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round❾
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不安を抱きつつ、いつものようにシンプルな服に着替え、ラーツ様のもとへ向かった。
「ラーツ様。失礼致しますわ…」
部屋の扉を開けるとそこにはシンプルな服に身を包んでいるが全く王子様オーラが消えていないラーツ様がいた。
「……何を着てもかっこいいのは反則じゃありませんこと?」
先程の不安はどこへいったのやら、顔を赤くしてつぶやいた。
「ディオネ?どうしたんだい?顔が赤いよ。」
甘く微笑んだと思いきや、すぐに眉を寄せ怪訝な顔をした。
「ディオネ、その服は、市民街に行く時、いつも着ているのかい?」
「えぇ、このような服でいつも出かけておりますが。」
ラーツ様にジッと見つめられ、不安と寒気が襲いかかってきた。
(私何か変なの!?ど、どうしよう…)
「……足出過ぎじゃないか?他の男に君の綺麗な脚をいつも見せて歩いてるのかい?これはちょっと話し合いが必要だと思うのだが、ねぇ?ディオネ」
黒い笑みを浮かべてこちらに近づいて来るラーツ様から無意識に距離を取ろうと後ずさりしてしまった。
「あれ?なんで逃げるの?悪いことしてるって自覚があるってことかな。それは良くないなぁ。」
ブンブンと首を横に振り否定していたが、その間に距離を詰められ、気づいたらラーツ様の腕の中にいた。
「捕まえた。そんなに必死にならなくてもいいのに。私は君に酷いことをするつもりは無いから、選ばせてあげるよ。1つは今すぐその服を脱いで、私が選んだ服に着替え直して、街を歩く時は私の傍から離れないこと。もう1つはその服のまま、外に出ずに私と部屋で共に過ごすこと。どちらがお好みかな?」
笑っているのに目が笑っていない…これは本気でやると悟った私は、ラーツ様の選んだ服に着替え直す他に選択肢はなかった。
「…着替えます。あと恥ずかしいので離してください!」
「うーん。どうしようかな。もうちょっとこのままじゃだめ?」
首を傾げて見つめられ、赤くなって何も言えなくなった私を見かねたベラが助け舟を出してくれた。
「殿下、お取り込み中申し訳ありませんが、外に出かける時間もなくなってしまいますので…。」
「そ、そうですわね!ラーツ様、お離し下さいませ!」
「まったく…ベラには勝てないね。しょうがない行っておいで。服はもう選んであるから。」
とニコニコして言うラーツ様を見て最初からこうするつもりであったことに気付かされた。
(わざとあの黒い笑顔で私を脅したのですね!?まさか抱きしめたくて??いや、それは私の考えすぎね…)
そして、私が着替え直している間に恐ろしい会話がなされているとは考えもしなかった。
「シュテル、今まで街でディオネの姿を見た男で近づいて来たものはいないか調べろ。」
「はい?それを調べてどうするのですか?」
「ん?それはもちろんお話をして記憶から消して貰うだけだが?」
「あ、はい。そうですよね。でも、僕他にも仕事があって暇じゃ…」
「シュテル?」
「はい。やります。やらせて頂きます。その代わりちゃんと仕事はこなしてくださいよ!!」
涙ぐみながら訴える側近に対し、
「ディオネ次第かな。」
と笑顔で返答。
「ベラ~。ありがとぉ!!でも、こんな感じで街行けるのかしら??不安しかないのだけど!」
困った顔をして、見つめる顔はとても可愛らしく庇護欲を刺激するのも仕方ないとベラは思いつつ、無自覚なディオネに対して、ため息をはいた。
「分かりましたから前向いてください。ラーツ様とデートだと思って楽しめばいいじゃないですか。」
「あ!確かにこれってデートになるのか…なんか恥ずかしくなってきた。でも、久しぶりに子供たちに会えるの楽しみ!元気にしてるかな?」
孤児院での思い出に浸っていた私は、ラーツ様の異常なまでの執着心をわかっていなかった…
