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11話 大改造
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次の日は土曜日だった為、丁度良かったと博也は思った。その日は、朝から明美の家に行き、明美を迎えに行ったのだった。
博也は、明美の家にドキドキしながら迎えに行った。
「よう……朝早くに悪いな。準備できたか?」
「うん……大丈夫だよ」
博也と明美は、休みの日に会う事でドキドキしていた。しかし、明美の恰好はやはり私服でも地味な感じだった。
「あの、村田君?今日はいったい何をするつもりなの?」
「まあ、俺の家についてきてくれないか?」
「ええ!家に?」
「いや……誤解するなよ。姉ちゃんを紹介しようと思っているだけだから」
「え?お姉さん?」
「俺も、女の子のファッションはよくわからないけど、やっぱり女の子の事は、姉ちゃんにアドバイスを聞いた方がいいと思ってだな……」
「な、なるほど……」
「それと、アオを一緒に連れてきてほしいんだけどいいか?」
「えっ⁉何でアオを?」
「姉ちゃんが、協力する条件にアオと遊ばせてほしいって言ってだな……」
「そんな事でいいなら、ちょっと待ってね。アオも連れてくるから」
「悪いな……」
「うんん。協力してもらうんだから全然OKだよ」
明美は、アオを連れて博也の家に向かったのだった。家に着くと、博也の姉がとんできたのだった。
「きゃああああ!可愛い」
博也の姉は、アオを抱きしめたのだった。
「ちょっと、姉ちゃんいきなり何やってんだよ」
「あっ……」
「あっじゃねえよ。こちらクラスメイトの立花さんだよ」
「立花、これが姉の美尋」
「は、初めまして……立花明美といいます。今日はよろしくお願いします」
明美は、びくびくしながら挨拶をした。美尋は明美をじっと見つめ、ニコリと笑い挨拶をした。
「あたしは、こいつの姉の美尋だよ。よろしくね」
「よろしくお願いします」
「にしても、博也。あんたもなかなかやるわね」
「な、なにがだよ」
「明美ちゃん、地味だけどむっちゃ美人じゃん。磨いたら光ると思うよ」
美尋のセリフに、博也は顔を真っ赤にした。明美も美人と言われて俯いてしまって顔を真っ赤していた。
「まあ、とりあえず上がって。あたしの服で余っているのをあげるから。それでどういう風に、コーディネイトしたらいいか教えるから!」
美尋は、明美の手を引っ張って部屋に入っていった。
「博也はそこでアオちゃんの面倒をみていてね。覗いたら殺すかんね!」
「の、覗くかあ!」
しばらくして、明美が部屋から出てきて、美尋に服を貸してもらって、部屋から出てきたのだった。
「村田君……どうかな?」
明美に似合った服で、博也は思わず見とれてしまった。
「ちょっと博也!何黙っているのよ」
美尋は、博也の頭を小突いたのだった。
「痛ぁ~~~!姉ちゃんやめろよなぁ」
「あんたねぇ。女の子が感想を聞いているのに何黙ってんのよ。ホント女心が分からないんだから……」
「あっ」
「あっじゃないよホント情けないわね。明美ちゃんこんな弟でホントごめんね」
「あっ、いえ……」
「た、立花、黙ってたんじゃなくて見惚れてただけだから、よく似合っているよ。姉ちゃんより断然いい!」
ぼかっ!
「痛っ!そんなボカボカ殴んな!」
「あんたねぇ。明美ちゃんを褒めろと言ったけど、あたしをディスるとはいい度胸してんじゃない!」
「そんな、お姉さま俺は別にそんなつもりで……」
漫才のようなやり取りに、明美はクスクス笑ったのだった。
「明美ちゃん、来週の本番までいろいろ覚えることあるから、しっかり覚えるのよ」
「は、はい……」
「姉ちゃん、まだ覚える事って?」
「女の子は色々やることがあるのよ!それにしてもその久保田って娘をギャフンとさせてやるんだからね」
「ギャフンって……なんだよ!」
「五月蠅い!あんたは兄貴に連絡を取って!土曜日に予約を入れておいてよ」
「ああ、わかっているよ。もう連絡をして兄貴もノリノリになっているよ」
「村田君?お兄さんってどういうこと?」
「立花はファッションだけじゃなく、ヘアースタイルも変えるんだよ」
「えっ⁉」
「兄貴は美容師をやっているから、土曜日に予約を入れてもらっているんだ。そして、日曜日の花校祭のミスコンテストの本番だ」
「何で、土曜日に?」
「ギリギリまで、立花の今のイメージで当日変わった立花をみんなに見せて驚かす作戦だ」
「それまで、姉ちゃんに色んなことを教えてもらえ」
「あたしは、アオちゃんと戯れることが出来て嬉しいしね」
明美は、美尋に一週間化粧の仕方や笑顔の練習をさせられ、土曜日には博也の兄博則にヘアカットをしてもらい、紙の色も黒から若干明るくしてもらい、長くてぼさぼさだった髪をバッサリ短くしてもらったのだ。
