結局焼肉はヒトのカネで食うのが一番うまい

ストーリーヲタク

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第二章 蒔田悠斗のポエムから抜粋①

第二十一話 眩しい君はいつだって笑ってる

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「早よ起きろ! このバカ!」
「……うぅ。すんません、まだ頭痛くて……」
「私だって痛いんだよ……!」
「うぅ……」
「頭以外怪我はない?」
「腹殴られたのでそこだけまだちょっと痛むっす……。でもそこ以外は、多分」
「まあとりあえずおっけ」
「あの……ここは……?」
「ああ、合宿所。サークル棟の隣にぼっろい建物あったでしょ。あれ」
 
 通りで畳が見えるわけだ。さっきの背中に当たるひんやりとした感触は木造だからということか。
 
「なんで……っすかね……?」
「うん……、まあ……。なんでだろね」
 
 そう言いながら真奈は立ち上がり、ぐっと背伸びをした。意外にも高い背。そして、そこからスラリと伸びる長い脚が……エロい。
 
「ねぇ、まじまじとどこ見てんの?」
「あっす、すんません……」
「はぁ。さて、とりあえずやることもないし、行こうか」
「……へ?」
「は?」
「えっ、どこ……?」
「峯岸誠也の家に決まってるでしょ」
「いやなんでっすか! 今襲われたばっかなんすよ!」
「だからだよ。このタイミングでの襲撃は明らかに私たちの行動を読んだ上でのものよ。他の目的があったのかも知れないけど……。でも、それにしてもタイムリーすぎる。多分私たちが彼の家に行く事を阻止、もしくは足止めするのが目的の可能性が高い」
「……!」
「確かにあんなレベルのアサシンが二人も敵にいるとは思わなかった。でもね」
 
 そう言って真奈は玄関の方に目をやる。俺と真奈、二人分の靴がきれいに揃えられていた。
 
「私の靴にはナイフが仕込んであるの。しかも毒付き。そう簡単には動けないはずよ」
「ど、毒……」
「あっ、心配しないで! 死にはしない。ちょーっと動けなくなるだけ!」
 
 そう言いながら笑顔の真奈が非常に怖い……。
 
「さて、ということで、襲ってくる心配も少ないし、襲われても一人なら可能性は十分にある。行きましょう、彼の家へ」
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