……まさか、今日薬草採取に行くって言ってたから、ファナと食事に……)
「そんなわけないだろ?お前じゃあるまいし……」
「なっ⁉ハーベルトなんだと!」
「俺は何も言ってない!」
「じゃあ、誰だ!お前か?」
ガナッシュの横にいたアサシンは勢いよく首を横に振った。
「こっちだよ!ガナッシュ、よくも俺のオウカに手を出してくれたな?それに俺は、オウカ以外の女になびく事はしないよ。変な事を言うな!」
「ク、クロス!」
「「クロス兄ちゃん!」」
「オウカ、無事だったか?マークもアリーナもよく頑張ったな。すぐ助けてやるぞ」
「な、なんで貴様がここに?」
「オウカに何かあったらいけないからな。ギルドには任せてられなかっただけだ。それにお前達は、俺の関係者に手を出した。無事でいられると思うなよ」
「ぐっ!」
「オウカは、そこでマークとアリーナを守ってやってくれ!」
「わ、分かったわ」
オウカは、すかさず自分の入っていた牢屋に、時空魔法で結界を張ったのだ。これで、自分達には危害が受けないようにしたのだった。
「ちっ、ちくしょう!」
ガナッシュは、結界を見て舌打ちをしたのだった。その瞬間、アル-シェはクロスに【ファイヤーアロー】を打ち込んだ。
「アルーシェ、癖は直ってないな」
アルーシェは、奇襲をかけられた時発動時間の短い【ファイヤーアロー】を撃つ癖があったのだ。これはクロスだから分かっていた事だった。
いきなり戦闘になった場合、とりあえず敵の数を減らそうとして先制攻撃をするのを、暁にいる時クロスは後ろから観察する様に見ていたのだ。
「だからなに?クロスお前は一瞬で焼き焦げるのよ!」
クロスに炎の矢が当たる瞬間、クロスの前には光の壁が現れたのだ。
「な、なに⁉」
クロスは、事前に自分にバフをかけてここに潜入していたのである。その光の壁の正体は【リフレクト】だった。
「何であなたがそんな高等魔法を!」
アルーシェが放ったファイヤーアローはクロスのひかりの壁に跳ね返されて、そのままアルーシェに命中したのだった。
「きゃあああああああああ!」
アルーシェは、自分の魔法半死半生でその場に崩れ落ちた。
「「アルーシェ!」」
「皆の者、かかれ!あいつ一人では何もできないはずだ!」
ガナッシュの号令で、ハーベルトとアサシンたちが一斉に襲い掛かった。しかし、クロスはそれを全て回避し、自分の武器でドンドン片足を切断し、行動不能にしていったのだった。
号令をかけたガナッシュは、後方でクロスを見て驚愕していた。
「ぐわあああああああ!俺の足が!」
「ぎゃあああ!俺の手が!」
アサシンたちは次々、クロスの剣技に倒れていくのだった。そして、ハーベルトも片足を無くし、その場に崩れ落ちたのだった。
「ぐは!ガ、ガナッシュ!逃げろ……クロスには……」
ハーベルトもそう言い残し、その場で気絶してしまった。
「う、うるせええ!この闇の世界で逃げれるわけねえだろうが!一旦行動に移したら、何が何でも成功させなきゃいけねえんだ!」
ガナッシュは、その状況にガタガタ震え出したのだった。勝てるはずの算段が上手く行かず、クロスの実力に恐怖で手足が震えていたのだった。
「ちくしょう!どうなってやがる」
「もう、お前は終わりだよ!大人しくしたら、このまま衛兵に突き出すだけで許してやるよ」
クロスは、ガナッシュを追い詰める様にジリジリと近寄った。
「近寄るんじゃねえ!ぶっ殺すぞ!」
「やってみろよ!敵わないのは今見てわかっているはずだ」
クロスは、一歩一歩ガナッシュに近づきプレッシャーを与えた。そして、とうとうガナッシュは大声を上げてクロスに突進した。
「くらえ!インフィニティーアタック!」
これは勇者の必殺技で、魔力を刀身に伝える事で通常ダメージの10倍のダメージを与えるスキルである。
「やはり、それを使うのか……」
クロスは、ガナッシュがそれを使うと予測していた。このスキルは確かにダメージは凄いが、発動に溜めが必要だと知っていた。つまり予測していたら、体を横にズラせば簡単に回避できるのである。
「な、何だと……俺の必殺技が……」
クロスは避けたと同時に剣を振るった。そして、ガナッシュの片足が宙に舞ったのだった。
「ぎゃああああああああ!」
ガナッシュの叫び声が地下牢に響き渡り、その場に崩れ落ちたのだった。その間、オウカは子供達の目をおさえ、この惨状を見えない様にしていた。
そして、クロスは出血多量で死んでしまったアサシンは、保管庫に収納してしまった。
そして、かろうじて生きている3人とアサシンは捕縛して逃げる事の出来ない様にした。クロスは、ヒールを弱めにかけて死なないようにしたのである。
「オウカ、もういいぞ?」
オウカは、安心して子供達の目から手を放した。
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