そして、日曜日の花校祭を迎えたのだった。
博也は、明美の家にドキドキしながら迎えに行った。
「よう……朝早くに悪いな。準備できたか?」
「うん……大丈夫だよ」
博也と明美は、休みの日に会う事でドキドキしていた。しかし、明美の恰好はやはり私服でも地味な感じだった。
「あの、村田君?今日はいったい何をするつもりなの?」
「まあ、俺の家についてきてくれないか?」
「ええ!家に?」
「いや……誤解するなよ。姉ちゃんを紹介しようと思っているだけだから」
「え?お姉さん?」
「俺も、女の子のファッションはよくわからないけど、やっぱり女の子の事は、姉ちゃんにアドバイスを聞いた方がいいと思ってだな……」
「な、なるほど……」
「それと、アオを一緒に連れてきてほしいんだけどいいか?」
「えっ⁉何でアオを?」
「姉ちゃんが、協力する条件にアオと遊ばせてほしいって言ってだな……」
「そんな事でいいなら、ちょっと待ってね。アオも連れてくるから」
「悪いな……」
「うんん。協力してもらうんだから全然OKだよ」
明美は、アオを連れて博也の家に向かったのだった。家に着くと、博也の姉がとんできたのだった。
「きゃああああ!可愛い」
博也の姉は、アオを抱きしめたのだった。
「ちょっと、姉ちゃんいきなり何やってんだよ」
「あっ……」
「あっじゃねえよ。こちらクラスメイトの立花さんだよ」
「立花、これが姉の美尋」
「は、初めまして……立花明美といいます。今日はよろしくお願いします」
明美は、びくびくしながら挨拶をした。美尋は明美をじっと見つめ、ニコリと笑い挨拶をした。
「あたしは、こいつの姉の美尋だよ。よろしくね」
「よろしくお願いします」
「にしても、博也。あんたもなかなかやるわね」
「な、なにがだよ」
「明美ちゃん、地味だけどむっちゃ美人じゃん。磨いたら光ると思うよ」
美尋のセリフに、博也は顔を真っ赤にした。明美も美人と言われて俯いてしまって顔を真っ赤していた。
「まあ、とりあえず上がって。あたしの服で余っているのをあげるから。それでどういう風に、コーディネイトしたらいいか教えるから!」
美尋は、明美の手を引っ張って部屋に入っていった。
「博也はそこでアオちゃんの面倒をみていてね。覗いたら殺すかんね!」
「の、覗くかあ!」
しばらくして、明美が部屋から出てきて、美尋に服を貸してもらって、部屋から出てきたのだった。
「村田君……どうかな?」
明美に似合った服で、博也は思わず見とれてしまった。
「ちょっと博也!何黙っているのよ」
美尋は、博也の頭を小突いたのだった。
「痛ぁ~~~!姉ちゃんやめろよなぁ」
「あんたねぇ。女の子が感想を聞いているのに何黙ってんのよ。ホント女心が分からないんだから……」
「あっ」
「あっじゃないよホント情けないわね。明美ちゃんこんな弟でホントごめんね」
「あっ、いえ……」
「た、立花、黙ってたんじゃなくて見惚れてただけだから、よく似合っているよ。姉ちゃんより断然いい!」
ぼかっ!
「痛っ!そんなボカボカ殴んな!」
「あんたねぇ。明美ちゃんを褒めろと言ったけど、あたしをディスるとはいい度胸してんじゃない!」
「そんな、お姉さま俺は別にそんなつもりで……」
漫才のようなやり取りに、明美はクスクス笑ったのだった。
「明美ちゃん、来週の本番までいろいろ覚えることあるから、しっかり覚えるのよ」
「は、はい……」
「姉ちゃん、まだ覚える事って?」
「女の子は色々やることがあるのよ!それにしてもその久保田って娘をギャフンとさせてやるんだからね」
「ギャフンって……なんだよ!」
「五月蠅い!あんたは兄貴に連絡を取って!土曜日に予約を入れておいてよ」
「ああ、わかっているよ。もう連絡をして兄貴もノリノリになっているよ」
「村田君?お兄さんってどういうこと?」
「立花はファッションだけじゃなく、ヘアースタイルも変えるんだよ」
「えっ⁉」
「兄貴は美容師をやっているから、土曜日に予約を入れてもらっているんだ。そして、日曜日の花校祭のミスコンテストの本番だ」
「何で、土曜日に?」
「ギリギリまで、立花の今のイメージで当日変わった立花をみんなに見せて驚かす作戦だ」
「それまで、姉ちゃんに色んなことを教えてもらえ」
「あたしは、アオちゃんと戯れることが出来て嬉しいしね」
明美は、美尋に一週間化粧の仕方や笑顔の練習をさせられ、土曜日には博也の兄博則にヘアカットをしてもらい、紙の色も黒から若干明るくしてもらい、長くてぼさぼさだった髪をバッサリ短くしてもらったのだ。
そして、日曜日の花校祭を迎えたのだった。
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