長らく更新止まっておりました…申し訳ありません💦
心身共に病んでおりました…回復致しましたので、ゆっくり進めていきます。気長にお待ちください…。
お気に入り登録ありがとうございます。励みになります
「ラーツ様。失礼致しますわ…」
部屋の扉を開けるとそこにはシンプルな服に身を包んでいるが全く王子様オーラが消えていないラーツ様がいた。
「……何を着てもかっこいいのは反則じゃありませんこと?」
先程の不安はどこへいったのやら、顔を赤くしてつぶやいた。
「ディオネ?どうしたんだい?顔が赤いよ。」
甘く微笑んだと思いきや、すぐに眉を寄せ怪訝な顔をした。
「ディオネ、その服は、市民街に行く時、いつも着ているのかい?」
「えぇ、このような服でいつも出かけておりますが。」
ラーツ様にジッと見つめられ、不安と寒気が襲いかかってきた。
(私何か変なの!?ど、どうしよう…)
「……足出過ぎじゃないか?他の男に君の綺麗な脚をいつも見せて歩いてるのかい?これはちょっと話し合いが必要だと思うのだが、ねぇ?ディオネ」
黒い笑みを浮かべてこちらに近づいて来るラーツ様から無意識に距離を取ろうと後ずさりしてしまった。
「あれ?なんで逃げるの?悪いことしてるって自覚があるってことかな。それは良くないなぁ。」
ブンブンと首を横に振り否定していたが、その間に距離を詰められ、気づいたらラーツ様の腕の中にいた。
「捕まえた。そんなに必死にならなくてもいいのに。私は君に酷いことをするつもりは無いから、選ばせてあげるよ。1つは今すぐその服を脱いで、私が選んだ服に着替え直して、街を歩く時は私の傍から離れないこと。もう1つはその服のまま、外に出ずに私と部屋で共に過ごすこと。どちらがお好みかな?」
笑っているのに目が笑っていない…これは本気でやると悟った私は、ラーツ様の選んだ服に着替え直す他に選択肢はなかった。
「…着替えます。あと恥ずかしいので離してください!」
「うーん。どうしようかな。もうちょっとこのままじゃだめ?」
首を傾げて見つめられ、赤くなって何も言えなくなった私を見かねたベラが助け舟を出してくれた。
「殿下、お取り込み中申し訳ありませんが、外に出かける時間もなくなってしまいますので…。」
「そ、そうですわね!ラーツ様、お離し下さいませ!」
「まったく…ベラには勝てないね。しょうがない行っておいで。服はもう選んであるから。」
とニコニコして言うラーツ様を見て最初からこうするつもりであったことに気付かされた。
(わざとあの黒い笑顔で私を脅したのですね!?まさか抱きしめたくて??いや、それは私の考えすぎね…)
そして、私が着替え直している間に恐ろしい会話がなされているとは考えもしなかった。
「シュテル、今まで街でディオネの姿を見た男で近づいて来たものはいないか調べろ。」
「はい?それを調べてどうするのですか?」
「ん?それはもちろんお話をして記憶から消して貰うだけだが?」
「あ、はい。そうですよね。でも、僕他にも仕事があって暇じゃ…」
「シュテル?」
「はい。やります。やらせて頂きます。その代わりちゃんと仕事はこなしてくださいよ!!」
涙ぐみながら訴える側近に対し、
「ディオネ次第かな。」
と笑顔で返答。
「ベラ~。ありがとぉ!!でも、こんな感じで街行けるのかしら??不安しかないのだけど!」
困った顔をして、見つめる顔はとても可愛らしく庇護欲を刺激するのも仕方ないとベラは思いつつ、無自覚なディオネに対して、ため息をはいた。
「分かりましたから前向いてください。ラーツ様とデートだと思って楽しめばいいじゃないですか。」
「あ!確かにこれってデートになるのか…なんか恥ずかしくなってきた。でも、久しぶりに子供たちに会えるの楽しみ!元気にしてるかな?」
孤児院での思い出に浸っていた私は、ラーツ様の異常なまでの執着心をわかっていなかった…
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