結局焼肉はヒトのカネで食うのが一番うまい

ストーリーヲタク

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第一章 木嶋真奈の日記より抜粋①

第十二話 おすすめのダイエット法は肉ダイエットです

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「じゃあ、時系列順に整理しようか」
「うす」
「まず日文の佐川教授との騒動があったのはいつ?」
「先週の水曜っすね」
「で、それ以来、毎朝手伝いに行っていると」
「うす」
「それ知ってる人は?」
「ダチっすね。高校の時のツレはみんな知ってるっす。あっ、でもあいつらは言いふらしたりしねえっすよ! 口堅いんで」
「まあそれはあとで話聞くからいいよ。脅迫状はいつ?」
「今週の月曜です」
「時間は?」
「朝っすね。七時くらいです」
「そこで、謎の女に会った、と。本当に見覚えはないのね?」
「後ろ姿だけだったしなぁ……。あっ、でも」
「でも?」
「なんか最近見た気がしなくもない……かな?」
「どっちだよ」
「すみませんわかんないですごめんなさい」
「はぁ……。で、次はイタズラ、か。最初に何か変なことが起こったのはいつ?」
「えっと、月曜の放課後っす。ダチの一人から俺の元カノの名前が流出してるって言われて……。あっ、元カノ、この大学の先輩で」
「えっ、まじで? 何年?」
「二年っす!」
「おー、私一緒じゃん。私の知り合いかもね。ま、興味ないけど」
「えー! なんでっすか!」
「放課後って言うといつくらい?」
「……。六時くらいっすかね」
「んで、次は?」
「その次の日の火曜っす」
「何されたの?」
「スマホ盗られたっす」
「あーそれか。まあ、女の子とのラインバラされたのはこん時だろうなぁ。君、iPhone?」
「そっす。なんでっすか?」
「iPhone同士だとAirDropできるじゃん。あれ、履歴残らないんだよ」
「えっ! そうなんすか?!」
「うん。ちょっと携帯貸して」
「どうぞ」
「……やっぱり。一度削除されてるけど、『削除された項目』のところに残ってる」
「……? どういうことっすか?」
「最近のスマホは、写真とか動画は一度消しても、『削除された項目』ってところに残るの。念のため復元できるようにね」
「へー、そうなんすか、すごいっすね!」
「はい、スマホ返すね。で、一応もっかい聞くけど、盗まれた時間帯は?」
「昼休みなんで、十二時前後っすかね。スマホが無くなりました。見つけたのはうち帰った時なんで、まあ十二時とかですね」
「スマホ無くしてたのに、ほっぽって十二時まで遊んでたのか……」
「スマホなんてなくても遊べるじゃないすか」
「……。で、水曜日は?」
「俺のカバンが荒らされてたっす。気づいたのは五限終わりっすね。ダチに遊ぶ連絡しようと思ったんで」
「なくなったものは?」
「なかった……かな、多分」
「ふーん……。それで結局怖くなってうちに来たってわけか」
「そういうことっす」
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