溺愛されすぎて監禁されそうな令嬢とその婚約者の攻防戦

ソフィア

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round❽ (ディオネ視点)

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「う~ん、これはお仕置しなきゃかなー、逃げようとするなんて、まだ私の愛が伝わってないのかな?」
そう言われてこのままでは、私の自由は無くなると頭のどこかで警報がなっていた。
「い、いえ、そんなはずはありませんわ。ラーツ様に愛されていると日々感じています。逃げようとも思っておりません。」
ジリジリと迫ってくるラーツ様から逃れようと後ずさりをするが、あっという間に壁際に追い詰められた。
「ふふ。逃げないと言いつつ、今逃げてるじゃないか。」
「に、逃げてなど…ちょっと距離が近くて恥ずかしいだけですわ!!」
「そうなんだね。じゃあこのまま部屋で慣れるまで一緒に居ようか。いいよね?君は逃げたりしないんだから。」
「ははは。で、では!これから慣れるためにも一緒に外に出ませんか!そう。それがいいですよ!」
そう、苦し紛れに放った言葉が後に自分の首を絞めることになるとは思ってもいなかった。
ラーツ様は、いい笑顔を浮かべながら私の手を引き、抱きしめ、私の顔をのぞきこんだ。
「それはいい案だ。これからディオネが外へ出る時は私も共に行くということだね。ふふ。これなら君を他の人から守れるね。ディオネからこんないい提案をしてくれるなんて、私は嬉しいよ。」
やられた。ラーツ様の罠に引っかかってしまった。私から言った以上取り消すことは不可能に近い。いや、無理だ。外でも中でもラーツ様の目がある。世界一高級で頑丈な鳥籠に閉じ込められた気がした。
だが、決してラーツ様が嫌いな訳では無いのだ。
「私も嬉しいです。ですが、ラーツ様も忙しいと思いますので、慣れたら私一人でも大丈夫ですよ?ね?」
暗に自由が欲しいと言ってみるが、
「心配してくれてありがとう。ディオネは優しいな。だが、心配せずとも、執務は前もって終わらせてあるから大丈夫だよ。」
「そうなのですね…。さすがラーツ様。」
有無を言わせない表情と言葉で、今はどうしようもないということがわかった。
「せっかくだから、外に出かけようか。ディオネがよく行っている場所に行こう。君に近づく男がいないか心配だからね。」
最後の方は聞こえなかったが、黒い笑みを浮かべており、私は悪寒がした。
「そうだ。ディオネがよく訪れている孤児院を訪問しようか。私もどんなところか気になってはいたが、大々的に私が行くと贔屓していると取られかねないからいけなかったんだ。」
「今回は大々的ではないのですか?」
「ディオネはいつもどうしてるんだい?」
少しはぐらかされた気はしたが、素直に答えた。
「私は街に馴染めるような服を選んで貴族としてではなく1人の市民として皆さんと会っています。」
「では、今日もそうしようか。私もディオネと親しい皆と仲良くしておきたいからね」
何故かラーツ様の笑顔に不安しか浮かばなかった…。








あっという間に1年という月日が経っておりました💦
申し訳ありません🙇もう少し早めに上げられるよう頑張ります
いつも見て下さりありがとうございます😊


    
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